矢作直樹のレビュー一覧
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人間は何の思し召しによって宇宙に、地球に、国に生まれたのだろうかという作者の問いは誰しもが一度は考えることである。しかし、その答えは未だ誰も知らない。
科学的見地で解明しようとしても、その知識だけではわからないことがあるのかもしれない。仮に人間に、我々の能力を超えたものが存在するとしたらその摂理は解明されるのだろうか。しかし、それがわかってしまったとしたら、人間は生きる価値を失ってしまう可能性がある。哲学的な才能は人間に備わる唯一のものである。科学で全てを解決できたならば、この世はあっという間になくなるだろう。そんな世界を嘲笑いながら、哲学的思考を留めさせる今の世があるとすれば、それもある種 -
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・何かを願う時には、成功した、成就した、と確信していることが必要。完了形で「できた」と思えば、それはできるのですが、「できるように」と思ってしまうとできない、ということ。「引き寄せの法則」も同じことを言っている。「こうなったらいいな」ではなく、「こうなりました、ありがとうございます」と完了形で願うといい(by塩谷信男)。想念というパワーを活用する。負の想念を持たない。
・何よりも「対面する」ことが重要。勝手な不信感を持たない。私たちは相手を一方的に責めがちだが、自分にまったく非がないことはない。気がつかないうちに自分も何かしら関係が壊れる因子を蒔いているが、大半の人にその自覚がない。
・直 -
Posted by ブクログ
この題名にもあるように、著者の結論は「人は死なない」ことである。
魂があり、その魂が人間の身体と言うぬいぐるみを着ているだけであって、霊魂は死んでも在り続けると言うこと。
著者は東大の医学系教授と言うことで、科学的に物事を考えることは必然であるこは至極まっとうなことだと考える反面、医者として医療の現場に立ち会ってきた経験を元に「霊魂は確かにある」ことを実際見てきた人。
霊魂は在ると言う証明は一つでもあれば確証は得られるが、霊魂はないと言うことを証明することは絶対に出来ない。
そして霊魂は在る、と考えた方が今ある「生」をよりよく生きられる。と言うのには納得させられた。