逢坂冬馬のレビュー一覧
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SUV車ブレイクショットを作る
工場内でたった一つのボルトが落ちるのを目撃してしまった…
言うべきか見て見ぬふりをするべきか…
どうなっちゃうの?この車…
もしやそのまま流通しちゃうの?
と読み進め
連作短編のようにおりなされる
別のストーリーに登場するブレイクショット
え!?もしやこれさっきの??
サッカー少年たちどうなる?
お父さんがんばれ!
え?ブレイクショットキター
うそうそ〜〜!
というように
分厚い本もなんのその
夜な夜な読み進めました
経済の話詐欺の話世界情勢の話
地方の一介のおばさんには
ちょっと難しく
部分的に目が泳いだりもしましたが
若干教科書的ではあった最後の部分に
とはいえ希望が見えたことです
作者はこの世界に
ちゃんと希望を持っている
希望を持ってこの作品を書き下ろしている
それを受け取らずして
オバチャンがつとまるか!
理想なくして未来なし!
ですよねみなさん! -
Posted by ブクログ
おもしろかったー!!!
お二人の作品のテイストが違うようでいて、
同じ世界を見ながら、違う世界を見せて
くれているような気がしたので、楽しみに拝読。
家庭での文学との接し方、
物事の捉え方、
作者としての考え方、
そして、今、この時代に生きる私が
戦争のない平和な世界にするために
大切なこと。
どれも本当に心に響く言葉。
ずっと記憶の中においておきたい、
その想い。
そして、最後の奈倉さんの
「本を読むことによって、
思考の可能性が開けていく。
あらかじめ用意された回答で満足なんかしていられないぞ、
という思考回路ができてくる。
それが読書の大きな楽しみのひとつなんです」
という言葉。
奈倉さんの言葉に触れると、
読書への期待、希望、信頼感が溢れてきて
良書をもっともっと読もうと思える。
とてもいい読書時間だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ文学研究家・翻訳家の姉、小説家の弟。
この2人が姉弟だったなんて、そりゃ高橋源一郎さんも椅子から転げ落ちるだろう。そんな偶然の一致が起きることは滅多にない。しかしこうやって対談を読むと自分も姉妹だからわかるという雰囲気がある。同じような文化を享受しつつ、ほんの数年の差や本人の受け取り方で異なる視点。別の方向に目を向けているのに、共通する意識。面白く読んだ。
本を読むことの強さを感じる。友だちがいなくたって、いろいろなものに縛られていたって、本を読むことで世界は広がり、自分は変わる。自分もそう思っている。だから本を読めるように生きていきたい。大学はある意味計算ずくで卒業してしまったけど、ひたすら知的好奇心に基づいて深みにはまっていってよい世界は楽しかった。小説家にはならないだろうけど、小説を趣味として書くことはあるかもしれない。
そして戦争と政治について。政治的なものを忌避する気持ちはある。サーカスに浸っていたい気持ちもある。けれど聞くに耐えない主張に対して、自分はNOだと言いたいこともある。小さな声でもいいから言おうと思う。そのためにも本を読み、自分の言動が自分を裏切らないように責任を持っていこう。そういうように生きていこう。 -
購入済み
女の戦争
初めて読んだ戦争小説がこの作品だった。戦争を深く知ることが怖く、また戦時中の女性を取り巻く環境などに疑問と嫌悪感があったからだ。この作品を読んでいて、もちろんそれがなかったわけではないが、私の中のこれまで抱いてきた感情が少し軽くなった気がした。女だって戦っていた。子どもだって戦っていた。その時代を生きていないから遠いようにも感じていたけれど、主人公セラフィマが照準を合わせたことで、敵を撃ったことで私の中の視界が少し開けたように感じた。もう少し戦争について知ってみようと勇気が出た。少し前に話題になっていて、この本の中でも参考資料としてあった『戦争は女の顔をしていない』岩波現代文庫も気になったので読んでみたいと思った。
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Posted by ブクログ
奈倉有里さんと逢坂冬馬さんがご姉弟と知った時から、こういう本を待望していたんだと思う。よくぞ出してくださった。
ミーハー的な気分でどんなご家庭でお育ちになったのか知りたかった。納得。自分の子育てにはもうとっくに手遅れなのだが。そもそも親の中身が違うのだから、何十年前から自分をやり直さなければいけない。
「キョーダイ‼︎」のイメージでもう少し軽い感じを想像していたが、内容はとても濃く考えさせられた。文学を愛し、小説を愛し、おかしいことには声を上げ、世界の平和のために行動する。そんなお二人の著作をこれからも楽しみにしていきたい。そして考えを深めていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭、村の女性は残忍な仕打ちの末に殺された。しかしアントーノフおじさんや他の村人も理不尽に殺されはずでセラフィマはそれを直に見ていた。セラフィマの守る対象が「女性」に偏ったことに少し違和感があった。また世界観の重さに比べてキャラクターの言動がアニメのようで浮いてると感じた。
他の読者もそう感じた人が一定数いるようだ。
浮いていると感じつつも戦争テーマの小説をあまり読まない私にとってはそれが読みやすさに繋がった気がする。
スターリングラード辺りから夢中になって読んでしまった。終盤のタイトル回収はとても良く、バロンが打たれるところが一番辛かった。