逢坂冬馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作の「同士少女よ敵を撃て」同様、戦時下の物語。
終戦間際のドイツでのストーリ展開です。
しかし、ちょっと読みにくい..
エーデルヴァイス海賊団を名乗るエルフリーデとレオンハルトに主人公ヴェルナーが加わって、ナチス政権下での少年少女たちの活動を描いたもの。
町に鉄道が敷かれると喜んでいたのもつかのま、終点のはずが、レールはさらに延伸。
レールの先にあるものは何か?
彼らがその先を探検してみると、そこで見たものは?
という展開。
そして、彼らは自らの正義で行動を起こします。
当時の民族差別、選民思想、ナチ思想が刺さってきます。
見て見ぬふりをする住民
戦時下の中なら長いものに巻かれる、自 -
Posted by ブクログ
もっと時代背景をちゃんと知ってから読みたかった!!
間違っていると分かっていても、見て見ぬふりをしてしまう。
そうはなりたくないけど、自分の命をかけてまで行動できるのか。タイトルがじわじわ効いてくる作品でした。
勇気を一度でも出せば、動けたかもしれない。
でもその最初の一歩が出せない。
だってそこは自分にとって未知の世界だから。
命がかかっていなくても、こう感じてしまうことってたくさんあるから、この時の住民たちの気持ちも決して非難できないと思った。
そして集団の力ってとてつもなく大きいし、怖いものだと感じた。
●印象に残った言葉
「私たちはドイツを単色のペンキで塗りつぶそうとする連中にそれを -
Posted by ブクログ
あの逢坂冬馬さんに3つ上の姉がいた。しかも同じ時期に作家デビューしているとか。
名倉有里さんについては知りませんでしたが彼女の作品も読んでみたくなりました。
対談形式で語られる姉弟の家庭環境とか興味深く、貧乏インテリの家庭に育ったとか謙遜してましたが清貧な学者の家系のようで、好きなことをとことん続けることに手間暇惜しまない精神があればこそなんだなって感じました。
凡庸な者は生活に追われお金を追い求める暮らしを強いられるわけですが、抜け出した者はお金のほうが自然と集まるような仕組みで生きられるんだって感じました。
冒頭にカラフトが島なのか半島なのか知るために一人は東、もう一人は西に歩いて再び出 -
購入済み
ソビエト・ロシアの狙撃兵の少女の話。
直木賞の候補になったというだけあって、読み進めるほどに引き込まれる。
しかしいくらか気になる点もある。
途中で数度、ソビエト期の代表的な歌が出てくるのだが、原曲を知っていた私としては、歌詞を見ても全くその歌であることが分からなかった。なにせ日本語版を使用していたからだ。
原曲とは大きくかけ離れたその内容、どうにかならなかったのだろうかと思わずにはいられない。
また、ところどころ出てくるロシア語の固有・一般名詞もなかなか怪しいものばかり。