児島修のレビュー一覧
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この本はインドで成功した企業「ウィプロ」を取材した本です。
インドの3大IT企業は、「タタ・コンサルティング」「インフォシス」
「ウィプロ」です。その中でも「ウィプロ」は倒産寸前の食用油会社から、
巨大IT企業へ転身を果たしたという点が他の企業と違います。
アメリカのアウトソース先として、品質やサービスを重視して成長してきた企業
です。人海戦術的な側面はありますが、個人の評価制度などがきちんとしている
ので、働く人のモチベーションは非常に高いようです。
特に社内での人材の流動化が進んでいて、タスクやプロジェクトに対して個人が
応募して遂行していく仕組みができています。自分が暇になってきたら -
Posted by ブクログ
様々なメディアで絶賛と共に紹介されていたので気になって読んだ。
ゼロで死ぬ、という題名の通り、死んだ後に金を残さないように計画的に生きるというテーマで書かれた一冊。
著者曰く、現代は金を稼いで貯蓄しすぎる傾向にあるそう。金を貯め込みすぎず、ちゃんと使って人生を充実させることを説く。こうした主張は著者が初めて提言したわけではなく、以前から言われてきたことであると述べられている。
ゼロで死ぬ、に対する反論として、子孫や家族に資産を残したいとか、仕事が楽しいからとか、貯めること自体が楽しいなどがあるだろうが、それに対する意見がそれぞれきちんと述べられていて納得感がある。
特に、子孫に金を残し -
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人の心に寄り添った本。経済的の心理学。
【長期的な楽観主義】
個人的には「長期的な楽観主義者」という考え方が好きだ。
短期的にはトラブル(悲観)受け入れて、長期的には上手くいくと信じる長期的な楽観主義。
・悲観主義は賢く見られたいという側面もある。
・力強く前進する楽観主義は気にかけられない。
私もそうなのだが、ネガティブ思考な人はちょっと前向きになれる気がする。
【ロングテールのイベント】
・結果の大部分をもたらすのは、極小数の投資(テール部分)。
・美術商は1%当たれば良い。99%は、価値のないものかもしれない。ビジネスも同じ。
【有能と生き延びる能力】
・有能であることと、生 -
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Posted by ブクログ
エリートサラリーマンだった著者が、天命を受けたかのように突然タイの仏僧になる話。
この著者がとにかく俗っぽくて、親近感が湧く。
瞑想してても雑念だらけだし、17年間の修業のうち割と時間が経っても長時間の瞑想も眠ってしまうし、結構頻繁にイライラもするし、寺に来たタイ航空のCAに興奮するし、移った寺で尼さんがいるのに感動するし。読んでて笑ってしまうぐらい、普通の人。
だからこそ、そこで共有される知見がスッと入ってくるのかもしれない。
私は間違っているかもしれない、そのスタンスで人に接していく。簡単なようで、とても難しい。
状況は何も良くならないし、不幸なだけのこともあるし、相手が理不尽なこと