逢坂冬馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブレイクショットと聞いて
ビリヤードの話なのかとのノリで読み始めたが・・・
辞書レベルの厚さの本だが
エピローグが無ければ最高級の作品
日本映画にありがちな読者を信じてほしい作品
様々な視座に飛んだ作品なので人生の勉強にもなる
晴人が首都高を周回し
友彦にボルトの話をしていたシーンでは
満員電車で「えー」大声を発してしまい
周りがざわつく有様に恥ずかしさのあまり途中下車
この作品の没入度合いが半端ない
1番好きなページ
聖書に登場する喩え話というのは、
全体で一つなんだ。
神と言って分かりにくければ
親でも自然でも世の中でもいいけど、
自分が生まれる前に獲得するものは
人によって差は -
Posted by ブクログ
登場人物を魅力的に描くのが上手で、感情移入の末しんどい気持ちで読んでたけど、読み進める手が止まらない文の力があった
そしてタイトルの回収があまりにも痺れた
文庫で著者のあとがきを読んだときに、誠実すぎる方や、、と思ったしそれが文章に表れてるなとも思ったよ
文庫解説にもある通り、読み終わった後に自分の中で何か種が残って発酵し続けているような感覚がある
◾️印象に残った言葉
意外って思われるでしょうが、地獄にも地獄の日常というものがあります。(263p)
子どもが遊ばなくなったら、きっとそれは子どもとして生きることを諦めたときでしょうね(279p)
意識の明瞭さを取り戻したニコライの顔 -
Posted by ブクログ
ネタバレ待ちに待ってよーやく読めた。噂にたがわぬ面白さ。タイトルの「ブレイクショット」とは、小説に出てくる自動車の名前なのだが、ビリヤードの第一打ともかけている。
多種多様な色の球が干渉しあい影響しあってあちこちに転がり落し処に収まっていく…ナインボールだから、順番に当てさえすれば落ちるのはどのナンバーボールでもいいが、9番だけは最後に落したい(でないと小説が短くなってしまう)…ということで、プロローグの本田昴君の話が9番(車のブレイクショットが1番ボールなんだろうな)ってことだったのね。
なんのこと書いてるか分からないだろうけど、読めば分かってもらえると思う。ブレイクショットで広がった話が次々に -
Posted by ブクログ
ネタバレあのネジは昴くんが言えずにいたものじゃなかった。しかも昴くんは、ちゃんと『ナイス報告』(してはいけないことは失敗ではなく失敗を報告しないこと)していた。私は、すっかり嵌められていた…でも嵌められていたことがわかったときの心地よさ!
読み終えてこの大団円に感動。胸が苦しくて、恐怖も伴い、心が震えていたけど勇気をもって最後まで読んで本当によかった。(ホンダスバルくんとスズキセレナさんのお名前がなんだか単純で、なんか引くって言うか躊躇うっていうか、でもそれは、精密なトラップだった♫それがわかったときの鳥肌ったら!)
仕掛け、伏線、叙述トリックが、ちりばめられている。主人公が複数だけど、しっかり繋