九段理江のレビュー一覧

  • 東京都同情塔

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    ネタバレ

    「都内に建てられる刑務所ユートピア」という、いかにも妄想っぽいアイデアが、巧みな筆致によってリアルに頭の中に構築された。
    牧名沙羅は非常にこだわりの強い、自己主張の上手な女性だと認識した。建築家のことはよく分からないが、彼女のような人間がいるならちょっと喋ってみたいと思った。こちらに関心を寄せてもらえないかもしれないけど笑

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    2025年07月22日
  • 東京都同情塔

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    この本の登場人物が、思ったこと感じたことを真っ直ぐの表現で伝えてくれたことで、日本人が持つ特有の「気持ち悪さ」に気づいた。

    言葉を介している時点で、その人の本心は純度を失って伝わっている。そのことを踏まえると「真っ直ぐの表現」と用いたのは矛盾であるのかもしれない。

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    2025年06月27日
  • しをかくうま

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    これを読んだおかげで少し競馬に興味が持てて、ウマ娘の映画を見に行くことができた。みんなの名前の文字数にだけ敏感。

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    2025年05月08日
  • 東京都同情塔

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    ネタバレ

    上手く言葉にするのは難しいけれど、劇的なことは起こらずただただ風刺的な会話で成り立たせてしまう著者の手腕に脱帽。
    複数回読まないと上手く感想はまとまらないけれど、言葉によって人間を定義するという点へのこだわりは虐殺器官にも近いものがある気がする。
    犯罪者を犯罪者として扱わない。
    誰しもが言葉によって自由になる。
    中々会話がハイレベルなのでもう1度読んで整理したいが、かなりの読み応えでした。

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    2025年05月08日
  • しをかくうま

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    人も馬も言葉も、止まることなく走り続けてきた生き物だ。今までもこれからもそこに優劣などないはずなのに、傲慢な我々が一番上に立とうとするから世の中めちゃくちゃになっている。生き物は死ぬ。それを突きつけられて、そうならないように頑張ろうよと手を握られた気がして、なんだかちょっと涙が出た。

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    2025年04月21日
  • Schoolgirl

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    保奈美ちゃんの番組「あの本、読みました?」で著者が出演されていました。
    自信家で、人をくったような態度の著者でしたが面白いなとその言動に惹かれ、現代版(太宰治の)女生徒、と紹介されていていた本書に興味が湧きました。

    確かに女生徒、でしたよ。
    意識高い系の中二病の主人公と母の話で、子供と大人の狭間な感じがよかったです。

    でも私はそれよりも、もう一遍収録されている悪い音楽の方が好みでした。
    悪い教師がよい音楽を作っても不思議はないよねとか、教師になることは音楽家一族にとって本当にもったいないことなのかとか、考えているうちに、どんどん展開してどんどんハラハラさせられました。

    まあどちらも、ザ・

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    2024年12月21日
  • Schoolgirl

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    ①読んでるとこちらまで鬱になりそう、awakening

    ②かなり好みだった。狂った音楽教室、ヒップホップ

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    2024年12月01日
  • Schoolgirl

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    Schoolgirl。影響を受けたとされる太宰治の「女生徒」も読んでみようかな。

    悪い音楽。こちらの方が読みやすく面白かった。先生のラップが良い

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    2024年11月09日
  • しをかくうま

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    レビューにある通り?よくわからんかった
    けどそれでも読んで良かったと思っている


    え?このアナウンサーはAIなの?ロボット的な?いやけど生活してるな?意志を持ったAI?え??キャロットラペに頭を突っ込んでる!!??馬なの??

    楽しくなってきたww


    名前とは一種の詩である、と言っていた。

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    2024年10月17日
  • しをかくうま

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    よくわからないまま読み終えてた。過去のヒとビとマの描写は想像が掻き立てられわくわくした。現在(といっても近未来感がある)は不思議だらけ、ターレンシスは何者?未来が一番難解だった。また読んでみたい。

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    2024年10月02日
  • しをかくうま

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    「東京都同情塔」が面白かったから読んでみたが、両方ともテーマが言葉とAIについてなので、どちらかを読めばいいかなと思った。こっちを先に読むなら星4。
    「同情塔」よりテーマ以外の部分で楽しんでいるので、その部分はわかりづらくなっていると思う。
    この作者を追っていこうと思っていたけど、次の作品も同じテーマだったらもういいかな。

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    2024年09月18日
  • しをかくうま

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    独特な文章の運びで読みやすい本ではない、でもだからと言って途中で読むのをやめる気にもならなかった。話の終わりが気になって読み続けた。
    現在と過去が交錯しながら話は進み、未来の場面で、こんな未来が来るのかなと思うような…漠然と末恐ろしいような、なんとも言えない気持ちがした。著者が言いたいことが根底に流れているようで、よくわからない。今後何度か読み返してみようかと思う本だった。

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    2024年08月23日
  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    「人が生殖機能を失わない限り新しい不幸は生まれ続ける」

    オチがすごい!とかではないけど、普通に面白く読めた

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    2024年09月03日
  • 東京都同情塔

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    多様性、またはダイバーシティな思考な文化が当たり前になってきた今日この頃。それは、とても素晴らしい事である一方、用法容量を間違えれば破壊を招く可能性も多いにある。という風に解釈した。
    作者の九段理江はヒップホップヘッズらしい。なるほど、どうりで所々の文章にグルーヴとアティチュードを感じたわけだ。納得。

    それにしても、東京五輪の没案になったAKIRAとコーネリアスの開会式、強行突破しても良かったのでは?なんて思ったりする。

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    2025年11月08日
  • しをかくうま

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    競馬の実況に真摯に向き合う主人公が馬に関して不思議な体験をするお話。ちょっとわかりづらいお話だった。

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    2024年08月10日
  • しをかくうま

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    序盤に、これは何かの修行か?と思うぐらい読み難いパートがあるけど、その後ネアンドウファミリーの登場から一段と面白くなる。どこまでも馬ファーストの世界線。

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    2024年06月13日
  • しをかくうま

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    ネタバレ

    【言葉を使うヒト、の行く先…】
    主人公がTV局での競馬の実況の仕事をしている世界と、もう一つの異次元的な世界とが、交ざり合っていく。


    この題名が平仮名なのは、あえてその意味を固定せずに言葉で遊んでいる節があるー「詩を書く馬」「死を欠く馬」。

    詩や言葉について、幾度も触れられている。

    一頭でも多く馬の名前を電波に乗せるという使命感。

    馬に付けられる名前。その言葉の重み。

    語順。

    ヒトが言葉を生み出す過程。生物としての進化、分岐。

    人工知能を内在化する未来のヒト。


    結果と意義。なんのための言葉?何のための進化?みたいなところを問うているような、でもはっきりとは

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    2024年04月29日
  • 東京都同情塔

    cnm

    購入済み

    「多様性」という耳障りの良い言葉の上澄みだけをすくったようなタワーが日本で建設されるという設定は、日本人の国民性が反映されていて面白かった。表面だけ取り繕って、中身がスカスカのカタカナ英語を多用する近年の傾向に対する問いかけのような内容になっているのではないかと思う。
    心が動かされる、感動する、という類の小説ではなく、作者が淡々と疑問を投げかけてくるので、個人的には物足りなさを感じた。AIのような、当たり障りのない言葉しか話さなくなった人間をデザインしたのかもしれないけれど、それならば一人称小説にした意味を考えてしまう。
    タクトの出自については、いささかご都合主義なところが気になった。

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    2024年08月03日
  • しをかくうま

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    『東京都同情塔』で芥川賞を受賞した九段理江さんが、それ以前に雑誌に発表していた作品。第45回野間文芸新人賞受賞作である。『…同情塔』はすばらしい作品で一気に読んでしまったが、こちらは手こずった。
    いやあ、わからん(笑)。ちょっと衝撃的にわからない作品だった。
    出だしはファンタジー、そこから競馬を実況するアナウンサーの話に変わり、胡散臭い奴らも登場する。だいたい、競走馬の命名ルールなんて知らないし、それが変更されたからどうだというのか? 
    でも不思議と投げ出そうという気にならず、最後まで読んでしまった。時間はかかったけれど。

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    2024年04月05日
  • しをかくうま

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    芥川賞おめでとうございます。
    受賞作より競馬をテーマにした本ということでこちらの方が気になって文学界を拝読しました。
    途中までなかなか物語の中に入り込めず、言葉遊びの部分が多いなという感想でした。
    途中から怒涛の展開に傾れ込んでからは引き摺り込まれるように入り込めましたが、やはり最後の結末のあたりはなかなか私には理解が及ばない内容でした。
    でも馬がどの実況が上手いとか話題にしてたら。。とか思うと何か競馬を見る目も少し変わるように思います。そういった競馬に対するお声なんかもぜひお聞きしてみたいですね

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    2024年03月17日