山口揚平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
実際に、独立後に事業にしようとしている収益の土台を、広げたり安定化するためにプロフィットモデルのパターンを、複数組み合わせる考え方が大変ためになった。
プロフィットモデルパターンとは
ビジネスモデルを下記の側面から捉えたパターン
例えば顧客は、個人より法人、法人より政府のほうが収益安定しやすい。
同様に 課金の仕方も、都度課金より月額、成果報酬型の方が安定しやすい、またはビジネスチャンスがあるなど、わかりやすく説明してくれる。
1. 顧客
個人
法人
政府
2. 商品
商品そのもの
周辺商品(サブグッズ)
共感
3. 課金の仕方
スポット(都度)
ストック(月額型)
エクイティ(成果報酬型)
4. 支払い方法
本人が現金
本人が簡単支払い
第三者が支払い
5. 資源
自己調達
タダ・バータで調達
参加するメンバーが価値の資源
例えばモバゲー
顧客は、個人
商品は、周辺商品と共感の組み合わせ
課金は、月額制と成果報酬型の組み合わせ
支払いは、本人が簡単支払いか、第三者支払い(この場合は携帯電話の名義の親)
資源は、参加するメンバー
基本パターンでないものを取り入れる事にり、ビジネス展開が有利になると説明されている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書では、「好き」で「食う」ためには、①バリュー、②システム、③クレジットの3つが重要であるとし、特に②について、稼ぐシステムを構築しないとダメ、ということを解説しています。
①バリュー: スキルや商品の価値=売上や利益に直結するもの。ミッションが社会的価値に結びついたもの。30歳くらいまで目の前の仕事を丹念に注力すればミッションが見えてくる。後は自分の使命と才能を貢献に転換するのみ。
②システム: 稼ぎの土台となるもの。経営システムとなるもの。
③クレジット: 信用のこと。独立するとサラリーマン時代の10分の1~20分の1になる。戦略的に信用を創造することが重要。
・意思決定は「し続ける」こと自体が大事・・・独立したら一大事なのは「勝率」。意思決定のスピードを速めれば速めるほど、先に進める。
・成功する事業は、アイデア1000個のうち3つだけ・・・多くに手をつけるよりも、よく考えることが重要。
・意思決定は、頭で考えて整理し、ハートで判断する。
・判断する際には、直観ではなくて事実を重視する。
・優秀な人材は、全人格を捉えるのではなく、その中の一部でよいので優秀な点に着目して採用する。
・能力を上げるよりもプライドを下げる努力をする・・・優秀さとは、有能さと謙虚さの掛け算である。
・やりたくないこともクリアするのが現実・・・やりたいこと1つの裏には10のやりたくないことがある。
・最後は、何とかなる・・・独立してやっぱり食えなかったという人はまずいない。 -
Posted by ブクログ
幸福とは期待と実体が一致した状態だ。「心を満たすお金」だけでなく「心をコントロールする意思」との両方がそろって初めて人は幸せになれる。
広義のお金は金融機関によって日々製造されている。
2000年には190兆ドルだった世界のお金は、金融危機以前の2006年には570兆ドルまだ3倍に膨らんだ。しかし、同じ時期の実体経済(名目GDPと貿易)は50兆ドルから70兆ドルへとわずか1.4倍に増えたにすぎなかったのである。
不安と欲望を糧にしたビジネスの最たるものが、生命保険とギャンブルである。生命保険は不安を、ギャンブルは欲望を喚起することで稼ぐ。
中国のことわざ
・お金で家は買えるけれど、家庭は買えない
・お金で時計は買えるけれど、時間は買えない
・お金でベッドは買えるけれど、睡眠は買えない
・お金で本は買えるけれど、知識は買えない
・お金で名医は買えるけれど、健康は買えない
・お金で地位は買えるけれど、尊敬は買えない
・お金で血は買えるけれど、命は買えない
・お金でセックスは買えるけれど、愛は買えない
マダム・ホー「世界一愚かなお金持ち、日本人」
現代人は知覚傷害に陥っている。外を認識する五感ばかりが僕たちの感覚の主役となり、幸福を直接に感じ取る体内センサーが麻痺している。
デザインの語源はでDe:削る、ザインSign:形作る
ラテン語で私欲を削り落とし、本質を磨き上げること
decide,cideは斬る
desire,sireは星、星が見えなくなる→惜しむ、欲する
私欲を削り、自分自身を透明な状態に保つことによって、使命に沿った生き方ができるようになり、それが社会にとっての一番の価値創造や貢献につながり、結果的にお金となって返ってくる。
日本は、これから価値を産み出すものより、すでに築かれた信用が重視される社会なのだ
神は我々を人間にするために、なんらかの欠点を与える
By シェイクスピア 『アントニーとクレオパトラ』
事業は価値と信用を創造するゲームだ
僕たちが管理すべきものは、信用総量であってお金の額ではない。
世界の三層構造
第一層 地政学的に切り分けられた国家
第二層 国境を越えて雲のように漂う企業
第三層 オゾン層のように点在し結びつき合う個人
金融はなくなり、数融に移行する
お金の形状は、貝から鉱物、そして紙幣で代替され、そして今、ビットへと変質し世界に溶け込んでいる。
個人の発行する信用が重視される世界へ
大切なことは、日頃から信用を貯めて、その信用のATMから生活や事業に必要な量を適宜引き出すという生活習慣なのである
価値の源泉たる使命の本質は「エゴを濾過すること」によって見えてくるのと同様、信用の源泉たる信念も「短期の欲に流されず一貫性を担保する」ことによって成立する。価値の積み上げと信念の保持が信用創造の要であるならば、信用においてもっとも重要な考え方は「欲の規制」という概念である。
TwitterやFacebookはコミュニケーションツールではなく、コントリビューションツールとして使うといい。
お金を中心とした資本主義の基本的な考え方は、17世紀、デカルトの時代に成立した哲学に基づいている。それは、「物事は、要素に分解し、客観化することによって捉えることができる」という思想である。この数字で世界を捉えるという哲学が現在の「お金をコミュニケーションの中心に置く」という社会システムにつながっている。
お金で買えるものとお金で買えないものの境目を倫理という。
この世界の最大公約数であるお金を、人が求めてすり寄っていくことは責められないが、それは個別の使命を持っているはずの自分自身を失う一歩でもある。そうした不自然さを直感するからこそ、人はお金を避けるのではないだろうか。
文脈を残した価値交換経済である有機経済が進むにつれて、誰かに与えた価値が、別の角度から返ってくる、give & givemという仕組みが増えるのではないだろうか。
お金のない世界を観る、それが本当の意味で「お金の正体を知る」ということなのだ。 -
Posted by ブクログ
お金は、非常に強力で大事なものであるが、絶対的なものではない。
お金は、人と人とがコミュニケーションする手段の一つである。
しかし、それが"数字"という世界中すべての人が理解可能なメディアであるがゆえに、きわめて強力な存在であるに過ぎない。
お金が絶対的な存在でなく、数あるメディアの一つだからこそ、他のメディア、たとえば、言語や宗教、ボディランゲージ、時には笑顔ひとつすら、お金の代わりになるのである。
タイトルにこそ、ピカソやゴッホといった名前が出てきますが、彼ら芸術家に関する本ではなく、本の主題は「お金」。
今までのお金の捉え方について、そしてこれからの未来のお金のあり方について考えさせられます。
特に個人の信用力がより重要になっていくという考え方には非常に共感。 -
Posted by ブクログ
ネタバレピカソは、自分の名声をいかに上げるのか、のみならず、それをどうやって、より多くのお金に換えるか、という点についても熟知していたのだろう。これは現代の金融でいえば、信用創造、“キャピタライズ”の考え方である。
この本は、お金をめぐる僕の思索と実践、それからお金の歴史と進化を踏まえて、これからの時代を幸せで自由に生きる方法を伝えたいと願い、書いたものだ。
「世の中で一番うまい飯は、結局のところ、仕事の後のビックマックだよ」
人びとの不安と欲望でお金は育つ
欲望は海水を飲むことと似ている
「世の中には、2通りの生き方がある。ひとつはリスクを取る生き方、もうひとつは、人に従う生き方だ。私はリスクを取る生き方をしてきた」
僕はいわゆるオタク気質で、人とのコミュニケーションが得意なタイプではない。しかし、このときばかりは、最初の会社で得た親友をはじめひとりひとり、これはという友人・知人を口説き落とし、少しずつ仲間を増やし、協力しながら事業をつくり上げていった。
もし、世界に価値を産み出したいなら、価値をお金に換える「バリューtoマネーの世界」で生きていきたいなら、何よりもまずは“好き”を追求しよう。やりたいことがみつからないなら、やるべきことをやろう。
「大事なことは、やりたい仕事と信用だ」
現代人が真に恐れていることは、飢えることではない。存在意義(アイデンティティ)を失うことだ。
いかにみずからが価値を産み出すかを考えて、実行し続けること
偉大なアイデアを実現する手段のひとつとしてお金を位置づけたなら、きっとそのお金は創造につながるものになるだろう。 -
Posted by ブクログ
お金を稼ぐ方法が巷ではたくさん紹介されているが、この本は「お金とは何か」を本質的に説明してくれている。なぜお金を稼ぐのか、どうやって稼ぐのか、どうお金を活用するのか。こういったことを教えてくれる内容だった。
「お金を稼ぎたい」と思うことがあっても、「お金とはそもそも何なのか。お金を稼ぐことが幸せにつながるのか」とは考えたことがなかったため、この本を読むことで新たな視点を持てたことが良かった。
「お金とは価値と信頼を数値化したものに過ぎない」という内容に背筋が伸びた。昔は物々交換だったため、価値があるものや信頼感が重要だった。その行為がどんどん簡略化され、管理しやすいようにお金ができた経緯を考えると分かりやすい。
世の中に価値を提供し、周りから信頼がある人が豊かになれる。それが数値的に見えるお金で見ようとしてしまっているから、お金が大事だという考えになるのだと思う。
「好きを追求し、私欲を削ぎ落としていくと使命が見えてくる。使命が転じて価値となる。価値が変じてお金になる。」
この流れを自分の中でも作りたいと強く思った。大学からずっと考えていたことを言語化してくれた内容だった。
ただ、追求できる好きがなかなか見つからない。さらにいうと使命が見えてこなかったらどうしようという不安が大きい。ただ、みんなその不安の中を努力して継続し続けて自分のポジションを掴んでいっているんだと思う。なので私も考えることをやめずに、自分の価値を探し続けていきたい。
ピカソはレストランでウエイトレスにお願いされてナプキンに書いた絵を100万円と言った。30秒で書いた絵が100万円なのか?と言うウエイトレスに「これは40年と30秒かけて描いた絵です」と答えた話が好きだ。才能だけではなく、ひとつの物事が価値になるには、長い歳月の努力とコミットメントが必要ということを実感できるから好きなのだと思う。
目に見える結果だけではなく、そこに至るまでにどのようなことがあったのか、何をしたのか、ここがとても大事だと感じた。
使命を見つけるためには私欲を削り透明な状態にしないといけないらしい。ここはまだ自分の中で落とし込めていない。透明(ニュートラル)な状態を保つことで使命に沿った生き方ができるらしい。
欲が無くなることで、思考や視界からノイズが消えて使命が見えやすくなることなのかなと勝手に解釈している。この考えがきちんと落とし込めたら自分の使命が見つけられる気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ振り返り、とげぬきくらいまではわかるのだがその先がようわからん。そこはこの本じゃなくてお賽銭払ってサイト見てねなのかな。
若いころは大事だが中年からあとは惰性みたいに言われるのはちょっとしんどいが当たっている面はあるだろうなあ。役割決まってくるしね。それでも役割変えるときにはこういうことを考える必要はそれなりにあるんだけどなあ。
仕事として成り立たせるには、相手の期待値をとらえるところにものすごく注力する必要があるのだがp203、それがまさに私の苦手とするところなのが本質的な困りごと。だから、期待値がすごくわかりやすい資格取得はできても仕事になかなかならない。騙されやすいのも、そのせい。さて、この本の誘導先のコーチングセッションに20万出すかといわれるとどうかなあ。