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Posted by ブクログ
すごく面白くて、一気に読んだ。
お金は大事だけど、すべてではないと思っている。
お金自体が価値を持っていて、お金さえあればいいような風潮が好きではない。
お金では買えないものこそ大事にしたいし、
非貨幣消費社会で生きることにとても興味がある。
もう一度、咀嚼しながら読んでまとめる。
Posted by ブクログ
貨幣は貨幣自体に価値があり、ハゲタカファンドが活躍した時代はお金でお金が増えた。
なお、人生はリスクを取るか人に従うか。リスクの取り方は二通り、
OPT other people's time
OPM other people's money
実体経済と貨幣経済が乖離し、バブルがはじける事によって、時代は次のフェーズに移行し、価値がお金を生む時代になった。
その時代では社会貢献が重用しされ、強いコミットメントによるミッションの達成がマネタイズの手段となる。
貨幣は信用によって支えられている。
今まではその信用主体が国家であったが、その枠組が薄れ、今は企業から個人へと移行している。
個人はWeb上で上場している事と同じ。資本主義から信用主義へ。
キャピタライズとは信用を貨幣化すること。
信用を得るには、コミットメントと一貫性のある行動という意味のプリンシプルが大事。短期的な欲は自制する。
信用 = (専門性+コミットメント+親密度) ÷ 利己心 → つまり利己心を小さくすることが近道。
これからは常時接続状態になり、個人の関係でもIRが求められる。
お金は客観的な数値で比較可能なため、背後にあるストーリーや倫理を欠落させてしまう。
価値を有機的なまま流通させるのが有機経済。
自分が主体となり「してあげた感」をなくす。
お金ではなく、信用を創造することが大事。
Posted by ブクログ
モノの価値について深く考えさせられる。資本主義経済は終わり信用主義経済が始まっていると肌で私も感じています。本当に共感する部分が多く、
心が突き動かされた。全ての価値がお金に変換されているが、そもそもお金が重要なのではなく、価値を生み出せる人が重要である。
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ゴッホとピカソのファイナンス感覚の違いで掴まれたが、筆者の主張は別の次元にあり非常に面白かった。特にgive&givenの考え方はこれからの私の人生で頭から離れないと思う。
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価格とは、価値と信用の掛け算である。
信用は、欲を制して、謙虚であることで積み重ねる。
常にこの2つを高めていくこと、広げていくことを大切にしたい。
所有でなく保有。
自分の持っているものや価値を点在していくこと。
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Give & Givenというフレーズを知れた事が最大の収穫です。
・誰かに与えた価値が 、別の角度から返ってくる 、 g i v e & g i v e n
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タイトルは釣り。
『金持ち父さん貧乏父さん』や『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』と同じ。
ゴッホとピカソはほとんど出てこない笑
これまでは商品と貨幣を交換することで経済が成り立っていた(貨幣経済)が、今後、信用経済の時代に変わっていく。
これは、インターネット・SNS・AIによって、個人が自由にかつ容易に情報を発信したりコミュニティを作れるようになった影響が大きい。
Instagram、Twitterのフォロワー数に応じて価格が決まる美容サービスや、自身の時価総額に応じて仮想通貨でシェア・トレードできるサービス(VALU)がすでに出ているが、今後さらに人の価値によって財・サービスの授受が行われるようになっていく。
信用経済は将来的に貨幣経済に置き換わるかもしれない(なくなることはないと思う)。
要は、ルーチンワークを真面目にこなす人よりも好きなことをとことん突き詰めるクリエイティブな人のほうが評価されるようになるってこと。
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タイトルに惹かれて読んでみたが、内容はお金とこれからの新・資本論。2013年に出版されたようだが決して古い感じはしない。緩やかにだんだんと著者が書いているような社会に変わっていってるのかも知れないが、まだ世の中はそれでも「金融」が跋扈している。著者の言う「数融」の時代(信用=クレジット)が大事になる時代はもう少し先なのかも知れない。しかし着実に、確実に近づいては来ている。例えば企業が国家を超える時代はもうすでにGAFAで現実になった。その次は個人の「上場」への意識が変わり、お金に変わる経済からの脱却が一気に進むのか。ここの辺り読んでいてもまだ正直実感は湧かなかった。有名人やインフルエンサーなどは事実そうなってきているようには感じるが、一般人の上場は具体的にどのような世の中になるのか、自分にはイメージができなかった。だが何かしらの納得があれば、やがてその様な時代が来るのかもしれない。そうすればもっと閉塞感や無駄な仕事のストレスがない良い時代が来ればいいと願う。そう信じたい。ともかくコミュニケーションの数だけは踏んどけ。
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筆者が山口揚平さんなので、解ると思いますが、美術史ではなく、マネー本。ピカソとゴッホはあくまでも序論の摑み。
ただ【資本論】というよりは【幸福論】で、金儲けよりも幸福感に比重を置いて書かれているのが山口さんの真骨頂。明確な主張が感じられるという本ではないのですが、言葉にならない漠然とした不安を柔らかに言語化されていてちょっとスッキリするのです。そうか、そうだったんだよ!と膝を叩く。
そんな感じ。
Posted by ブクログ
幸福とは期待と実体が一致した状態だ。「心を満たすお金」だけでなく「心をコントロールする意思」との両方がそろって初めて人は幸せになれる。
広義のお金は金融機関によって日々製造されている。
2000年には190兆ドルだった世界のお金は、金融危機以前の2006年には570兆ドルまだ3倍に膨らんだ。しかし、同じ時期の実体経済(名目GDPと貿易)は50兆ドルから70兆ドルへとわずか1.4倍に増えたにすぎなかったのである。
不安と欲望を糧にしたビジネスの最たるものが、生命保険とギャンブルである。生命保険は不安を、ギャンブルは欲望を喚起することで稼ぐ。
中国のことわざ
・お金で家は買えるけれど、家庭は買えない
・お金で時計は買えるけれど、時間は買えない
・お金でベッドは買えるけれど、睡眠は買えない
・お金で本は買えるけれど、知識は買えない
・お金で名医は買えるけれど、健康は買えない
・お金で地位は買えるけれど、尊敬は買えない
・お金で血は買えるけれど、命は買えない
・お金でセックスは買えるけれど、愛は買えない
マダム・ホー「世界一愚かなお金持ち、日本人」
現代人は知覚傷害に陥っている。外を認識する五感ばかりが僕たちの感覚の主役となり、幸福を直接に感じ取る体内センサーが麻痺している。
デザインの語源はでDe:削る、ザインSign:形作る
ラテン語で私欲を削り落とし、本質を磨き上げること
decide,cideは斬る
desire,sireは星、星が見えなくなる→惜しむ、欲する
私欲を削り、自分自身を透明な状態に保つことによって、使命に沿った生き方ができるようになり、それが社会にとっての一番の価値創造や貢献につながり、結果的にお金となって返ってくる。
日本は、これから価値を産み出すものより、すでに築かれた信用が重視される社会なのだ
神は我々を人間にするために、なんらかの欠点を与える
By シェイクスピア 『アントニーとクレオパトラ』
事業は価値と信用を創造するゲームだ
僕たちが管理すべきものは、信用総量であってお金の額ではない。
世界の三層構造
第一層 地政学的に切り分けられた国家
第二層 国境を越えて雲のように漂う企業
第三層 オゾン層のように点在し結びつき合う個人
金融はなくなり、数融に移行する
お金の形状は、貝から鉱物、そして紙幣で代替され、そして今、ビットへと変質し世界に溶け込んでいる。
個人の発行する信用が重視される世界へ
大切なことは、日頃から信用を貯めて、その信用のATMから生活や事業に必要な量を適宜引き出すという生活習慣なのである
価値の源泉たる使命の本質は「エゴを濾過すること」によって見えてくるのと同様、信用の源泉たる信念も「短期の欲に流されず一貫性を担保する」ことによって成立する。価値の積み上げと信念の保持が信用創造の要であるならば、信用においてもっとも重要な考え方は「欲の規制」という概念である。
TwitterやFacebookはコミュニケーションツールではなく、コントリビューションツールとして使うといい。
お金を中心とした資本主義の基本的な考え方は、17世紀、デカルトの時代に成立した哲学に基づいている。それは、「物事は、要素に分解し、客観化することによって捉えることができる」という思想である。この数字で世界を捉えるという哲学が現在の「お金をコミュニケーションの中心に置く」という社会システムにつながっている。
お金で買えるものとお金で買えないものの境目を倫理という。
この世界の最大公約数であるお金を、人が求めてすり寄っていくことは責められないが、それは個別の使命を持っているはずの自分自身を失う一歩でもある。そうした不自然さを直感するからこそ、人はお金を避けるのではないだろうか。
文脈を残した価値交換経済である有機経済が進むにつれて、誰かに与えた価値が、別の角度から返ってくる、give & givemという仕組みが増えるのではないだろうか。
お金のない世界を観る、それが本当の意味で「お金の正体を知る」ということなのだ。
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お金は、非常に強力で大事なものであるが、絶対的なものではない。
お金は、人と人とがコミュニケーションする手段の一つである。
しかし、それが"数字"という世界中すべての人が理解可能なメディアであるがゆえに、きわめて強力な存在であるに過ぎない。
お金が絶対的な存在でなく、数あるメディアの一つだからこそ、他のメディア、たとえば、言語や宗教、ボディランゲージ、時には笑顔ひとつすら、お金の代わりになるのである。
タイトルにこそ、ピカソやゴッホといった名前が出てきますが、彼ら芸術家に関する本ではなく、本の主題は「お金」。
今までのお金の捉え方について、そしてこれからの未来のお金のあり方について考えさせられます。
特に個人の信用力がより重要になっていくという考え方には非常に共感。
Posted by ブクログ
ごく読みやすい本で、ネットの言説ではよく見かける点も多いところもあるんだけど、たまに驚くべき考察と、エッジの効いた言葉がある。
一言で言うならば資産運用本であるがその資産はmoneyでなく「信用」と「価値」の運用本といったところだろうか。。
「信用」は一気にレバリッジをかけるわけにもいかず、コツコツと積んでいくしかないものだ。失敗は生きている以上避けられないが、人間性の失敗については取り返しがつかない。そんな事も考えた。
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たまにはビジネス本も読もうと本屋でウロウロしてたら、偶然目に入った一冊。まずタイトルが秀逸。表紙だけでやられた感じ。中身もクレジット(信用)のこと、国家資本主義から信用主義社会へ今変わろうとしていることなどわかりやすく説明してくれてる。現状に悩むサラリーマンにとって参考になるのでは。。
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ピカソは、自分の名声をいかに上げるのか、のみならず、それをどうやって、より多くのお金に換えるか、という点についても熟知していたのだろう。これは現代の金融でいえば、信用創造、“キャピタライズ”の考え方である。
この本は、お金をめぐる僕の思索と実践、それからお金の歴史と進化を踏まえて、これからの時代を幸せで自由に生きる方法を伝えたいと願い、書いたものだ。
「世の中で一番うまい飯は、結局のところ、仕事の後のビックマックだよ」
人びとの不安と欲望でお金は育つ
欲望は海水を飲むことと似ている
「世の中には、2通りの生き方がある。ひとつはリスクを取る生き方、もうひとつは、人に従う生き方だ。私はリスクを取る生き方をしてきた」
僕はいわゆるオタク気質で、人とのコミュニケーションが得意なタイプではない。しかし、このときばかりは、最初の会社で得た親友をはじめひとりひとり、これはという友人・知人を口説き落とし、少しずつ仲間を増やし、協力しながら事業をつくり上げていった。
もし、世界に価値を産み出したいなら、価値をお金に換える「バリューtoマネーの世界」で生きていきたいなら、何よりもまずは“好き”を追求しよう。やりたいことがみつからないなら、やるべきことをやろう。
「大事なことは、やりたい仕事と信用だ」
現代人が真に恐れていることは、飢えることではない。存在意義(アイデンティティ)を失うことだ。
いかにみずからが価値を産み出すかを考えて、実行し続けること
偉大なアイデアを実現する手段のひとつとしてお金を位置づけたなら、きっとそのお金は創造につながるものになるだろう。
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ピカソとゴッホの話かと思ったが、この本の内容はお金の話だった。
人は、つながりと物語にお金を投じる。
未来を作り出す可能性に投じていくのだとわかった。
Posted by ブクログ
■最強の投資先はコミュニティ。持ちつ持たれつ、のコミュニティ。その人が何を考えているか、何を大事にするかといった軸で人々は繋がっていくようになる。
■価値+信用=価格。
Posted by ブクログ
【なぜゴッホは貧乏でピカソは金持ちだったのか】
・人事に関する書籍ではないが、ビジネスの広がり方を把握するために参考になる部分があるのでPICKUP
・ポイント3つ
①信用=価値
②世界を把握する三層構造
③お金の持つ鋭利なメディア性
■①信用=価値(p.3)
"愛をただ愛とだけ、信頼を信頼とだけ、その他同様に交換できるのだ"
・ピカソはモノを買う時にキャッシュ/現金を使用せず、小切手を使用していた。なぜか?
←彼は有名であり、ピカソのサイン入り小切手を銀行で換金することが考えられなかったためである。
つまり、彼は自分という存在が信用されているがゆえに自分自身に価値があることを知っており、信頼される自分=価値=お金、という"金の本質"を理解していた。
・上記を踏まえると、たとえbあ人を紹介することなどは、信頼があればビジネスにおいてもそうでなくても「信用(または信頼?)」から生まれていることに私も気づく。その信頼から得た人脈で価値を生むが、その信頼は金では買えない。
・金は万能ではないことにも気づく
■②世界を把握する三層構造(p.112)
・歴史を振り返ると3つの構造でビジネスや物事が進んでいる
L①国家(ソブリン)の枠
L②企業(グローバルカンパニー)の枠
L③個人間の連帯(NW)の枠
・ITの浸透により、すでに①、②は価値を失ったと見ることが出来る。(本省では、例えば社内で英語を公用語にした楽天やファストりは①、②を捨てた企業だと言及している)
・信用ある③:人のつながりが今後の"価値"=ビジネスが生まれる場所、となる。人事を担当するうえで、この大枠の考え方を今後のバックボーンとして、戦略を理解する必要があるかもしれないと思う
■③お金の持つ鋭利なメディア性
・お金というものは、対象が持つ価値を無機化する能力を持っている
L10年かけて作り上げた1億円と、株式公開によって1日で生まれた1億円。どちらも同じ2億円だが、"お金/貨幣"はその意味づけを殺してしまう。
・人を評価し、報酬に反映することは、このメディア性に人の価値をあてはめているということだと思う。これが資本主義の冷たさ?本書ではマルクスの言葉も紹介されているが、すべての人が信用できるかどうかを判断できたうえで成り立つ世界か?
マルクス:"お金のない世界とは、物事を無機化・数値化しないでコミュニケーションが行われ、かつそれが円滑に生産の上昇気流に乗せることが出来る世界観である"
・"お金になる自分の価値"と"お金にできない自分の価値"。どちらもこの先の世界では必要になるように感じる。どうやって両方を磨くか? why dont we struggle to think because nobody may know the answer for this matter yet.... (奥村)
Posted by ブクログ
タイトルにもなっているゴッホが貧乏でピカソが金持ちかの話が一番インパクトがあった。お金は数あるコミュニケーションツールのひとつであり、これからはお金ではなくクレジットを積むことが重要。クレジットが価値を生み、その価値と別の人の価値を交換するようになれば、究極的にはお金が不要になるというのが著者の主張。いかに自らが価値を産み出すかを考えて実行することが重要という点は同感。
Posted by ブクログ
お金は数あるコミュニケーションツールのひとつに過ぎない。お金のエネルギーを社会に循環させる習慣を。いかに自分の価値を生み出すかを考えて実行し続けること。
お金を含めた社会の価値観の変化。ソーシャルネットワークとシェアの時代。ついていけるだろうか。
Posted by ブクログ
経済啓発本であろうが、あまりにもタイトル詐欺だ。もっとピカソとゴッホのこと語れよ。(せめてあとがきとか結論にはピカソとかを再登場させてほしかった。)
おもしろい本でした。お金の価値をバッサリ語っていたし。
物々交換がこれからどうなるかっていうのは、、、主流にはならないだろうけど、やる人はいるのかもね。
やっぱどうしてもネットオークションとかSNSで個人情報明かすのに抵抗ある人いるだろうし。でも、結構そういうのクラスタに物々交換するような人情味ある人間が含まれるんじゃないかな。
こういう経済新書は「結局、歴史は繰り返される」っていうのが分かるよね。景気循環というか、そんな感じのを。
資本主義もそろそろパンクするよねー。近いうちにリセット局面到来かな。
___
p163 科学が、やるべきことではなく、できることを実現してしまうのと同様に、お金の科学、金融工学も、商品化できる者を全て商品化してしまう。
p194 失業率は高い方が正しい。
日本の一般企業の中で付加価値を出している業務は4割もないかもしれない。それ以外の人達は無駄なことや仕事を産むための仕事をしているだけかもしれない。
もはや会社の多くは価値を生み出す経済体ではなく、月30~50万円の年金を支払っている生活保護団体になり下がっているようにも見える。
なのになぜ社会や国はそんな会社組織を必死に守ろうとするのか、ケインズの言う労働・雇用効果を信奉しているからではない、
それは、
「人はみな時間を持て余すのを恐れているからだ。現代人が真に恐れていることは飢えることではない。存在意義を失うことだ。」
→ 生産過剰な先進国では、経済の成功にがむしゃらになっているのに、経済の本質である「資源の最適配分」が崩壊しているということ。
変に会社への所属にこだわって不必要な仕事ばかり生み出すより、一人一人が価値を生み出せる社会を作る方が健全である。もしその社会が実現できたなら、高い離職率が出る。それはもはや離職率ではなく、労働解放率といえるだろう。
社会は一人一人の自己実現を目指すなら、労働解放を目指すべきである。ってことがいいたいのね。
Posted by ブクログ
自分にとって価値とは何か。お金はその中でどこにいるのか、それを理解しろ、著者のいいたいことは、その一点、だと思う。著者にとっては、お金は何かを埋めるパテであると。
タイトルはピカソとゴッホだけど、どちらも、特にゴッホはほとんど出てこない。ピカソがどのように価値を最大化するために努力したか、という話はちょっと出ているが…。ようするにタイトルはパテやな(違うか)。じゃあタイトルに騙されたかというと、そうではなくて、価値の捉え方次第でアップもダウンもあるでよ、という話。冒頭のピカソの話だけでいいかな、僕ぁ…。
Posted by ブクログ
なぜゴッホは金持ちで、ピカソは金持ちであったか、この辺の説明はあまりない。
この内容に関連させて、主に作者のお金の考え方が記されている。
ちなみに、ゴッホがお金について本質を見極め、活用するセンスがあったからということにまとめられる。
この本では、金融の世界に携わってきた作者ならではのお金の価値観が書かれている。シロートの私では、残念ながら1回では深くは理解できなかった。最終的には信用が重要ってことはわかったが。
その中で、世界3層構造、国家、企業、個人間の紐帯とに例えている。
企業が国家から飛び立とうとしていること、SNSが個人間を強固にし国家に相当するものを作り上げるという考えは新鮮で勉強になった。
また、日本人がゴッホに近く、お金に対して無知であることに警鐘を鳴らしている。
お金の5つのステップ、使う、ためる、稼ぐ、殖やす、流すのうち、後者二つができていない。
全体的に新たな視点からの考え方で面白かった。
その他、メモ。
・「心を満たすお金」だけでなく「心をコントロールする意思」との両方がそろって初めて、人は幸せになる。
・金融は数融になる
・世界GDPのトップ100のうち4割以上が企業が占める。ポイントカードは企業通貨である。