児島修のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
突飛な主張はないが、データを基に話が展開するので納得感があるし読みやすい。
二択に答えがあるのがスッキリする。
経済学部の初級の教科書みたいな読み口。
『JUST KEEP BUYING』21の黄金ルール まとめ
貯金・収入・支出(第1章〜第10章)
* お金がない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき
* 予想貯蓄額が予想投資収益を上回る場合は貯蓄に、そうでなければ投資に集中する。
* できる範囲で貯金する
* 節約ばかりに意識がいってストレスにならないよう、無理のない範囲で貯金する。
* 節約よりも収入アップ
* 支出削減には限界があるが、収入増加には限界がない。
* 「2倍ルール」で罪悪感を減らす
* 贅沢品を買ったら、同額を投資するかチャリティに寄付する。
* 収入アップ分の50%以上を貯蓄する
* 昇給等に合わせて生活水準を上げる「ライフスタイル・クリープ」を抑えるため、増加分の50%以上を貯蓄へ回す。
* 借金は使い方次第
* 自分にとってメリットが得られる場合のみお金を借りる。
* 家は適切な場合のみ購入する
* 経済状況やライフスタイルに適している場合のみ購入を検討する。
* 頭金は、まず現金で貯めることを検討する
* 結婚式や自宅購入などの大きな買い物の頭金作りには、現金が最良。
* リタイアで大切なのはお金だけではない
* 「どうすればリタイアできるか」の前に、「リタイアして何がしたいか」を考える。
* 減り続ける「人的資本」を「金融資本」に置き換えるために投資する
* 人は永遠には働けないため、若いうちから「人的資本」を「金融資本」へ移していく。
投資・資産運用(第11章〜第20章)
* オーナーのように考え、収益資産を買う
* 収入を増やすために、収入を生む資産を購入する。
* 個別株は買わない
* 個別株でインデックス投資を超えるリターンを得るのは至難の業。
* 早く買ってゆっくり売る
* 市場は時間経過とともに上昇する傾向があるため、早く買い、ゆっくり売るのが基本。
* できるだけ頻繁に投資する
* タイミングを測ろうとせず、ドルコスト平均法などを活用して継続投資する。
* 投資とは配られたカードではなく、そのカードを使ってプレーすること
* 大切なのは、長期的・幸運/不運の時期に対してどう振る舞うか。
* 相場の変動は必然的に発生するが、恐れてはいけない
* 投資のリターンを得るには「相場の変動に耐えるという手数料」を払う必要がある。
* 暴落は(通常は)買いのチャンス
* 大規模なクラッシュ(暴落)の後は将来のリターンが最も高くなる傾向があるため、恐れずチャンスと捉える。
* 過度に贅沢な暮らしをしようとして大きなリスクを背負うのではなく、十分な暮らしができるお金を確実に得ることを重視する
* 無理なリスクを取って資産を増やす必要はなく、目的によっては資産を売却してもよい。
* どれだけ資産が増えても、金持ちになったとは感じないが、それは問題ない
* 自分よりお金を持っている人は常に存在する。他人と比較せず自分を見失わないことが重要。
* 時間ほど貴重な資産はない
* お金は後から稼げるが、時間を増やすことはできない。
まとめ(第21章)
* 私たちはすでにこのゲームをプレーしている
* 未来がどうなるか分からない中で、毎日お金に関する決断を下している。本書で得た知見・指示を活用して、人生というゲームを上手にプレーしていこうというメッセージ。
-
Posted by ブクログ
死を身近に連れ戻してくれる大変いい本でした。
前半はわかりやすくお坊さんとしての著者の経験談。
後半は予想もしていなかった死の話。
そのどちらも素晴らしかった。
記憶が新しいので後半の死の話が印象に残っている感はあります。
死んだ人を近隣の住民自らが焚き火で燃やすタイの風習なんかを聞くに、やはり先進国とされる社会においては死が遠ざけられすぎているように思う。
親が死ぬことを告げられたらどんな言葉を返すか?と考えたけど、「いままでありがとう、愛してるよ」の2つしかないだろうと思った。
それはつまり、人間の善い行いなんてのはこの2つに集約されていくのだということ。
またアバウトタイム観なきゃ。
あと、常々思っているけれど、原題の”I May Be Wrong”もそうだけど、自分にとって片時たりとも忘れたくない言葉がたくさんある。
それを実際に片時も忘れないための方法が、何度考えても目に入る位置にタトゥーを掘るしかない。
より善い人間になるために、肘から先にいろんな言葉をタトゥー入れたいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今騒音問題に悩んでいる私に手を差し伸べるかのように出会った一冊。
隣人の騒音問題に悩んでおり、これを書いている現在進行形で小学校低学年の足音や赤子の鳴き声が聞こえてくる(これはしょうがない)22時22分時点
かつての私なら、就寝前なのだから皆静かにすべきなのに。賃貸だから気を使って生活すべきなのにとべき思考に陥っていた。しまいには白黒思考であるため、音に一喜一憂する日々が長らく続いた。
だが、そのような中で本書の86ページに書いてある”誰かに対してこうあるべきだと思っても、その人たちは自分の想い通りの人間には絶対にならないと”と言った言葉が背中を押してくれた。確かに管理会社にも言ったものの、自分が望んでいた水準まで改善はしなかった。だから相手に期待することをやめ、また自分の心がこれ以上窮屈にならないためにも、相手を受容することにした。もちろん、まだ完全には受容できていないので時々、うるせえよ。黙れと声に出しそうになる。
そのような時にはパサーノの言葉である「僕が見ている」を思い出し、自分との約束「相手を許す、そして受容する。」を再確認する。だが、いずれ「相手を許すべきだ。受容すべきだ。」といった思考に転じないように注意が必要だ。
別にこの心がけは相手のためを思ってではない。自分のために実践し、相手を許し始めた。私は因果応報を信じる派なので、自分に跳ね返ってこないように、騒音で怒っている態度を隣人にあからさまに出すことを止めた。それに自分の心もどんどん荒んでいくのも止めたいと思い。そしておそらく、こちらのベランダを汚したり、自身の子供の騒音を気にも留めない親にはきっとこの先何か待っていると思う。(別に不幸を願っているわけではない。)
ナティコが経験した世界に触れられて本当に良かった。
また並行して"はじめての森田療法"という本も並行して読んだ。森田先生も、べき思考に囚われ、また解決策を練ろうとすることで、長い期間その問題について考えることになり、本来の自分(あるがまま)を見失っていると述べていた。これは森田療法も仏教の禅の考え方に深く影響されていることから、同じ考え方が見いだせたのだろう。だが、私はそれを知らずに同時並行で読み、これは何かのご縁だな。ありがとうございます。と感謝をしている。
-
Posted by ブクログ
『私が間違っているかもしれない』を読んだ。
社会で成功したあと、17年間僧侶として生き、再び社会に戻った著者。
でも、社会復帰はうまくいかず、うつ病になり、
「自分には価値がないんじゃないか」
と悩むようになる。
そんな中、僧侶として学んできたことを人に話すようになり、周りから感謝されることで、
「自分はここにいていいんだ」
と思えるようになったという。
心に残ったのは、
「人生とは、自分の贈り物を見つけて、それを人に与えること」
という考え。
そして、
良いことも悪いことも、これもまた過ぎ去る。
人は誰でも、人には見えない苦しみを抱えている。
だから、他人には親切にしよう。
書いてあることはすごくシンプル。
でも、実際にやるのは難しい。
自分をよく見せようとするより、今ここにいること。
考えすぎるより、目の前の人を大切にすること。
心がしんどい時に、また読み返したい本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ間違ったときに素直に認めて謝る習慣を維持したい、そんな素直な人間性を維持したと思って読んだ
父は安楽死、本人はALS、
死と向き合う中で自分の考えが間違っているかもしれないと思いマインドが整っていく本、説得力が凄い本
・マインドフルネスというよりアウェアネス(気づき)
・女性に振られて傷心し仏教にたどり着く物語
・永遠に変わらないものはない、思想や信条なども
・自分の考えに懐疑心やユーモアを持つことで生きるのが楽になる
・ぱっと出るアイデアは、長い間熟考し続けた結果である場合が多い
・ありのままの相手を受け入れる、べき論はよくない
・仏教とは無心で今ある事に集中する事 正念
・出来ごとに意味は無い、人間が意味を与えるだけ(儀式も含め)
・自分の考えにとらわれていると、まっさらな目で物事見れない
・思考を手放す正しいとしても手放すことが必要
・私が間違っているかもしれないと呪文を唱える
・正しい事が重要ではない、人間は本質的に無知であると理解する事が大事
・苦しいと思うから苦しい
・本当の幸せは物がある事ではなく、無い事でもたらされる
・本当に必要な事は時が訪れたら目の前に来る
・これもまた過ぎ去る(ペルシャ王の言葉)
・常に自分の行動が起点になる
・アッラーを信じよ、だけどラクダはひもで括り付けろ
・あなたが誰かを嫌うのはあなたが傷つきリソースを使うだけ、相手は何も感じない
・自分を客観視する、感情に支配されない
★神は宝石を絶対に見つからない所に隠した、あなたのポケットです -
Posted by ブクログ
富は直線的に増えるのではなく、階段のように、段々と積み上がってステージが変わっていくもの。本書では、富の蓄積を6ステージに分類し、各ステージの特徴、次のステージに上がるためにはどうすればいいかの具体的アドバイスが書かれている。
まず着目すべきは、ステージが下(1000万円以下の富)の場合、保有資産は現金、車、住宅などの消費財が保有資産のほとんどを占める。それに対して、富裕層になればなるほど、収益不動産、株、債権、投資信託、事業など、収益資産を持つ割合が増えていく。
収益資産からの配当によって金持ちはますます金持ちになり、収益資産を持たないことで貧乏人は貧乏人のままといえる。まさに金持ち父さん貧乏父さんで言われている「金持ちになりたければ、負債ではなく資産を買え」ということ。
富の階段を登りたいなら、収益資産の保有率を上げること、ジャストキープバイイング、資産を買い続けろという前作にも繋がる。
富の階段に隠された教訓は、お金は相対的な概念だということ。隠されたというのは実際に経験してみないと理解するのが難しいということ。富が増えれば増えるほどお金に対する考え方感じ方は変わる。
著者が富の階段から得た最大の教訓は、十分なお金があれば人生はお金の影響をほとんど受けなくなるということ。お金はそれが重要でなくなるまでは、とても大切で重要なものだ。しかし、富の階段を登るにつれ、人生における非金銭的な側面がより重要になってくる。当然ながら全てをお金で買うことはできない。私たちは富を得る前でなく、得た後に初めてこのことに気付く。
皮肉にも人は裕福になって初めて人生最大の喜びの多くにはそれほどお金がかからないと気付く。友人、家族と遊ぶ時間。健康を保つこと。自分自身に満足すること。これらに大金は必要ない。お金から最大の価値を引き出すには、こうしたお金以外の大切なものにどれだけ意識を向けられるかが重要になってくる。
お金というのは簡単に測れる尺度であるため、誰もがこの罠に陥る。人間関係や心身の健康は預金残高のように測ることができない。
真の富とは、単なる資産ではなくそれを使って築いた人生のことである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・不要な金を稼ぐために大切な資産を失う
・富の比較ゲームに参加しない
・吐くまで食うな(十分と言う感覚を持つ)
・途方もない結果を生み出すのに途方もない力は必要ない
(氷河期は少し涼しい夏が起こす)
・全体の1%以下の行動が投資の成否を決める
・天才投資家の定義は周りが我を忘れてる時に、当たり前の行動をとれる人
・必要以上のお金を稼いでもリッチにならない、22歳で仕事を辞めた時に最高にリッチになった、会社を売った時は銀行残高が増えただけ
・高級品を身に着けても決して尊敬されることはない
・知らない企業より好きな企業への投資がリターンを生む、理由はホールドできるから
・夜安心して眠れる事を優先してお金の管理をする
★お金に対する最大の目標は経済的自立である -
Posted by ブクログ
今まで続けてきたことを「やめる」と、親しい人から相談されたら、あなたはどんな反応をしめしますか?例えば、競争率の高い就職先で働き始めて半年がたった親友から、会社を辞めたいとの相談を受けた場合を想像してみてください。
この本を読む前の私であったら、「まだ、半年じゃないか。1年くらいは頑張って続けてみたら?」と言っていそうな気がします。本書を読み、「やめる」ことに対して、とてもネガティブな印象を持っていることに気がつきました。辛いことも我慢して続けることが良いこと、成功するまで諦めてはいけない、ということが当たり前の心意気だと思っていました。しかし、本書を読み認識を改めることができそうです。ただ、やり続けることが、良いこととは限らないということを本書を読んで理解しました。自分らしく、生きていくためには今まで頑張ってきたかもしれない道から外れることも含めた選択肢を持ってもいいと思うことができつようになりました。
カルチャーショック、パラダイムシフトを受けたといっても良い衝撃を受けた本です。 -
Posted by ブクログ
タイトルになっている「アート・オブ、スペンディングマネー」の意味するところ。お金を使うことは、サイエンスのように公式や正解があるわけではなく、誰かにとっては喜びをもたらすものが、別の誰かにとっては空しさをもたらすこともあるから、科学というより芸術なのだ。という趣旨だそう。
前著である「サイコロジー・オブ・マネー」を読んでから読みましたが、前著のなかで活かせそうな箇所が100個あるとしたら、本著は倍くらいあるように感じました。
どちらも本当にすばらしい本であると感じますが、本著は実践的な「お金を軸にしたライフスタイルの話」であることからいろいろと腹落ちしやすかったのかなと思います。
あまりにも有名な、アメリカ人ビジネスパーソンがメキシコの漁師に規模拡大を説く小話は、改めてライフスタイルの本質すぎるなぁと思わされました。
前著も蛍光ペンのインクが空っぽになるほどでしたが、本著も負けじと線を引く手が止まりませんでした。一生傍に携えたい名著でしょう! -
Posted by ブクログ
ネタバレお金は自立のためにある、という論に強く同意。
すごく好きな言葉があったからメモしておきたい。
『人は幸運を得るほど、他人に優しくすべき。もしあなたが幸運にも、豊かな時代の豊かな国に生まれ、世界について学んだり、自分の望むように生きられる環境で暮らしているなら、それは膨大な数の先人が積み重ねた努力や知恵のおかげなのである。その幸運はあなた一人の力で得たものではない。だからこそ、人とのつながりや心の豊かさを大切にしてほしい。お金はそれらをより豊かにすることはできる。けれども、お金自体が素晴らしい人生を築くことはない。そのことを忘れないようにしよう。』
お金との付き合い方で迷ったら、指標にしたい。 -
Posted by ブクログ
サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)の名に相応しい、お金にまつわる古今東西あらゆる逸話や、個人レベルで実行できる具体的な行動指針がテンコ盛りの読んで損はない良著でした。
とはいえ株や投資の本場米国で書かれたものでありますから、一般的な日本人であるわたしの感覚からすると少しお腹いっぱいになる程度に投資や資産運用のボリュームがかなり多かったなとは感じました。
お金が人生にもたらす根源的な価値の話や、尊敬や賞賛のために高級車や高級ブランドに身を包み富を見せびらかすよりも、優しさや謙虚さで誠実に人と接することのほうがよっぽど効果的であること、目的があろうがなかろうがこの世界はとにかく予想外のことが起こるから貯金をしろ、など人生レベルで参考にしたい考え方が詰まっていました。
続編の「アート・オブ・スペンディングマネー(芸術としてのお金の使い方)」もこれから読みます。