矢作直樹のレビュー一覧
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人間は何の思し召しによって宇宙に、地球に、国に生まれたのだろうかという作者の問いは誰しもが一度は考えることである。しかし、その答えは未だ誰も知らない。
科学的見地で解明しようとしても、その知識だけではわからないことがあるのかもしれない。仮に人間に、我々の能力を超えたものが存在するとしたらその摂理は解明されるのだろうか。しかし、それがわかってしまったとしたら、人間は生きる価値を失ってしまう可能性がある。哲学的な才能は人間に備わる唯一のものである。科学で全てを解決できたならば、この世はあっという間になくなるだろう。そんな世界を嘲笑いながら、哲学的思考を留めさせる今の世があるとすれば、それもある種摂理によって生かされていると言える。 -
Posted by ブクログ
・何かを願う時には、成功した、成就した、と確信していることが必要。完了形で「できた」と思えば、それはできるのですが、「できるように」と思ってしまうとできない、ということ。「引き寄せの法則」も同じことを言っている。「こうなったらいいな」ではなく、「こうなりました、ありがとうございます」と完了形で願うといい(by塩谷信男)。想念というパワーを活用する。負の想念を持たない。
・何よりも「対面する」ことが重要。勝手な不信感を持たない。私たちは相手を一方的に責めがちだが、自分にまったく非がないことはない。気がつかないうちに自分も何かしら関係が壊れる因子を蒔いているが、大半の人にその自覚がない。
・直観は一瞬で本質を見抜く目(視点)。裏付けが取れないという理由から「科学的ではない」といわれるが、科学界の先駆者たちは、往々にして理性より直観を大事にしていたことを述べている。考えることは大切だが、考え方にこだわる必要はない。
・過去はいつでも、いくらでも変えることができる。過去の事実そのものを変えるのではなく、その過去を現在の自分がどう受け止めるのか、心のあり方を変えればいいだけ。視点、つまり見方を変える。今を大事にしたいのなら、過去は記憶に留めつつ、今この時を大事にしてほしい。今を大事にすることから生まれる。
・家族には期待せず、つかず離れず。親子、兄弟姉妹、夫婦、そういう関係に横たわる複雑な状況はともに過ごす時間と比例しながらある種のねじれた関係を生み出す。結婚という制度で他者と縁を結ぶと自分ではコントロール不能なことが山のように登場する。「不条理を身近に囲い込んで学ぶ」という状況。親子はさまざまな事情をはらむ集合体。そういうものだと割り切って「お付き合い」するのが賢明。失敗だらけでいい。
・お金は天下の回りもの、天下で回すもの。ため込まず、渋らず、世のため人のためと、使う時には使おう。
・最も必要なのは動く勇気。日本人は配慮という意識をそもそも十分なほど持っている。自分が動けないことを周囲や世間のせいにする人もいる。会社なら上司が悪いとか部署が悪い、家庭なら配偶者が悪い、親が悪いといった具合。他人のせいにするのはたやすい逃げだが、そこに大した原因はない。動けないことの一番の原因は自分。どういう環境であるにせよ、動かないことを決めているのは、ほかならぬ自分。最終判断には他人が介入できない。本来の「動く」というエネルギーが「(他人を)責める」というエネルギーへと転化されるが、責めることは負のエネルギー。言葉や態度でいくら示しても、動かない人は動かない。だから自分が動くことのほうが、どんな問題解決のためにも早い。動けばきっと変わる。
1)人間は誰しも成長する過程にある。
2)成長とは学びであり、学びは自己の経験を通してしか得られない。
3)成長のスピードは人それぞれ。
4)世間は意識の進化した人、意識の進化していない人などさまざまいる。
5)しかし、そこに優劣などは存在しない。
6)互いに成長過程にある事実を認めあうことが重要。
だから本来、許すも許さないもない。許せないの感情の決着点として、自分の中に巣食った負の感情が減る、消えるのであればそれも解決方法。ストレスの温床だった場から離れると、環境が変わる。環境が変わると受ける情報が変わるから結果として気分が変わる。新しい気分で次に踏み出す、つまりリセットができる。
・過去を悔やむのではなく、今を生きる。未来はいかようにも作れるものであり、過去はいかようにも変えられるもの。どの時点からもスタートできる。大切なのは今この瞬間。ずっと変えることができなかった考え、価値観、思い、そういうものは今この瞬間、自分が違う視点を持つことで変えられる。私たちは何者でもない。そして同時に、何者にでもなれる。何かで悩んでいるときは、自分に限界を作っている状態。勝手に足かせをはめて、やる気に制限をかけているだけ。だから気持ちに巣食っている制限を外せばいい。失敗したらどうしよう、うまくいかなければ恥ずかしい、そんな制限、つまりマイナスのエネルギーは必要か?
・「武士道とは死ぬこととみつけたり」(by山本常朝)。生活のすべてに対して心がまえをする、普段からすべてを受け入れる姿勢をもつ、ということ。不測の事態に動揺しないための道。これも今を大事にすることにつながる。この言葉をより現代的に言えば、仕事でも家庭でも、友人関係でも趣味でも、今を一生懸命に生きよう、ということ。努力して未来に備えたり、蓄財することも大切だが、努力そのものを楽しめばいい。努力は自己犠牲の上に成り立つもの、努力は苦しいもの、そういう考え方は今すぐ捨てればいい。 -
Posted by ブクログ
この題名にもあるように、著者の結論は「人は死なない」ことである。
魂があり、その魂が人間の身体と言うぬいぐるみを着ているだけであって、霊魂は死んでも在り続けると言うこと。
著者は東大の医学系教授と言うことで、科学的に物事を考えることは必然であるこは至極まっとうなことだと考える反面、医者として医療の現場に立ち会ってきた経験を元に「霊魂は確かにある」ことを実際見てきた人。
霊魂は在ると言う証明は一つでもあれば確証は得られるが、霊魂はないと言うことを証明することは絶対に出来ない。
そして霊魂は在る、と考えた方が今ある「生」をよりよく生きられる。と言うのには納得させられた。