逢坂冬馬のレビュー一覧

  • 同志少女よ、敵を撃て

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    かなりの長さにも関わらず読む手が止まらなかった。
    独ソ戦の予備知識を入れてから読みたかった。
    戦争の悲惨さ理不尽さはもちろん、少女達やそれを取り巻く人々の人間模様、緊張した日々の中の束の間のほのぼのとした日常、戦闘シーンの迫力や緊張感、カタルシスと喪失感、未来への希望、全てが盛り込まれた極上のエンターテイメント。

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    2026年02月02日
  • ブレイクショットの軌跡

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    日本車、サッカー、マネー、中央アフリカ、ゲイなどをばらばらに描き、最後に繋がる。とっても暗い物語なのに最後にすかーっとする。

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    2026年02月01日
  • 文学キョーダイ!!

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    とても良かった。
    私自身を肯定してくれるようであり、叱咤激励してくれているようにも感じた。

    このお二人がご姉弟であることを知った時の驚きはここ数年ですごく驚いたことの一つで、金原ひとみさんのお父様が金原瑞人さんであると知った時の驚きに匹敵したこともメモで残しておきます。

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    2026年01月31日
  • ブレイクショットの軌跡

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    二年十一ヶ月という決められた期間、自動車期間工として働く本田昴は、契約の満了日に同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するもののーーー移り変わる所有者たちによって作られる壮大な物語

    「台の上のすべてを把握しようとするのは傲慢だし、自分の打つボールが波及するという意識を持たない人間には、ゲームに参加する資格はない」

    最高の一冊の中の大好きな台詞。
    ブレイクショットとはビリヤードにおいてゲーム開始時に行われる最初のショットを指し、この一打によってビリヤード台の中央奥に集められた球が様々な方向に動き出す。
    作中にて、ある人物がブレイクショットを放つ前に言った台詞で、自分が

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    2026年01月30日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    女性が戦場で兵士として戦う話は初めて読んだので、とても勉強になった。
    面白いという表現は良くないのだと思うけれど、後半は一気読みだった。

    人を殺すことについて、家族のため、女性のため、子どものため、と大義名分はそれぞれつけられるけれど、絶対に人を殺さない、助けたいと揺らがないターニャのような人が本当に強い人だと思う。

    最後に、オリガが亡くなった時にセラフィマが泣くことができて良かった。

    私はシャルロッタのように生きたい。

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    2026年01月29日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ロシアの怖さが滲み出ている残酷で心の痛くなる話だった。
    誰も悪くないのに環境や国によって少女の運命が変わるのだと思うと、生まれる場所は選べないことの残酷さを感じた。

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    2026年01月29日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    いままで読んだ中で1番面白かった社会派小説。

    特殊詐欺(ト〇リュウ)、偽装修理(ビッ〇モーター)、LGBTQ、戦争、雇用問題などニュースになっている問題が小説になっていて、すべての話に登場する1台の車がこれらの話を繋ぎ、軌跡となって1つの物語になっているところがすごい。

    どの話も自分の身近におきてるかもしれない話で、考えさせられることが多かった。
    あの善良な後藤父が壊れてしまったところは辛かったけど、よく戻ってきてくれて涙。


    全然内容に関係ないところだけど登場人物の名前が気になった。
    作者はもしかしてファイアーエムブレム好きではないか。
    フェリックスとか、ジェイクとか、「同士少女よ、敵

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    2026年01月29日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争の狂気・欺瞞。
    起こってしまったら正当化されてしまう事、終われば有耶無耶にされてしまう事。
    英雄の足元後ろには幾百幾千の犠牲がある事。
    読み進めると心情や最後には人物の印象が変わる。
    今起こっている事も含めてとても考えさせられて、面白い作品。
    狙撃手の境地は共感。

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    2026年01月29日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    仲間との友情
    自分の軸は正当なのか
    真の敵は誰か
    人間の優しさ、醜さ

    これらがリアルな戦場の中で生き抜く少女を介して考えられる作品。

    この小説で描かれ死んでいった名もなき兵士たちにも背景には多くのストーリーがあるだろうと想像し、とても胸が痛くなる。

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    2026年01月29日
  • ブレイクショットの軌跡

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    「ブレイクショット」ビリヤード用語ですが、
    この作品の中ではその元々の意味と、
    架空のSUV車・ブレイクショット の二つの意味合いで用いられています。
    ある期間工として働く青年のお話から始まり、
    ある一台のブレイクショットに関わる人々の、とにかくとにかく壮絶な…言わば地獄の人生を描いたお話でした。
    読んでいて辛くて泣きすぎて寝れなくなって、
    でも止まらなくて気持ちとしては身を削る思いで読み進めていました、、、
    どこか遠いような話かもと思ったら
    身近な、生活の一部のような話もあって、
    かなり自分ごととして読めるところが、この作品の魅力だなと私は思いました。
    目まぐるしい……。ちょっと混沌としてい

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    2026年01月28日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争は「正義」や「英雄」の話じゃなくて
    奪われた日常と、怒りと、選び続けるしかない
    少女たちの物語だった

    敵は目の前の兵士だけではない

    愛する人を持つか生きがいを持て

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    2026年01月28日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    自分の過去は何も変わらない。
    村を焼き払われて、家族を殺された恨みを晴らすために狙撃手になったセラフィマも、子供を守るために戦ったママも、シャルロッタも、自分には誰もが生きるために戦っているように見えた。
    生きるということは過去の自分を自分が受け入れることだと思う。
    僕も自分の知らぬふりをしてきた側面をもっと向かい合う必要があると実感しました。

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    2026年01月28日
  • ブレイクショットの軌跡

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    辞書のようにぶ厚くて重い本…読み始めるのが億劫だったが、いざ読み出すと止まらなくなり、寝不足になりながら2日で読み切った。(私にしては速い!)

    ブレイクショット。それは「程よい性能と価格」を持つ架空のSUVの名前であり、ビリヤードでゲーム開始時の始めのショットを指す言葉でもある。ブレイクショットの名を持つ車が人から人へ渡っていき、ビリヤードの球のようにさまざまな出来事も波及していく。

    8つの物語で登場人物たちはみな頭を抱えたくなるような地獄を見ていた。どの道を選んでも八方塞がりで、「頑張れば」「信じていれば」で簡単に好転するようなものでもない。それでも生きていく方法を見つけなければならない

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    2026年01月26日
  • ブレイクショットの軌跡

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    とても面白かった。架空の車、SUVのブレイクショットに関わる人々の悲喜を描く社会派群像劇。自動車期間工のホンダ・スバルの語りから始まるプロローグに引き込まれた後、立ち替わり多視点で紡がれていく重厚な人生の物語にあれよこれよと言う間に惹き込まれた。経済格差、投資ビジネス、SNS、LGBTQ、高次脳機能障害、アフリカ紛争など様々な社会問題を一冊の中で重厚に描いていて、混沌としながらも一つに収束していく様が秀逸。

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    2026年01月25日
  • ブレイクショットの軌跡

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    これ、めちゃくちゃ面白かった!結構なボリュームがあって、読み応え十分なのに、物語がきっちり繋がっていって壮大な読後感を与えてくれる。ああ、読んだー、読み終えたー、良かったー。って感想になる(語彙力どこいった)。大満足。
    「同志少女よ、敵を撃て」の作者さんの作品。海外歴史的物ばかり書く方なのかなと思っていたけど、今回は日本国内の現代劇。それも抜群に面白い。

    章立てで物語が進んでいくんだけど、主人公がどんどん変わっていく。それぞれの立場でそれぞれの考え方や行動の理由がわかる。大手投資会社の副社長からその息子へ、その息子のサッカー友達の父親から不動産屋の営業担当へ、果てはアフリカの武装勢力の少年ま

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    2026年01月22日
  • ブレイクショットの軌跡

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    圧倒的構成力。個々の場面に感情移入しつつ、多彩な展開に躍動感を覚える。500ページを超える文量もその長さを感じさせず、様々な展開を踏まえた先のエピローグは掛け値なしに圧巻。

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    2026年01月25日
  • ブレイクショットの軌跡

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    オーディブルで。
    面白かったーーー!
    筆力ぅうう!バタフライエフェクトと言うと少しニュアンスが違うかもやけど、丁寧に編まれた伏線と回収、気持ちよかったなー。そこもつながるか!みたいなね。文字で読んでたらもう少し早めに気づいたかもやけど笑
    この長さでずっと続きが気になるのすごいわ。
    海賊も読むかー

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    2026年01月20日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    『同志少女よ、敵を撃て』は、「戦争は人間を悪魔にする」という主題を、第二次世界大戦の独ソ戦を舞台に真正面から描いた物語である。

    主人公セラフィマは、16歳のときに戦争によってすべてを失う。地元の村はドイツ軍に襲撃され、母親を含む村人は皆殺しにされ、女性たちは凌辱された。セラフィマ自身も殺されかけたその瞬間、赤軍兵士イリーナに救われる。その体験の中で、母を撃ち殺したドイツ軍狙撃兵イェーガーの存在が、彼女の中に強烈な「生きる理由」として刻み込まれる。復讐のためだけに生きる少女は、やがてイリーナに導かれ、女性狙撃兵専門の訓練学校へと身を投じていく。

    本作が鋭いのは、戦争を単なる「悲劇」や「狂気」

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    2026年01月18日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    村を焼かれ、家族や仲間を惨殺され、復讐を目的にすることで狙撃手として生きていく、復讐を完遂する物語だと思っていた。

    だんだん主人公や友人、他の兵士たちや敵の兵士たちがおかしいと思うようになる。
    敵兵を殺した数を誇る主人公。
    復讐すべき仇と直面した時、母を殺したことを忘れていたちぐはぐさ。
    敵国の女性を戦利品のように扱い、周囲との仲間意識を強くするために強姦する両国の兵士。
    心優しく、結婚しようと思っていたミーシカさえも。

    ドイツは敵で、自分の仇は非人道的な人間。自分は正当で、ソ連の女性を守るために戦っているんだと、主人公が信じていたものが戦いの中で揺らいでいくその過程を読みながら共に感じた

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    2026年01月18日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    実際の歴史を下敷きにしつつも、内容はかなりファンタジック、ロマンチック、ライトに寄ってる感じ。多少の欠点は面白さで塗りつぶし、問答無用でワクワク、ハラハラと感情を揺さぶってくる快作。まさにエンターテイメントっていう感じ。

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    2026年01月18日