矢羽野薫のレビュー一覧
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標高や深海、暑さや寒さ、果ては無重力空間といった極限状態に人体はどこまで耐えられるのかを科学的に明らかにする生理学一般書。様々な歴史的事例や身を張って実験した科学者たちの研究結果の数々を追っていくだけでも面白く、昔の潜水服のへっぽこ具合には思わず笑ってしまった。また、人類の速度の限界についての章で扱...続きを読むPosted by ブクログ
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高さ、深さ、暑さ、寒さ、速さ、そして宇宙。人間の限界を決めるのは体温や酸素の要素が大きい。
高いところに登ると肺の中は水蒸気が増える。高度1万mを越えると純粋酸素を吸っても肺の中の酸素分圧が上がらず酸素を取り込めなくなる。およそ飛行機が飛ぶ高度だ。飛行中に窓が割れたり扉が開くと酸素マスクを吸ってじ...続きを読むPosted by ブクログ -
データの本質を見極める力。そうした統計のリテラシーを、本書では「データセンス」と呼ぶ。(pp.274-275、訳者あとがきより)
いわゆるビッグデータ系、統計系の一冊でした。
付箋は17枚付きました。Posted by ブクログ -
統計やデータ処理の欺瞞的使用について実例をあげて詳述したもの。扱われているデータがロースクールのSAT試験の点数とかグルーポン、アメフトのシミュレーションゲームなど、日本人には関心のない分野が多いため、読む気力がなかなか出にくいかも。
・ビッグデータは基本的に、因果関係について何かを語るものではな...続きを読むPosted by ブクログ -
本の帯びに次の言葉がある。
「余命半年と知ったとき、あなたは誰に、どんな
メッセージを残しますか?」
自分の命がいつ終わるのか、今の自分には当然、
わからない。けれど、過去、「自分の死」を覚悟した
ことはある。その時の感覚は今でも覚えている。
屈託なく日常生活を営んでいる人達がなんと
輝きに満ちて...続きを読むPosted by ブクログ -
世界で初めて全身麻酔を用いた手術を成功させた、華岡青洲は有名な話だが、
昔から生理学者は自分や家族の身体を実験台に、研究を行ってきた。
しかしながら、潜在的な危険性は未知数で、人間が生存できる限界もわからないため、
日本を含む各国で、捕虜や服役囚を人体実験にしたと言われている。
科学の進歩の裏で、人...続きを読むPosted by ブクログ -
外国人の目を通して東京の街を、人を、客観的に見てみると如何にヘンテコで妙ちきりんで、礼儀正しく几帳面かがわかる。それは良いところでもあり悪いところでもある。そんな風に普段の自分が当たり前だと思っている生活が、その枠の外にいる人たちの目にはどんな風に映っているのかというのは面白いPosted by ブクログ
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購入
顧客や市場のデータから色々なことを予測している研究者や企業がある、という現状を解説している。
主に機械学習を使った分析だった。アルゴリズムのような技術的な話はほとんどなく、どのようなことを予測しようとしているかを分かりやすく述べている。教育、選挙など多岐にわたる分野で使われていることが分か...続きを読むPosted by ブクログ -
運はみな平等にある。それを掴めるか掴めないかは、その人次第。掴めるひとは、幸運な考え方や行動を毎日している人。
ここで話している運は、考え方や行動で変われる可能性がある。Posted by ブクログ -
【読み易さ】
やや易しい
【気付き】
★★★★・
【ハマり】
★★★・・
【共感度】
★★★・・
人間が生命を維持することができる高さ、深さ、寒さ、熱さの
限界はどこなのか。
限界に近づいた時、人体はどのような反応をするのか。
限界点は計算で求められるものではなく、
これまで危険を顧みず...続きを読むPosted by ブクログ