阿川大樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
緊急停止された電車に関わる人(乗っていてたり、止める側だったり)の短編集。
ブレークポイント…どんなに忙しく休めないときでも、ちょっと息抜きする事により、リフレッシュされ流れが良くなる事ある。わかってるけど、期限あるとなかなか一度立ち止まるのは、勇気いる(¯―¯٥)
閉じない鋏…このタイミングで、人生を変えるきっかけになる人に会ったのは、偶然ではなく、必然なんだろうなぁ。
ホームドア…33年間待ち続けた人、実はあってた人だったけど、最後に気づけて良かった。
すべてのお話が、一つの緊急停止の電車に関係していて(後続の電車だったとしても)とか、登場人物が繋がって伏線回収できていたりしたら、もっと楽しかったのかな… -
Posted by ブクログ
何度も何度も古本屋で見かけて、買おうかなぁ〜。
何かレビュー見ると微妙なんだよな。
よくある、話題にはなるけど、大した話じゃないのかなぁ〜と思ってはや何年か。
たまたま、シリーズ3冊目も古本屋で見かけ、ここまできたら。と言う気持ちで、1、3冊目を買った。
いや、2冊目だけ帯が無かったから、まぁ、そこらじゅうで見かけるから帯ありも別の店であるでしょと。
読んだ感想としては、確かによくある様な話し出せれど、それでも十分に楽しめたし、安心して読めたかな。
とはいえ、人身事故的な事を毎回毎回言われるとちょっと気分はあまり良くないね。
悲しい気持ちになる。
その悲しさを払拭する様に暖かな気持ちにもなるけれど。
そんで、改めて思ったのは、血が出るような拍子は苦手と言うこと。そんな事ない時あるから、気分にもよるのかもしれないし、一時的なものかもしれないけれど。
何にせよ、このシリーズは古本屋で見かけたらになりますが、読み続けていくと思います。
どうでもいいですが、私自身は、電車にはほぼ乗らないなぁ〜と。 -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目の短編集
例によって、シリーズ間の話に繋がりはない
今回のキーワードはサブタイトル通り「台風による終電の繰り上げ」
そしてやはりその電車に乗った人の話ではない
収録は5編
・観客のいない舞台
・デウス・エクス・真季奈
・消えた終電
・インターカム
・ガラスの降る夜
・観客のいない舞台
元舞台女優が劇団時代の友人にギャラ飲みに誘われ、その関係以上の気持ちを抱くお話
結局は勝手に女性が恋心を抱いて独り相撲をとってるように思えてしまう
友人に迷惑をかけてしまう可能性を考えなかったのかね……
・デウス・エクス・真季奈
娘に「普通」の人生を望む母親の期待に応えるべく結婚式をするお話
結婚式って何であんなにお金がかかるんでしょうね?
普通のイベント会社に頼んだら同じような規模でもっと安く済ませられる気がする
ブライダル業界の相場がどの立場からもご祝儀相場を認めてしまっているんでしょうねぇ
終盤のお母さんの表現が変わっていく様は面白かった
・消えた終電
台風の日に海を目の前に佇む女性のお話
アカハラねー
ま、パワハラの一種なんだろうけど、アカデミックな世界はまた世間と違った価値基準で動いているからなぁ……
成果と結果を残している先生が人格的に高潔な人というわけでもないし、だからといってそれが両立出来ないものでもない
当人同士はそんな意識はなくとも、性別が異なっていたらまぁ邪推する人はいますよね
・インターカム
台風で終電が繰り上げになった駅構内での駅員さんのお話
私自身は作中のように緊迫感を伴う混雑した駅を体験した事がないのでよくわからないんだけど
家に帰れるかどうかという気持ちがある乗客がいっぱいいるんだったら、何が起こってもおかしくはないですね
そんな状況でも無事に納める駅員さんの手腕はすごいと思う
強い言い方をすると緊張感を煽ったり反感を買ってしまうので、伝え方が大事というのは面白いと思う
救急隊員の人達も、本当は急がなければいけない状況だからこそ、周囲に緊迫感を与えない態度というのがすごいですよねー
・ガラスの降る夜
1話目の医者視点の話
そうそう、こんな構成の物語を読みたかったんですよ
しかしまぁ、お金があるに越したことはないけど、その有意義な使い方がギャラ飲みな生活は嫌だなぁと想ってしまった
お医者様って大変ですね
1話目だけ読むと弁えない女の独り相撲と思ってたけど、違う可能性もあったというのが知れたのはよかった
もし続編があるなら、それぞれの登場人物がちょっとずつ関わってる構成のが読みたい -
Posted by ブクログ
続編の短編集
続編といっても前作と繋がりはない
よね?
今回のキーワードは「終電の後」かな?
収録は5編
・始発のアフターファイブ
・スタンド・バイ・ミー
・初心者歓迎、経験一切不問
・終電の女王
・夜の家族」
・始発のアフターファイブ」
元商社マンでラブホの清掃員のお話
何というか、会社の人事というのはねぇ……
まぁ、そんなものと割り切ってしまえる気持ちも大事ですけどね
・スタンド・バイ・ミー
ストリートミュージシャンをしに上京した女の子と元ミュージシャンのホームレスの出会い
なんとなくいい感じの終わり方
世の中、そんな感じにうまくいくといいですよねー
あと、二人の再会の誓い方が素敵
同じ道を歩いている限りは出会える関係というのはいいものですね
・初心者歓迎、経験一切不問
震災で故郷を失った人達の夜の街での生き方
東日本大震災が関係している話は未だに受け止めきれない
もう10年経ったんですけどね
あの地震によって人生が大きく変わった人達がいると思うと、何とも言い難い感情が沸き起こるんですよね……
・終電の女王
終電で寝過ごして辺鄙な終点まで行ってしまった元カノを迎えに行く話
作中でも語られているけど、博士課程修了者と有望なアスリートの生活が苦しいというこの状況
国としてなんとかならないものかねと思う
それはそうと、元カレ元カノという関係性でもお互いの思考や行動パターンが変わっていないというのはノスタルジー
私にも元カノはいますが、人って結構変わってると思いますけどね
・夜の家族
大学の授業料のためにデリヘルをする女性とそのドライバー
「フルーツ宅配便」というドラマがあったけど、雰囲気はあんな感じ
奨学金がなくては大学に進学できないのがほとんどで、卒業しても就職できる保証もなく、就職できても奨学金の返済に追われる若者を大量に生み出してしまう世の中
ま、この話の場合は親父がクソ野郎というプラスアルファもあるけど
うーん、世知辛いですねぇ
なんか、終電があんまり関係しない話は多くない?
タイトルに偽りアリとまではいかないけど、前作にも増して肩透かし感がある
次巻もきっとそうなんだろうなぁ…… -
Posted by ブクログ
「終電」や「人身事故」をキーワードにした短編集
それぞれの話に繋がりはない
って事でいいんだろうか?
個人的には、各登場人物が知らないところで繋がってたという構成の連作短編集が好きなんですけどね……
収録は以下7編
・化粧ポーチ
・ブレークポイント
・スポーツばか
・閉じない鋏
・高架下のタツ子
・赤い絵の具
・ホームドア
果たしてこれはミステリでいいのか?
最初の「化粧ポーチ」はその要素を感じる仕掛けはあるけど、他はミステリ要素なくね?
・化粧ポーチ
序盤の描写から違和感を感じるところがあるので、ミステリを読み慣れた人なら容易に想像は可能
ただ、終盤のすべてを暴露するところは、そこまで相手の事を心配したというのを表現するのに十分な仕掛けだと思う
・ブレークポイント
IT業界のピンポイントでのリアルな実情がよく描かれていると思う
経営状況の危ういベンチャー企業って本当にこんなんなんだろうなぁ……
・スポーツばか
彼氏の嘘がよい
ま、実際に自分がこんな恋愛をしたいとは思わないけどね
男女どっちの立場でも
・閉じない鋏
ありがちなオチなので展開は容易に読める
私個人としては普通に会社員をやっているわけだけれども
家業がある人って継ぐにしろ継がないにしろ、どういう意識でそう判断したのかは気になるところですね
・高架下のタツ子
タツ子さんの過去話が何かしんみりしてしまう
日焼け跡ねぇ……
・赤い絵の具
うーん、理解できない……
まぁでももし自分を投射するなら、娘に対して母親のような対応をできたらいいなぁと思う
・ホームドア
気づかないものなのか?
ま、でも見つかってよかったですね
私自身は通勤に電車を使わないので、終電や人身事故にはとんと縁がない
「人身事故」という言葉にはそれだけの意味が込められているにもかかわらず、日常的に接している人達にとってはそんな感覚になってしまうんですかね?