児島修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
意志力系の本はいくつも読んできたけど、その中でもオススメの一冊。
外国の本にしては珍しく回りくどい言い回しも無く、ノウハウも詰まっていた。
でも結局こういう系って、人それぞれ相性もあるから万人への正解は無くて、学んだことを試してみて自分に合うかどうかの仮説検証していくことが大事。
以下、気になったポイントの箇条書きメモ。
・意欲がわかない時は「何故」を考え、失敗したストーリーを具体的に描く
・誘惑に負けそうな時は、「なぜ」を考え、失う損失や周りで頑張っている人を思い描く
・シンプルだけど具体的な計画を立てる。いつどこで何をするかまで決め、行動と紐付けることで無意識レベルまで持っていく
・常に楽観主義であるべきだが、目標達成に向けてのハードルが楽だと思ってはいけない。 -
Posted by ブクログ
マクゴニガルの本と分類としては一緒で、科学的根拠に基づいた実践可能な内容となっているが、本書は(副題にもあるように)どちらかというと意志力を使わずに実践できるような内容となっている気がする。人間の行動特性に対する分類の仕方は見事で、その中で全体として共通しているのがwhy型思考をベースとしている点である。これは(ジャンルが少し違うが)サイモン・シネックの論理と一緒であると感じた。
概して、自己啓発本は「自己啓発本に書いてある内容を実践して自分の生活を改善する」というメタな次元でまずは実行できるかどうかが鍵となる。当然ながら、どのようにやればいいかといえば、それはその自己啓発本に書かれた内容に基づいてやれば良いのである。とはいえ、やっぱりちゃんと本の内容を理解して実行するのは、皮肉にも意志力が少なからず必要な気もしてしまう。。 -
Posted by ブクログ
201402/
「ベストを尽くせ」よりはるかに有効なのが、「具体的で難易度が高い目標」の設定です。/
遠い将来について考えるとき、わたしたちは現実的な考えよりも、メリットを優先させる理想主義者の視点に立ちます。近い将来について考えるときは、ビジネスライクな現実主義者の視点に立ちます。遠い将来については探検家のように夢と野心を抱く人も、近い将来の話になると会計士のように現実的に考えるのです。つまり、予定を決めるときは、近い将来か遠い将来のどちらについて考えているかを自覚し、それが自らの思考にどう影響しているかを考慮すると、よい判断がしやすくなります。/
ラクに目標を達成できると考えると、私たちは努力を怠ります。そして、いざフタを開けてみると、現実が甘くないことを知り、打ちのめされるのです。このような罠に陥らずに目標を設定するためには、「目標設定時には達成後に得られるものをポジティブに考え、実際に行動するときは、達成のために必要なことを現実的に考える」というアプローチが最適です。/
「防御型」は邪魔されたほうが頑張れる/
獲得型は、正確さよりもスピードを好みます。/
エドワード・デシとリチャード・ライアンが主張する「自己決定理論」には、多くの心理学者が同意しています。この理論では、基本的欲求は「関係性」「有能感」「自律性」の3つであると定義します。/
決意があってもゴールにたどり着けない大きな理由の一つは、行動のタイミングを逃すことです。/
一日のなかには、行動の機会がたくさんあります。わたしたちはチャンスに出会うと、自覚しているか否かにかかわらず、何をすべきかを考えます。ところが、選ぶべき行動が多く、迷いが生じるために、せっかくのチャンスを逃してしまうのです。取り組むべき目標と行動は何かを考え、そのときの気分に合わせて最適なものを選ぶのは容易ではありません。/
シンプルな計画が桁外れの効果をあげる
(「何を」「いつ」「どこで」「どのように」実行するかを具体的に示す)/
クリスマス休暇の直前、学期末試験に向かう学生を呼び止め、調査への協力を依頼します。調査のテーマは、「現代人の休暇の過ごし方」です。
参加を承諾した学生には、クリスマス休暇をどう過ごしたかについての詳しいエッセイを、帰省先で書くよう依頼します。投函期限は、クリスマス当日から48時間以内です。
半分の学生のみに、もう一つ指示を出しました。エッセイを書く予定の時間と場所を具体的に決めてもらったのです。学生はその場で時間と場所を紙に書き、ゴルヴィツァーらに渡してから、試験会場に向かいました。
クリスマスから数日後、ゴルヴィツァーらのもとにエッセイが届き始めました。エッセイを書く場所と時間を決めなかった学生、つまり、計画を作成しなかった学生で実際にエッセイを送ってきたのは、わずか32%でした。一方、各時間と場所を決めるという、ごくシンプルな計画を作成した学生は71%もエッセイを送付してきました。計画をつくらなかった学生たちの2倍以上の数値です。/
ネガティブなフィードバックを与える場合は、本当に相手のためになるよう留意すべき点がいくつかあります。
まずは、問題をできるだけ「具体的」に示すことです。
悪い例:君は連絡や報告がなってない。
良い例:君のプロジェクトの進捗とスケジュール管理の状況をもっとよく知りたい。毎週簡単な打ち合わせをしよう。そこで逐次報告してほしい。/
相手を気遣いたくても、相手に責任がないかのように思わせる言葉をかけるべきではありません。「成果が出ないのは自分の責任だ」と自覚することで、改善のために何をすべきかを考えるようになるからです。「努力が足りない」「別の方法を試すべきだ」と相手に伝えるのは、心からそう感じているのであれば必要なことです。ただし、本人にそれを改善する力があると理解させることが大切です。相手を信じ、しっかりとそれを伝えましょう。
悪い例:化学の成績が悪いのを気にすることはないよ。君には向いていないんだ。作文ではすごい才能を発揮しているじゃないか。
良い例:化学の成績のことだけど、勉強方法が適切でなかったのではないだろうか。作文と同じような姿勢で化学の勉強に取り組んではどうだろう。次の化学の試験までにどれくらい改善できるか、勉強時間と勉強方法について話し合おう。/
研究によっても、報われない努力を誉められた相手は、自分の愚かさをさらに強く意識するようになることが分かっています。フィードバックを与えた人の意図に反する、逆効果が生じることが多いのです。真剣に取り組んだ結果うまくいかなかったときは、ただ慰めようとするのではなく、必要な情報を伝えるようにしましょう。/
科学的に正しい「ほめ方」5つの鉄則
(1)賞賛の言葉は「本心からのもの」であること
(2)相手がコントロールできる行動を重視する
(3)人と比較しない
(4)自律性の感覚を損ねない
(5)達成可能な基準と期待を伝える/
大切なのは、能力だけをほめないことです。能力を生かすために必要な努力やアプローチも同時にほめるようにするのです。
悪い例:よくできたわね。あなたは本当に賢い子だわ。
良い例:よくできたわね。試験勉強を頑張ったからだわ。たくさんのことが身についたはずよ。/
ほめるときは、相手が成長した点に注意を向けましょう。他者との比較ではなく、本人の現状と過去の実績を比べるのです。成長したことをほめられれば、さらに自分を向上させようとする意欲が高まります。
悪い例:君はこの学部のなかで一番優秀だ。
良い例:君はこのプログラムを始めてからとても成長した。いまではもう立派な研究者だ。/
勉強のできる子供に、「将来はハーバード大学に合格間違いなしだね」と言ったり、運動が得意な子供に「未来のオリンピック選手だな」などと言ったりするのは、無害な誉め言葉のようにも聞こえますが、そういう言葉を繰り返し聞かされた相手は、「自分にはそうなるしか道がない」と考えてしまうこともあります。
ハードルを高く設定するのは大切ですが、現実的であることも重要です。
悪い例:いつもこれくらいのプレーができれば、メジャーリーグも夢じゃないぞ!
良い例:今日は素晴らしいプレーだった。次の試合でさらにいいパフォーマンスを出すためにはどう練習や準備をすればいいか、考えてみよう。/ -
Posted by ブクログ
この本はインドで成功した企業「ウィプロ」を取材した本です。
インドの3大IT企業は、「タタ・コンサルティング」「インフォシス」
「ウィプロ」です。その中でも「ウィプロ」は倒産寸前の食用油会社から、
巨大IT企業へ転身を果たしたという点が他の企業と違います。
アメリカのアウトソース先として、品質やサービスを重視して成長してきた企業
です。人海戦術的な側面はありますが、個人の評価制度などがきちんとしている
ので、働く人のモチベーションは非常に高いようです。
特に社内での人材の流動化が進んでいて、タスクやプロジェクトに対して個人が
応募して遂行していく仕組みができています。自分が暇になってきたら、次の仕
事を自分の裁量で応募する。実際にタスクの切り分けなど難しい面はあるとは思
いますが、能力のある人が自分の裁量で仕事の内容と量を調整してスキルを高め
ていくことができる仕組みは魅力的ですね。
日本のIT業界の管理職の人たちにはぜひとも読んでもらいたい一冊です。
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Posted by ブクログ
自分が死んでからと思っていたけれども、この本を読んで早速、贈与税が掛からない範囲で、子供たちへの財産分与を始めました。
これからの人生においては、意識して、日々の仕事時間を減らす事に慣れていかないといけない。簡単そうに思えるけれど、長い事サラリーマンやっていると、これって結構難しい。そして、自分が本当にやりたい事を見つけて、思い切って時間とお金をかけられるようにならなくてはいけない、と思えるきっかけを与えてくれた。
ただ、著者のお金の使い方については、全面的に肯定するものではない。米国人のお金の使い方と日本人サラリーマンのそれとは、同じ土俵で比べてはならない。
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Posted by ブクログ
「経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える」。
これをテーマに、いかにお金を使っていくかについて力強く提案している一冊。
お金をいかに節約し増やすか、ということは関心を持たれやすいと思うし、実際自分も関心がある。
それと同じくらい、どのようにお金を使うかということも大切であるはずだが、意識はされにくいのではないだろうか。
繰り返し伝えられる当書のテーマは、お金をただ貯めるだけではなく「人生を豊かにするために経験にお金を使おう」というものだ。
著者自身をはじめとする様々な人のエピソードで一番印象的だったのは、 高齢になってからお金を使うことがいかに難しいかというテーマで挙がった、祖母の話だった。
読みながら自分の祖母のことも思い出され、共感するとともに自分自身も当書の視点を
取り入れたいという気持ちが強まった。
将来のお金のことについて考えるとき、「老後が心配」、「いくらあっても足りない」というように、漠然とした不安が浮かびやすかったように思う。
けれどこの本を読み終えて、「何をしたいか」、「充実した人生のために何が必要か」と、ワクワクする方向に意識が少し動いたような気がする。
老後のための備えは大切だということは大前提の上で、これまで以上に「今できる経験」にも目を向けていきたいと素直に思えた。
日本においても新NISAが普及し投資が推進されるようになり、今後ますます「どうお金を使うか」という視点は重要になってくるのではないかと想像する。
そういった意味でも、今の時代に読むことができて良かったと感じる一冊だ。