児島修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書を紹介してもらってから実に1年が過ぎた。すぐ購入したものの積読になり、少し読んではまた積読をして…と、時間は矢のように過ぎていった。
読みながら感じたのは、やはり自分ごと化できないと読み進めるのがつらい、ということだ。
前半の導入は良いのだが、その後具体と解説という進み方がしばらく続き、なかなか共感できずに読み進められなかった。
後半は誰かの何かというより、すぐ自分の生活と結びつけやすい内容となり、共感しながら読み進められた。
全体を通して、数値や具体例を挙げながらとても分かりやすく説得力に満ちた内容だった。特に後半では、今目の前で起こる自分の人生について、別の角度から新たな視点をもらえたような気がする。
折に触れて読み返したい。 -
Posted by ブクログ
原題The Good Life。ロバート・ウォールディンガー氏による、より良い人生のための幸せの研究。
人生を共に歩む家族との距離感、対応が幸せか不幸かを分ける一つ。単純化した議論にはなるが、2人で歩む、一緒にストレスに対処するカップルは、健康や幸福、人間関係における充実感を受け取れる可能性が高い。こうした関係を構築するためには、観察→解釈→選択→実行→振り返りのサイクルを回すべき。こうしたサイクルの中で、重要なのは感情の高まりとは別に、とにかく立ちどまるこが重要だと説く。
社会問題のサイドからは、大人になれない若者たちという観点で見てみると、責任ある大人になっていく。ニート現象が起こる日本と対照的に、米国ではそうした単語はそもそもない。社会としての価値基準がはっきりしていて、お金持ちになることが、幸せの最も大事なところであって、お金がある人が寄付で社会に金を回す。成功者を多く作ることでトータルの資本を繰り回す仕組みは本当に見事だ。
詰まるところ、人生が幸せかどうかは、むしろ心の持ち用で決まるという実験結果も出ている。また、守られている感覚も同時に重要だとされている。自分が望む以上に孤立している場合には、健康状態、幸福状態が悪化していく。このあたりからも、幸福であるという考え方をしていく人は、どんどん幸せになっていくし、不幸だ、間違いや相手の欠点を見つけてそこにストレスを感じていく人は不幸になっていく。当たり前のようでいて、意外と不幸になる人が多いということだろう。
相手に、しかも本当に大切な相手に、感謝の気持ちをもつ、そしてその感謝を伝えるアクションを取ろうと呼びかけて本書が終わる。今からでも遅くない、幸せになる方法はすぐ目の前にあるぞ、という画期的ウェルビーイングに関する研究を惜しみなく、熱意と共に語る。 -
Posted by ブクログ
・幸せな人生を送るために必要なものは「良い人間関係」
・幸せな人生とは、時間をかけて展開していく一つのプロセス
・世帯収入が7万5000ドル(約1,100万円)を超えると、日常生活のなかの感情面の幸福度は収入の増加に比例しなくなる
・「生きがいを感じられる行動に使う時間が少なすぎた」ことが、晩年を迎えた多くの人の後悔
・人生について大切なことは「これまでに歩んできた道とこれから歩む道を俯瞰する」こと
・筋肉と同じで、何もしなければ人間関係は衰えてくる
・TimeとAttentionが人生そのもの
└自分の注意がどこに向かっており、誰と何に時間を使うかが全て
・波は止められないが、波に乗ることはできる
・誰かのそばに近づくほど、人は弱く、傷つきやすくなるが、人はリスクを取って人を愛する
・真の友人とは、寂しいときや助けが必要なときに頼れる人のこと
・友人関係にはメンテナンスが必要
・幸せな人生とは目的地ではなく、道そのもので、道を共に歩く人たちそのもの -
Posted by ブクログ
ネタバレやっと読み終わった・:*+.\(( °ω° ))/.:+
表紙見て気になって購入したけど毎日少しずつしか読めずに長かった、、、
こういう自己啓発本にはよく書いてあることや気付かされることがたくさん載ってたΣ('◉⌓◉’)
、、、やっぱ早起きしないとな( ͡° ͜ʖ ͡°)
遅いわけじゃないけど春とか夏はむしろ5時とかに自然に目が覚めるし?
ただ、秋とか冬とか寒くなるとなかなか起きられないんだよな(ノД`)
アラームかけてる時間までねちゃうんだよなあ(´-`).。oO
なぜ自然に目が覚めないಠ_ಠ
やりたいことあるけど言い訳ばかりだよほんとに!
言い訳以外にもこの本読むと気づき多いから出来ることからやってみようかなって気になってくる(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
携帯で簡単に1日であったことメモしてる時あるから真剣に日記でもつけてみようかしら(゚∀゚)
あとはやりたいこと旦那様と共有してるからそれは今後も続けよう( ̄∀ ̄)
個人的には子供の頃から小説家になりたい(今も)夢はずっとあるし、一時期書いてたことあるんだよね( *`ω´)
ただ完結してない(・Д・)
前読んだ本の続ける思考とこの本で少しずつでもまた書いてみよ(・ω・)ノ -
Posted by ブクログ
幸せな人生には良好な人間関係が必要。その根拠と、人間関係の総論と各論が述べられていた。そうだろうな、と思いつつも寿命が延びたり、痛みの感じ方が変わるということには驚いた。前提として、自分の力で変えられるものとと変えられないものを区別できなければならない。そして変えられるものはどんなライフステージにいようと改善できる、老いてからでも遅くないということに励まされた。時に過去を俯瞰し、どうしたいか考え、未来につなげる。
人間関係においては相手に注意を向け、気づけるようにし、マンネリ化脱却(注意を途切れさせない)、好奇心を持つことが肝心。家族、職場、友人に分けて説明されていた。家族についてはいることがあたりまえと思って相手に対する姿勢が雑になってしまわないようにしようと思った。職場での関係性は難しい、どうしても最低限のつきあいでいいかなと考えてしまう。友人との関係が特に学びがあった。「友人関係においては 話し手と聞き手の役割が固定化してしまうことがある 自分がどちらになりがちかを見極めて バランスを取ろう. 双方向の関係が一番強い友情になる。」というのがまさに、という感じで。大切にしたい友人は何人かいる。向き合い方を見直して長い付き合いにしていきたい。
私はこれまでの経験から学んだことをもとにその都度人間関係を築き、今回この本からの学びを今後に反映させられる。ソーシャルフィットネスについて幼少期から学ぶことにも触れていて、確かに意義はあるだろうが、その年頃の私ならその重要性と効果についてあまり理解できないだろうな、とも思う。
人間関係に悩んだときにまた読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
マッピング思考
人には見えていないことが見えてくる「メタ論理トレーニング」
著:ジュリア・ガレフ
訳:児島 修
マッピング思考とは、地図をえがくように、俯瞰的にとらえようする考え方とある
海図なき航海、青写真、鳥の眼、大局観、全体図、メタ思考、等々、視野を大きくとって全体を把握せよです。
そして、考え方の前提 人は自分の欠点やミスを認めることが恐ろしく下手
本書の目的は、自分の内面に向き合って行動し、それが、うまくいくときに何が起きているか、そして、その成功から何を学べるか
ようは、「事実を確認しながら自分で地図をつくって、先入観なしに眺めて、変なところを人から言われる前に自分で気づいて、直そう」が
主張だとおもっています。
気になっているのは、以下です。
■マッピング思考
マッピング思考の3つのポイント
①自己都合で世界をみるな
②物事をクリアに見る具体的な手法を実践する
③前向きな、心の安定を手に入れる
⇒ これまでとは違う視点で物事を考える
人間とは、見たいもの(だけ)を見て、信じたいもの(だけ)を信じる生きもの。
人は、他人の行動には敏感であるが、自分の行動には、なかなか気がつけない
リスクの取り方
①兵士の行動 敵を片っ端からつぶしていく
②偵察者の行動 戦場の地図をつくるように、全体を見てから、戦いの駒を進める
何があるのかを正確に突き止めることを第一とする
自分の考えの正しさを脅かす事実、などない
古い地図を新しい事実で修正する、自分が描いた地図が間違っている可能性も忘れず、考えを改めることもいとわない
■真実を見抜く
ほんとうだろうかと疑う
問題を解決する
チャンスに気が付く
取る価値のあるリスクを見極める
自分にあった人生の筋道を探る
わたしが間違っていました
悪影響は遅れて生じ、かつ予測できない という事実を重視する
偵察者の視点
・解決する価値があるのか
・どのようなリスクであれば、取る価値はあるのか
・どのように目的を追求するのか
・誰を信頼するのか
・判断力を向上させるにはどうすればいいのか
■思考の地図
自分は客観的だという過信を捨てる
何を言うか、より、何をしているか
①相手の方がただしい
②批判を素直に受け止める
③自分の間違いを証明する
④情報が偏らないように工夫する
⑤正当な批判を認める
■メタ思考
一方しか確認ができない
思考を反転させてみる、相手の立場から改めて判断する
他人だったらどう判断するか
同調していないか。相手が意見をかえたら自分もそう思えるか
感情的になっていないか
現状を守ろうとしていないか
⇒動機が変われば考え方もかわる
⇒直感とは自分に都合のいい、偶然の産物
■最適解
・自分が正しいという過信
・不確かさを、数値化できるか
・取締役会 真実が重要、判断はかけ
広報担当 メッセージを発信することが重要、主張である
・人間の考えは、絶対的なものではなく、あいまいである
■危機
・動機のある推論に頼ると、判断力はにぶってしまう
・現実をゆがめず、絶望を押さえる方法をみつけること
・ネガティブな感情を抑えるには、ストレスへ意図的に対処する
・判断の精度をおとさないように、慎重に対処策を選択する
対応スキル
①計画を立てる
②得たものに目をむける
③目標を切り替える
④現実はもっと悪くなっていたかもしれないと考える
勇気と情熱だけでは成功できない
リスクに見合うべき価値があるかを考える
選択がないのではなく、ある選択をなんども軌道修正しながら進む
成功すると思っているから実行するのではなく、実施する価値があるから実行する
成功してもしなくても、自分は賢い賭けをしている
■誠実
・知的に誠実であるほど、あらゆることに確信を持つのは不可能となる
・言い方、断定すると人に嫌われる
・言い方、優しい言葉で、意見を言えば、相手に受け入れてもらいやすい
・安心を与える言い方(不確実性があれば丁寧に説明する)、不信を与える言い方(知識の不確かさ、判断ができない)
①確実なことが言えない理由を伝える
②根拠となる数字を示す
③手厚くフォローする
・成功する道はいくつも存在する
■正しく間違える
・偶然よりちょっとだけましな結果しかだせない(次の予測を行う)
・数字を日々修正する
・考え方を少しづつかえる
・はずれを喜ぶ
・データーを積み上げ、全般的な判断力を高める
・考え方:間違いを認めるのではなく、アップデートとする(よりよいものに変えていく
■もれ、穴を埋める
・新事実を見出したら、即メモをとる
・人の行動を正確に予想しようとすれば、期待に反する行動をとったときは、無視してはいけない
⇒何が足りなかったのか、どうしてそのような行動をとるのか と真剣に考えなければならない
・混乱、なにかを見落としている感覚。その混乱を手掛かりとする
・なにかがおかしいという気づきを拾え
■考えを変える
・自分と正反対の人の意見を聞く
・耳を傾けるべき相手をどう選ぶかによって結果が変わる
・何を聞くかではなく、誰から聞くか
⇒たとえ意見があわなくても、好感をもてて、尊敬できる人から聞く
・相手とのあいだに共通点をみつける
⇒なにが一緒で、なにが違うのか
・自分ではなく、相手がつかっている言葉、用語で、自分の説を語る
・例え世界観が大きくちがっていても、ともに意義のある目標をめざしている仲間としてリスペクトする
■こだわりを捨てる
・人にレッテルを張るほど、愚かになる
・所属する集団とは、別の意見や価値観をもち、心の中で、それを分けて考える
・自分の欠点をみつける
■行動のエンジン
・難しい目標を達成する:自分を誰よりも仕事ができる人、ポジティブな人と考える
・居場所は自分できめる
・私に答えがわからないなら、誰にもわからないはずだ
・地図を描くように、視点を大きく、高く持つ
・変化は段階的に生じる
目次
はじめに バイアスのワナから抜け出し、判断の精度・確度を上げる「マッピング思考」
PART1 なぜ「マッピング思考」が重要なのか
1章 人生を左右する「2種類の考え方」
2章 99%の人が「自分の壁」を壊せない
3章「真実を見抜く目」を身につける方法
PART2「思考の地図」を検証し、行動する
4章 知性の高い人がおちいる「認知バイアス」
5章 物事を「メタに見る」5つのトレーニング
6章「最適解」を、さらに1歩引いて見る
PART3「ピンチ」で問われる資質
7章 いざというとき「ポジティブ思考」に頼らない
8章 それでも賭ける価値があるか
9章「謙虚さ」が強烈な影響力をもたらす
PART4 「頭のなか」をアップデートする
10章 「正しく」間違える方法
11章 「漏れ」「欠け」「穴」の見極め方
12章 「エコーチェンバー」という怠惰な誘惑
PART5「私の意見」を軽くしておく
13章 「思考」はいかに「その人自身」になるのか
14章 「こだわり」を捨て、「視点」をしなやかに保つ
15章 「マッピング思考」は“行動のエンジン”
おわりに 地図を描くように、視点を大きく、高く持つ
ISBN:9784492558140
出版社:東洋経済新報社
判型:4-6
ページ数:384ページ
定価:1800円(本体)
2022年07月28日発行 -
匿名
購入済み面白い行動経済学
行動経済学を分かりやすく面白く説明しながら、投資についてどういう方法で行うのがいいのかを解説した本。
行動経済学でいえば、例えば一貫性のバイアス、偏向バイアス、サンクコスト、アンカリング、プロスペクト理論…など。これらの名詞は出さずに例え話しによって頭の中に浸透させていくスタイル。
投資についてはこの本の趣旨は、お金で時間を犠牲にしないように、また安心して夜眠れるようにドルコスト平均法でインデックス投資をする重要性を説いている。
個人的には、「成功するのに“運”って大事なんだな〜」という感想と、バブルが起こる仕組みとその対処法、「投資の神様は代償を払わずにリターンを求めるものを嫌う」、「お金は儲かるところに引き寄せられる」といったことが印象的だった。
また、著者は「私の貯金保有は多い」と述べているのだが、その率は自宅である不動産を抜いた資産の20%とのこと。
例えば5000万円の資産があるなら、貯金は1000万円で残り4000万円は株や債券(ゴールドやビットコインも保有してるかも)で投資している、ということになる。
改めて米国人は投資で資産を運用させているのは当たり前なんだと感じた。 -
Posted by ブクログ
聞き手が意見を言いやすい雰囲気を意識して作れているか?
個人的な批判を受け止められるか?
守りの思考に陥っていないか?
「逆のダブルスタンダード」(同じ状況に置かれた時に、【他人よりも自分自身を不当に厳しい目で見ている】状態)
会議でくだらない質問をしてしまったことを頻繁に思い出してその度に恥ずかしい思いをしている人は、他人がまったく同じような質問をしているところを想像してみらとよい。
どんな感情が浮かんでくるだろうか?会議が終われば忘れてしまう程度の、些細な問題ではないだろうか?
まったくの他人が同じ立場になったら、その人はどんな行動をとるか?(部外者テスト:感情の問題のようないっさいのしがらみを取り除き、今置かれている状況のベストな解決策を編み出す)
人生の優先順位がみえてくる同調テスト
「子どもを産むことが多数派のすることではなく、3割程度の少数派しかいないことだったとしたら、どうだろう。それでも私は子どもを産みたいかな?」
マッピング思考を持つ強みは、白か黒かではなく、物事を「95%」「75%」「55%」といった微妙な感覚で捉えられること。不確かさの数値化して、タグ付けするイメージ。
自信を根拠にモチベーションを高めようとする人は、失敗の可能性を認めるとやる気が削がれ、リスクを取ろうとしなくなる。
→事前に失敗の可能性を受け入れるからこそ、さまざまな縛りから解放されて、目標に向かって邁進できるようになる。
間違いを認める
ではなく、考えをアップデートするという考え方。
予想外の行動を取る人がいたら、非合理的だときめつけるのではなく、「この人の行動は合理的である」という視点に立ってその理由を考えてみる。
「新しい発見を告げる最もエキサイティングな言葉は、わかった!ではなく、なにかがおかしいぞ… だ」
考えを否定されて頭に来るのはなぜか。その考えが、自分のアイデンティティになっているからだ。相手も同じように、自分のアイデンティティの一部になっている考えを批判されたら、当然相手に反感を覚える。
意見を持つことと、それを自分のアイデンティティの一部とみなすのは同じではない。
敵に囲まれている、という感覚があると、人間の考えは凝り固まってアイデンティティになりやすい。自分の信念のために嘲笑されたりすると、その信念を守る気持ちが強まる。
ある考えを持つことがプライドになっている場合も、アイデンティティの一部になりやすい。
⚫︎自分のアイデンティティに関係している可能性が高いサイン
ある集団や信念が批判されているように見え、守るために介入しなければならないという衝動に駆られるとき
挑発的な言葉をつかうとき
絶対に自分が正しいという口調で話す時
対立的アイデンティティを持つ他人の不幸を喜ぶ
自己弁護をする
思考をアイデンティティの一部にするのを問題とする理由は、クリアに思考する力が損なわれてしまうからだ。
「母乳育児はどれくらい健康上のメリットがあるか」という事実に基づいて議論すべきことが、
「私は良い母親だろうか」「私の側の正しさは証明されるだろうか、それとも恥をかくだろうか」といった個人的な感情へどんどんズレていき、解決が遠のいてしまう。
私の意見(アイデンティティ)は「軽く」しておこう。
異なる意見を嫌悪するのではなく、相手の意見を理解しようと努めるのは、まず自分から。
「自分のアイデンティティを軽く保つ」=アイデンティティによって思考や価値観が支配されないようにすること
それを自分の人生のプライドや意味の中心に据えず、単なる一つの事実と見なすこと。
→色々な意見を受け入れやすくなる(所属する集団が攻撃されているような気分が減る)のが、アイデンティティが軽いほどいい理由。
自分のことを「誰よりも仕事ができる人」「ポジティブな人」のようにみなしていると、それが真実であるかどうかに関わらず、ある立場を守らなければならないというプレッシャーが生まれたりして、思考や行動に影響を受ける。
①自分との約束を破るべきではない
②私は自分との約束を守るタイプの人間だ
②がより自分のアイデンティティから出た言葉。これは自分の価値観の確認であり、目指したい自分を生きようとしていることの証明である。
考えを変えるのは簡単ではない。相手の方が正しかったのだと気づくと、心は痛む。
でもその痛みは、自分が真実を追求するという大切な基準に沿って生きていることや、間違いを正すたびに自分が強くなっていることを思い出させてくれる。
地図を書くように、視点を大きく、高く持つ。
現実をくもりのない目で見るためのマッピング思考。
だが人間は生まれつき、「動機のある推論」をしてしまう生き物である。この思考は、段階的に変化させることができるが、「自分がいつもしてしまっているな」ということを、自覚するのが欠かせないステップになる。
人間が不完全であることに不満を抱くのではなく、私たちは思考を選ぶことによって、さらに成長することができるということを誇りに思っていい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレその人はどのような人種的集団も代表していないので、その人自身を見ようっていう本。
最初は人種主義=レイシストってさすがに言い過ぎじゃない?と思いつつ、読んでいくと、なるほどある人種を褒めてようが貶してようが「〇〇人種って…」と言うのは、カテゴリーがデカ過ぎて結局「地球人って…」と言ってるのと変わらないのかもと考えが変わってきた。
そして、過激な急進的な言葉というのはどれくらい人の心を変えられたかで測り、保守的な言葉というのは人の心をどれくらい現状に維持させたかで測るという考え方は、とても納得が出来た。
p. 320
ぼくは黒人全体の代表ではなく、自分自身を代表しているだけだ。
もし”裁判官たち”がぼくの行動に基づいてその他おおぜいの黒人の評価を決めるのならば、問題はぼくではなく、黒人全体でもなく、彼ら自身にある。彼らがレイシズム思想をもつ責任は彼らにあり、ぼくにはない。ぼくにレイシズム思想があるとしたら、その責任はぼくにあり、彼らにはない。アンチレイシストであろうとすることは、ぼくがぼくであり、自分自身であり、不完全な自分であるのを認めることだ。
p. 331
大地を焼きつくさんばかりのぼくの激しい言葉が黒人学生連合の集会や会合から参加者を遠ざけ、大地を焼きつくさんばかりのぼくの激しい文章が読者を遠ざけたとき、ぼくはたしかに過激だった。
でも実際には、ぼくの言葉が単に過激(ラディカル)に聞こえるだけなら、その言葉はまったく急進的(ラディカル)ではなかった。
言論の過激さは、それが聞く耳をもつ人たちの心をどれだけ急進的に変えられるか、どれだけアンチレイシズムの力を解き放つことができるかで測られるのだとしたら?
言論の保守性は、それがどれだけ強く人々に現状を維持させ、そのレイシズム思想や恐れによって人々の心を奴隷化し、不公平な社会を保ちつづけるかによって測られるのだとしたら?
あのときぼくは自分がだれよりも急進肪だと思っていた。でも実際にはだれよりも保守的だった。
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Posted by ブクログ
私も「自信がない」とよくこぼしていた。高校、大学時代だったかな、、
もっと自信があれば何でも挑戦して、女の子にももてて、、、
等々考えていた気がする。
今になればそれが無意味な悩みだったことがわかる。
何でも挑戦しないから自信がないのだ。
分析すれば、、小学生の頃は優等生でいい子で、失敗経験があまりなかった。
それが中学で進学校に入り普通の人となり埋没し、
でも失敗体験が少ないから新しいことに挑戦することを恐れ、、
悪循環。
まさにこの本に書いてあることを地で行くような子供、青少年だった。
なぜか勢いで結婚はしたものの、
会社に入ってからも自信のなさは相変わらずで、
ただ、「このままこの会社にいたら、外で通用しない人間になってしまう」という
ぬるま湯感だけは持っていた。
社内転職を経て本当に転職、ここから人生観が変わる。
転職が一つの契機になって始めたマラソンにより、「自信」に対する考え方も変わる。
他人と比べない。自分との戦い。この辺はこの本にも書かれていることだ。
自分に勝つことが自信につながった。
もちろん、人にいろいろ言われ、自信を失うことは今もある。
しかし、子供のころと比べれば、安定している。
能力がなければ自信も生まれない、と著者は言う。
その能力をつかむためには動かなくてはいけない。
一歩踏み出さなくてはいけない。結果を出さなくてはいけない。
否応なしに結果が出るマラソンはそれを教えてくれたのかもしれない。
そういえばこの本に面白いことが書いてあった。
自信の「核」になるものの場所。
身体とか心とか脳とか考えがちだが、そんなものではない。
いろんなところにあるのだ、という。
わかったようなわからないような、、でも何となく理解できるようになった。
どうなるかわからないものにたいしては「選択」ではなく「決断」するものだと。
考えたって未来のことはわからない。
だとしたら決断してリスクを取り行動する。
歳を重ねるごとにだんだんそれができるようになってきた気がする。
そういった要素がちりばめられた本。
様々な事例が載っていて、時にそれが難しい。
これが高校生向けとは、、
私も高校生の時に読みたかったな。
ということで、自信がないとこぼす私の部下にも読ませようと思う。