逢坂冬馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブレイクショットって車の名前でした。
ビリヤードがらみの物語かと思いきや、ビリヤードの話も出てきますが、ブレイクショットという高級SUV車をめぐる、群像劇でした。
自動車工場の期間工の話から始まったかと思いきや、いきなり、国際紛争のストーリに切り替わります。
なんじゃ?
っと思っていると、今度は、企業ファンドの話。
若くしてエグゼクティブになる者たちの考え方。
そこから、その子供とその友達のサッカーへの夢へ。
友達の父親は板金工。家族間のGAP。
エグゼクティブからの急展開。
プロサッカー選手への夢はどうなる?
つぎに、今度は不動産営業の闇。
ここでの社用車はブレイクショット!
不動産営業に用いられる名簿。
そう、不動産に限らず営業の電話ってよくかかってきますよね。こうやって名簿が流れているんですよね。
そして、そこから、金融セミナー、そして、特殊詐欺への展開。
さらにさらに裏社会の闇。
と話が広がっていきます。
それぞれでブレイクショットが絡んでいく展開です。
そして、エピローグですべての伏線が回収され、それぞれが関連付けられていたことに気が付きます。
読み返してしまった。
秀逸な展開です。
ただ、時系列がちょっと分からず混乱しちゃいました。
逢坂冬馬の3作目の物語でしたが、本作が一番好きですね。
お勧めです。 -
Posted by ブクログ
あの逢坂冬馬さんに3つ上の姉がいた。しかも同じ時期に作家デビューしているとか。
名倉有里さんについては知りませんでしたが彼女の作品も読んでみたくなりました。
対談形式で語られる姉弟の家庭環境とか興味深く、貧乏インテリの家庭に育ったとか謙遜してましたが清貧な学者の家系のようで、好きなことをとことん続けることに手間暇惜しまない精神があればこそなんだなって感じました。
凡庸な者は生活に追われお金を追い求める暮らしを強いられるわけですが、抜け出した者はお金のほうが自然と集まるような仕組みで生きられるんだって感じました。
冒頭にカラフトが島なのか半島なのか知るために一人は東、もう一人は西に歩いて再び出会えたら島だと解るとかの件がありましたけど半島なら出会えないけど探求心が半端なくってヤバイって思いました。 -
購入済み
ソビエト・ロシアの狙撃兵の少女の話。
直木賞の候補になったというだけあって、読み進めるほどに引き込まれる。
しかしいくらか気になる点もある。
途中で数度、ソビエト期の代表的な歌が出てくるのだが、原曲を知っていた私としては、歌詞を見ても全くその歌であることが分からなかった。なにせ日本語版を使用していたからだ。
原曲とは大きくかけ離れたその内容、どうにかならなかったのだろうかと思わずにはいられない。
また、ところどころ出てくるロシア語の固有・一般名詞もなかなか怪しいものばかり。