【感想・ネタバレ】終電の神様 始発のアフターファイブのレビュー

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Posted by ブクログ 2018年12月21日

話題になっているだけアッて、ものすごくいい出来。
終電というと、みんな仕事上がりに飲みに行って、電車を逃したと思うかもしれないが、これはかなりひねりが効いていて、終電でラブホの深夜帯の掃除に出勤する元商社マンから、ホームレスとストリートミュージシャン、終電で寝過ごして山梨まで行ってしまい、彼氏に車で...続きを読む迎えに来てもらう女性とか、みんな歌舞伎町に絡んだ、手の混んだお話。

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

シリーズ第二作。多くの人の感想にあるように、第一作より面白かった。電車の描写はありません。スタンド・バイ・ミー、終電の女王、夜の家族が良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月03日

読書記録です。まだの人は読まないでね。


ちょこっと登場したこの人のこと?と連作的な楽しみを見つけられる楽しみがあります。
「始発のアフターファイブ」商社で海外勤務でバリバリ働いていた人間が、馴染みがなかった夜中の(ホテルの清掃)仕事をすることに。馬車馬のように私生活を犠牲にして会社のために働いて...続きを読むきたのに、行き着く先は…なのに妙に達観している主人公。人が良すぎやしませんか…私が代わりに怒ってしまうぐらいに。「スタンド・バイ・ミー」トイレ脇で弱い者にしか強く出ることしかできない学生から暴力を受けていた元ミュージシャン。ギターを担いでひとり歌うために上京した女の子。これも良い人×良い人の小さな成功物語。うまくいきすぎだよな~と思いつつ、こういうことがあるかもしれないと思いたい。「初心者歓迎、経験一切不問」女装を仕事で選んだ男たちの話。震災で辛いことが重なる故郷から逃げてきても、同郷の友人と出逢えば積もる話がある。始発までワイン1杯100円のイタリアンで乾杯。「終電の女王」終電で寝過ごしたモトカノを迎えにいくモトカレ。4年たってもお互いの行動様式がそのままだったからバッテリー切れでも出会えた二人。「夜の家族」授業料のためにデリヘルをする女子大生。どこかで聞いた話だよね。公然の秘密を口に出しちゃって叩かれてしまった元アローン会会員には少し同情する。一番悪いのは、授業料を払うどころか借金残してばっくれた(この話では父)親でしょうに。ホテルの一室で客とデリヘルとして出会う父娘。自分のせいでこの仕事をしている女の子が他人の空似であることを確かめるためだったと思いたいけど。

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Posted by ブクログ 2020年10月23日

前作と比べると、普通のオムニバス形式に近い内容でしたが…第2話の「スタンド・バイ・ミー」が特に良かった。
そして最終話「夜の家族」のラストシーンがとてもうまく本作をまとめたなぁと…
第三作目もリリースされたらしいので見つけたら間違いなく買う予定です。

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Posted by ブクログ 2020年04月01日

続編で、短編集が5つ。
前回の7つから話数が減っているからか、1話のボリュームが増えているような気がする。
その分ストーリーもふくらんでいるような感じで、こちらの方が読み応えがあった。
1話目と5話目に少し繋がりがありますが、自分がいいと思ったのは2話〜4話です…
その『繋がり』の方はなんか、あって...続きを読むもなくてもいいような感じなので、そこを繋げるのならばもう少しなにか…!って感じがしてしまう。
ですが、前回のよりも今作の方が私は好きです。

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Posted by ブクログ 2019年05月16日

前作は終電での出来事。
続編は終電の後、始発までを過ごす人たちの短編集。
終電を逃した人、終電で出勤する人、始発が帰る時間の人、夜を生きる人たちのストーリー。

個人的には「終電の女王」が好きでしたが、前作のがよかったかな。

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Posted by ブクログ 2018年10月28日

終電の神様続編。終電後の人間模様。ラブホの清掃員として働く男。終電に乗り遅れた別れた女性を迎えに行く男。

終電後の街と言うとカラオケとかで朝イチの電車を待つ感じで、そこにいる人には想像が行きませんでした。イマジネーションの欠如と言われたらそうかもしれませんが、それぞれ理由があって働くひとや始発待ち...続きを読むをするひとがいる。岩手から歌を歌いたくて上京した女性の話の「スタンド・バイ・ミー」の話は東京のひとの多さに圧倒されて、なかなか歌い出せない話。立場こそ違えど、既視感を感じました。
夜の家族に出てくる「どんなときでも、自分で人生を切り開ける人になりたい」も自分のやってることの背中を押されてるみたいで良かったです。

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Posted by ブクログ 2024年05月04日

前作ほど感動はしなかったけど、いい読後感。
第三話は好きだけど終わり方があっさりしてて肩すかし気味だった。第四話も好きだな。
今回もまさかの人物再登場。こっちかぁの気分。

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Posted by ブクログ 2023年10月03日

涙と希望までは沸いてこなかったけれど、こういう雰囲気の小説は好き。
どんな人にも苦労はあるし、見た目では分からない事がある。
そんな人たちの生活を切り取って描いている。それが、終電と始発というところから描かれているから何だか景色も浮かぶようで。
人生を小説にしてみたいな。

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Posted by ブクログ 2022年10月29日

終電へと急ぎ向かう人、
終電が終わってから始まる人、
主に新宿を舞台とした5編からなる短編集。

体調を崩し風邪っぴきな私。
余り重くなくサクッと読める本を探し
この作品を手に取る。
新宿は色んな人を受け入れてくれる
そんな寛容さがあるよなぁ。

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Posted by ブクログ 2022年08月07日

個性ある登場人物が次々と現れ、引き込まれる作品だった。しかし、言葉の節々に無駄な部分が多かったためこの評価とする。

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Posted by ブクログ 2021年12月13日

続編の短編集
続編といっても前作と繋がりはない
よね?

今回のキーワードは「終電の後」かな?


収録は5編

・始発のアフターファイブ
・スタンド・バイ・ミー
・初心者歓迎、経験一切不問
・終電の女王
・夜の家族」



・始発のアフターファイブ」
元商社マンでラブホの清掃員のお話
何というか、...続きを読む会社の人事というのはねぇ……
まぁ、そんなものと割り切ってしまえる気持ちも大事ですけどね


・スタンド・バイ・ミー
ストリートミュージシャンをしに上京した女の子と元ミュージシャンのホームレスの出会い

なんとなくいい感じの終わり方
世の中、そんな感じにうまくいくといいですよねー

あと、二人の再会の誓い方が素敵
同じ道を歩いている限りは出会える関係というのはいいものですね


・初心者歓迎、経験一切不問
震災で故郷を失った人達の夜の街での生き方
東日本大震災が関係している話は未だに受け止めきれない
もう10年経ったんですけどね
あの地震によって人生が大きく変わった人達がいると思うと、何とも言い難い感情が沸き起こるんですよね……


・終電の女王
終電で寝過ごして辺鄙な終点まで行ってしまった元カノを迎えに行く話

作中でも語られているけど、博士課程修了者と有望なアスリートの生活が苦しいというこの状況
国としてなんとかならないものかねと思う

それはそうと、元カレ元カノという関係性でもお互いの思考や行動パターンが変わっていないというのはノスタルジー
私にも元カノはいますが、人って結構変わってると思いますけどね


・夜の家族
大学の授業料のためにデリヘルをする女性とそのドライバー

「フルーツ宅配便」というドラマがあったけど、雰囲気はあんな感じ
奨学金がなくては大学に進学できないのがほとんどで、卒業しても就職できる保証もなく、就職できても奨学金の返済に追われる若者を大量に生み出してしまう世の中
ま、この話の場合は親父がクソ野郎というプラスアルファもあるけど

うーん、世知辛いですねぇ



なんか、終電があんまり関係しない話は多くない?
タイトルに偽りアリとまではいかないけど、前作にも増して肩透かし感がある

次巻もきっとそうなんだろうなぁ……

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Posted by ブクログ 2021年05月17日

前に読んだ本の続編。
終電後、始発を待つまでの間の物語。普段、昼間に働いている自分には未知の世界。それぞれの事情があるもんだなぁ。。。

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Posted by ブクログ 2021年04月28日

五話からなる短編集。二話目の「スタンド・バイ・ミー」がかなり好きな感じのお話で期待値が高まってしまったが、あとはまぁまぁという感じ。読後感が優しく読みやすかった。

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Posted by ブクログ 2020年10月31日

前作と比べてすごく読みやすくやすなった。
特に第2話の「スタンドバイミー」が良かったね!
ホームレスのワタナベさんとストリートデビューならびにセッションをして自信を付けた主人公。その後の話が気になりますね♪

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Posted by ブクログ 2020年09月01日

後半になるにつれ、主人公からみた景色の描写や心理描写が充実しているように感じた。
5話に差し掛かったあたりになってやっと、この本読むことになってよかったなあと思える本だった。
ややディープな新宿を描きつつ、読んだ後の清々しさもありつつ。

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Posted by ブクログ 2019年03月24日

2019年26冊目。短編集。前作よりはまとまりもあり、最後の話と最初の話が繋がっているのには少し感心させられた。どの話も良かったが、「終電の女王」がいちばんよかったかな。出来れば各編色々と繋がっていた方が、読む方も楽しめたと思うけど。普通です。

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Posted by ブクログ 2019年02月10日

2冊まとめて購入したもう一冊。
ちょっとおだやかに本を読みたくなったら読もうと思っていた本。
内容は期待通りかな。
それぞれ終電が終わって始発までのお話。
大きく心を動かされる、というよりはさらっとしながら、しんみり読める感じ。
たまにこのくらいの本を読むと落ち着く気がする。

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Posted by ブクログ 2018年11月24日

読み終わったら、なんかあったかい気持ちになった。たまにはこういう小説を読むのもいいなと。

ただ内容に関してはいまいち感動が薄いかも。思いっきり感動したいって人にはおすすめしません。

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Posted by ブクログ 2018年10月15日

ふらっと本屋に寄ったら続編が!
良い作品だったから続きが出たら嬉しいなと思っていただけに嬉しい。

が、二巻目の難しさ。
読み始める前の期待感が大きすぎる。

お話としては面白いんだけれど、前作からの続きと考えると、前作で感じられた楽しさや驚きなどの読む幸せが少なかった。

いまいち「終電」の印象が...続きを読む薄いんだよなぁ。
だから続編っていう感じも薄い。

これがまったく別の作品としてだったり、スピンオフ的な扱いだったら納得できたのかも。
作品としては好きだから。

帯はいまいち。
5篇の内のひとつのことだけしか言ってない。

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