阿川大樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何度も何度も古本屋で見かけて、買おうかなぁ〜。
何かレビュー見ると微妙なんだよな。
よくある、話題にはなるけど、大した話じゃないのかなぁ〜と思ってはや何年か。
たまたま、シリーズ3冊目も古本屋で見かけ、ここまできたら。と言う気持ちで、1、3冊目を買った。
いや、2冊目だけ帯が無かったから、まぁ、そこらじゅうで見かけるから帯ありも別の店であるでしょと。
読んだ感想としては、確かによくある様な話し出せれど、それでも十分に楽しめたし、安心して読めたかな。
とはいえ、人身事故的な事を毎回毎回言われるとちょっと気分はあまり良くないね。
悲しい気持ちになる。
その悲しさを払拭する様に暖かな気持ち -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目の短編集
例によって、シリーズ間の話に繋がりはない
今回のキーワードはサブタイトル通り「台風による終電の繰り上げ」
そしてやはりその電車に乗った人の話ではない
収録は5編
・観客のいない舞台
・デウス・エクス・真季奈
・消えた終電
・インターカム
・ガラスの降る夜
・観客のいない舞台
元舞台女優が劇団時代の友人にギャラ飲みに誘われ、その関係以上の気持ちを抱くお話
結局は勝手に女性が恋心を抱いて独り相撲をとってるように思えてしまう
友人に迷惑をかけてしまう可能性を考えなかったのかね……
・デウス・エクス・真季奈
娘に「普通」の人生を望む母親の期待に応えるべく結婚式を -
Posted by ブクログ
続編の短編集
続編といっても前作と繋がりはない
よね?
今回のキーワードは「終電の後」かな?
収録は5編
・始発のアフターファイブ
・スタンド・バイ・ミー
・初心者歓迎、経験一切不問
・終電の女王
・夜の家族」
・始発のアフターファイブ」
元商社マンでラブホの清掃員のお話
何というか、会社の人事というのはねぇ……
まぁ、そんなものと割り切ってしまえる気持ちも大事ですけどね
・スタンド・バイ・ミー
ストリートミュージシャンをしに上京した女の子と元ミュージシャンのホームレスの出会い
なんとなくいい感じの終わり方
世の中、そんな感じにうまくいくといいですよねー
あと、二人の再会 -
Posted by ブクログ
「終電」や「人身事故」をキーワードにした短編集
それぞれの話に繋がりはない
って事でいいんだろうか?
個人的には、各登場人物が知らないところで繋がってたという構成の連作短編集が好きなんですけどね……
収録は以下7編
・化粧ポーチ
・ブレークポイント
・スポーツばか
・閉じない鋏
・高架下のタツ子
・赤い絵の具
・ホームドア
果たしてこれはミステリでいいのか?
最初の「化粧ポーチ」はその要素を感じる仕掛けはあるけど、他はミステリ要素なくね?
・化粧ポーチ
序盤の描写から違和感を感じるところがあるので、ミステリを読み慣れた人なら容易に想像は可能
ただ、終盤のすべてを暴露するところは -
Posted by ブクログ
電車の遅延がその人の人生(と言ってはいっては大袈裟かもしれないが)を最終的には良い方向へと持っていくお話。
遅延は私たちにとって身近なものだけど、遅延を好む人はそうそういないと思う。学校が遅れてラッキーという思考は高校生までかな。
だけれど、確かに、遅延によってその後に起こることも変わってくるのは本当だ。これは本の世界だから全部ハッピーエンドだが、私たちが生きるこの浮世ではバッドエンドに繋がることもある。
しかし、遅延が良い事をもたらすとしたらとても不思議なことではないか、そう思えた1冊だった。
ただし!人身事故での遅延は減ることを願う。。