石川裕人のレビュー一覧
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本編を読み終えたのは、6月の半ば頃だったと記憶しているが、巻末の付録まで読んでから感想を書こう、と考えているうちに、8月が終わろうとしている。
とにかく情報量の多い漫画で、興味深く読み続けていても、中々残りのページがなくならない。こういう漫画は初めてかもしれない。
当初はDC作品のヒーローを用...続きを読むPosted by ブクログ -
アイアンマンのオリジンとなる回や、アル中になる回など、重要なエピソードがしっかり入っていた。全体的に、彼の人間的な弱さにスポットがあたった内容になっている。表紙のかっこよさでも分かるとおり、本としての作りがていねいで、所有欲も満たされる。日本オリジナル編集らしい。ヴィレッジブックスがなくなったいま、...続きを読むPosted by ブクログ
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「バットマン・ダークナイト・リターンズ」
悪徳と退廃の街ゴッサムシティから、闇の騎士バットマンが、消えて10年。55歳のブルース・ウェインは、己の魂の呼びかけに突き動かされるように、ついに復活を決意する。ゴッサムシティにはびこるギャング団ミュータントを倒し、自分の部下にし、バットマンに憧れて弟子入り...続きを読むPosted by ブクログ -
Who watches the watchmen?(誰が見張りを見張るのか?)
SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作!アメリカン・コミックがたどり着いた頂点がここにある――。2009年3月公開映画原作。
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バットマン世界に多大な影響を与えたダークナイトリターンズと、続編ダークナイトストライクアゲインがセットになった一冊。
ストライクアゲインはあまり趣味に合わなかったですが、リターンズがやはりとても良い。
最強の敵との戦いがとにかく熱いです。Posted by ブクログ -
まるで映画でのズームイン・アウトのような、背景の拡散や収束を見事に描く描写力に、グッと引き込まれたと思ったら、そこは描かれることのなかった、アメリカの戦史の闇……。第三次世界大戦にもしもヒーローたちが関わっていたら? という、イフストーリーでありながら、圧倒的なリアリティで、実在するパラレルワール...続きを読むPosted by ブクログ
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これは、1986年から1987年にかけて出版されたアメリカのグラフィック・ノベルを翻訳したものだ。
原作は、2009年にザック・スナイダー監督によって映画化されている。映画化については、テリー・ギリアムがチャレンジして頓挫していたものをザック・スナイダーによって実現されたのだと言う。今回、映画を観...続きを読むPosted by ブクログ -
バットマンのアメコミはこれが初めてだが、この一冊だけでも十分楽しめる。後半のエピソードはちょっと合わなかったが、前半の老いたバットマンはかっこよかった。Posted by ブクログ
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ジャンルとしてはアメコミだが、いわゆる漫画とは内容の密度が違った。膨大な情報量をこれでもかと詰め込んだ小説に緻密なイラストが加えられた、まさにグラフィックノベル。Posted by ブクログ
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俺などがいうまでもなくアメコミの最高峰だが、全知全能に近い力を持ちながら、好きな女に冷たくされたから月に引き蘢るドクターマンハッタンは、萌えの最高峰でもあるPosted by ブクログ
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アメコミ界の古典中の古典と言われる『ダークナイト・リターンズ』は、マンネリ化していたバットマンに「ダークナイト」という位置づけを与え、そして再生させた記念碑的作品と言われている。
で、機会があったので読んでみた。これは確かに傑作中の傑作。衰えたバットマンが無秩序状態のゴッサム・シティに業を煮やして...続きを読むPosted by ブクログ -
映画から入ってからコミックを読んだが、映画だけだとこの話の完成度は伝わらないと思う。
なのでコミックを読んでから、映画を観るべきだと思う。(ネットなどで解説もあるので、そっちのほうが手っ取り早いけど)
またこの話はアメリカのケネディ〜ニクソンの時代背景に密接に絡んでいるので、その当たりについても知...続きを読むPosted by ブクログ -
ザック・スナイダーが映画で完コピした原作コミック。17~8年前にNYに旅行に行った帰りの便中で、隣の韓国系アメリカ人の方が読んでいる原書が気になり、題名を尋ねたところ、「これ?ウォッチメンって言うんだよ。」「面白そうですね。」「うん、すっごく面白いよ!」 その3年後に札幌のタワレコの洋書コーナーで偶...続きを読むPosted by ブクログ
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いちいち「馬鹿な…もう息が切れた」とか言い出したり、暴れた翌日筋肉痛になったり、思いのほか体が動かなくてちょいちょいやられそうになりながらも、強迫観念だけで突き進む老バットマンが格好良かった。Posted by ブクログ
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初アメコミなので最初は読み難く感じたけど面白かった。台詞が多く、
背景の看板や新聞記事にも意味があるので、一コマに込められた情報が
多くて読み応えがある。これはアメコミ全般がこうなのではなく
アラン・ムーアの作風なのかも。
小さい頃の作文で「アメリカが日本に原爆を落としたのは戦争を早く終わらせるた...続きを読むPosted by ブクログ -
グラフィックノベルというのを初めてよんだ
本当に未知の体験だった
小説でも漫画でも映画でもドラマでもない
でもどれでもあるような不思議な表現技法だった
まさにカルチャーショックというか
新しいものをまた一つしった気がする
内容に関して言えば、
人間の愚かさを知った「コメディアン」...続きを読むPosted by ブクログ -
一人のヒーローの死を引き金に暴かれる陰謀。
超人が存在し、冷戦の歴史を大きく変えた世界での
正義、真実、理想、そして現実をめぐる物語。
アメリカンコミック史上に聳え立つ金字塔が、日本語でいつでも読めるという
そんな喜びを噛み締めながら、1コマ1コマに詰め込まれた情報を
必死に読み解きたい1冊です。Posted by ブクログ -
彼ってヒーロなんだけど、人間なんだよっていう当たり前なんだけど、見たくなかった問題を突きつけられた気がしました。老いと闘うとか格好良すぎ!一生ついていきます!Posted by ブクログ