麻布競馬場のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サクサク読み進められて、クセになる文章。うまいこと言うなあとか、わかるわかる!とか、たしかにそういうのあるよね…とか、いわゆる「刺さる」箇所を見つけるのが上手い作家さんなんだな。タワマン文学と呼ばれてるとのこと。タワマン文学がどんな文学なのかは他の例を読んでないからよくわからないけど、この本自体は純文学の近代版みたいな気がした。ただ、オチがちょっとイマイチだったなあ。ゆるやかにつながっているオムニバスなんだけど、全話に登場する沼田さんが、結局なんなのかがよくわからなかった。牙のある若者が牙を抜かれていくみたいなこと?ちょっと雰囲気で誤魔化して終わった感じがするのが惜しかったかなあ…
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Posted by ブクログ
相手の真意を理解する。
相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。
「恋は中央線」という言葉があった。
中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
同じ駅に何回着いたとしても新鮮を味わおうとする努力だと思う。
「好き」と言われることを馴染ませないようにする心持ちを持つ。
僕はそんな電車に乗りたい。 -
Posted by ブクログ
麻布競馬場さん、柿原朋哉さん、カセツマサヒコさん、木爾チレンさんの短編小説4集。
ハッシュタグというものが市民権を得てどれぐらいがたっただろう。
元々は、SNSで特定の言葉を目立たせたり、検索しやすくするものだったかも知れないが、時に真正面から見せると気恥ずかしい言葉も、ハッシュタグを添えるとその言葉が突然誰にも聞こえる独り言のように、意味を持つようになった。
この4編はそんなSNS世代と呼ばれる人たちや、テーマを扱った作品である。
いずれの作品も短編なので、もう少し読んでみたいな、この設定は少し爪が甘いなと感じることはあれど、気楽に読めるのでおすすめ。