阿川大樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ本の最新作ということで、前の2作品を読まずに読んだのですが、これだけでも楽しめました。
台風接近のため、終電の時間を早めることに。それに翻弄される人たちを描いた短編集です。
トラブルに見舞われた人たちの喜怒哀楽が詰め込まれており、様々な人間交差点を垣間見れました。
全5話で、4話までは単独の物語なのですが、最終話ではそれまでのエピソードのどれか一つが別の登場人物の視点で綴られています。SIDEーA、SIDEーBのような感覚で、エピソードの裏側を楽しむことができました。
一応全ての話では、「終電」に関係しているのですが、ほとんどのエピソードがオプションとして「終電」が絡んでいるなと