【感想・ネタバレ】ワールド・ウォー・ハルクのレビュー

あらすじ

ハルク 対 地球!

マーベルユニバースを引き裂くバトル巨編、ついに邦訳!
全てを奪われたハルクの復讐が今、始まる!

シビル・ウォー前夜、世界のさらなる安定を願う アイアンマンらイルミナティのメンバーは、 人類最大の脅威となり得るハルクの地球外追放を決定する。

シャトルに乗せられ宇宙に流されたハルクは、蛮族の惑星サカールに漂着。
数奇な運命を経て、サカールの王となる。
后を迎え、新たな人生を歩み始めたハルクだったが、シャトルの不意の爆発により、サカールは灰燼に帰した。

今やハルクに残されたのは、彼から后を、全てを奪ったイルミナティへの復讐の念のみ。
かくしてハルクの旅が始まった。捨てたはずの故郷への旅が。

シビル・ウォーに揺れた世界を襲うさらなる激震!
怒りに燃えるハルクを前にヒーロー達に勝機はあるのか?

ハルクの凄まじい怒りを、名手ジョン・ロミータ Jr.が渾身の筆致でページに叩きつけたバトルコミックスの金字塔『ワールド・ウォー・ハルク』、ついに邦訳!

2007年08月:World War Hulk #1
2007年09月:World War Hulk #2
2007年10月:World War Hulk #3
2007年11月:World War Hulk #4
2008年01月:World War Hulk #5

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Posted by ブクログ

かつて宇宙へと追放されたハルクの帰還と復讐が描かれる大規模なクロスオーバー作品。…と聞くと、怒りとともに暴走するハルクの姿が思い浮かぶことだろうが、この作品のハルクは非常に"理知的に暴れる"。宇宙での経験から「王」としての風格を身に着けたハルクは本作に置いて打倒されなければならない敵のボスであるとともに、メッセージ性の強い存在として打ち出されている。

それだけに、この前日譚にあたる『PLANET HULK』が翻訳されていないのは残念でならない。巻頭に詳しいストーリーの解説はあるのでわからなくはないが、ハルク側の仲間たちへの思い入れが一切ない状態で読むよりは間違いなく面白く感じることだろう。

打倒される各ヒーローも合わせ、魅力のないシーンが一つもないと言っていいのではないだろうか。激動の様子をぜひ見届けてほしい。

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2016年01月01日

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