九段理江のレビュー一覧

  • 東京都同情塔

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    MUFGが国立競技場の命名権を買い取ったニュースが偶然にもタイムリーに響き合う。MUFGスタジアムとかにすんのかねー、知らないけども。
    日本人が日本語から離れていく、カタカナに逃げていくという感覚は、社会人になってから結構強く感じるようになった。

    何かを包摂しようとする語は、何かを排除しうる語を糾弾する。漢字の熟語に比べて、カタカナ語の包摂力の大きさみたいなものは感覚的にわかるが、果たしてそのカタカナで構成された余白の多い語は、本当に包摂されるべきものを掬い取っているのかという疑念の拭えなさが、常にカタカナ語にはついて回るような気もする。牧名はとくに言葉を厳格に使う人間だったが、彼女のうちに

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    2025年10月09日
  • 東京都同情塔

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    近未来の東京、建築家の女性のとある塔の建築プロジェクトを通して、言葉と建築を中心に社会のあり方を描く、、、お話(?)。

    芥川賞らしい硬質な文章だったため、ちゃんと理解できているのか不明。ただ何故だかすっと読まされてしまう作品ではあった。


    当時AIによる文章生成が話題になっていたけど、そこは特に問題ではなくて、それを主題に捉えて(?)、言葉の大切さを訴えているようなところがステキなことなのだと思う。

    オリンピックとかジャニーズ問題とか社会風刺も入っているところはさすがだなぁ、と思いました。

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    2025年10月04日
  • 東京都同情塔

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    オーディブルで聴いた

    犯罪者が社会的に作られるということや平等とはといった問題に一石を投じているように感じた。
    主人公や主要人物の人間像に共感は難しく、物語として面白さは感じられず、また、あまり自分として、問題への思考が深まった感じもしなかった。

    彼岸花が咲く島と同様に、芥川賞って何を観点に選ばれてるのかなと素朴に思った。

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    2025年09月23日
  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    純文学は結構合う合わないがあって、こちらの方はあまり合わなさそうかな……。太宰治の「女生徒」読んでたら感じ方変わったかな?(太宰苦手であまり読んでない)

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    2025年09月22日
  • 東京都同情塔

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    ネタバレ

    難解な箇所では文章を反復することもあったが、非常に読みやすい印象も残る不思議な文章だった。

    国立競技場の描写に違和感を覚え読んでいる途中にネットで検索をして、ザハ案が通ったパラレルワールド的な東京の世界を描いているのだと理解した。

    「東京都同情塔」、この塔の是非についてメインキャラたちがどういった考えを持つのかの具体の描写があまりなかったのが少し残念だった。それは塔の是非自体がこの本の主題というわけではないから、というのも理解しつつ、私自身が非常に興味のあるテーマなのでそう感じた。
    犯罪者は哀れまれるべき、彼らは環境に問題があっただけ、というのは、社会心理学や犯罪心理学に即した考え方だ。

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    2025年09月07日
  • 東京都同情塔

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    牧名沙羅の思考が独特で面白かった。死んだ従兄弟に似てるウェイトレスとか特に深い意味のない描写ばかり印象に残って少し難しかった。

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    2025年08月17日
  • 東京都同情塔

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    ネタバレ

    「都内に建てられる刑務所ユートピア」という、いかにも妄想っぽいアイデアが、巧みな筆致によってリアルに頭の中に構築された。
    牧名沙羅は非常にこだわりの強い、自己主張の上手な女性だと認識した。建築家のことはよく分からないが、彼女のような人間がいるならちょっと喋ってみたいと思った。こちらに関心を寄せてもらえないかもしれないけど笑

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    2025年07月22日
  • しをかくうま

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    これを読んだおかげで少し競馬に興味が持てて、ウマ娘の映画を見に行くことができた。みんなの名前の文字数にだけ敏感。

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    2025年05月08日
  • 東京都同情塔

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    ネタバレ

    上手く言葉にするのは難しいけれど、劇的なことは起こらずただただ風刺的な会話で成り立たせてしまう著者の手腕に脱帽。
    複数回読まないと上手く感想はまとまらないけれど、言葉によって人間を定義するという点へのこだわりは虐殺器官にも近いものがある気がする。
    犯罪者を犯罪者として扱わない。
    誰しもが言葉によって自由になる。
    中々会話がハイレベルなのでもう1度読んで整理したいが、かなりの読み応えでした。

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    2025年05月08日
  • しをかくうま

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    人も馬も言葉も、止まることなく走り続けてきた生き物だ。今までもこれからもそこに優劣などないはずなのに、傲慢な我々が一番上に立とうとするから世の中めちゃくちゃになっている。生き物は死ぬ。それを突きつけられて、そうならないように頑張ろうよと手を握られた気がして、なんだかちょっと涙が出た。

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    2025年04月21日
  • Schoolgirl

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    保奈美ちゃんの番組「あの本、読みました?」で著者が出演されていました。
    自信家で、人をくったような態度の著者でしたが面白いなとその言動に惹かれ、現代版(太宰治の)女生徒、と紹介されていていた本書に興味が湧きました。

    確かに女生徒、でしたよ。
    意識高い系の中二病の主人公と母の話で、子供と大人の狭間な感じがよかったです。

    でも私はそれよりも、もう一遍収録されている悪い音楽の方が好みでした。
    悪い教師がよい音楽を作っても不思議はないよねとか、教師になることは音楽家一族にとって本当にもったいないことなのかとか、考えているうちに、どんどん展開してどんどんハラハラさせられました。

    まあどちらも、ザ・

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    2024年12月21日
  • Schoolgirl

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    ①読んでるとこちらまで鬱になりそう、awakening

    ②かなり好みだった。狂った音楽教室、ヒップホップ

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    2024年12月01日
  • Schoolgirl

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    Schoolgirl。影響を受けたとされる太宰治の「女生徒」も読んでみようかな。

    悪い音楽。こちらの方が読みやすく面白かった。先生のラップが良い

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    2024年11月09日
  • しをかくうま

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    レビューにある通り?よくわからんかった
    けどそれでも読んで良かったと思っている


    え?このアナウンサーはAIなの?ロボット的な?いやけど生活してるな?意志を持ったAI?え??キャロットラペに頭を突っ込んでる!!??馬なの??

    楽しくなってきたww


    名前とは一種の詩である、と言っていた。

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    2024年10月17日
  • しをかくうま

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    よくわからないまま読み終えてた。過去のヒとビとマの描写は想像が掻き立てられわくわくした。現在(といっても近未来感がある)は不思議だらけ、ターレンシスは何者?未来が一番難解だった。また読んでみたい。

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    2024年10月02日
  • しをかくうま

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    「東京都同情塔」が面白かったから読んでみたが、両方ともテーマが言葉とAIについてなので、どちらかを読めばいいかなと思った。こっちを先に読むなら星4。
    「同情塔」よりテーマ以外の部分で楽しんでいるので、その部分はわかりづらくなっていると思う。
    この作者を追っていこうと思っていたけど、次の作品も同じテーマだったらもういいかな。

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    2024年09月18日
  • 東京都同情塔

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    これを書ける才能は凄い気がする 何度も読みたくなる本、というわけではないけれど、日本語に対する繊細な感性と、建築に対するビジョンを持ち合わせていてこれだけのものを書ける人はあまりいないと感じた。

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    2026年01月12日
  • しをかくうま

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    独特な文章の運びで読みやすい本ではない、でもだからと言って途中で読むのをやめる気にもならなかった。話の終わりが気になって読み続けた。
    現在と過去が交錯しながら話は進み、未来の場面で、こんな未来が来るのかなと思うような…漠然と末恐ろしいような、なんとも言えない気持ちがした。著者が言いたいことが根底に流れているようで、よくわからない。今後何度か読み返してみようかと思う本だった。

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    2024年08月23日
  • Schoolgirl

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    ネタバレ

    「人が生殖機能を失わない限り新しい不幸は生まれ続ける」

    オチがすごい!とかではないけど、普通に面白く読めた

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    2024年09月03日
  • 東京都同情塔

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    多様性、またはダイバーシティな思考な文化が当たり前になってきた今日この頃。それは、とても素晴らしい事である一方、用法容量を間違えれば破壊を招く可能性も多いにある。という風に解釈した。
    作者の九段理江はヒップホップヘッズらしい。なるほど、どうりで所々の文章にグルーヴとアティチュードを感じたわけだ。納得。

    それにしても、東京五輪の没案になったAKIRAとコーネリアスの開会式、強行突破しても良かったのでは?なんて思ったりする。

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    2025年11月08日