逢坂冬馬のレビュー一覧

  • ブレイクショットの軌跡

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    SUVがつなぐ世界の物語。住む国も暮らしもバラバラな登場人物達。どこまで風呂敷を広げるのか、まとまるのか⁉︎と心配になる程にバラバラ。それなのに終わりに近づくにつれ全ての点が繋がっていく様が面白い!
    また現代社会を色濃くリアルに描いており怖いくらい。SNS社会を考える上で勉強にもなる良き一冊でした。

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    2026年08月16日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    1台のSUV「ブレイクショット」を通じて、自動車期間工、投資ファンドのマネーゲーム、悪徳不動産、SNS、アフリカの紛争地帯など、現代社会の歪みと人間模様を描いた連作長編小説。ページ数が多い上にスロースタートに感じ、しばらくは悶々としていたが、話の繋がりがわかってからはテンポよく読めた。人間として生きていく以上は、誰しも何かしらの悪に関わったり、巻き込まれることがあると思うが、その構図やそれぞれの人間性が描かれており、表現しがたい複雑なものを感じた。

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    2026年08月16日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ばらばらに見える話が、1箇所に収斂されていくのが面白い…1個1個の話にも来るものがある
    SNSが普及して、他人の生活が見れるようになって、自分はなんでも知った気になっているけど、実際にはそれは数秒数分の情報でしかないわけで、当事者の複雑な事情は知る由もないから、まずそのことを、自分はあらゆる面のたった1面しか知らないことを理解することが必要になってくる。そこを踏まえて自分はどう発言するのか。おこがましいんですわ、自分はおこがましいって思おう。
    逆に自分があれこれ言われる立場だとしても、自分の善良さを貫いて、他人への理解を忘れず、自信を持って発言していくべき!
    人は変われます!
    変われるって思いたい!

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    2026年08月16日
  • 文学キョーダイ!!

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    もっと軽い気持ちで読める対談だと思っていたら大間違い。特に戦争の話になると一気に熱量が上がったように感じられた。こちらも勉強になることがたくさんあった。

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    2026年07月19日
  • 文学キョーダイ!!

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    おもしろかったー!!!

    お二人の作品のテイストが違うようでいて、
    同じ世界を見ながら、違う世界を見せて
    くれているような気がしたので、楽しみに拝読。

    家庭での文学との接し方、
    物事の捉え方、
    作者としての考え方、
    そして、今、この時代に生きる私が
    戦争のない平和な世界にするために
    大切なこと。

    どれも本当に心に響く言葉。
    ずっと記憶の中においておきたい、
    その想い。

    そして、最後の奈倉さんの
    「本を読むことによって、
    思考の可能性が開けていく。
    あらかじめ用意された回答で満足なんかしていられないぞ、
    という思考回路ができてくる。
    それが読書の大きな楽しみのひとつなんです」
    という言葉。

    奈倉さんの言葉に触れると、
    読書への期待、希望、信頼感が溢れてきて
    良書をもっともっと読もうと思える。

    とてもいい読書時間だった。

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    2026年06月18日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    まさか、日本人作家がここまでリアルな(と言っても、あくまで日本人にとってのリアルだけど)独ソ戦を描くとは思わなかった。

    戦争小説であり一般人の少女がなぜ狙撃兵になったのか、それほどふとしたはずみで想像もしていなかった世界に身を置くことがある、ということが描かれている。

    それとともに、優れたシスターフッドストーリーであることに驚いた。
    男性である著者が書いたことにも驚愕である、と同時にこのテーマを語るにはやはり、「女性兵士」でなくてはならないとも思う。

    しかし、ロシア人女性が親愛の証でキスをすると言うのは本当なのか。

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    2026年09月06日
  • 同志少女よ、敵を撃て 3

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    ネタバレ

    スターニングラードの激戦前で終わりましたね。第二次世界大戦でもっとも死者が出た場所。

    そして、セラフィナが狙撃手として開花するシーンが、語弊があるかもしれないけど、美しくて素晴らしかった。

    一日も早い終戦を願いながら過去の戦争を振り返る矛盾を感じながら。

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    2026年03月31日
  • 文学キョーダイ!!

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    実はお二人の著書をひとつも読んでいないまま、なぜかこの対談にたどり着いた。
    ある種極端な環境で育ったおふたりだからか、世の中をとてもニュートラルに見つめているように感じた。この価値観の人達が書く文章は読んでみたいと思ったので、近々手を出そうと思う。

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    2025年12月27日
  • ブレイクショットの軌跡

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    おもしろい!間違いなく今年のベストテンに入る。逢坂冬馬さんの小説はスケールがでかくて、想像の斜め上をいくつながり方をして、そして学びがある。投資、特殊詐欺、SNSなど、他分野の知識をもちそれを惜しみなく、共有してくれる。またいつか再読したい。

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    2026年09月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    青木理さんとの対談本で奈倉さんを知って興味出て、読んではないけど逢坂さんの事も知ってて、へぇ姉弟なんだぁーと思ったから読んでみた。
    姉弟なんだから家族の話は出るだろうと予想して、本を読む家族はどんな家族なのかと興味があり読んだ。本を読むことは考え力に繋がると思ってたから、子育てをしていて、そういうのも知りたかった。

    同世代だし、生きてきた時代も共感できた。戦争を反対していく立場をはっきり示していて、最後は反戦本にもなってると思った。

    肝心のお二人の小説も翻訳本読んだ事ないのでこれから読んでいきたいと思います。

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    2025年08月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    逢坂冬馬さんの「同志少女よ敵を撃て」を読みたいと思いつつ、こっちに先に手がのびました。姉弟の幼少期の過ごし方や、読んできた本、お二人の戦争や平和への思いなど、背景のようなものが見えて、お二人の著作をますます読みたくなりました!

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    2025年07月30日
  • 文学キョーダイ!!

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    ネタバレ

    文学研究家・翻訳家の姉、小説家の弟。

    この2人が姉弟だったなんて、そりゃ高橋源一郎さんも椅子から転げ落ちるだろう。そんな偶然の一致が起きることは滅多にない。しかしこうやって対談を読むと自分も姉妹だからわかるという雰囲気がある。同じような文化を享受しつつ、ほんの数年の差や本人の受け取り方で異なる視点。別の方向に目を向けているのに、共通する意識。面白く読んだ。

    本を読むことの強さを感じる。友だちがいなくたって、いろいろなものに縛られていたって、本を読むことで世界は広がり、自分は変わる。自分もそう思っている。だから本を読めるように生きていきたい。大学はある意味計算ずくで卒業してしまったけど、ひたすら知的好奇心に基づいて深みにはまっていってよい世界は楽しかった。小説家にはならないだろうけど、小説を趣味として書くことはあるかもしれない。

    そして戦争と政治について。政治的なものを忌避する気持ちはある。サーカスに浸っていたい気持ちもある。けれど聞くに耐えない主張に対して、自分はNOだと言いたいこともある。小さな声でもいいから言おうと思う。そのためにも本を読み、自分の言動が自分を裏切らないように責任を持っていこう。そういうように生きていこう。

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    2025年07月29日
  • 文学キョーダイ!!

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    作家逢坂冬馬と姉のロシア文学者奈倉有里の対談が1冊になったもの。
    「同士少女よ敵を撃て」も読んでいないし、この作者のお姉さんがロシア文学者とも知らなかったのに、なぜか興味を持ち読みました。
    まず、姉弟でこんなに、平和について、戦争について語ることができるなんてほんとにびっくりでした。
    誰もが戦争について平和についてもっと考えるべきだし、表明していかないと世界はどんどん戦争に向かって行ってしまうという危機感を抱き、そうだよなと気づかせてくれた1冊となりました。

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    2025年06月01日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    購入済み

    女の戦争

    初めて読んだ戦争小説がこの作品だった。戦争を深く知ることが怖く、また戦時中の女性を取り巻く環境などに疑問と嫌悪感があったからだ。この作品を読んでいて、もちろんそれがなかったわけではないが、私の中のこれまで抱いてきた感情が少し軽くなった気がした。女だって戦っていた。子どもだって戦っていた。その時代を生きていないから遠いようにも感じていたけれど、主人公セラフィマが照準を合わせたことで、敵を撃ったことで私の中の視界が少し開けたように感じた。もう少し戦争について知ってみようと勇気が出た。少し前に話題になっていて、この本の中でも参考資料としてあった『戦争は女の顔をしていない』岩波現代文庫も気になったので読んでみたいと思った。

    #深い #ドキドキハラハラ

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    2025年03月11日
  • 文学キョーダイ!!

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    奈倉有里さんと逢坂冬馬さんがご姉弟と知った時から、こういう本を待望していたんだと思う。よくぞ出してくださった。

    ミーハー的な気分でどんなご家庭でお育ちになったのか知りたかった。納得。自分の子育てにはもうとっくに手遅れなのだが。そもそも親の中身が違うのだから、何十年前から自分をやり直さなければいけない。

    「キョーダイ‼︎」のイメージでもう少し軽い感じを想像していたが、内容はとても濃く考えさせられた。文学を愛し、小説を愛し、おかしいことには声を上げ、世界の平和のために行動する。そんなお二人の著作をこれからも楽しみにしていきたい。そして考えを深めていきたい。

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    2025年02月20日
  • 文学キョーダイ!!

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    お二人が育った家庭とその教育方針。偏見を助長するものは与えない、二人がそれぞれ好きなもの、人生を賭けられるものを見つけることを見守る。そこには人と比べない精神も養われていく。

    その二人は、ウクライナ侵攻がはじまり、戦争に否の声をあげる。それは育った家庭と同じ位相の大人としての人格がなせる技だ。

    自分が投影されていない、待たれていない言葉がどんどん放たれている現状を憂う部分が素敵だった。

    戦う言論だった。

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    2024年10月25日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    善良さ、っていうのが1番心に残った。
    でも、全体的に物語が進んでるだけで、しかもリアリティが無くて私はあまりだったかな。
    めっちゃ全部いいようになって、何故だろうって思ったり。
    むしろ一人一人のストーリーを詳細に追う方が私には合うかも。
    長いのに全部読めたってことは面白かったんだと思うけど、あまり何も思わなかった。

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    2026年09月28日
  • 歌われなかった海賊へ

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    自分には合わなかったな、心を揺さぶられなかったな、、と言う感想を持ちつつページを捲っていくと膨大な数の参考文献の一覧を目にして評価を上げてしまうのは、自分だけだろうか。。

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    2026年09月27日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    こんな地獄が本当にあったのか。
    例え主人公が存在しなかったとしても、物語がフィクションであったとしても。
    確かな事実として、史実として、その戦争、その作戦は存在していたことが信じられない。
    2日間で一気読み。
    主人公の人生と共にその世界に入り込んでいった。
    数字で見ると死者3000万人以上と言われる戦争の中の一人の人生。
    面白かったとは到底思えない。
    だが読めてよかった。




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    2026年09月15日
  • ブレイクショットの軌跡

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    頭が良い話てんこ盛りで、その部分は面白かったんだけどアフリカの話がイマイチ掴めない自分が憎い……この作家さんの話、毎回戦闘の部分イメージ掴みきれなくて悔しい

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    2026年09月06日