山口揚平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会社辞めようと思ってなくても読んだ方が良い本だったぞ。
曰く、
・現在の若者の不幸は経済的貧困によるものではなく、本当は主体的に人生を選択する勇気と知識の欠如によるもの
・日本は個人の自由な生き方への寛容度が極めて低い国
・収益を得るシステムがなければ、バリューは換金されない
・自分のロールモデルとなるであろう人物にメールを1通送り、とにかく会いに行って、そこでなんとか丁稚奉公させてください、というのが、欧米での就職活動のスタンダード。
・プロフェッショナルの語源は「神に宣言する」の意味の(プロフェス)である。
・最終的に、事業とは顧客を創造すること。(ドラッカー) -
Posted by ブクログ
・好きなことをして食べていけば幸せだよね→そのためには「何をするか」より「どう金を手にいれるか=システム」が重要だよね→世の中のビジネスモデルはこんなのがあるよ。みんなこうやって金を稼いでいるんだ。→さあ、あなたもやってみよう。→ちなみに僕はこんなことに気をつけてながら独立したよ。つらい時もあったけど、こういう風に考えてがんばったよ。という構成。
<以下読書メモ>
・「好き」で食うための3つの要素
①バリュー(付加価値)
②システム(金の稼ぎ方。マネタイズ方法)→本書の対象範囲
③クレジット(評価、信用。詳細は 岡田斗司夫の評価経済学とかに詳しい)
会社に所属しているときは①のみを考えていれ -
Posted by ブクログ
大手コンサルでM&A担当として活躍、その後独立した著者が独立の技法を語る。
独立ありきではなく、疲弊した会社での無理ゲーからどう脱出するか。テクニカルな方法論。
○仕事では、個人のスキルを除けば、責任の重さやノルマが、自由度や権限を上回らないようにしなければなりません。もし、上回ってしまったら、その分を、努力と根性という「精神力」で埋めなければならなくなるからです。それは、最初から「負け」が確定したナンセンスな方法です。
○独立とは、1人で食べていくことやその状態を指し、起業とは、新しいビジネスを創ることです。
○約50年前は、独立していることは極めて普通のことだったというこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ経済啓発本であろうが、あまりにもタイトル詐欺だ。もっとピカソとゴッホのこと語れよ。(せめてあとがきとか結論にはピカソとかを再登場させてほしかった。)
おもしろい本でした。お金の価値をバッサリ語っていたし。
物々交換がこれからどうなるかっていうのは、、、主流にはならないだろうけど、やる人はいるのかもね。
やっぱどうしてもネットオークションとかSNSで個人情報明かすのに抵抗ある人いるだろうし。でも、結構そういうのクラスタに物々交換するような人情味ある人間が含まれるんじゃないかな。
こういう経済新書は「結局、歴史は繰り返される」っていうのが分かるよね。景気循環というか、そんな感じのを。
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Posted by ブクログ
ネタバレなぜゴッホは金持ちで、ピカソは金持ちであったか、この辺の説明はあまりない。
この内容に関連させて、主に作者のお金の考え方が記されている。
ちなみに、ゴッホがお金について本質を見極め、活用するセンスがあったからということにまとめられる。
この本では、金融の世界に携わってきた作者ならではのお金の価値観が書かれている。シロートの私では、残念ながら1回では深くは理解できなかった。最終的には信用が重要ってことはわかったが。
その中で、世界3層構造、国家、企業、個人間の紐帯とに例えている。
企業が国家から飛び立とうとしていること、SNSが個人間を強固にし国家に相当するものを作り上げるという考えは新鮮