あらすじ
あと一本前に乗ってたら―― 胸にじんわり。電車から始まる人生の謎。通勤電車は謎と奇跡を乗せて――父危篤の報せに病院へ急ぐ会社員、納期が迫ったITエンジニア、背後から痴漢の手が忍び寄る美人――それぞれの場所へ向かう人々を乗せた夜の満員電車が、事故で運転を見合わせる。この「運転停止」が彼らの人生にとって思いがけないターニングポイントになり、そして……。あたたかな涙と希望が湧いてくる、傑作ミステリー!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
満員電車が事故にあい運転停止。その時に起きる様々な人々の出来事。
旦那が女装好きとか、何故かスカートを履いてた男性を探すとか。不思議だ。
でも私この作家好きかも。
Posted by ブクログ
普段、電車に乗る様な生活はしてないので、
人身事故・緊急停止なんて事態は経験がない。
単線で対向電車待ち合わせのため停止、なら結構経験してるけど。
ほっこりな秘密の暴露、種明かし。
気楽に読めてよかったです。
Posted by ブクログ
爽やかな読後感です。
7つの話で構成されていて
それぞれに少しずつ、気付かない
くらいストーリーが交錯しています。ほんわかする心温まる話が
多いですね。
どの話もラストシーンの締め方
が秀逸でおしゃれで、心に残ります。
個人的には4話の閉じない鋏と7話の
ホームドアが特に良かったですね。
Posted by ブクログ
7話の短編集で、終電近くの電車が事故などで運転見合わせになることが共通しているものの、感動する話やら悲しい話やらいろいろ!短編にありがちな物足りなさはあるものの、それなりに面白かった!
Posted by ブクログ
なんだ泣くほどの話ではないとタカを括ってたら、最後にガツンと…。
病院の待合室で読んでたので、涙を懸命に誤魔化しました。
軽くさっさと読めるので、最終話以外は病院の待合室に最適ですね。
Posted by ブクログ
電車が止まったことで運命や考え方が変わるきっかけを与えられた人々の物語。重い話も多かったが、感動できた。ちょっとした人生の変化を描いていて、登場人物のクセも良い感じにあって、楽しい。
Posted by ブクログ
各章には様々な人の終電話がある
つまり終電には人の数だけ物語があるんだなと思いました。
自分が終電に乗ったときも『物語』を意識して乗ってみると面白いかもしれない。
Posted by ブクログ
終電のタイミングでいろいろなことが起こる話を7つまとめたものです。ちょっとクスっとするものからしんみりするものまでいろいろあります。でも最後の話は終電関係ありません。感動のヒューマンミステリーとの事ですが、読後感はいいなと思いました。
Posted by ブクログ
終電にまつわる7つのお話。
読みやすかった。
電車は普段当たり前に乗って、当たり前のように生活の一部でなくてはならいもの。
そのなかで起きるお話。とてもじわじわくる。
話しは全部全然違うけど話が繋がってるようにもみえた。
Posted by ブクログ
普段から、よく電車には乗るし、人身事故にだってよく遭遇する。だからこそ、この本を読むべきではないかと思い、手に取った。
作中で描かれているように、電車には本当たくさんの人たちがいる。そして、その一人一人に、行き先や人生がある。
ボーっとしているおばあちゃん、スマホを見ている学生、日本へ観光に来た外国人、仕事中のサラリーマン。とか。
人身事故が起きた際も、普段自分は何ら大きな影響もない。ただ、大学の講義に少し遅刻するくらい。
でも、誰かにとっては、苦しく、しんどい時間だったり、仕事帰りでヘトヘトで早く帰りたかったり、恋人と会う時間が削られたり、命の危機に迫られていたり、改めて、一人ひとりにはそれぞれの人生のバックボーンがあるということを考えさせられた。
Posted by ブクログ
電車にほぼ毎日乗っているなかで、自分以外はみんなエキストラの人みたいな気持ちでいた。当たり前だけど乗客ひとりひとりに物語があって、それぞれの人生の主人公なんだよなと思った。
短編集で、個人的に感情移入できる場面が少なかったけど、サラッと読めた。
Posted by ブクログ
ある終電に乗り合わせた人たちのそれぞれの事情の短編集。床屋の息子の話は良かったが、その他は普通。それぞれがどこかで結びつくのかと思ったが特にその点がなかったのは期待はずれ。
Posted by ブクログ
ショートストーリーに分かれていて読みやすかった。
1つのトラブルに出会っても出会った人の数だけ物語があるんだなーと思いました。当たり前のことなんだけど・・・
ホームドア、いいお話で心が温かくなりました。
Posted by ブクログ
緊急停止された電車に関わる人(乗っていてたり、止める側だったり)の短編集。
ブレークポイント…どんなに忙しく休めないときでも、ちょっと息抜きする事により、リフレッシュされ流れが良くなる事ある。わかってるけど、期限あるとなかなか一度立ち止まるのは、勇気いる(¯―¯٥)
閉じない鋏…このタイミングで、人生を変えるきっかけになる人に会ったのは、偶然ではなく、必然なんだろうなぁ。
ホームドア…33年間待ち続けた人、実はあってた人だったけど、最後に気づけて良かった。
すべてのお話が、一つの緊急停止の電車に関係していて(後続の電車だったとしても)とか、登場人物が繋がって伏線回収できていたりしたら、もっと楽しかったのかな…
Posted by ブクログ
電車の緊急停止によって人生のターニングポイントになる短編集。
つながっているのかと思いきやそうでもなさそうで、同じ人物だったらいいなあと思っていたのでそこが少し残念。
泣ける話あり、心が温かくなる話あり。
お気に入りは【閉じない鋏】と【ホームドア】
Posted by ブクログ
ネタバレかもしれません
終電イコール人身事故だったので、いい話なのに少し重たい気分で読んでました。最後の方は感動話でよかったけど、終電と関係なくなった。
Posted by ブクログ
終電の神様。というタイトルから、終電に纏わるストーリーなのだろうと思ってた。
ついでに、「感動のヒューマンストーリー」とあったので、感動もするだろうなーと。
読んでみたら、全てが「最終電車」ではなかった。
でも、まあ、人生の中での「最終」電車なのかもしれないけど。
感動をしたのは一話。
閉じない鋏。かな。
あとは、感動とまではいかないが、「ああ、よいね」と思ったのが数話。
ブレークポイント、スポーツばか、ホームドア。かな。
あれ?もしかして、これとこれの話は、繋がっているのでは?と思うような展開もあったけれど、その答えはわからない。
Posted by ブクログ
何度も何度も古本屋で見かけて、買おうかなぁ〜。
何かレビュー見ると微妙なんだよな。
よくある、話題にはなるけど、大した話じゃないのかなぁ〜と思ってはや何年か。
たまたま、シリーズ3冊目も古本屋で見かけ、ここまできたら。と言う気持ちで、1、3冊目を買った。
いや、2冊目だけ帯が無かったから、まぁ、そこらじゅうで見かけるから帯ありも別の店であるでしょと。
読んだ感想としては、確かによくある様な話し出せれど、それでも十分に楽しめたし、安心して読めたかな。
とはいえ、人身事故的な事を毎回毎回言われるとちょっと気分はあまり良くないね。
悲しい気持ちになる。
その悲しさを払拭する様に暖かな気持ちにもなるけれど。
そんで、改めて思ったのは、血が出るような拍子は苦手と言うこと。そんな事ない時あるから、気分にもよるのかもしれないし、一時的なものかもしれないけれど。
何にせよ、このシリーズは古本屋で見かけたらになりますが、読み続けていくと思います。
どうでもいいですが、私自身は、電車にはほぼ乗らないなぁ〜と。
Posted by ブクログ
終電が人身事故で非常停止し、それによって人生のターニングポイントになる話ということで読み始めましたが、だんだんと電車や終電はあまり関係なくなっていた印象です。
ただ、各ストーリーは良かったと思います。
個人的には最初と最後の話が好きでした。
タイトルが素敵なので、もう少しタイトルと関連性がある話だと良かったなと思うので、そこが少し期待とは相違がありました。
Posted by ブクログ
駅での人身事故の影響で電車が緊急停止してしまう。その駅や電車に居合わせた7人が描かれる7章からなる短編集。
終電の神様というタイトルから軽めの柔らかい感じのお話かなと思いきや、結構重ためで深い話もあって色々考えさせられました。沢山の人が利用する電車だけど、そこにはそれぞれ色々なものを抱えた人達がいるんだよね。
私はブレークポイント、閉じない鋏、ホームドアが特によかったかなと思いました。
人身事故なんて悲しいことなくなってほしいね( ´・ω・`)
Posted by ブクログ
良くも悪くもでした。
話によっては感動するものや、心温まる作品がありますが、ピンとこない話があるのも正直な感想。
個人的に1番面白いと感じたのは、第一話でした。
Posted by ブクログ
「終電」や「人身事故」をキーワードにした短編集
それぞれの話に繋がりはない
って事でいいんだろうか?
個人的には、各登場人物が知らないところで繋がってたという構成の連作短編集が好きなんですけどね……
収録は以下7編
・化粧ポーチ
・ブレークポイント
・スポーツばか
・閉じない鋏
・高架下のタツ子
・赤い絵の具
・ホームドア
果たしてこれはミステリでいいのか?
最初の「化粧ポーチ」はその要素を感じる仕掛けはあるけど、他はミステリ要素なくね?
・化粧ポーチ
序盤の描写から違和感を感じるところがあるので、ミステリを読み慣れた人なら容易に想像は可能
ただ、終盤のすべてを暴露するところは、そこまで相手の事を心配したというのを表現するのに十分な仕掛けだと思う
・ブレークポイント
IT業界のピンポイントでのリアルな実情がよく描かれていると思う
経営状況の危ういベンチャー企業って本当にこんなんなんだろうなぁ……
・スポーツばか
彼氏の嘘がよい
ま、実際に自分がこんな恋愛をしたいとは思わないけどね
男女どっちの立場でも
・閉じない鋏
ありがちなオチなので展開は容易に読める
私個人としては普通に会社員をやっているわけだけれども
家業がある人って継ぐにしろ継がないにしろ、どういう意識でそう判断したのかは気になるところですね
・高架下のタツ子
タツ子さんの過去話が何かしんみりしてしまう
日焼け跡ねぇ……
・赤い絵の具
うーん、理解できない……
まぁでももし自分を投射するなら、娘に対して母親のような対応をできたらいいなぁと思う
・ホームドア
気づかないものなのか?
ま、でも見つかってよかったですね
私自身は通勤に電車を使わないので、終電や人身事故にはとんと縁がない
「人身事故」という言葉にはそれだけの意味が込められているにもかかわらず、日常的に接している人達にとってはそんな感覚になってしまうんですかね?
Posted by ブクログ
終電にまつわる短編集。
それぞれの短編にちょっとしたストーリーがあり、短くまとまっているので読みやすかった。
はじめの化粧ポーチの話を読んでるとき、これは確実に最後に全部の短編が繋がるやつだとワクワクしながら読んでいたのだが、最後までそんなことはなく少し期待外れな印象だった。
一つ一つの話があまり強くないので、ちょっと物足りない。
Posted by ブクログ
短編小説みたいな形ですらすらと読めました。最後につながるのかなとも思って読んでたので思ったよりの感動はなかったかなーって感じです。ですが一つずつのストーリーが良くて、人によって感じる所はあるのかなと思います。
Posted by ブクログ
~21.04.17
「感動のヒューマン・ミステリー」の文句につられて購入したまま、積読状態だったものをやっと読んだ。どこがミステリーなのかは、微妙にわからず。忙殺の日々だったので、ちょっと簡単に読める本としては良かった。
お気に入りは「スポーツばか」。世の中勉強ができるバカが多いけれど、心優しい人はバカではないと、改めて感じた。
Posted by ブクログ
電車の遅延がその人の人生(と言ってはいっては大袈裟かもしれないが)を最終的には良い方向へと持っていくお話。
遅延は私たちにとって身近なものだけど、遅延を好む人はそうそういないと思う。学校が遅れてラッキーという思考は高校生までかな。
だけれど、確かに、遅延によってその後に起こることも変わってくるのは本当だ。これは本の世界だから全部ハッピーエンドだが、私たちが生きるこの浮世ではバッドエンドに繋がることもある。
しかし、遅延が良い事をもたらすとしたらとても不思議なことではないか、そう思えた1冊だった。
ただし!人身事故での遅延は減ることを願う。。
Posted by ブクログ
深夜の電車が急停車する。そんな電車に乗り合わせた、関係した人のそれぞれのお話。
私の好みとしては、登場人物同士が電車以外のどこかでもう少しつながっていたらおもしろかったかな。