阿川大樹のレビュー一覧
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話題になっているだけアッて、ものすごくいい出来。
終電というと、みんな仕事上がりに飲みに行って、電車を逃したと思うかもしれないが、これはかなりひねりが効いていて、終電でラブホの深夜帯の掃除に出勤する元商社マンから、ホームレスとストリートミュージシャン、終電で寝過ごして山梨まで行ってしまい、彼氏に車で...続きを読むPosted by ブクログ -
〈内容〉大日本鉄鋼から独立し「オルタナティブ・ゼロ」として新たなスタートを切った旭山隆児、風間麻美、楠原弘毅の三人。麻美はオートバイのガレージ村、楠原はギター工房と、それぞれ得意分野で夢を現実にするため、プロジェクトに取り組んでいた。充実した毎日。仕事がこんなに楽しいなんて思わなかった。だが大日本鉄...続きを読むPosted by ブクログ
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初・阿川大樹。
台風により終電が早まる日の5つの物語で、第一話、四話、五話が好き。
台風の日と一口に言っても、そこにはさまざまな暮らしがあって事情がある。
各章の間には関係性がなくても、台風の日というだけで連帯感みたいな連作短編集を読んでるような楽しさがあったが、まさかの第五話で再びの人物登場で嬉し...続きを読むPosted by ブクログ -
第4話と第5話が印象に残りました。
駅員さんのお話と、お医者さんのお話。
その場所にいる人に見えている情景。
その人から見た現実。
私たちは、自分に見えている現実しか知らなくて、その向こう側にはまた別の人にとっての現実の時間が流れているのだということが胸に残りました。
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台風で終電で早くなるって現実にもあることで。
想像しやすいのは、混雑する駅とか帰宅難民とか?
そんな時でも、人によっては人生の大事なワンシーンだったりする。
台風って予定を台無しにしかしなさそうなイメージだけど、台風があったからこその結果もあって。
せつないものから、ほっこりするものまで。
ここ...続きを読むPosted by ブクログ -
終電の神様も気がつけば4シリーズ目。
終電を逃した夜が漫才コンビ結成のきっかけとなっと二人。
教会に赤ん坊を置き去りにした母親と、それを見つけ、母親が帰るのを待つ年配の女性。
過労で、衝動的に反対側の終電にのるエンジニア。
通勤で、都心に向かう電車でなく、反対側の人の少ない海に向かう電車に乗りたか...続きを読むPosted by ブクログ -
私はアイドルをやっている女性と医者の男性との話が印象に残りました。なぜアイドルをやるのか。その理由にめちゃめちゃ共感出来ました。私には自分の考えや感じ方があって、かっこよく生きる女性に見えました。Posted by ブクログ