阿川大樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浄化作戦により赤線が無くなり、アートの街になった。そんな断片的な情報は持っていた。
過去一度だけ見たことのある外人女性がたち並ぶ光景に恐ろしさすらもあった。
ここで暮らす人達が何を思い、何を考えて生きてきたのか。それを知りたくて読み始めた。
フィクションにノンフィクションを掛け合わせた小説のスタイルで紡がれるのは、何を考えて生きてきたのかに加えて、これからをどう生きていくのか、そこで暮らしてきて人達がどう前を向いていくのかに焦点をあてて進んでいく。
街の変遷を知るということはそこで暮らす人々の心の動きを知ることでもある。悔しさも恥じらいもあった。でも誇りもあった。そんな街と人の物語 -
Posted by ブクログ
裏表紙の内容紹介にあるような「『運転停止』が彼らの人生にとって思いがけないターニングポイントになり…」という展開を過度に期待すると、肩透かしを食うかもしれません。
むしろ「電車」という切り口にあまりとらわれ過ぎずに、ヒューマン・ドラマとして描かれた短編集と割り切って読むと、温かな読後感を感じられるのではないかと思います。
第5話の「高架下のタツ子」と第6話の「赤い絵の具」はわかりづらい展開でしたが、その他のエピソードはどれも面白く読めました。
自分が乗っていた電車が、先行する車両が人身事故を起こした影響で途中停車する、という経験は多くの人にとって身近な体験だろうと思います。どうしても自分