稲葉茂勝のレビュー一覧
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「SDGSのきほん」の十三巻目ですね。
目標12 生産と消費
つくる責任 つかう責任
持続可能な生産消費形態を確保する
「人類の生産と消費が将来にわたってやっていけるやりかたをしっかりもとう」
産業革命以後、人々は生産することに躍起になって、過剰生産、浪費で経済を成り立たせてきました。
公害や大量のゴミを排出して、社会問題になると共に、地球温暖化の原因にもなっています。
特に、食品ロスは、諸国間の貧富の差を拡大していますが、皮肉な事に、後進国で食品ロスが増大しているそうです。生産をしても、自国では消費しきれず、運搬したくとも、費用が捻出できず、保管もまま成らず -
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SDGSの絵本ですね。
目標13 気候変動の本です。全18巻あるそうです。
絵本ですが、かなり詳細な科学書になっています。
SDGSは、言葉としては良く耳にしますが、この本を読むと児童向けではありますが、大人でもかなりの知識を得られます。
気候変動が、様々な他のSDGSの目標とも連動している事や、意外と自分の知識があやふやであった点を、気付かされました。
「他人事では無く、自分に出来る事」を見つけられます。
これを機会に、SDGSを学んでいきたいですね。
わたしたちの地球を未来の子供たちに、そして「地球にやさしい」「一人も置き去りにしない世界」を考えてみましょう。 -
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『SDGSのきほん』シリーズの十七冊目ですね。
目標16 平和と公正
平和と公正をすべての人に
持続可能な開発のための平和で包括的な社会を促進、すべての人々に司法へアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
かんたんにいえば「すべての人が法や制度で守られる平和で包括的な社会をつくろう」ということです。
「包括的」は「包みこむ」という意味です。社会から追い出されたり、のけものにされたりする人がいない状態のことをさします。
紛争や人種差別、貧困などで、平和な生活が出来ない人はまだまだ世界中に多いです。
日本は比較的、平和な国とされてい -
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『SDGSのきほん』シリーズの十六巻目ですね。
目標 15 陸の豊かさ
陸の豊かさも守ろう
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、
持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、
ならびに土地の劣化の阻止・回復及び
生物多様性の損失を阻止する
長々とお役所言葉が並んでいます。
目標14『海を守ろう』に続いて、今度は陸です。
陸は、海よりも「絶滅危惧種」が多いですね。
1966年から「国際自然保護連合(IUCN)」が作成している「レッドリスト」(レッドデータブック)が警告を出しています。
生態系のバランスの乱れで、生物多様性(種の多様性・生態系の多様性・遺伝子の多 -
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『SDGSのきほん』の十五巻目ですね。
目標 14 海の豊かさ
海の豊かさを守ろう
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、
持続可能なかたちでは利用する
天然の魚が減少している。様々な要因が考えられるが、開発途上国では、沿岸のあさい海でとれる魚を食べてくらしている人たちに取っては、死活問題になっている。乱獲や単に利益の為に漁獲をしていた事が大きな影響を及ぼしている。
海の環境も、温暖化や無秩序な排水の影響で、海洋資源に多大な破壊をもたらしているようだ!
氷山や氷河が、温暖化で溶けて、海水面の上昇をもたらしている事も、海に取っては、かなりのリスクをもたらしてい -
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「SDGSのきほん」の十二巻目ですね。
目標 11 まちづくり
住み続けられるまちづくりを
包括的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能
な都市及び人間居住を実現する
難しい言葉が並びますが、冒頭にある「住み続けられるまちづくりを」目指すという事です。
なかなか、個人の努力では、達成は困難な目標ですが、どんな問題があるか、課題は克服出来るのかを認識するところから始めなければ成らないようです。
人口が大都市に集中する問題が、一番の課題のようです。地方都市で、経済的にも、やりがいのある仕事に着ける対策の課題。災害対策、環境問題など、行政と国の実態を把握していくこと。実際 -
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『SDGSのきほん』シリーズの十冊目ですね。
目標 9 インフラ
産業と技術革新の基盤をつくろう
強靭(レジリエント)なインフラ構築、包括的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーション(技術革新)の推進をはかる
ちょっとわかりにくい、ですね。
困難な状況をはねかえすくらい頑丈な、また、仮にこわれても復元・回復できるインフラ(産業や生活の基盤として整備される施設)。
貧困や紛争等で、インフラの整備が遅れている国は、まだまだ多くあります。
なかでも、通信のインフラは、情報の共有等で、重要視されています。『後発開発途上国(開発途上国のなかでもとくに開発がおくれている国々)のインタ -
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「SDGSのきほん」の九巻目ですね。
目標8 労働と経済
働きがいも経済成長も
包括的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
ちょっと難しい目標ですが、経済成長があって雇用も創出するわけですが、問題はその有り様ですね。
いくら雇用があっても、低賃金や強制労働や児童労働であっては、働きがいも、まして幸福感も無い人間らしい雇用とは言えませんね。
経済成長も、環境破壊や人種差別や、過酷な労働を強いられたものであっては本末転倒でしょう。
こうした点で、日本もこの目標では、世界的にみても低い位置にいま -
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SDGSのきほんの八巻目ですね。
目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
エネルギーとは、「モノを動かす力のもと」で、電気や熱などのことです。
現代生活は、電気無しでは文明が成立しません。しかしながら、国力の差や紛争などで、エネルギーを作り出せなかったり、作り出せても送電設備が破壊されたり、都市と地域の差が大きくて開発が遅れている等で、不平等が顕著になっています。
主に、アフリカ大陸の国々の現状は厳しいものがあるようですね。
先進国も、エネルギーの源は化石燃料で、あと五十年もすると枯渇すると -
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『SDGSのきほん』七巻目ですね。
目標6 水とトイレ
安全な水とトイレを世界中に です。
「すべての人のために水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」というテーマです。
日本は比較的水資源と設備が行き届いているので、目標の達成率は高いですが、温暖化の影響で、日照りや洪水の被害は免れません。
世界的には、貧困が最大の問題ですね。国が貧しい為に、安全な水とトイレを確保出来ない国はかなりに及びます。
日本も、こうした国々に援助や開発に力を入れていますが、紛争やジェンダー問題、気候変動、認識不足等により必ずしも十分に行き届いてはいません。
一国だけの支援にも限りがあり、目標 -
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『SDGSのきほん』の目標5ですね。
目標5はジェンダー平等を実現しようです。
「ジェンダー」は「男らしさ・女らしさ」のことだといわれます。「ジェンダー平等」とは、こうしたジェンダーにもとづく差別や偏見をなくすことです。
特に女性にたいするの差別は、先進国、行進国の区別なく二十一世紀の現代でも深刻な課題になっています。「貧困」「宗教」「男尊女卑」などなどでなかなか是正に至らない実態があります。女性差別は国別で大きな開きがありますね。女性がみずからそうした差別に立ち向かった国は格差が低いようですが、まだまだ世界的にも目標達成に至らない長い道程を感じます。「女性の教育」の問題も大きな課題に成ってい -
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SDGSの解説書ですね。
目標4、教育。「質の高い教育をみんなに」です。
教育の問題は、国をあげての話になりますので、グローバルな視点が必要に成ります。どうしても、後進国に目が行き勝ちですが、先進国でも教育支援の立ち遅れで、十分に教育を受けられない現状があります。
日本でも、親の資力の差で、平等な教育とは云えない場面が多々有りますね。先進国の中でもそうした立ち位置は、低いと言わざるを得ません。
国の支援で最終学府までなんの心配も要らず受けられるようになるには、まだまだ障害が有るようです。日本の教育の立ち後れを本気で是正する政策が欠かせません。社会の理解度の向上にも責務が有るようです。
教育の質 -
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SDGSの参考書ですね。
SDGSのシリーズ、目標3(すべての人に健康と福祉を)です。
この目標は根が深いですね!
国が安定している、国の政策がしっかりしていないとなかなか解決しない課題です。
日本は福祉の面で世界からは立ち遅れています。近年、福祉にやっと力を入れるようになりましたが、充実しているとは云えません。
健康とは、「病気でない・弱っていないだけではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも満たされた状態」とSDGSでは定義されています。
また、世界的に見た場合の健康を害する原因は、栄養不足、知識不足、安全な水の不足が考えられています。感染症の対策も最も大切な課題ですね。
知識不足を -
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SDGSのきほんの三巻目ですね。
三巻目は『目標2・飢餓をゼロに』です。
飢餓は『目標1・貧困』と深い関わりがありますが、それだけではありません。
飢餓の最大の原因は紛争です。他にも自然災害や戦争で予期せぬ飢餓に陥る事があります。
能登半島地震でも、救援物資が届かなくて、飢餓になりかかっています。
戦争でも、難民や戦争被害者にやはり救援物資が届かない現状が放映されています。慢性的な飢餓は、農業の生産性が低かったり、食料をいきとどかせることができなかったなど、社会のしくみによっておきるものもあります。
日本でも、飢餓は起こらないとされてきましたが、リストラや会社等の倒産、コロナ禍の影響、大病を患 -
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SDGSの参考書の絵本仕立てですね。
この巻は目標1・貧困を扱っています。
児童書ですが、このシリーズは大人も大変に役立ちます。物凄く分かりやすいですが、資料や用語の解説がしっかりしていて、会議のミーハーでも十分に活用できる内容になっています。
「貧困」は発展途上国の問題だけではありません。先進国そして勿論日本の中でも「貧困」は重要な課題です。差別や格差による、特に児童の四代は深刻です。
戦争や人種差別や餓死、犯罪の原因にもなります。
他人事では済まされない問題ですね。日本でも生活保護や偏見や子ども食堂や教育の不平等、賃金の格差等々、問題点は山積みですね。
表やグラフ、ルポルタージュで、とても