阿川大樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電車の遅延がその人の人生(と言ってはいっては大袈裟かもしれないが)を最終的には良い方向へと持っていくお話。
遅延は私たちにとって身近なものだけど、遅延を好む人はそうそういないと思う。学校が遅れてラッキーという思考は高校生までかな。
だけれど、確かに、遅延によってその後に起こることも変わってくるのは本当だ。これは本の世界だから全部ハッピーエンドだが、私たちが生きるこの浮世ではバッドエンドに繋がることもある。
しかし、遅延が良い事をもたらすとしたらとても不思議なことではないか、そう思えた1冊だった。
ただし!人身事故での遅延は減ることを願う。。
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Posted by ブクログ
シリーズ本の最新作ということで、前の2作品を読まずに読んだのですが、これだけでも楽しめました。
台風接近のため、終電の時間を早めることに。それに翻弄される人たちを描いた短編集です。
トラブルに見舞われた人たちの喜怒哀楽が詰め込まれており、様々な人間交差点を垣間見れました。
全5話で、4話までは単独の物語なのですが、最終話ではそれまでのエピソードのどれか一つが別の登場人物の視点で綴られています。SIDEーA、SIDEーBのような感覚で、エピソードの裏側を楽しむことができました。
一応全ての話では、「終電」に関係しているのですが、ほとんどのエピソードがオプションとして「終電」が絡んでいるなと