齊藤正高のレビュー一覧

  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    15世紀の中国、明の時代。

    洪熙帝が都である北京の紫禁城で突如として病に倒れる。その容体の重さからすぐに後継者争いが始まる。第一位の太子である朱瞻基は南京にいて、すぐに帰還させるために皇后である母が手紙を送るが、朱瞻基の乗った船は何者かによって仕掛けられた爆弾によって大爆発をおこす、、、。

    南京で酒色に溺れているが、腕は立つ捕吏の呉定縁、生真面目で口数も多く、人一倍の正義感に溢れた役人の于謙、謎めいた女医蘇荊渓という仲間を得て、十五日のうちに北京まで帰ろうとする朱瞻基。そして、それを阻もうとする者たちとの戦い。

    在位一年での仁宗洪熙帝の急死という史実、実際の人物と架空の人物を交えてまるで

    0
    2025年07月06日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    白蓮教徒の手に落ちた呉定縁を救うべく、済南へと辿り着いた皇太子一行。しかし、各人がその地で驚くべき事実を知る。はたして北京で進行する陰謀を阻止することは出来るのか。巨大な陰謀の背後で糸を引くのは誰か。ぎりぎりの戦いが続く。そして4人が最後に見たものとは…。

    中国•明王朝の歴史的事実を下敷きに描かれた本書。皇太子•朱瞻貴(後の第五代皇帝•宣徳帝)や南京行人司•于謙(後に『土木の変』で王朝継続に貢献)らは実在の人物です。それ以外にも『靖難の役』に関連した人物など、多数登場します。色々と調べながら読んだので時間はかかりましたが非常に面白かったです。明王朝の歴史なんて、高校時代の世界史以来に“復習”

    0
    2025年06月11日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    『西遊記事変』の著者による歴史エンターテイメント。1425年5月18日からの15日間の逃避行と戦いを描く。

    中国•明王朝の皇太子•朱瞻貴は旧都•南京到着と同時に命を狙われる。窮地を救った捕吏•呉定縁と地方官僚•于謙、女医•蘇荊渓らの助力を得て、陰謀を阻止すべく北京の王城を目指すが…。

    著者は1980年生まれの中国の小説家。日本の『銀河英雄伝説』や司馬遼太郎の小説などの影響を受けているそうです。次から次へとピンチが襲って来る派手なアクションや、歴史上の実在の人物•実在の事件等を下敷きにした物語の展開に、そんな影響が感じられました。非常に読みでがあって面白いです。

    0
    2025年06月11日
  • 西遊記事変

    Posted by ブクログ

    西遊記の旅の裏ではいろいろなことが起きていた!
    悟空たちの活躍は偶然ではなかったというお話。
    作者の前の作品が壮大な歴史アドベンチャーだったから、同じことを期待して読むと期待外れになるかも。
    でも、私は孫悟空フリークなので、大いに堪能しました。
    西遊記のエピソードをある程度知っていると面白さ倍増です。中国の人にとっては常識なのかも。

    0
    2025年05月11日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おすすめされていた本なので。とにかくボリュームが凄い!中国独自のことわざとか用語とかが飛び交っていて、慣れるのに時間が結構かかってしまう。でも慣れた頃にはとんでもない事件の連続でハラハラドキドキさせられた。爆破が多い!水に関する事件が多い!とにかく女医さんが冷静でかっこいい!男顔負けの大活躍で良かった。ただ本当に長すぎるのがつらい。

    0
    2025年03月12日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    最後がちょっとだけスッキリしない気もするが、途中の様々な危機と、それをどうやって乗り越えて行くか、ハラハラしながらも楽しめた。全ての人に過去と思いがあり、どこまで掘り下げるのか興味深かった。

    0
    2025年03月05日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『Ⅰ凶兆』に続く下巻。やはり地理などがわからず、Ⅰに続いて詳細は飛ばして約12時間で一気読み。冒険譚に最後はミステリー要素を入れて締めくくられました。期待通りの面白さでした。

    Ⅰで気になっていたことが明らかになります。そして敵が… 
    こんな展開ありなん?→なんでもありです!
    朱瞻基のピンチの脱出の仕方に涙しそうになり、呉定縁の大胆な作戦にスカッとし、病仏敵を『行け、やってまえ!』と心から応援し、昨葉何が自分のあるべき場所を見つけたことに感動しました。
    そして時間がなく逼迫した場面で登場する新キャラ・阮安に苦笑。
    唐賽児、漢王、周徳文、海寿なども、敵も味方もサブキャラも全部面白い。登場人物全員

    0
    2025年02月06日
  • 西遊記事変

    Posted by ブクログ

    西遊記の裏側では何が起こっていたのか? 道教と仏教の神様たちが様々な計略をめぐらせ… #西遊記事変

    ■あらすじ
    道教の仙人の李長庚は、天庭でのんびりと生活を送っていた。ある日仏教の観音菩薩から、天竺に経典を求めるために向かった三蔵法師に対して、八十一の劫難をたてることを押し付けられる。

    李長庚は宗教間のいざこざや仲間内での争いなど、様々な調整事が後を絶たず仙界、地上界を右往左往。さらに孫悟空の身分を奪われたと主張する猿も現れてしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    中国の古典文学『西遊記』、日本だとテレビドラマが有名ですよね。子どもの頃に再放送でよく見てたなぁ。アクションばりばりの孫悟空

    0
    2025年01月26日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    所謂「仲間達と一緒に、敵と戦いながら、目的地を目指す」物語は、もう数え切れない程にありますし、「いや、今まで読んだ事ないなぁ…」って方はいないでしょう。
    今作の評価の基準は、そのようなありふれまくったネタにどれだけオリジナリティを加えられているか?です。
    いかにも中国らしい(…などと言ったら怒られそうですが)華美な装飾が施された感がありますね。
    そのせいか、後半になると、胃がもたれてくる

    0
    2025年01月23日
  • 円 劉慈欣短篇集

    Posted by ブクログ

    爽やかな読後感のものもあるが、後味の悪い終わり方のもののほうが多い印象。

    個人的には「詩雲」「栄光と夢」が好み。

    0
    2025年01月18日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    中国歴史物は初だけどキャラ造形とストーリー展開が分かりやすくて読み切れた。
    出てくる登場人物の頭が良い!
    馬鹿が出てこないのがストレスなくていいですね。
    逃げて逃げて逃げ続ける展開なのにマンネリさせないよう色んな仕掛けがあり、まったく飽きない。
    長丁場なのでこういうの他の映画とか小説で見たことあるかもってたまに思った。
    下巻にすぐ行きたいけど値段が

    0
    2024年12月16日
  • 円 劉慈欣短篇集

    Posted by ブクログ

    三体が面白かったので、劉慈欣さんの他の作品も読んでみたいと思いこの本を手に取りました。
    収録されている作品はどれも短く読みやすかったです。

    収録された作品はどれも面白かったですが、鯨歌、円円のシャボン玉が特にお気に入りです。
    鯨歌はオチが面白くて印象に残りました。
    円円のシャボン玉は、すごく優しくて幻想的な作品だと感じました。

    作品の幅が広くて飽きずに楽しめたので、劉慈欣さんの他の作品も読んでみたいと思います。

    0
    2024年10月06日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    ポケミスは、たまに化け物みたいな作品があるよなぁ。こちらもモンスター級に面白かった。
    梁興甫の物語も大変に悲しい。

    解説にあるように、冒険小説としてのクライマックスの後に、ミステリのクライマックスが控えている。
    なぜ謎解きが、朱セン基が皇帝になった後でなければならなかったのか。

    一分の隙もない、スゴイ作品。

    0
    2024年10月05日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    第二巻も509ページで二段組みの厚さであるが、やはり面白くて先を読みたくてページをくる手が止まらない。皇太子の朱瞻基(しゅせんき)達が乗る進鮮船は一路北京を目指して運河を進む。淮安から兗州に入って船の進む具合が遅くなった。土地の形が弓反りになっていて川の水を多くの水門を使ってうまく流すようにしているため度々の水門で止められてしまうという。皇太子が運河の仕組みに興味を持ってくれたことは于謙にとって嬉しいことだった。さて期限までに北京に到着できるであろうか…。思いもしない出来事が起き、なんと太子と呉定縁との縁は切れずに悪縁となるのか?

    0
    2024年09月29日
  • 円 劉慈欣短篇集

    Posted by ブクログ

    話題の「三体」が読みたく、この作家の本は初読みでもあり、三体の長さを考えると・・・。
    まずは、こっちの短編からと思った。

    SFですが、宇宙戦艦もでてきません、異星人がちょこっと、でもいいですね。静かな感動があります。
    特に好きなのが「郷村教師」「栄光と夢」。
    「栄光と夢」はドラマ化してほしい、全世界に作家のメッセージを伝えたらいいと思う。

    肝心の「三体」の作中エピソードである「円」、これもおもしろかった。「三体」を読むのがとても楽しみになった。

    0
    2024年09月21日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い。

    華文ミステリ苦手なんだよな…と思ってグズグズしていたけどあっという間。
    アクションシーンも多いので(爆破、水攻め等など)、文章だけだと勿体ない。

    太子が民の話を聞くシーンでは、BASARAとか、守り人シリーズのチャグムを思い出した。
    続きも楽しみ。

    0
    2024年09月12日
  • 円 劉慈欣短篇集

    Posted by ブクログ

    円ほど身近なようで不可解な現象はない。

    “円周率”で検索すれば、興味深いエピソードが山ほど出てくるにも関わらず、もう一つ言っていることがわからない。

    「円」は『三体』で日本でも一躍有名となった劉慈欣のSF短編集。
    収録されている『円円のシャボン玉』は、以前SFマガジンで目にした。

    巻末の訳者あとがきにあるように「些細な日常から壮大な世界への飛躍こそSF」の地を行く短編が、多彩な展開でまとめられている。

    やっぱりすごい人でした。

    0
    2024年08月13日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    人名や地理など少々頭に入りにくいところもあるが、勢いに載ってしまえば、気にせず読める。

    馬鹿皇太子がどこまで頑張れるか、2巻をお楽しみに。

    0
    2024年07月13日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Twitterで、これは面白い!という感想がたくさんあったので、読んでみた。

    中国史については、横山光輝の三國志や、史記、項羽と劉邦を読み込んでたので、なんとなくわかったが、明の時代について、世界史で覚えたくらいなので、さっぱり。
    読んだら、詩人や政治家の引用ばかりで驚いた。知ってるのと知らないの半々くらい。でもまあなんとか、こんなことを言いたいのだなとわかるくらいの説明や注釈があるので読めた。
    訳者あとがきでも、そこらへん、読者にどう配慮するか苦慮してたらしいので、良い塩梅じゃないかな、と思う。でもマジで建物や地理や服装、食べ物など知識ゼロだったら、読み辛いだろうなと感じた。資料集的な挿し

    0
    2024年06月19日
  • 円 劉慈欣短篇集

    Posted by ブクログ

    「郷村教師」は泣けた。
    「メッセンジャー」は詩的な情景が浮かんで好きだった。
    登場人物の人生や考えと、スケールの大きな時間や宇宙の話が混じり合うところが良い。

    0
    2024年06月08日