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”憎悪に燃える瞳が語る…お前は私のものだと…”
悪徳と敗退の街ゴッサムシティから、闇の騎士バットマンが消えて10年。55歳のブルース・ウェインは、己の魂の呼びかけに突き動かされるようにして、ついに復活を決意する。だが、東西冷戦期の混迷の中、バットマンの復活は、様々な波紋を投げかける。はたして彼は人々を危険にさらす脅威なのか。それとも救世主なのか。
老いてなお、孤高の戦いを続けるバットマンの姿を通して、正義、信念、男の生きざまをハードボイルドに描いた名作グラフィック・ノベル。モダン・ホラーの巨匠スティーブン・キングから「かつて出版されたコミックスの中で、最も良質な傑作」と絶賛された、まさにアメリカン・コミックス界の至宝。
●収録作品●
『BATMAN: THE DARK KNIGHT RETURNS』#1-4
『BATMAN: THE DARK KNIGHT STRIKES AGAIN』#1-3
(c) & TM DC.
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「バットマン・ダークナイト・リターンズ」
悪徳と退廃の街ゴッサムシティから、闇の騎士バットマンが、消えて10年。55歳のブルース・ウェインは、己の魂の呼びかけに突き動かされるように、ついに復活を決意する。ゴッサムシティにはびこるギャング団ミュータントを倒し、自分の部下にし、バットマンに憧れて弟子入りしたキャリー・ケリーを相棒に、整形手術に成功するも邪悪な本性をむき出しにするトゥーフェイス、アーカム精神病院に収容され廃人寸前になっていたがバットマンと最後の対決をするべく脱獄をするジョーカー、政府に雇われて工作員に成り下がっているスーパーマンと戦う。東西冷戦の混迷の中、バットマンの復活は、様々な波紋を投げかける。
老いてなお、孤高なる戦いを続けるバットマンの姿を通して、正義、信念、男の生き様をハードボイルドに描いた名作グラフィックノベル。
老いてなお犯罪への憎しみに取り憑かれ自分の信念を貫くために、身体がボロボロになりながらも、偽善的なマスコミに非難され体制に逆らいながら貫くバットマンは、孤高のサムライを思わせる美学を感じて、心奮わせるものがあります。
ブルース・ウェインとキャリー・ケリーとの疑似親子的な師弟関係、バットマンが街のギャングを教え導き「バットマンの息子」という自警団グループを結成してゴッサムの混乱を沈めたり、犯罪者の人権ばかり大事にするマスコミや政府に対するフランク・ミラーの反感や社会に対するメッセージ性も濃く、ベインのようなゴツいミュータント団リーダーとのガチンコな肉弾戦や最狂のジョーカーや特殊アーマーを装着して挑むスーパーマンとのバトルなどスーパーヒーローとヴィラン同士またはスーパーヒーロー同士のバトル、このグラフィックノベルは、クリストファー・ノーラン監督版やザック・スナイダー監督版バットマンに大きな影響を与えました。
「バットマン・ダークナイト・ストライクス・アゲイン」
「バットマン・ダークナイト・リターンズ」のラストで、スーパーマンとの対決の後、死んだと見せかけ地下に潜伏したブルース・ウェインは、新しくロビンとなったキャリー・ケリーをリーダーにした「バットボーイズ」を結成するために基地や装備や訓練の準備に入った。それから数年後、レックス・ルーサーが、アメリカの実権を握り、スーパーマンやキャプテン・マーベルやワンダーウーマンを大事なものを人質にしてコントロールしていた。ブルース・ウェインは、潜伏していたグリーン・ランタンやフラッシュと再会し、ルーサーに縛られコントロールされているスーパーマンやキャプテン・マーベルやワンダーウーマンを解き放ち、腐敗したアメリカを立て直すために、ルーサーに立ち向かう。だがさらなる強敵が、立ち塞がる。
「バットマン・ダークナイト・リターンズ」に続く「ダークナイト・ユニバース」第2作。
犯罪への憎しみと妄執を鉄の信念に変え、ジョーカーなどのヴィランだけでなく警察や政府に立ち向かうバットマンの戦いをハードボイルドに描く作風は変わらないけど、バットマンを中心にグリーン・ランタンやフラッシュやワンダーウーマンなどが結集してルーサーに立ち向かう展開は、「「ダークナイト・リターンズ」の影響でハードになり過ぎたヒーローコミックにスーパーヒーローへの憧れや楽しさを取り戻したかった」というフランク・ミラーのインタビュー通りのスーパーヒーローの活躍を見る楽しさに溢れている傑作グラフィックノベル。
Posted by ブクログ
アメコミ界の古典中の古典と言われる『ダークナイト・リターンズ』は、マンネリ化していたバットマンに「ダークナイト」という位置づけを与え、そして再生させた記念碑的作品と言われている。
で、機会があったので読んでみた。これは確かに傑作中の傑作。衰えたバットマンが無秩序状態のゴッサム・シティに業を煮やして大復活、すると彼の宿敵だったジョーカーも復活。アメリカとソ連は核戦争が勃発し、スーパーマンは暴走的に自警を続けるバットマンとの戦いに駆り出され……と、とにかく圧倒的スケールで物語が進んでいく。
人間の本性は変わらないよね、という作者のテーマ設定が面白く、トゥーフェイスやジョーカーを「治療した」と嘯く精神科医の愚かしさから、己の道を貫くためならスーパーマンとでも殴り合うバットマンのぶれなさなど、キャラクターの逞しさ(強さ)が読んでいてとても気持ちいい。ジョーカーのジョーカーらしさも。あのテレビ番組で皆殺しを宣言するところとか最高だった。
フランク・ミラーのアメコミの特徴なのか、小さなコマが並ぶ構成は、日本の漫画を読みなれていたら辛いかもしれないけれども、バットマンが復活するあたりでもう気にならなくなる。そして、ちゃんと見せ場は大ゴマを使ってくれる大サービス。馬に乗って、文字通りの「ダークナイト」になったバットマンの姿とか、素晴らしいアートワークだと思う。
読んでて思ったのは、1986年というレーガン政権下の不況やチェルノブイリ原発事故などが、いろいろ反映されたものになっているなぁと思った。これをもう一歩進めると『ウォッチメン』になるのかな。個人的には、あの閉塞感に満ちた時代よりも、さまざまな価値観がせめぎあい、道を見失ってしまった現在のほうが、この物語を読む価値を押し上げていると思う。
あと、ロビンが女の子になってて可愛い(ビジュアルは性別不明的だけれど)
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少年・青年マンガ
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