九段理江のレビュー一覧

  • GOAT Winter 2026

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    今号も お得感ありあり。いろいろな意見あるけど、気軽に読書するには 最高だと思ってる。作家さんとの新しい出会いもあるし。整形の話も バレリーナの話も 建築家の話…どこを切っても 読めるから ほんと楽チンな 本!で、作家さんは 話題の方々ばかり。
    こんな 本に出会えたこと、こういう本を作ってくれたことに感謝かな。次のテーマはなんだろう?

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    2025年12月29日
  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    ◯Schoolgirl
    34の母と、環境保護などのyoutuberをしている14歳の娘。母はその母から虐待を受けていて、娘の気持ちを優先するが娘の意識が高く噛み合わない。母視線と、娘は母の見るyoutubeの中で想いを語る。太宰の女生徒をきっかけに会話の兆しができて終わる。
    巧みな文章で娘と分かり合えない母の感情が描かれているけど、なぜ娘はその高い意識に反して「本当はお母さんだけを助けたい」までの感情があるのか、たぶんそのために嫌いな小説、女生徒に興味を持ったのかがわからない。そこの葛藤を書くのが小説じゃないかしら、それが芥川賞の選評にある「ここから小説は始まるのでは」に繋がるんじゃないないか。
    でも結局は文も構成もすごくて面白いです。異国の凄惨な映像を見て悪夢を見るとどうせわかっているのになぜ見なきゃいけないの、と言う母に激しく同意。
    昔の小説を自分の作品世界に組み込むということは、敬意を持って、それを蹂躙する覚悟が必要である。ちょっと及び腰だったかも。by山田詠美さん

    ◯悪い音楽
    個人的にはこっちの方がより読んだ後の面白さがあった。他人に共感できない音楽教師の話。表情筋を鍛えたりするのだけど友人が怒る理由、生徒が怒る理由がわからずいけないところで笑ってしまったり合唱祭で生徒をディスるラップを披露してしまう。良かったのはこの主人公が歪んでいた過程がなんとなく想像できたところ、クソジジイ主任や友人のよう分からない抽象画。Black monkey、聴きたかったな。

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    2025年11月22日
  • しをかくうま

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    人が発語し書く詩の語順、字数、語の意味(どこまでを一つのモノとして区切りどう名付けるか)にとことんこだわる姿勢は強烈。太文字表記やわざと通常通りではない表記を選ぶ語と文は視覚的にも強く残る。他の小説にはない唯一無二の独自性があると思う。馬(マ)/人(ヒやビ)が今に至るまで歩んできた歴史が物語に一貫した主題になっている。人間にとって神々しい馬、そして馬を始めとして様々な箱を発明して遠く遠くへ移動しようと努力してきた人。人間のこれからはどうなるのか?遠く遠くへ向かい、人類がこれまでに苦労して見つけ出してきて累積した知恵や知識へ一瞬でアクセスして、自分で動いて考える必要がなくなっていくこれからの人間には二度と「詩」は書けなくなるだろう。…という批判的なメッセージが込められているように感じた。これは、近年のAI技術進歩によって、人がこれまでの進歩と思考、感情を外部に委託し自我を放棄することの危険性に警鐘を鳴らし、目をそらされているネガティブ面を鋭く指摘していると思う。同時に、いま一度原始、自然しかなかったころからの人間の歩みを振り返り、再評価するべきではないかという作者の愛のムチを感じた。

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    2025年10月11日
  • しをかくうま

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    これを読んだおかげで少し競馬に興味が持てて、ウマ娘の映画を見に行くことができた。みんなの名前の文字数にだけ敏感。

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    2025年05月08日
  • しをかくうま

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    人も馬も言葉も、止まることなく走り続けてきた生き物だ。今までもこれからもそこに優劣などないはずなのに、傲慢な我々が一番上に立とうとするから世の中めちゃくちゃになっている。生き物は死ぬ。それを突きつけられて、でも頑張ろうよと手を握られた気がして、なんだかちょっと涙が出た。

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    2025年04月21日
  • Schoolgirl

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    保奈美ちゃんの番組「あの本、読みました?」で著者が出演されていました。
    自信家で、人をくったような態度の著者でしたが面白いなとその言動に惹かれ、現代版(太宰治の)女生徒、と紹介されていていた本書に興味が湧きました。

    確かに女生徒、でしたよ。
    意識高い系の中二病の主人公と母の話で、子供と大人の狭間な感じがよかったです。

    でも私はそれよりも、もう一遍収録されている悪い音楽の方が好みでした。
    悪い教師がよい音楽を作っても不思議はないよねとか、教師になることは音楽家一族にとって本当にもったいないことなのかとか、考えているうちに、どんどん展開してどんどんハラハラさせられました。

    まあどちらも、ザ・純文学、でしたね。
    著者の長編も読んでみたいけど、この感じで長くなるのは私には難しくなりすぎて読みにくそうな予感ですが・・

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    2024年12月21日
  • Schoolgirl

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    ①読んでるとこちらまで鬱になりそう、awakening

    ②かなり好みだった。狂った音楽教室、ヒップホップ

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    2024年12月01日
  • Schoolgirl

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    Schoolgirl。影響を受けたとされる太宰治の「女生徒」も読んでみようかな。

    悪い音楽。こちらの方が読みやすく面白かった。先生のラップが良い

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    2024年11月09日
  • しをかくうま

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    レビューにある通り?よくわからんかった
    けどそれでも読んで良かったと思っている


    え?このアナウンサーはAIなの?ロボット的な?いやけど生活してるな?意志を持ったAI?え??キャロットラペに頭を突っ込んでる!!??馬なの??

    楽しくなってきたww


    名前とは一種の詩である、と言っていた。

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    2024年10月17日
  • しをかくうま

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    よくわからないまま読み終えてた。過去のヒとビとマの描写は想像が掻き立てられわくわくした。現在(といっても近未来感がある)は不思議だらけ、ターレンシスは何者?未来が一番難解だった。また読んでみたい。

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    2024年10月02日
  • しをかくうま

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    「東京都同情塔」が面白かったから読んでみたが、両方ともテーマが言葉とAIについてなので、どちらかを読めばいいかなと思った。こっちを先に読むなら星4。
    「同情塔」よりテーマ以外の部分で楽しんでいるので、その部分はわかりづらくなっていると思う。
    この作者を追っていこうと思っていたけど、次の作品も同じテーマだったらもういいかな。

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    2024年09月18日
  • しをかくうま

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    独特な文章の運びで読みやすい本ではない、でもだからと言って途中で読むのをやめる気にもならなかった。話の終わりが気になって読み続けた。
    現在と過去が交錯しながら話は進み、未来の場面で、こんな未来が来るのかなと思うような…漠然と末恐ろしいような、なんとも言えない気持ちがした。著者が言いたいことが根底に流れているようで、よくわからない。今後何度か読み返してみようかと思う本だった。

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    2024年08月23日
  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    「人が生殖機能を失わない限り新しい不幸は生まれ続ける」

    オチがすごい!とかではないけど、普通に面白く読めた

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    2024年09月03日
  • しをかくうま

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    競馬の実況に真摯に向き合う主人公が馬に関して不思議な体験をするお話。ちょっとわかりづらいお話だった。

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    2024年08月10日
  • しをかくうま

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    序盤に、これは何かの修行か?と思うぐらい読み難いパートがあるけど、その後ネアンドウファミリーの登場から一段と面白くなる。どこまでも馬ファーストの世界線。

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    2024年06月13日
  • しをかくうま

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    ネタバレ

    【言葉を使うヒト、の行く先…】
    主人公がTV局での競馬の実況の仕事をしている世界と、もう一つの異次元的な世界とが、交ざり合っていく。


    この題名が平仮名なのは、あえてその意味を固定せずに言葉で遊んでいる節があるー「詩を書く馬」「死を欠く馬」。

    詩や言葉について、幾度も触れられている。

    一頭でも多く馬の名前を電波に乗せるという使命感。

    馬に付けられる名前。その言葉の重み。

    語順。

    ヒトが言葉を生み出す過程。生物としての進化、分岐。

    人工知能を内在化する未来のヒト。


    結果と意義。なんのための言葉?何のための進化?みたいなところを問うているような、でもはっきりとは示さない構成。ニーチェとかサルトルとかの思想を知っていると理解が深まるのかな。そういった部分が難しかった。


    とにかく私にはまったく新しい切り口で、言葉を持つ人間界を少し相対化するような、逆に馬を少し神聖化するような、ユニークな視点で描かれた作品。

    正直最終的に、漢字をずっと見てたら漢字じゃなくなる現象の、言葉バージョンみたいになってしまったような部分がある。

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    2024年04月29日
  • しをかくうま

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    『東京都同情塔』で芥川賞を受賞した九段理江さんが、それ以前に雑誌に発表していた作品。第45回野間文芸新人賞受賞作である。『…同情塔』はすばらしい作品で一気に読んでしまったが、こちらは手こずった。
    いやあ、わからん(笑)。ちょっと衝撃的にわからない作品だった。
    出だしはファンタジー、そこから競馬を実況するアナウンサーの話に変わり、胡散臭い奴らも登場する。だいたい、競走馬の命名ルールなんて知らないし、それが変更されたからどうだというのか? 
    でも不思議と投げ出そうという気にならず、最後まで読んでしまった。時間はかかったけれど。

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    2024年04月05日
  • しをかくうま

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    芥川賞おめでとうございます。
    受賞作より競馬をテーマにした本ということでこちらの方が気になって文学界を拝読しました。
    途中までなかなか物語の中に入り込めず、言葉遊びの部分が多いなという感想でした。
    途中から怒涛の展開に傾れ込んでからは引き摺り込まれるように入り込めましたが、やはり最後の結末のあたりはなかなか私には理解が及ばない内容でした。
    でも馬がどの実況が上手いとか話題にしてたら。。とか思うと何か競馬を見る目も少し変わるように思います。そういった競馬に対するお声なんかもぜひお聞きしてみたいですね

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    2024年03月17日
  • しをかくうま

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    ヒトとウマの長大な歴史を感じる物語。
    しかし難解で、私には理解が及ばない部分がほとんどだった。

    『東京都同情塔』にも書かれていた
    言葉に対する強い思いが
    根底にはあるのかな?と思う。

    難解ながらも気になって最後まで読めたので、
    またいつの日にか再読したいし、
    他の方の書評を読んで理解を深めたい。

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    2024年03月15日