九段理江のレビュー一覧

  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    田内学さんが薦めてて読んだ

    グレタさんが娘だったら相当しんどいな
    親に言えないことをyou tube配信しちゃう人いるけど不思議だよな。親が見てるかもしれないのに。
    刀だと切れないけど銃だと撃てるみたいな感じなのか?

    世界が理不尽な殺し合いをしていても助けたいのはお母さんただひとり、なぜ女の子はこんなにもお母さんのことを考えているのか

    泣いた。作者、子供いるのか??

    女生徒を読みたくなった
    ラップ刻みたくなった

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    2025年08月03日
  • 東京都同情塔

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    あるかもしれない近未来

    現代でも耳障りの良いカタカナ語に言葉を置き換える風潮が見られるが、行き過ぎるとこうなるのだろうなと思った。現代的なテーマで考えさせられる一冊でした。

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    2025年07月28日
  • 東京都同情塔

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    さらっと読んだだけでも面白かったが、内容は重層的にいろいろな問題を扱っているようで、じっくり読んで考えたい本だ。
    ザハ案の国立競技場が立っているという設定自体が強烈な印象。
    建築と言葉という二つの大きな題材も、「バベルの塔」で私の頭の中にも一応結びつくのだが、それぞれが大きすぎて私には消化しきれない。
    AIについても同様だ。

    「自分自身が心から同意していないプロジェクトに協力するべきではなかった」と後悔しているところに惹かれてしまった。意にそまない仕事をやり遂げて、「死ね」とか批判されたら、あるいは賞賛してくれている人の方が多かったとしても、どっちにしてもやり切れない。つまりは彼女の言うよう

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    2025年07月28日
  • 東京都同情塔

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    マキナ・サラは最初国籍が分からなかった。マサキ・セトは日本人ぽいけど性別が分からなかった。
    そこら辺に著者のセンスを感じる

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    2025年07月12日
  • 東京都同情塔

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    文章内の、言葉遣いが独特だと思った。読んでいて、著者の思考がそのまま文章として構成されているような感じがした。

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    2025年06月28日
  • 東京都同情塔

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    タイトル深。
    設定がぶっ飛んでるけど、大好き。

    文章が緻密なのに、すごく読みやすくて、すらすらすらすら頭の中で音読されていく。

    これまでの作品(芥川賞受賞作)で、わりかし、考えさせられるタイプだった。

    犯罪者は同情すべきか。
    そうした環境が必ず悪くないというわけではないが、真理を知らず、ただ道徳的に見える行為を積み重ねた先にある世界かと思うと少しゾッとさせられる。

    本当のユートピアとは、神の下の調和と、進歩を兼ね備えた世界だと、知ることが大切なのではないか。

    上辺だけの善意は恐ろしい。

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    2025年06月23日
  • Schoolgirl

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    変人なのに自分が真っ当だと思っている、っていう点で、『成瀬は天下を…』の成瀬もそうなのだが、成瀬はジェダイで九段理江の人物たちはダースベーダーみたいな。
    勝手にそんなイメージ。
    『Schoolgirl』は太宰『女生徒』と対だが、短編のもう一作『悪い音楽』とも対になっている。短編内二作の主人公二人は似ている。対する「娘」と「教え子の女子」も似ている。後者たちは「正しさ」を振りかざし、文学や音楽(といっても高度な音楽)を否定(もしくは理解しない)。前者は敗北者。女の敗北の対として、普通は「権力者=男」みたいな構図で話を進めていく女性作家が多い中で、九段理江は特殊。また自己(=私、あなた)を深追いし

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    2025年05月30日
  • しをかくうま

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    ウマとヒトと言葉と時間がぐわーーと押し寄せてくる本
    分からないままに読んでるとグッと面白くなる
    最後はディストピア的なんだけど、コトバを探す苦しさが伝わってくる
    もう一度最初から読み直したい

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    2025年05月06日
  • Schoolgirl

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    少女と女性
    娘と母
    女生徒とSchoolgirl

    それらの対比で娘と母の関係や女性と世界の関係を描いている傑作。

    太宰治の『女生徒』を中心に母と娘と世界が交わる物語。

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    2025年04月14日
  • しをかくうま

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     私の中で、九段理江さんは新しもの好きなイメージがあったものの、本書を読めば決してそれだけではないことが分かる、過去も現在も未来も縦横無尽に行き来した、その一見突拍子と思われる物語も、最後まで読むと伝わってくるものがありながら、毎度の如く、その豊富な知識量や興味のあるものに対する飽くなき姿勢には感服させられる。

     そして、その様々な視点から現在に於ける常識と思われるものを揺さぶってくる作家性は、時に大胆で痛烈でありながら肯けるものがあったのも確かで、それは『多様性を求めながら同時に平等性をも要求するようになった』のような皮肉を効かせる一方で、『一貫性と政治的正しさと共感を集めることに徹した言

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    2025年03月16日
  • Schoolgirl

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     直前に太宰治の「女生徒」を読んだのは、本書を読む事前情報収集のためでした。なにしろ本書には、〈令和版「女生徒」〉〈「女生徒」を大胆に更新〉等のキャッチーな宣伝があり、本作も芥川賞候補だったこと、さらに九段さんがBS番組で、かつて三島由紀夫にのめり込む前に太宰治にハマっていた(真逆な二人と思うのですが…)と話され、興味が増したのです。表題作の他、デビュー作「悪い音楽」も収録されています。

     表題作「Schoolgirl」の主人公「私」は、母親と娘で視点が交互に切り替わります。タワマンで暮らす母親は専業主婦(夫は出張中)で、大の読書好き。一方、14歳の娘はインターナショナルスクール生で、環境や

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    2024年11月20日
  • しをかくうま

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    人間が進もうとしている未来について、漠然と持っていた違和感や不安を、書き表してもらったような感じがして、たくさんのフレーズを書き留めた。

    特に印象に残ったのは、
    「一貫性と政治的正しさと共感を集めることに徹した言葉を選んでいくとなると、最後は誰もが同じ言葉を喋る未来しかないんだよね。つまり言葉は死んでいくしかないんだよね。」

    言葉を死なせないように言葉を使っていきたい。

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    2024年10月24日
  • Schoolgirl

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     九段理江さんといえば、なんといっても、芥川賞受賞作品である「東京都同情塔」だとは思うのだが、捻くれている私は先に初小説集である、こちらから読んでみて、どんな感じなのかを確かめたくなってしまう衝動に駆られてしまったと思ったら、こちらも表題作が芥川賞候補作だったのですね。

     そして、読んでみて驚いたのは、このタイトルが若い頃に読んだ小説(内容は殆ど覚えていないが)の英語版だということで、帯にも「令和版『女生徒』」と書いてある通り、現代の多様化した社会に於いても依然変わらずに残り続ける、鬱屈とした雰囲気をシニカルに描きながらも、元の作品に於ける当時の空気感漂う文体との邂逅を果たすことで、それが母

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    2024年08月18日
  • 東京都同情塔

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     犯罪者は憎むべき存在か。服役生活は苦痛を伴うのが当然なのか。その問いに対する新しい考え方に基づく施設が建設された。
     シンパシータワートーキョー。またの名を「東京都同情塔」と言う。

     2020年の東京オリンピックの閉幕後、都心に建造された地上70階建ての高層刑務所に纏わる光と陰。人間の不安定さを描く近未来ストーリー。
     第170回芥川賞受賞作。
              ◇
     東京都心に現代版バベルの塔が建設されようとしている。日本の最先端都市東京の中心にあって、さらに最新技術の粋を尽くした超豪華高層ビル。
     設計コンペの段階では「タワー」程度の認識だったが、有識者たちの検討会を経て「シンパシ

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    2025年11月10日
  • しをかくうま

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    続けて九段理江さんの作品を。最初はとってきにくかったが、どんどん引き込まれました。現代文学は面白いなあ。

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    2024年08月10日
  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    グレタに憧れる女子中学生と文学を愛する母親。
    フィクションは時間の無駄だという娘と
    戦時中ですらフィクションこそ生き残るという母。
    九段さんと小川哲さんの文章に共通点を感じ、この人の文章が好きだと直感が働いた。


    太宰治の女生徒を基に書かれたそうだが、知識がないせいか「なるほど、女生徒はこういう作品なのか」としか思わなかった。
    AIスピーカーやYouTubeのない時代、女生徒はどんなふうに書かれていたのだろう。

    娘がフィクションを信じていないにも関わらず、母の本棚をどんどん散策していき、遂に「女生徒」にたどり着く。
    そして。。

    母を毛嫌いし、馬鹿にしつつも、母の世界に入りたい娘の気持ち。

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    2024年08月05日
  • しをかくうま

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    結構好きなんだけれど、なんというか、さらなる踏み込み方がありそうというか、もっと馬自体の美に踏み込んでいたほうが私はこの小説を好きになっていただろうと思う

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    2024年06月16日
  • しをかくうま

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    おしゃれすぎる。
    ミステリの後に読んだからなおさら文章に酔いしれた。
    最近の本ではお決まりとなっているが、もう一度読みたい。特にこの本は、もう一度読まなければならない。

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    2024年06月10日
  • Schoolgirl

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    少女ゆえの全能感、自分以外のみんな、特に自分の世話を焼く母親が馬鹿に思える。そんな少女期を通過していく様子が、読んでいて痛みを感じるほどよく描かれている。母親に愛されているからこその辛辣な言葉と、赤の他人に向けて吐露される本音。「明日から戦争が始まるっていう日でも、お母さんは小説の話をするの?」母親の答えに少女が気付きを得るのと同じように、私もハッとさせられた。

    「悪い音楽」にも、全能少女が登場するが、対する音楽教師もなかなかのものである。行き過ぎた音楽ファーストによって、教師として窮地に立たされることになる。こちらは「Schoolgirl」とは違って笑いながら読めた。面白い。

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    2024年05月27日
  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    つい最近芥川賞を取ったばかりでマスコミに露出も多くなった作家なので受賞作はまだだが先ずは本作から読んでみた。2作の短編だがどちらも女性が主役だ、文章に区切りがなく読みにくい作風だが、そのたたみ掛けが良いのかもしれない。一人は主婦そしてその娘、もうひとつは音楽教師とその生徒。どちらもその役割を実際の行いとその思想に問題はあるが必死にその役割を果たそうとしている、何故か生きるのがつらそうだ、世の中の女性は皆そうなのかと疑ってしまう、その点男の単純なこと、なぜだか悲しくなってしまう。

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    2024年05月25日