齊藤正高のレビュー一覧
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出会いはNHKで放送された中国ドラマ『三国志外伝 愛と悲しみのスパイ』だった。このドラマがとても良くて、原作を読みたいと思ったのだ。
1ページが2段構成の521ページ。あとがきを読んだら、「二十数万字」(漢字で?)とあったから、ボリューム満点。
それにも驚いたが、もっと驚いたのは、ぜんぜんドラマと違う話だったってこと。ふつうドラマの原作と言ったら、まあ、多少の違いはあれど同じストーリーだよね。それが、同じなところは登場人物の名前(コードネームが違ったりはする)と中国三国時代の蜀と魏のスパイの話ってところかなあ。
ドラマと原作がこんなに違ってしまって作者はどう思っているのだろう?と心配になってし -
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三国志✕スパイ小説✕馬伯庸
はいもう面白いー
はいもう★5ー
という期待に違わぬ面白さでした
まーさんやるなー
そもそも『三国志』が大好きなんでね
ずるいわ〜『三国志』にスパイ小説ねじ込むてずるいわ〜
史実と史実の間にちょうどよくフィクションという名の妄想をねじ込む度合いがかなーり絶妙
ずるいわ〜
でもって諸葛孔明先生ですよ
舞台は劉備亡き後の諸葛孔明の北伐のあたりなんだけど、魏延と楊儀がめちゃくそ仲悪いとことか、李厳が平民に落とされた事件とかマニア必涎のエピソードに絡めて蜀漢と魏の諜報戦が展開
でもって諸葛先生が超かっこよくてずるい
わい大好きな姜維もしゅっとしててずるい
一番好 -
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★5 三国志の魏と蜀の境界線、漢中郡の隴西における間諜たちの戦いの記録 #風起隴西 #三国密偵伝
■あらすじ
中国は三国時代が舞台。蜀の間諜である陳恭は、情報を盗むために魏に潜入していた。彼は魏の反諜機関の追手を掻い潜り、さらに魏にも間諜がいることを知る。
魏は先の戦で蜀の兵器連弩に軍隊を壊滅させられており、連弩の設計図の略奪が懸念されていたのだ。陳恭から情報を得た荀詡は、機密を守るために奔走する…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 三国志のスパイ小説、もうこの設定だけで優勝ですよね~
私と三国志の出会いは横山光輝のマンガ、大学生の頃でした。それまで時代ものなんて全く興味なかったので -
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キャ~! 蘇荊渓(そ・けいけい) 様~ !
(*´∀`)ノ
ギャ~! 昨葉何 (さく・ようか)様~ !
(*´艸`)ノ
も~、女子たちに大人気! いまならカリスマ・インスタグラマー?だと思います。だって、妖艶で華麗、かっこよすぎます!
作者の馬伯庸(ば・はくよう/マー・ボーヨン)さんは、物語を終えて、蘇荊渓さんを「任侠のひと」と表現されていました。
任侠とは、「仁義を重んじ、弱気を助け強きをくじくために体を張る」ひとだそうです。そして、彼女は深い知性のひとでもあります。
この本は、中国の明(みん)の時代を舞台にした「冒険歴史ミステリー」である『両京十五日』上・下巻の下巻です。まだのかた -
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2025年版「このミステリーがすごい!」海外版第1位の作品。
今年はまだ半分しか過ぎていないが、恐らくこの作品が自分に取っても今年のベストワンになる。
中国の歴史小説ということで敷居が高く感じて手を出しかねていたが、食わず嫌いはダメだと実感。
とにかく、やたらに面白い。
実在の歴史上の人物をキャラクターに設定した、中国発の超大作エンタメ冒険小説。
政治的陰謀に巻き込まれ、命を狙われる皇太子が、心に傷を持ち、役立たずと呼ばれながらも実は切れ者の捕吏、ひたすら忠実な下級役人、ミステリアスな美人女医ともに、南京から北京までの決死の逃避行を試みる。
敵味方入り乱れてのどんでん返しに次ぐどんでん -
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三体が面白すぎたので、劉慈欣短編集も読んでみた。全13遍漏れなく面白かったけど、印象深かったの作品は以下の通り。三体のモチーフにもなってる作品もあるから、好きな人は是非読んでほしい一冊。
郷村教師…あとがきでも触れてたけど、広大な宇宙と小さな個体の描き方がえぐい。2つが交わった瞬間は痺れた。
カオスの蝶…バラフライ効果の意味は知ってたけど、それが物語になるとこんなに面白いのかと。
詩雲…これがダントツ好き。テクノロジーが芸術を超越することはないというのがよく分かって痛烈。
栄光と夢…2国間オリンピック。ありそうで怖い笑
月の光…何度も歴史が動いたようで結局何も起きてないのが面白い。1エンジニア -
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面白かった!けど色々ありすぎて疲れた〜
最後の最後までどこに落ち着くのか、落ち着けるのか、そわそわした
話が終わってからのち、作者の注釈が続き、明代をふわふわ彷徨っていた心を落ち着かせてくれたのもとても良かった
この注釈がまたすごい量で、読み応えがある
個人的記録として
(「」内タイトルは中国時代劇)
鉄鉉
「永楽帝」での鉄鉉の生き様ととてもスムーズにリンクした
于謙
「大明皇妃」(永楽帝時代から宣徳帝の後の代まで描かれる)でも違った苦労を重ねた上で出世して、于謙の于謙らしさを最後まで存分に発揮
殉葬
皇室の殉葬は「尚食」で、市井の殉葬は「玉楼春」で描かれている
玉楼春はたぶん時代がも -
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ネタバレ中国の方である劉慈欣が描くSF短編集。『三体』も文庫化されたらすぐ書いたいと思う。「鯨歌」「詩雲」「円」が特に面白かった。
「鯨歌」鯨にチップを埋め込むことにより外部からの制御ができるようになった世界。その技術を利用して薬物の密輸をするマフィアとその技術者。密輸自体は成功したものの密猟者たちによって鯨が狩られて2人とも死んでしまうというもの。新旧の価値観の皮肉が描かれていた。
「地火」石炭労働をメインとした話。技術革新により炭鉱夫の仕事が楽になるはずであったが、技術を過信しすぎたために自然にやられてしまう。父親と局長の言葉が刺さった。
「郷村教師」中国の農村地で一生を終えようとしている老 -
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ほへ?このミステリーがすごい!2024年1位の馬伯庸さんだよ?ぜんぜん登録数伸びひんなーと思ってたんよね
うん、これは読む人を選ぶわ
中国神話、道教、仏教、西遊記の基礎知識がある程度ないと楽しめない
その代わりある程度あるとめちゃくちゃに面白い
なのでこの作品の面白さを伝えようとしたら少なくとも道教あたりことも書かないとダメだと思うのね
うん、でもそんなんめんどくさくてやってられるかー(╯°□°)╯︵ ┻━┻
西遊記の世界を描いているのに、めちゃくちゃ現代をはめ込んでるところが風刺が効いてるのね
完全にお仕事小説
ちゃんとした『西遊記』も読みたくなってきたなー -
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私好み。非常に面白い!…故に人にはお薦めするのが難しい(笑)
物語は西遊記のスピンオフ…というより『裏事情』を描いたもの。仙人の李長庚(太白金星)は仏門の観音大士に助力する仕事を受ける。それは天竺に向かう三蔵法師に課す八十一の難行を企画立案する仕事だった…。
この作品、現代的な視点で読み解いても面白い。太白金星と観音大士は、それぞれ『仙界』と『仏門』からなる合弁会社で一大プロジェクトを任されたプロジェクトリーダーのような存在。二人とも事の成否が取締役昇進に関わっている…という感じ(だから観音も『菩薩』じゃない)。太白金星は長年の勤務の末にやっとここまで来たのに、観音大士は若くてやり手の女性