九段理江のレビュー一覧

  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんの告知から文芸誌なるものを初めて買いました。

    まずなんと言ってもブックカバーが可愛い。
    値段も510円と手に取りやすい価格で嬉しかったです。

    キスマイの藤ヶ谷さんと朝井さんの対談で、ファンへの感謝の伝え方に悩む藤ヶ谷さんを、朝井さんがとても優しい観点からで励ましていたのが可愛かった(笑)

    たくさんの作家さんの短編や書評に触れることができて、自分の世界が非常にコスパよく広がる良い文芸誌でした。

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    2026年01月04日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    読む本を自分で選ぶとどうしても偏ってしまうので、
    こういう形で予想外の作家さんと出会えるのは良いですね。

    個人的に好きだった作品↓↓

    【ふたえ:高瀬隼子】
    →「まあそうだね。ずっと整形したかった。二重の目になりたかったし、違う顔になりたかったよ」
    この言葉を発した父親の感情に想いを馳せる。
    もしかして、違う顔、じゃなくて違う自分になりたかったんじゃないのかなと。
    支配的な両親と自分に依存する気満々の妻に囚われて、今思えば逃げたかったかもしれない、けど、それは自分の中で言葉にもならなかった。
    代わりに、違う顔になりたかった、という感情として現れたんじゃないかな。違うかな。
    わかんないけどそん

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    2025年12月26日
  • GOAT Winter 2026

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    第2号に続いて発売後まもなくの3号を手に取りました。「うまいなあ」というのが実感ですね。

    うまいなあその1。黒色が基調だった前号とは打って変わっての表紙の色合いの美しさ。日光に反射してキラキラしています。今号の特集が「美」というのも頷けます。

    うまいなあその2。各短編がみな読み切りになっているということ。他の文芸誌を読んでいて困ったのは、好きな作家の作品が連載の途中だったりしたんですよね。その点、こちらは読み切りなのでスッキリ。さらに、続きが語られる作品はウェブ上で連載が始まるという。上手に読者を小説の世界へと誘っています。

    うまいなあその3。映画好きの自分としては、まもなく公開される映

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    2025年12月16日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    つまみ読み中

    藤ヶ谷くんと朝井リョウさんの対談、大笑いした上に勉強になった。
    私もサバ番好きの端くれ、「イン・ザ・メガチャーチ」読もうっと。

    九段理恵「Beauticide」
    ちょうど、海部陽介著「人間らしさとはなにか」を読んだ直後で、これもシンクロニシティというのか?と不思議な想いを抱えながら読んだ。
    重たい衝撃を受けた。

    間宮改衣「ルリ色のハね」
    朝霞の言葉にどんどん引っ張られて行動する陽菜を応援していたので、朝霞の正体を知った時にはショックだった。
    ただ、これは残念とは言い切れない受け取り方もできるので、折り合いのつく自分なりの受け取りを採用したい。

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    2025年12月13日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    第2号もまだ読み終わってないけど、発売が楽しみで発売日に購入!

    表紙がキラキラで、机に置いて視界に入るだけでワクワクする。
    ページを捲ると、新品の写真集のような匂いでワクワクする。
    最初の小説が、大好きな高瀬隼子さんの「ふたえ」。もうこれだけでテンション上がる。
    しかも、今回は私の好きな「ほんタメ」のあかりんとたくみさんまで!!
    「小説を、心の栄養に。」と書いてあるけど、ほんとに510円で心の栄養買えるのがありがたい。

    まだ途中までしか読んでいないけど、好きな作品の感想を書いていきます。

    ●高瀬隼子「ふたえ」
    ずっと会っていない父が整形した話。なぜ父が定年過ぎて整形するのか理解ができない

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    2025年12月05日
  • Schoolgirl

    cnm

    購入済み

    うまい、と思わず唸る二作。東京都同情塔から九段作品に入り、彼女の魅力に取り憑かれています。芥川賞候補だったschool girlの現代的な作品世界に驚かされ、文學界新人賞受賞作品の悪い音楽には声を出してわらってしまった。

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    2025年12月01日
  • 東京都同情塔

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    AIを0.1%使った、?と発言していた九段理江さん。文学をよく知らずにこの作品をも読んでない人々が「人間のおわり!」だとか「AIに負けた」だとか言っていたけれど、そういう人たちは参政党を支持しているのかなと思った

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    2025年09月13日
  • しをかくうま

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    この人の書く本が本当にすきだと再確認。
    名前のくだりは本当に不意をつかれるような感覚になった。
    女性としての視点を交えながら、色んなものをみて、考えられる人なのだろう。村上春樹くらい偉大な作家さんになりそうだし、ずっと読み続けたい作家さん。

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    2025年09月11日
  • 東京都同情塔

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    設定に惹かれて読んだ
    何故なら自分も ザハハディド案が通ったら素晴らしかったのにと思っていたしハディドの建築でオリンピックしてたらどうなってたのかな、などを想像していたから
    だがしかし、作家の想像力は化け物だった
    世界観や言葉選び 文体などに身体をわななかせながら一気読みした
    作家の哲学がノイズになって読みにくい体験をいくつかしてきたが、九段理恵の言葉に対する哲学はノイズにはならず物語と共振していた
    好きな作家に出会ってしまった、一目惚れしちゃった感
    非常に芥川賞っぽい作家で好きだ

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    2025年09月13日
  • しをかくうま

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    独特の世界観に引きずられて一気読みした
    嵐の様な速度で読んだ、グイグイ引っ張られて掴まれて囚われて仕方なかった
    作家の想像力が暴力的でそのストームの中にいるような読書体験
    あまり頭で考えずに感覚で読むとよい気がする
    物語のようであり散文のようでもある
    聴覚的な読書体験だった

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    2025年09月14日
  • 東京都同情塔

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    全体の5%ほどが生成AIで作られた文章をそのまま使用して、芥川賞を受賞した作品(実際は5%も使っていないかも・・との本人談もあるが)

    ポリコレ、言葉狩りといった現代におけるコミュニケーションが題材とされており、「日常的な言葉遣い」と向き合うきっかけとなった。

    AIとの共作という点も話題になっているが、実際に自分でChatGPTにプロンプトを打ち込めば、それっぽい作品が出来上がる時代になっていて驚愕する。人文学や倫理が、AI侵食の防波堤になりうるのか、とても興味深いところ。

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    2025年08月11日
  • Schoolgirl

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    最っ高。①『Schoolgirl』、②『悪い音楽』の二作品。

    ①太宰治の『女生徒』を読んでからすぐ読んだら、かなり対比が分かりやすく、読みやすかった。
    とはいえ、30ページくらいでおなかいっぱいなほど現代で母親になることの難しさ(?)に心が限界を感じ始めた笑
    今回は主人公は大人の「元女生徒」で、14歳の娘がいる。
    「何気ない雑談を額面通りに受けとってくれる素直な人って、最近はもうどこを探してもいない。」
    これを30ページで既に痛いほど丁寧に言語化してくれてる。

    ②これは本当に素敵すぎる音楽教師のはなし。子どもの頃、「社会経験を通してない、子どもの社会に居続ける教師」という存在がほんっとうに

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    2025年07月04日
  • 東京都同情塔

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    めっちゃくちゃ面白い
    私のこういうのを読みたかったって気持ちに応えてくれる小説
    ザハ案の国立競技場が建てられた世界線の東京
    一人の建築家女性が新宿に東京都同情塔(刑務所)を設計する話
    刑務所と言っても従来の価値観とは違う意味づけをされた囚人が入居し、そこはさながらユートピアのよう
    新しい価値観への馴染めなさ、頭の中でされる検閲、繰り返されるAIとの対話、日本語や日本人の気持ち悪さ、寛容、キレる白人笑、性的同意、今直面してる事をこれでもかと盛り込むのにすんなり頭に入ってきて頷かされる
    東京都同情塔は、ユートピアかディストピアか
    恐ろしい場所だよ

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    2025年06月27日
  • Schoolgirl

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    これは面白かった!
    2編とも好き
    Schoolgirlの意識高い娘と箱入りお嬢様風母のやりとりと関係性がいい
    悪い音楽の先生、才能を持つ人って意外とこういう感じなのかもしれない
    総じて若い女性の自意識に批判的なんだけど、そこには著者自身の若い時を写してるのかもしれない

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    2025年04月07日
  • Schoolgirl

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    school girl 2022年の芥川賞候補、小説を愛する母親と、社会問題に目を向ける娘のそれぞれを描く。太宰治の女学生を踏まえた作品。何だかんだいって、娘には母親がとても気になる、という点に落ち着く。
    併録の悪い音楽はこの作家のデビュー作らしい。 毒が効いていて面白い。

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    2025年03月05日
  • しをかくうま

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    「しをかくうま」(九段理江)を読んだ。
    
ぶっ飛んだよ。
まさに《言葉の魔術師》の降臨であろうか。
    
ひとと馬と詩の物語。
    
九段理江さんほど言葉の持つ力を存分に発揮してガツンと読者の頭をぶん殴りにくる作家はそうは居ないね。
    
彼女には日本語の未来が見えているに違いない。
少し長いけど引用する。
(「東京都同情塔」からも併せて引く)
    
『とはいえ、一貫性と政治的正しさと共感を集めることに徹した言葉を選んでいくとなると、最後は誰もが同じ言葉を喋る未来しかないんだよね。つまり言葉は死んでいくしかないんだよね。』(本文より)
    
『言葉は私たちの世界をばらばらにする一方です。勝手な感性で言葉を濫用し、

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    2025年01月02日
  • 東京都同情塔

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    2020年前後3年付近の「現実」のオリンピックのゴタゴタやネットやSNSの空気を抑えてないと5年後にすらオーパーツになってそうな作品。
    最初は可読性とかその時代とかで低評価にしたけどやはりちゃんと読まないとだめだな。小説を読むとはどういうことかを教えてくれる作品でもあると思う。

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    2025年07月04日
  • 東京都同情塔

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    犯罪者は"同情"すべき存在。
    牢屋で人権を奪った生活をさせるのではなく、穏やかに快適な時間(刑期)を過ごせるようにと、大都会のど真ん中に、"シンパシータワートーキョー"という超高層刑務所タワーを建てる。
    主人公は建築家の牧名沙羅。シンパシータワートーキョーの設計を担う。

    彼女の、言葉や思想への固有の態度から、その天才ぶりに惹かれてしまった。いかにも芥川賞を攻略した作品、という風が終始吹いていて格好良かった。

    このわかりきれない心地よさは、映画「君たちはどう生きるか」を見終わった時のそれと似ていて、とても好感を持てる。そして映画同様に、この作品も評価が

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    2025年12月09日
  • Schoolgirl

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    面白かった。
    楽しませてくれる小説に出会った喜びを感じます。
    144ページ「悪い音楽」
    「事前に私の人となりを詳しく知ってしまったら、音楽以外の要素があなたの作品に影響を及ぼしてしまうのでは?」
    この言葉にドキッとした。
    芸術作品を本当にそれだけ鑑賞しているのかと日頃感じているので、刺さりました。

    86ページ「Schol girl」
    「頭の中からできるだけ自分を失くす」

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    2024年10月03日
  • 東京都同情塔

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    フィクションと現実との境目が絶妙。建築へのフェティシズム、言葉への拘りが絡み合う文体がおそろしく好みだった。

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    2025年09月11日