逢坂冬馬のレビュー一覧

  • 文学キョーダイ!!

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    ネタバレ

    文学研究家・翻訳家の姉、小説家の弟。

    この2人が姉弟だったなんて、そりゃ高橋源一郎さんも椅子から転げ落ちるだろう。そんな偶然の一致が起きることは滅多にない。しかしこうやって対談を読むと自分も姉妹だからわかるという雰囲気がある。同じような文化を享受しつつ、ほんの数年の差や本人の受け取り方で異なる視点。別の方向に目を向けているのに、共通する意識。面白く読んだ。

    本を読むことの強さを感じる。友だちがいなくたって、いろいろなものに縛られていたって、本を読むことで世界は広がり、自分は変わる。自分もそう思っている。だから本を読めるように生きていきたい。大学はある意味計算ずくで卒業してしまったけど、ひた

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    2025年07月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    作家逢坂冬馬と姉のロシア文学者奈倉有里の対談が1冊になったもの。
    「同士少女よ敵を撃て」も読んでいないし、この作者のお姉さんがロシア文学者とも知らなかったのに、なぜか興味を持ち読みました。
    まず、姉弟でこんなに、平和について、戦争について語ることができるなんてほんとにびっくりでした。
    誰もが戦争について平和についてもっと考えるべきだし、表明していかないと世界はどんどん戦争に向かって行ってしまうという危機感を抱き、そうだよなと気づかせてくれた1冊となりました。

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    2025年06月01日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    購入済み

    女の戦争

    初めて読んだ戦争小説がこの作品だった。戦争を深く知ることが怖く、また戦時中の女性を取り巻く環境などに疑問と嫌悪感があったからだ。この作品を読んでいて、もちろんそれがなかったわけではないが、私の中のこれまで抱いてきた感情が少し軽くなった気がした。女だって戦っていた。子どもだって戦っていた。その時代を生きていないから遠いようにも感じていたけれど、主人公セラフィマが照準を合わせたことで、敵を撃ったことで私の中の視界が少し開けたように感じた。もう少し戦争について知ってみようと勇気が出た。少し前に話題になっていて、この本の中でも参考資料としてあった『戦争は女の顔をしていない』岩波現代文庫も気になったので

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2025年03月11日
  • 文学キョーダイ!!

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    奈倉有里さんと逢坂冬馬さんがご姉弟と知った時から、こういう本を待望していたんだと思う。よくぞ出してくださった。

    ミーハー的な気分でどんなご家庭でお育ちになったのか知りたかった。納得。自分の子育てにはもうとっくに手遅れなのだが。そもそも親の中身が違うのだから、何十年前から自分をやり直さなければいけない。

    「キョーダイ‼︎」のイメージでもう少し軽い感じを想像していたが、内容はとても濃く考えさせられた。文学を愛し、小説を愛し、おかしいことには声を上げ、世界の平和のために行動する。そんなお二人の著作をこれからも楽しみにしていきたい。そして考えを深めていきたい。

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    2025年02月20日
  • 文学キョーダイ!!

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    お二人が育った家庭とその教育方針。偏見を助長するものは与えない、二人がそれぞれ好きなもの、人生を賭けられるものを見つけることを見守る。そこには人と比べない精神も養われていく。

    その二人は、ウクライナ侵攻がはじまり、戦争に否の声をあげる。それは育った家庭と同じ位相の大人としての人格がなせる技だ。

    自分が投影されていない、待たれていない言葉がどんどん放たれている現状を憂う部分が素敵だった。

    戦う言論だった。

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    2024年10月25日
  • 文学キョーダイ!!

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    凄いキョーダイだな。色々と考えさせられた。ただ流れてくる情報に流される事なく広い視野を持つ努力は忘れないでいたい。

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    2023年11月09日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争の中で支える・待つ女性ではなく、戦う女性を描いた作品。
    戦争の惨さと、敵って何、選択するとは、と考えさせられる。

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    2026年08月10日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    こちらまで神経がすり減りそうな、心理的攻防と研ぎ澄まされた射撃。
    残酷な戦争の中に一人一人の物語があって、誰も憎めない。歴史を知っていたらなお面白いかもれない。

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    2026年08月08日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    ✩はちょっと辛めにつけて3.5。

    初めて読んだ逢坂冬馬の『同士少女よ敵を撃て』(早川書房)が、今でも鮮やかに思い出せるほどあまりに面白かったため、逢坂冬馬の他の作品も私にヒットするのか確認したくて読んでみた。

    正直に言うと、一番最初の自動車期間工の話は良かったものの、前半はあまり面白く感じられず、特に紛争地帯の話とビジネスの話(冬至パート)が続くと、なかなかページが進まなかった。

    ところが晴斗パートに来て急に面白くなり(そして読んでいて辛い描写も増えた)、あまりの理不尽さに「お願いだからハッピーエンドになってくれ!」と祈りつつ読み進めると、ある時から、本当に冒頭部分から緻密に張り巡らされ

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    2026年08月06日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    少女たちの生き様の部分は良かったが、
    時代背景等の知識がなく、用語が上手く頭に入らないのか
    読んでても楽しいと思ってもすぐにいまいち没入できなくなりの繰り返しだった。
    生い立ちとか含めプロット?は良いとは思う。

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    2026年08月03日
  • ブレイクショットの軌跡

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    車のブレイクショットは繋がっているのかというミスリードにまんまと乗っかり、実はそこが繋がってるのかと思わされる。
    少し伊坂幸太郎チックな展開の物語。

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    2026年08月02日
  • ブレイクショットの軌跡

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    同志少女が面白く、本作の評判も良かったが、期待に反し読破するのに3週間も要した。感情移入しきれなかった。
    伏線回収され、序盤の構成を思い出したが、時間をかけすぎたこともあり、淡々と読み進めるかたちになった。再読したら、印象は変わると思う。
    展開がかわるところで、ストーリに入り込めず停滞。詐欺の顛末は、上手くいきすぎたように思う。

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    2026年08月01日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    ★★★★★ 感動した
    強く心を動かされた。読後も印象が残る。
    例:「登場人物の生き様に胸を打たれ、読後もしばらく余韻が続いた。」
    ★★★★☆ 面白かった
    満足度が高く、読んで良かったと思えた。
    例:「物語に引き込まれ、最後まで楽しく読めた。」
    ★★★☆☆ 普通
    一定の面白さはあったが、特別な印象は残らなかった。
    例:「退屈はしなかったが、心に残る場面は少なかった。」
    ★★☆☆☆ つまらなかった
    良い部分もあったが、全体としては楽しめなかった。
    例:「設定は面白かったが、展開にあまり惹かれなかった。」
    ★☆☆☆☆ 時間がもったいなかった
    読後の満足感がほとんど得られなかった。
    例:「最後まで読ん

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    2026年07月28日
  • 歌われなかった海賊へ

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    つまらない都合の良いお伽話でした。似たようなテーマ、シチュエーションの小説でも、須賀さんや深緑さんなどの作品を読んだ後では、何だこれは素人作品かという感じです。エンターテイメントを狙ったのでしょうが、現実感のない独りよがりのストーリーで説得力も感動もありません。前作も同じでしたが共感よりも反感を覚え全く面白くありませんでした。遠いヨーロッパを舞台にこんなぼんやりとした話を書くのではなく、アジアや日本国内で横暴の限りを尽くした日本軍や昭和天皇、そして歌わなかった当時の日本人を書いて欲しいと思います。そのような本でなければこの著者の作品を手に取ることは二度とないでしょう。

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    2026年07月26日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    直近に読んだ「イン・ザ・メガチャーチ」の久保田も「ブレイクショットの軌跡」の霧山冬至も、子の適性を無視して自らの理想を押し付けてくる父親像という点が共通してる。それに対して子どもの側が正面切って反抗したり理解を求めて言葉で反論したりしようとせず、表面はともかく深いコミュニケーションを拒絶してるところも。お父さんには言っても無駄だと思われてる、現代のエリートお父さんの立ち位置の難しさを感じる。
    「同志少女」は物語の場所、時代設定に必然性が感じられず、やや納得感が薄かった。本作は現代の日本が主要な舞台のせいか比較的違和感なく読めた。LGBTQ、X、YouTube、特殊詐欺、ファンドのインサイダー疑

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    2026年07月24日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ブレイクショットという車に纏わる連作集。章の人々が交錯してそこに車が絡んでくるの面白い。ちょっと名前とかも車浮かぶからずっと車に纏わりつかれてる。拾えてなさそうな伏線もありそう。章毎の主人公達に入り込んでしまってスピード良く駆け抜けた気持ち。

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    2026年07月23日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    面白かった。こんなに長い、しかも戦争小説を読むのは初めてだった。
    他の方のレビューにもある通り、登場人物のキャラが立ちすぎて現実味がないというか、没入できない部分は多々あった。
    文章も難しくて、スラスラと頭に入っていきにくく、なんとか食らいつく感じで読み終えた。
    案外、目を背けたくなるような残酷な描写は少なかったのでそこは読みやすくてよかった。
    終盤のセラフィマの行動が意外性があって面白かった。
    それにしても作者も巻末で述べてたけど、装画が素晴らしいなと思う。あれは誰でも手に取ってみたくなると思う。
    実際勉強にもなったし読んでよかった。

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    2026年07月22日
  • ブレイクショットの軌跡

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    自動車期間工と、アフリカの武装組織、ヘッジファンドと天才サッカー選手、そしてブレイクショット
    序盤の場面転換があまりにも変化があり過ぎて、ちょっと戸惑った。
    ブレイクショットがキーになるんだろとは思ってたけど、そこだったか!という感じ。
    登場人物の全てが特殊な状況過ぎて、少し無理矢理な感じもしたかな。

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    2026年07月20日
  • 歌われなかった海賊へ

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    逢坂冬馬さんの『歌われなかった海賊へ』を読んだ。前作が衝撃的に面白かったから期待しすぎたか。説明的すぎるなと感じる描写が少し多くて、しかも詳細に書かれるのにイメージできず何度も読み返す。もちろん、自分の想像力の不足が要因かもだけれど。エーデルヴァイス海賊団のことを知れたのが収穫。

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    2026年07月12日
  • 歌われなかった海賊へ

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    第二次世界大戦末期のドイツ、体制に反発する若者たちを描いた物語。
    ドイツの過剰な全体主義のなかでも、全国民がまったく同じ色に染まったわけではない――そんな、史実には残らない戦いが描かれている。
    テーマ自体は好きなのだが、なぜか作品の世界にすんなりと入っていけなかった。人物描写が肌に合わないのか、場面の展開についていけないのか、どこか違和感が付きまとう(たとえば、レオンハルトの父親の描写など)。
    前作のときにも感じたが、ゲームやアニメのようにシンプルに映像化するのには向いているのかもしれない。ただ、自分が小説に求めているものとは、少し焦点が違っているようだ。

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    2026年06月28日