逢坂冬馬のレビュー一覧

  • ブレイクショットの軌跡

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    最初はさっぱりわからなかった。
    どちらかというと興味を感じない自動車の期間工の話。
    次はいきなり外国の少年兵。
    一体何のお話なのかと困惑した。
    読み進むにつれて見覚えのある登場人物等が何らかの形で幾度となく登場し、最後はまさかあれが!という思いが次第に確信へ。
    読後、すぐに最初の章を読み直し、これまでのあらゆることに納得した。
    ただただ、すごいとしか言いようのない一冊だった。

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    2026年09月06日
  • ブレイクショットの軌跡

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    一台の車を元に物語が進んでいく感じを、非常に満喫できた物語だった。

    日常のようで、そこから少し離れているような感覚。そういったものが面白いなと感じた。

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    2026年08月30日
  • ブレイクショットの軌跡

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    SUV車ブレイクショットを作る
    工場内でたった一つのボルトが落ちるのを目撃してしまった…
    言うべきか見て見ぬふりをするべきか…

    どうなっちゃうの?この車…
    もしやそのまま流通しちゃうの?
    と読み進め

    連作短編のようにおりなされる
    別のストーリーに登場するブレイクショット

    え!?もしやこれさっきの??
    サッカー少年たちどうなる?
    お父さんがんばれ!
    え?ブレイクショットキター
    うそうそ〜〜!



    というように
    分厚い本もなんのその
    夜な夜な読み進めました

    経済の話詐欺の話世界情勢の話
    地方の一介のおばさんには
    ちょっと難しく
    部分的に目が泳いだりもしましたが

    若干教科書的ではあった最後の部分に
    とはいえ希望が見えたことです

    作者はこの世界に
    ちゃんと希望を持っている
    希望を持ってこの作品を書き下ろしている

    それを受け取らずして
    オバチャンがつとまるか!
    理想なくして未来なし!

    ですよねみなさん!

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    2026年08月29日
  • ブレイクショットの軌跡

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    専門用語が多く、知識もない私は読み進めるのに苦労した箇所はあるものの、途中からそれが気にならないほど物語が面白く、引き込まれた。
    ビリヤードのブレイクショットのように、ある人のほんの些細な行動が、別の人の人生を良くも悪くも大きく変えてしまう事がある。
    たった一個のボルトで、平穏な毎日が崩される事もある。
    起きてしまったことは変えられない。けど、現状を受け入れ、今自分にできる精一杯のことをする。結局それしかないんやな。
    この汚れた世の中で「善良さ」を保ち続けるのは困難だけど、それができる人間でありたいと思った。

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    2026年08月24日
  • 文学キョーダイ!!

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    もっと軽い気持ちで読める対談だと思っていたら大間違い。特に戦争の話になると一気に熱量が上がったように感じられた。こちらも勉強になることがたくさんあった。

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    2026年07月19日
  • 文学キョーダイ!!

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    おもしろかったー!!!

    お二人の作品のテイストが違うようでいて、
    同じ世界を見ながら、違う世界を見せて
    くれているような気がしたので、楽しみに拝読。

    家庭での文学との接し方、
    物事の捉え方、
    作者としての考え方、
    そして、今、この時代に生きる私が
    戦争のない平和な世界にするために
    大切なこと。

    どれも本当に心に響く言葉。
    ずっと記憶の中においておきたい、
    その想い。

    そして、最後の奈倉さんの
    「本を読むことによって、
    思考の可能性が開けていく。
    あらかじめ用意された回答で満足なんかしていられないぞ、
    という思考回路ができてくる。
    それが読書の大きな楽しみのひとつなんです」
    という言葉。

    奈倉さんの言葉に触れると、
    読書への期待、希望、信頼感が溢れてきて
    良書をもっともっと読もうと思える。

    とてもいい読書時間だった。

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    2026年06月18日
  • 同志少女よ、敵を撃て 3

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    ネタバレ

    スターニングラードの激戦前で終わりましたね。第二次世界大戦でもっとも死者が出た場所。

    そして、セラフィナが狙撃手として開花するシーンが、語弊があるかもしれないけど、美しくて素晴らしかった。

    一日も早い終戦を願いながら過去の戦争を振り返る矛盾を感じながら。

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    2026年03月31日
  • 文学キョーダイ!!

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    実はお二人の著書をひとつも読んでいないまま、なぜかこの対談にたどり着いた。
    ある種極端な環境で育ったおふたりだからか、世の中をとてもニュートラルに見つめているように感じた。この価値観の人達が書く文章は読んでみたいと思ったので、近々手を出そうと思う。

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    2025年12月27日
  • ブレイクショットの軌跡

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    おもしろい!間違いなく今年のベストテンに入る。逢坂冬馬さんの小説はスケールがでかくて、想像の斜め上をいくつながり方をして、そして学びがある。投資、特殊詐欺、SNSなど、他分野の知識をもちそれを惜しみなく、共有してくれる。またいつか再読したい。

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    2026年09月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    青木理さんとの対談本で奈倉さんを知って興味出て、読んではないけど逢坂さんの事も知ってて、へぇ姉弟なんだぁーと思ったから読んでみた。
    姉弟なんだから家族の話は出るだろうと予想して、本を読む家族はどんな家族なのかと興味があり読んだ。本を読むことは考え力に繋がると思ってたから、子育てをしていて、そういうのも知りたかった。

    同世代だし、生きてきた時代も共感できた。戦争を反対していく立場をはっきり示していて、最後は反戦本にもなってると思った。

    肝心のお二人の小説も翻訳本読んだ事ないのでこれから読んでいきたいと思います。

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    2025年08月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    逢坂冬馬さんの「同志少女よ敵を撃て」を読みたいと思いつつ、こっちに先に手がのびました。姉弟の幼少期の過ごし方や、読んできた本、お二人の戦争や平和への思いなど、背景のようなものが見えて、お二人の著作をますます読みたくなりました!

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    2025年07月30日
  • 文学キョーダイ!!

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    ネタバレ

    文学研究家・翻訳家の姉、小説家の弟。

    この2人が姉弟だったなんて、そりゃ高橋源一郎さんも椅子から転げ落ちるだろう。そんな偶然の一致が起きることは滅多にない。しかしこうやって対談を読むと自分も姉妹だからわかるという雰囲気がある。同じような文化を享受しつつ、ほんの数年の差や本人の受け取り方で異なる視点。別の方向に目を向けているのに、共通する意識。面白く読んだ。

    本を読むことの強さを感じる。友だちがいなくたって、いろいろなものに縛られていたって、本を読むことで世界は広がり、自分は変わる。自分もそう思っている。だから本を読めるように生きていきたい。大学はある意味計算ずくで卒業してしまったけど、ひたすら知的好奇心に基づいて深みにはまっていってよい世界は楽しかった。小説家にはならないだろうけど、小説を趣味として書くことはあるかもしれない。

    そして戦争と政治について。政治的なものを忌避する気持ちはある。サーカスに浸っていたい気持ちもある。けれど聞くに耐えない主張に対して、自分はNOだと言いたいこともある。小さな声でもいいから言おうと思う。そのためにも本を読み、自分の言動が自分を裏切らないように責任を持っていこう。そういうように生きていこう。

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    2025年07月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    作家逢坂冬馬と姉のロシア文学者奈倉有里の対談が1冊になったもの。
    「同士少女よ敵を撃て」も読んでいないし、この作者のお姉さんがロシア文学者とも知らなかったのに、なぜか興味を持ち読みました。
    まず、姉弟でこんなに、平和について、戦争について語ることができるなんてほんとにびっくりでした。
    誰もが戦争について平和についてもっと考えるべきだし、表明していかないと世界はどんどん戦争に向かって行ってしまうという危機感を抱き、そうだよなと気づかせてくれた1冊となりました。

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    2025年06月01日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    購入済み

    女の戦争

    初めて読んだ戦争小説がこの作品だった。戦争を深く知ることが怖く、また戦時中の女性を取り巻く環境などに疑問と嫌悪感があったからだ。この作品を読んでいて、もちろんそれがなかったわけではないが、私の中のこれまで抱いてきた感情が少し軽くなった気がした。女だって戦っていた。子どもだって戦っていた。その時代を生きていないから遠いようにも感じていたけれど、主人公セラフィマが照準を合わせたことで、敵を撃ったことで私の中の視界が少し開けたように感じた。もう少し戦争について知ってみようと勇気が出た。少し前に話題になっていて、この本の中でも参考資料としてあった『戦争は女の顔をしていない』岩波現代文庫も気になったので読んでみたいと思った。

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2025年03月11日
  • 文学キョーダイ!!

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    奈倉有里さんと逢坂冬馬さんがご姉弟と知った時から、こういう本を待望していたんだと思う。よくぞ出してくださった。

    ミーハー的な気分でどんなご家庭でお育ちになったのか知りたかった。納得。自分の子育てにはもうとっくに手遅れなのだが。そもそも親の中身が違うのだから、何十年前から自分をやり直さなければいけない。

    「キョーダイ‼︎」のイメージでもう少し軽い感じを想像していたが、内容はとても濃く考えさせられた。文学を愛し、小説を愛し、おかしいことには声を上げ、世界の平和のために行動する。そんなお二人の著作をこれからも楽しみにしていきたい。そして考えを深めていきたい。

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    2025年02月20日
  • 文学キョーダイ!!

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    お二人が育った家庭とその教育方針。偏見を助長するものは与えない、二人がそれぞれ好きなもの、人生を賭けられるものを見つけることを見守る。そこには人と比べない精神も養われていく。

    その二人は、ウクライナ侵攻がはじまり、戦争に否の声をあげる。それは育った家庭と同じ位相の大人としての人格がなせる技だ。

    自分が投影されていない、待たれていない言葉がどんどん放たれている現状を憂う部分が素敵だった。

    戦う言論だった。

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    2024年10月25日
  • 同志少女よ、敵を撃て 4

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    ネタバレ



    子供が撃たれる。助けにいこうとしたら、上官から止められる。
    「それが敵の狙いだ! 銃声は打ち下ろされる角度から聞こえた。白煙を探せ」

    狙撃兵は誰もが自分の物語を持つ。そして相手の物語を理解した者が勝つ。

    蠅が顔に止まっても動じないでライフルを構えるセラフィマ。

    →狙撃や戦争のことなど、詳しくてよく調べられている。

    市民が処刑される。
    上官「敵の罠にはまるな。いま撃って殺されるより、生き延びて多くのフリッツを殺し、それによって多くの命を救え」
    敵の罠。

    ユリアン、撃つ。

    ユリアン、撃たれて亡くなる。

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    2026年10月21日
  • ブレイクショットの軌跡

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    最初は良かったんだけど、途中飽きてしまった。
    途中から少しずつ色々な話が繋がり出して、最後はそういうことね、と。

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    2026年10月18日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    冒頭、村の女性は残忍な仕打ちの末に殺された。しかしアントーノフおじさんや他の村人も理不尽に殺されはずでセラフィマはそれを直に見ていた。セラフィマの守る対象が「女性」に偏ったことに少し違和感があった。また世界観の重さに比べてキャラクターの言動がアニメのようで浮いてると感じた。
    他の読者もそう感じた人が一定数いるようだ。
    浮いていると感じつつも戦争テーマの小説をあまり読まない私にとってはそれが読みやすさに繋がった気がする。

    スターリングラード辺りから夢中になって読んでしまった。終盤のタイトル回収はとても良く、バロンが打たれるところが一番辛かった。

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    2026年10月14日
  • その犬をください

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    ちょうど秋田に旅行に行っていた時の行き帰り用で持っており、秋田犬が出てきて嬉しかった。未開の咆哮、忠犬誕生の2篇が好きだった。相変わらず上手くて面白い。秋田犬を見る前と後だと、サイズ感がわかってより面白かった。ハチ公って思ってるより多分でかい。

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    2026年10月14日