石川裕人のレビュー一覧

  • ソー:マイティ・アベンジャー

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     映画で見ました。

     内田樹さんの「アメコミに見るアメリカ人の吐露する国民像」を地で言っていてマジ受けた。



     「誰にも理解されない孤独なヒーロー」

     すごい僕を認めて!




     エヴァ然り、ガンダム然り、日本人は日本人で違う国民像を持っているので、その国民像を馬鹿にするわけではないです。


    ただ、アメリカは若い。これから没落していくか否かはわからんが、


     なんか、若い、って思った。

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    2011年07月04日
  • ソー:マイティ・アベンジャー

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    ネタバレ

    クラシックだけど流麗な描線のアートは見とれるような出来栄え。打ち切るならせめてきれいに畳めばいいのに、そこはあちらさん流だなあ。

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    2011年06月30日
  • WATCHMEN ウォッチメン

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    ラジオ番組でオススメしているのを聞いて読んでみた。アメコミはスーパーヒーローが活躍する単純な話ばかりと思い込んでいたが覆された。それぞれのキャラクターの人物描写に手間をかけているので読むのに時間がかかるが結末に繋がっているので最後まで根気よく読み続けていれば損はしないだろう。

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    2011年04月27日
  • DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト

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    バットマン引退から10年。
    しかし、ゴッサムシティから犯罪が無くなったわけではなく。

    カーレースや酒で焦燥感を誤魔化す老いたブルース・ウェイン。
    しかし、胸の中にはまだ戦士の魂は燃え続けており。

    そして、闇の騎士は帰還した。
    犯罪者に、犯罪と戦うことを禁じた政府に、そしてアメリカの「象徴」に
    その荒ぶる魂をぶつけるために。

    老バットマンの戦いを描く名作「ダークナイト・リターンズ」、
    そしてそのアナーキーな続編「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」を
    1冊に纏めた合本。
    バットマンの終末を描くことで現在のバットマン像を作り上げた
    「ダークナイト・リターンズ」だけでも読んで欲しい1冊。

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    2010年12月19日
  • WATCHMEN ウォッチメン

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    むずかしい!60年代のヒーローブームが終焉を迎え、アメリカからヒーローの存在が失われつつある頃、ベトナム戦争にも参加した政府公認のヒーロー「コメディアン」が殺された。しめやかに行われる葬式、露見する新事実、次々と消えるヒーローたち、その真相にひとり立ち向かう精神異常者のヒーロー「ロールシャッハ」。事件はアメリカ全土、そして冷戦世界全体を巻き込むスケールに、静かに拡大していた。舞台はヒーローコミックが存在するアメリカ。コミックの中のヒーローに憧れて、実際にマスクをかぶってヒーローを行う、ただ運動神経がいいだけの男たちが物語の主役。作品内のヒーローの引退後の暴露本「Under the Hood」、

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    2012年01月09日
  • X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M

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    改変世界モノというだけで十分おいしいのに、演出や展開も凝ってて楽しませる。続編や関連誌の発売スケジュールが気になるとこだけど……。

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    2010年11月03日
  • アストニッシングX‐MEN:ギフテッド

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    映画「X-MEN ファイナル デシジョン」の原案的というか、原作です。映画の感想は、こちら。

    ミュータント遺伝子を「治療」する新薬「キュア」が開発されて……。という展開、そこでのX-MEN同士の対立という流れは映画と一緒ですが、物語自体は、今までのコミックスの流れを受けたもので、全く映画とは違っています。

    シーン亡き後の世界。エングゼビアは、もう引退(?)してて、サイクとエマがくっついていて、この2人が、学園の運営をしているという感じ。
    ハンクや、ローガンたち、第1世代(?)のミュータントは、その学園の教師をしています。

    基本的に、今回のX-MENチームは、このサイク、エマ、ハンク、ロー

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    2010年08月30日
  • アストニッシングX-MEN:デンジャラス

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    ローガンがピーターを認める場面が泣けるぜ。意外な敵の正体、二転三転する攻防戦とSFミステリ的な名エピソード。しかも次回は大ネタだ。

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    2010年08月03日
  • アイ・アム・アイアンマン

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    1作目映画のマンガ化作品。
    いつもながら、マンガ→映画→マンガという、アメコミの流れは、なんというかおもしろい。まぁ、歴史を背負いすぎてしまうので、こうやって、何回かリセットしてやるのが、長く続く人気の秘訣なのかもしれません。

    マンガそのものは、動きがない分、映画には負けます。
    でも、今回、おもしろかったのは、シールドの動きが、こっちの方がくわしくかかれていることですね。映画の裏話的になっている。

    シールドのというかニック・フューリーの思惑が、ちょっと出来すぎという感じもしないでもないけれど、楽しくかかれています。

    「いや、予想通りの男だよ」

    とかね。
    ちょっと、ニック・フューリー、男

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    2010年07月18日
  • DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト

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    ウォッチメンに続いて読みましたがこちらも素晴らしい。

    どちらの作品も、個人では対処しきれない力学の存在が根底にあるように思います。社会にしろ国家にしろ、いかにヒーローといえども個人の力で世の中を変えられるようなのんきな状況ではなくなってしまった。その中でいまだにヒーローを続けるということは滑稽なことで、風車に挑むドン・キホーテみたいな存在でしかない。

    それでも戦い続けずにはいられないヒーローの姿からは考えさせられます。

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    2010年07月08日
  • WATCHMEN ウォッチメン

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    アメコミに対する偏見がすっかり落ちました。これだけの密度と深さをもった作品は、日本のコミックにもそう多くはないでしょう。クールジャパン、日本の漫画は一番とか言っている場合じゃない。

    海外だってそれぞれの文化に応じて成長しているんですね。それがいままで日本に入って来なかった、あるいは、一部でとどまっていただけのこと。これだって20年前の作品なわけだから、その後もきっと素晴らしい作品がたくさん出ているんだろう。

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    2010年07月09日
  • アストニッシングX‐MEN:ギフテッド

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    Ultimate X-Menって途中で尻切れなんですよね。
    一応映画版で3まで出たあたりの続編として出てる感じでしょうか。
    ジーングレイが死んでいる状態です。

    ニックヒューリーがまた白人に戻っている。
    どうしたもんかな。
    映画版ではサミュエルLジャクソンがやってはるでしょう。
    でも今回の流れは好き。
    エマとキティの展開はストーリー的には必須だろうけど
    個人的にはイラン。

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    2010年06月09日
  • WATCHMEN ウォッチメン

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    -全部お前に任すからな-

    SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞したグラフィック・ノベルの最高傑作!ということで3,570円出して買っちゃいました。その価値有。タイプの違うヒーローたちの物語。名言多し。画像の隅の文字、合間に挟まれる劇中劇的な読み物、全てに意味がある。最終的に、ヒーローとは程遠い「凡人」たちが愛おしく感じられてくる。引用は、[ヒーロー]にでなく[一般人]に向けられた一言。

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    2010年01月22日
  • DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト

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    勢いで購入。年をとったバットマンの哀愁漂う感じがなんとも堪りません。後半からのデジタル処理になった絵柄はちょっと好きじゃないかな…。

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    2009年10月17日
  • ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン

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    1・2巻が売り切れて買えなかったので3巻である本書から読み始めたため、前提の設定はわからず読み始めたが絵がカッコいいので楽しめた。アメコミナイズされまくっている隊員が面白い。

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    2025年01月13日
  • WATCHMEN ウォッチメン

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    初アメコミ。前提知識があればもっと面白いし、読み返しの方が楽しめる作品かも。
    正義感ないし倫理観がぶつかり合い、キャラクターの個性が光る。

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    2020年11月08日
  • WATCHMEN ウォッチメン

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    ネタバレ

    職業としてのヒーロー「ウォッチメン」が存在する世界。彼らは世の中の正義を守るために戦っていた。しかし、誰がその「ウォッチメン」を見張るのか。すでに落ち目になっている「ウォッチメン」。次々と仲間たちが殺されていく。いったいなにが起こっているのか。
    アメリカのTVシリーズ「ザ・ボーイズ」や、日本のアニメ「TIGER & BUNNYタイガー・アンド・バニー」にも通ずる設定。このように、他の作品に流用されるだけあって、斬新な設定はかなり面白い。それだけでなく、ストーリーとしてもよくできている。

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    2020年04月23日
  • スパイダーマン:ウィズ・グレート・パワー

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    スパイダーマンのオリジンの中の、「はじめはTVショー・プロレスに力を使った」という原点において2ページに満たない部分をふくらませて、学校で立場が低かった子が大きな力を得たときにどうするのか、ということを描き出した作品。試みは非常に興味ぶかく、自分勝手に振る舞う中に見え隠れする将来のヒーロー像、みたいなところの表現はうまく行っているように思う。しかし、プロレス団体と悪い大人、なんて部分はリアルといえばリアルなのかもしれないが、どうもそこの要素を葛藤する少年であるピーターを利用する形の中でうまく落とし込めていないように思った。少年らしい葛藤なのか、悪い大人たちに利用される問題なのか、焦点がぼやけて

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    2018年01月07日
  • ニューアベンジャーズ:トラスト

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    前巻『レボリューション』において判明した事実から、仲間をも疑うこととなったニューアベンジャーズの面々と、大勢のヴィランとそれを束ねる新進気鋭のヴィラン…といった面白い展開。通常なら大きな事実が判明した直後にその話を進めると考えられるが、そこにあえてヒーローものとしての王道を混ぜたことでヒーローとは何者か問い直す行為は非常に意味のあるものだろう。

    しかしその二つの要素を進めるうえでどこかバランスが悪いのか、全体的な雰囲気が重苦しい。また両方を表現するために必要だったのか、「事後に語る」方式で物語を進めていくことも爽快感が薄いことに影響を与えているのだろう。せっかくわかりやすい展開にしたのだから

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    2016年01月01日
  • シビル・ウォー

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    様々なヒーローが二つの派閥に分かれて争う「内戦」を描いた大型クロスオーバー作品である。112人のキャラクター紹介を巻頭にはじまることからもわかるが、様々なキャラクターが登場する大規模さがウリである。中には小さなコマに少し描かれただけのキャラもいるが、それはそれで背景を考えるのも面白い。とにかく規模が大きい、ということが魅力なのだ。

    最重要となる中核はニューアベンジャーズ誌でもお互いを分かり合っている中心的な存在であるキャプテン・アメリカとアイアンマンである。この二人が両陣営のリーダーとして戦いを繰り広げていく。

    昔から、ヒーロー同士の対立はよくあることだ。騙されたり、洗脳されたり、そのパタ

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    2015年08月16日