山口揚平のレビュー一覧
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2017年12月に発行されたこの本。
私が読んだ2022年には、2017年よりも、だいぶ世の中、経済の動きが変わってしまった気がする。
それでも、今のところ仮想通貨バブルは継続している。著者が話す仮想通貨の終焉はそのうちに訪れるのだろうか?
この本は、いわゆる「貯金だけじゃだめ、積立NISAで投信買いなさい」みたいな指南本ではない。
お金の歴史と、今後についての筆者の見解が書かれた本。興味深く読んだ。
著者は、将来的にお金はなくなり、信用がお金に取って代わる…と言う。
そうなると、税金はどうなるんだろう?お金以外で取り立てる事が可能なんだろうか?という疑問が湧いた。
もしかしたら、国家(税 -
Posted by ブクログ
本書はお金の歴史を振り返るところから始まる。
驚いたのは、近年の研究ではお金の起源が、物々交換ではなく、信用と記帳のシステムであったと説明されているとのことだ。
(なんだが、「今は鎌倉幕府成立は1192年じゃないんだってね」と言われた気分。)
ヤップ島の巨石貨幣フェイは、持ち運ぶのではなく、そこに取引したものを刻み込んで記帳した。
これが貨幣の起源の一つだというのだ。
つまり、ビットコインのような形態が、すでに古代社会にあったということになる。
お金の「信用」を保証するのが、君主から国家に移り、やがて企業や個人になっていく。
このあたりは経済がグローバル化し、国家がすでにそれを統制できなくな -
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これからの変動の時代に対応するため自分の才能、天才性を見つけようと主張する一冊。
著者は、現在を天才性に忠実に生きる人生をスタートするチャンスであると捉えています。理由は以下の2つを指摘しています。
1 大きく社会が変化するうねりの中にいる
2 時代のパラダイムがオペレーション(操作)中心から、個性(天才性)を必要とするクリエーション(創造)中心へと大きくシフトした
また、著者が言うように「かつては、自分の強みを見つけることが流行っていたことがあります。相対的な自分の強みを見つけ他者と競い合える力を伸ばし適材適所を追求するものです。しかし、この時代に必要なのは、「ストレングス」(強み)ではなく -
Posted by ブクログ
信用をスピーディーに貯めるには、求められた仕事に対して、必ず相手の期待値を20%上乗せしていくことが重要だ。
逆にいうと、自分の80%の力で充分な成果が出せる仕事を選ぶこと
やりたいことのできる会社を選び続ければいい
・自分が果たして何を得意としているか、自己分析に徹底的に時間をかけるべきだ。
社会人の三年の経験は、存分に分析資料として使う
考える時は、考える、書く、話すこと
・気持ち悪さがなくなるまで考える
・紙に書いて考えること、図にする
本で知識を得る時は
・入門書と専門書に分けて考える
・入門書はそのテーマの扉を開くもの
・専門書は本質へ早く到達させるもの
・羽田呼吸 -
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起業しようかなと思ってる人に向けた言葉の本
ビジネスモデル的な話がメイン、ただ最後の気持ち的な話のほうが面白かった。
企業・独立するなら読むと良いのかも。
就職して良い企業①ホワイト②スキルが付く③信用のブランドが得られる。
バリュー(スキルなどの価値)より、システム(ビジネスモデル)とクレジット(信用)で稼ぐ
工夫①顧客:個人・会社・行政②商品:自体・サブ・共感③課金法:点・継続・報酬④支払い方:本人・簡易・第三者⑤資源:自己・遊休・共同体
頭で考えて整理し、ハートで決める。採用①自分より優れた人②全ては受け入れない③人として扱う④コミュニケーションする⑤失敗を犯す -
Posted by ブクログ
学びとなった点を書いておく。
考えることこそが一番重要。
考える→話す→書くのサイクルで、とにかく違和感が無くなる状態まで持っていくことを
習慣化することが大切とのこと。
21世紀、産業の中心は「関係づくり」へシフトする。人が1番お金をかけるのは、プラスのピアエフェクトを与えてくれる人材を側に置くことになる。
今のうちに最高の人たちと繋がりを作っておくことが重要。
これからは、経営課題を分野横断的に考え、施策を立案できる能力が必要
(専門家集団は調達さえできれば良い)
→プロマネ力はこれにあたる
天才性とは微細で深いレベルの強み
自分の武器が微細であればあるほど、様々な選択肢への応用力