山口揚平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
実際に、独立後に事業にしようとしている収益の土台を、広げたり安定化するためにプロフィットモデルのパターンを、複数組み合わせる考え方が大変ためになった。
プロフィットモデルパターンとは
ビジネスモデルを下記の側面から捉えたパターン
例えば顧客は、個人より法人、法人より政府のほうが収益安定しやすい。
同様に 課金の仕方も、都度課金より月額、成果報酬型の方が安定しやすい、またはビジネスチャンスがあるなど、わかりやすく説明してくれる。
1. 顧客
個人
法人
政府
2. 商品
商品そのもの
周辺商品(サブグッズ)
共感
3. 課金の仕方
スポット(都度)
ストック(月額型)
エ -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書では、「好き」で「食う」ためには、①バリュー、②システム、③クレジットの3つが重要であるとし、特に②について、稼ぐシステムを構築しないとダメ、ということを解説しています。
①バリュー: スキルや商品の価値=売上や利益に直結するもの。ミッションが社会的価値に結びついたもの。30歳くらいまで目の前の仕事を丹念に注力すればミッションが見えてくる。後は自分の使命と才能を貢献に転換するのみ。
②システム: 稼ぎの土台となるもの。経営システムとなるもの。
③クレジット: 信用のこと。独立するとサラリーマン時代の10分の1~20分の1になる。戦略的に信用を創造することが重要。
・意思決定は「し続ける -
Posted by ブクログ
幸福とは期待と実体が一致した状態だ。「心を満たすお金」だけでなく「心をコントロールする意思」との両方がそろって初めて人は幸せになれる。
広義のお金は金融機関によって日々製造されている。
2000年には190兆ドルだった世界のお金は、金融危機以前の2006年には570兆ドルまだ3倍に膨らんだ。しかし、同じ時期の実体経済(名目GDPと貿易)は50兆ドルから70兆ドルへとわずか1.4倍に増えたにすぎなかったのである。
不安と欲望を糧にしたビジネスの最たるものが、生命保険とギャンブルである。生命保険は不安を、ギャンブルは欲望を喚起することで稼ぐ。
中国のことわざ
・お金で家は買えるけれど、家庭は -
Posted by ブクログ
お金は、非常に強力で大事なものであるが、絶対的なものではない。
お金は、人と人とがコミュニケーションする手段の一つである。
しかし、それが"数字"という世界中すべての人が理解可能なメディアであるがゆえに、きわめて強力な存在であるに過ぎない。
お金が絶対的な存在でなく、数あるメディアの一つだからこそ、他のメディア、たとえば、言語や宗教、ボディランゲージ、時には笑顔ひとつすら、お金の代わりになるのである。
タイトルにこそ、ピカソやゴッホといった名前が出てきますが、彼ら芸術家に関する本ではなく、本の主題は「お金」。
今までのお金の捉え方について、そしてこれからの未来の -
Posted by ブクログ
ネタバレピカソは、自分の名声をいかに上げるのか、のみならず、それをどうやって、より多くのお金に換えるか、という点についても熟知していたのだろう。これは現代の金融でいえば、信用創造、“キャピタライズ”の考え方である。
この本は、お金をめぐる僕の思索と実践、それからお金の歴史と進化を踏まえて、これからの時代を幸せで自由に生きる方法を伝えたいと願い、書いたものだ。
「世の中で一番うまい飯は、結局のところ、仕事の後のビックマックだよ」
人びとの不安と欲望でお金は育つ
欲望は海水を飲むことと似ている
「世の中には、2通りの生き方がある。ひとつはリスクを取る生き方、もうひとつは、人に従う生き方だ。私はリ -
Posted by ブクログ
お金を稼ぐ方法が巷ではたくさん紹介されているが、この本は「お金とは何か」を本質的に説明してくれている。なぜお金を稼ぐのか、どうやって稼ぐのか、どうお金を活用するのか。こういったことを教えてくれる内容だった。
「お金を稼ぎたい」と思うことがあっても、「お金とはそもそも何なのか。お金を稼ぐことが幸せにつながるのか」とは考えたことがなかったため、この本を読むことで新たな視点を持てたことが良かった。
「お金とは価値と信頼を数値化したものに過ぎない」という内容に背筋が伸びた。昔は物々交換だったため、価値があるものや信頼感が重要だった。その行為がどんどん簡略化され、管理しやすいようにお金ができた経緯を考 -
Posted by ブクログ
ネタバレ振り返り、とげぬきくらいまではわかるのだがその先がようわからん。そこはこの本じゃなくてお賽銭払ってサイト見てねなのかな。
若いころは大事だが中年からあとは惰性みたいに言われるのはちょっとしんどいが当たっている面はあるだろうなあ。役割決まってくるしね。それでも役割変えるときにはこういうことを考える必要はそれなりにあるんだけどなあ。
仕事として成り立たせるには、相手の期待値をとらえるところにものすごく注力する必要があるのだがp203、それがまさに私の苦手とするところなのが本質的な困りごと。だから、期待値がすごくわかりやすい資格取得はできても仕事になかなかならない。騙されやすいのも、そのせい。さて、