逢坂冬馬のレビュー一覧

  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争の話なので重たく、少し難しい内容もあったがいろんなことを考えさせられる本だった。
    あたかも自分がその場にいるような感覚になる描写ばかりで息を止めたくなるような緊張感や涙が出る悲しい場面もありとてもリアルに感じられた。
    本が分厚いし内容も難しそうで読み切れるか心配だったが読み始めたら止まらなかった!

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    2026年02月07日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    第二次世界大戦下のナチ・ドイツによるソ連侵攻。
    反女性蔑視、フェミニズム的精神を戦争作品に上手く落とし込んでいた。
    戦争における女性のあり方を問いかけるとともに、狙撃兵の極意や国家間の策略というInterestingな面白さもある。
    個人的にドイツ軍とソ連軍それぞれの作戦が心理戦で面白かった!
    戦争というものは両国家のプロパガンダの上に成り立っていると気づかされました。
    侵略戦争と防衛戦争では、パルチザンや兵士の心の持ち様がどうやら異なるらしい。

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    2026年02月06日
  • ブレイクショットの軌跡

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    600P弱だけど、一気読みさせる。主人公格が多くて、もっと登場人物の深堀りしてほしかった感じ。多くの登場人物1人1人が魅力的に描かれているから、上中下巻にして1000p超でもよかったかも。
    最後の方のXの描写はちょっとしつこかったかな。

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    2026年02月05日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    途中呼吸するのも忘れるほど緊迫しながら読んだ。
    話題になる理由が分かる。

    今から100年もしない前に、明日さえ生きていられるのか分からない程の戦争があり、その一瞬を生き抜いた女性たちの話。
    平和な今は、冷静に何がどうだったのか語ることができるが、当時戦場にいた人たちには、今を生きるのに必死でそんなこと考えていられなかったのが手に取るようにわかった。

    過去の人が紡いだ今の命を、大事にしないといけないなと思った。

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    2026年02月04日
  • ブレイクショットの軌跡

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    壮大な連作短篇集だったな。
    SUVの“ブレイクショット”を介して繋がる複数の人生模様に思わず溜息が出た。
    順調に見えた人生が不意に暗転した時、自分ならどうするだろう。
    そんな状況でも抗ってみせた宮苑と後藤親子、この三人が特に印象に残った。
    己の人生を諦めない、って意外としんどいのかもしれない。
    それでも間違ったり苦しんだりしながら前に進もうとする姿を見たらなんか泣けた。
    年月と国境を越えた先にあるこの物語の結末が、ほんのりとでも明るくて安心した。

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    2026年02月01日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ブレイクショットと呼ばれる一台の車を買い取った人達の物語および、ビリヤードのひと付き目に関する物語。「同志少女よ、敵を撃て」や、「歌われなかった海賊へ」のような物語を期待していたので、ちょっと期待はずれのマイナス⭐︎です。

    ファンドの副社長の父、サッカーがとても上手い息子、その息子の友達の父、不動産屋さんのいい加減な営業、その不動産屋の車の売り飛ばされた先のアフリカでの活躍といったところ。
    LGBTSとかが主題なのかなとも思ったのですが、他にも趣旨はありそう。

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    2026年02月01日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    第二次世界大戦下、独ソのスターリングラード攻防戦で暗中飛躍した少女狙撃手たちの物語。少女らの成長物語であるとともに凄惨な戦争の物語であり人々の増悪の物語であり、それでも再興を諦めない人間の強さの物語でもある。
    「レディス・デス」と称された女性狙撃手であるリュドミラ・パヴリチェンコ氏やノーベル文学賞受賞作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ氏など実在した人物や正確な時代考証を交えることで、単なる(非常に質の高い)エンターテイメント作品から重厚感ある作品へと引き上げている。ご都合主義に陥らずイェーガーやミハイルの醜態を描くことでリアリズムを増している点も良い。
    「文庫本によせて」の項で逢坂氏は、

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    2026年01月30日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    主人公・セラフィマ(16歳)は母とともに猟をしてモスクワ近郊の小さな農村で暮らしていた。
    1942年、ドイツ軍によって村を襲撃され、ただ一人生き残ったセラフィマは、続いてやってきた赤軍の女性兵士・イリーナに弟子として拾われる。
    同じような境遇の女性たちの集まる訓練校で、イリーナに狙撃兵になるべく厳しい教育を受け、実戦に送られる。
    死と隣り合わせの狙撃、初めは人に向けて銃を撃つことに抵抗を感じていたが、そのうち、狙った通りにフリッツ(敵のドイツ兵)を狙撃することに高揚感すら覚えるようになるセラフィマ。
    村で母を狙撃したドイツ兵・イェーガーに復讐することを目標に突き進む。

    戦争は悲惨だ。
    いつも

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    2026年01月29日
  • 歌われなかった海賊へ

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    『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬さんが、ナチス下のドイツとその後を書いた物語。
    人の内面を知ることの難しさ、人が自分と関係のないことに無関心を装う怖さにつき、考えさせられました。
    歌われなかった歌が、いつかみんなで大合唱できる世界が訪れますように。
    星1つ減は、外国人の名前が分かりにくかったといういう勝手な事情だけで、とても面白かったです。

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    2026年01月11日
  • 歌われなかった海賊へ

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    少し難しい話だったけど、とても興味深い話しでした。

    戦時中の、上の絶対的な権力に楯突けず、全てを正しいと信じて行動していくしか生きていけない生活は、とても苦しかったと思います。戦時中の日本でも同じようにあったのではないでしょうか。
    それを反発して行動を起こしたエーデルヴァイス海賊団の勇気は本当に真似出来る事ではないです。

    エーデルヴァイス海賊団は本当に存在していたのだと知り、当時の若者達の闘いをとても誇らしいと感じてしまいました。

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    2026年01月02日
  • 文学キョーダイ!!

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    実はお二人の著書をひとつも読んでいないまま、なぜかこの対談にたどり着いた。
    ある種極端な環境で育ったおふたりだからか、世の中をとてもニュートラルに見つめているように感じた。この価値観の人達が書く文章は読んでみたいと思ったので、近々手を出そうと思う。

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    2025年12月27日
  • 歌われなかった海賊へ

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    最後の数十頁から物語がドライブして、全てのピースがはまっていった。

    目を背けたひとたちにも、背けられなかった人たちにも、どちらにもなり得るなと、我が身を振り返った。

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    2025年12月09日
  • 歌われなかった海賊へ

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    舞台は第二次世界大戦、終戦間際のドイツ。

    とある町に鉄道のレールを敷いている主人公たちだが、何か違和感を覚えて、そのレールの行先に何があるのか探る。そこで見つけたものは何だったのか。

    前作「同志少女よ、敵を撃て」では独ソ戦における女性兵士という、あまり一般的には知られていなかった存在を主人公にしていたが、今作もそのような知られざるグループが主人公となっている。

    エーデルヴァイス海賊団。

    ナチス政権下における、青少年による反ナチグループである。この本を読んで初めてこのグループの存在を知った。

    あの時代に流されずに自分で物事の本質を考えられるのはどれほどいただろうか。考えられたとしても、

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    2025年11月23日
  • 歌われなかった海賊へ

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    ある日、ドイツの中学校で、生徒の1人が提出した課題の中に町では偏狭で有名な老人のことが書いてあった。
    興味を持った教師はその老人に会いに行く。


    エーデルヴァイス海賊団。
    ナチス政権下のドイツで実在した若者グループ。


    第二次世界大戦下でのドイツでは(でも)
    ざっくり言ってしまえは

    ヒトラー万歳
    偉大なるナチス


    のような洗脳と言っていい教育を、ヒトラーユーゲントという組織の中で14歳以上の子どもに(当初、参加は自由だった)大戦末期ではほぼ強制的に行なっていた。

    そこに反発をしていたのがエーデルヴァイス海賊団。
    しっかりした政治的思想や目標がある訳ではなく、ただただ強制されることがな

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    2025年10月21日
  • 歌われなかった海賊へ

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    戦時下における、善良であるはずの市民の罪を訴追する物語。極限の状況下では、大勢に倣って行動してしまうのは仕方のないことと思っているから、そこで本来の善悪に立ち返ることができるのか。自分には難しそう。
    ドイツでは2010年になっても、強制収容所の看守への裁判が行われて有罪になったということに驚いた。戦時下であっても、犯した罪は残る…。国民性の違いもあるのかな。

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    2025年10月09日
  • 歌われなかった海賊へ

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    なにか変だと薄々感づいていても、見て見ぬふりをしてしまう
    現代でも往々にしてあることですね
    当時声高に主張したとても即座に収容所送りで、それを知っている大人たちは何もできないでしょうけれども

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    2025年10月03日
  • 歌われなかった海賊へ

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    【同士少女】程のエンタメ感は無い!読み終わった後でPCで色々と調べたくなる作品です。実話と物語としてのバランスが凄くよくて最後の方は一気読みでした。
    しかし...戦争なんかするもんじゃ無いって事だけは確実に言えるわ。

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    2025年10月01日
  • 歌われなかった海賊へ

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    悲しいお話。
    戦争は、終わってもなお
    体験者の中で続いていくものなのかもな、と思った。
    小説なので、実際の時代考証などは厳密でなくてもいいだろうに
    執筆にあたり取材したり調べたり、大変だったのでは?と感じた。

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    2025年09月15日
  • 文学キョーダイ!!

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    青木理さんとの対談本で奈倉さんを知って興味出て、読んではないけど逢坂さんの事も知ってて、へぇ姉弟なんだぁーと思ったから読んでみた。
    姉弟なんだから家族の話は出るだろうと予想して、本を読む家族はどんな家族なのかと興味があり読んだ。本を読むことは考え力に繋がると思ってたから、子育てをしていて、そういうのも知りたかった。

    同世代だし、生きてきた時代も共感できた。戦争を反対していく立場をはっきり示していて、最後は反戦本にもなってると思った。

    肝心のお二人の小説も翻訳本読んだ事ないのでこれから読んでいきたいと思います。

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    2025年08月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    逢坂冬馬さんの「同志少女よ敵を撃て」を読みたいと思いつつ、こっちに先に手がのびました。姉弟の幼少期の過ごし方や、読んできた本、お二人の戦争や平和への思いなど、背景のようなものが見えて、お二人の著作をますます読みたくなりました!

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    2025年07月30日