逢坂冬馬のレビュー一覧

  • 文学キョーダイ!!

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    自身のロシアの大学で文学を勉強した経験を書いた『夕暮れに夜明けの歌を』著者の名倉有里さんと、『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬さんの姉弟対談。

    彼らが姉弟だと知らずにそれぞれの著作に触れて感銘を受けた身としては、この2人の対談が読めるのはとても楽しみであったし、実際付箋を貼りながら夢中で読んだ。

    2人の幼少期や家族の話、そして文学について、戦争や平和について語られる言葉はどれも深く、考えさせられた。

    「本を読むことが、風を吹かせることにつながる」
    「(本を読むことは)必ず世界が拡張する」
    「どんな言葉を拾っていったら平和につながるんだろう」


    言葉と文学と平和について、言語化している2

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    2023年10月14日
  • 文学キョーダイ!!

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    別々で買って読んでた本の著者が姉弟ってこの本のあらすじ読んでびっくりした。
    「同士少女」読んだ人は読んで欲しいなと思っな。
    「夕暮れに夜明けの歌を」も心地よい文章力と愛が伝わってくる。ニュースだけではないロシアの文学を愛する人々に触れられる、大事なものだと思う。

    対談自体は情報量凄かったし、スピード感もあって読みやすかった。

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    2023年10月13日
  • 文学キョーダイ!!

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    読み終わるのが惜しいくらい久々の大ヒット。
    「夕暮れに夜明けの歌を」のな奈倉有里と「同志少女よ、敵を撃て」の逢坂冬馬の姉弟が、忌憚のない意見をバンバン吐露してる貴重な対談本。互いに敬語を使うのに、(笑)、内容は忖度なしの言いたい放題で溜飲が下がること下がること!楽しい読書だった。

    どうやったらこんな姉弟が育つのか、「夕暮れ〜」でも登場した両親がやはりキーパーソンのようだ。丁寧に愛情込めて育てられたのですね。理3の4人の子供を育てた佐藤亮子さんもかなり子どもの教育に関わってたけれど、彼女と違って、子どもに学歴よりも教養を身につけさせることにシフトしている姿勢が潔くて清々しい!価値観が真っ当で柔

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    2023年10月05日
  • ブレイクショットの軌跡

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    あちこちで多発的に発生する物語が、終盤に急速に収縮集まり、すべてがからみとられるようにまとまる。いままで読んだことのない部類の小説だった。それぞれの物語で感情を揺さぶられたが、その感情が物語の展開によってつながる感覚も新鮮ですごい小説だなと思った。

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    2026年02月21日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ブレイクショットにより人生を壊された人たちが自力で負の運命から立ち直るストーリー
    ストーリー展開が私には少し複雑だったので、次はまとまった時間をとって一気に読みたい

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    2026年02月21日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    印象的だったのが、戦争を生き抜いた人≠精神的につよい人ではないということ。
    単にその環境に精神が適応化しただけで日常に戻ると普通の人々と変わらず、むしろ戦争がトラウマになり生活に支障が出ることになる。
    作中でターニャが選んだ様に、戦わない道もあるわけで、今の社会(特に仕事など)で自分を押し殺して戦うことが普通と思い込んでいることが間違いかもしれないと気付かされた。

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    2026年02月19日
  • ブレイクショットの軌跡

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    一台の車が繋ぐ、現代の闇鍋。隠し味はエピローグの構成力!

    ​ビリヤードの最初の一投「ブレイクショット」みたいに、SUV車のブレイクショット号を起点として、持ち主が入れ替わりながら様々な物語が展開していく作品。

    ​LGBTQ、投資詐欺、アフリカの貧困に非正規雇用、さらには教育問題……。「これでもか!」ってくらい現代の世相を雑多に盛り込んでいるんだけど、なぜかエピローグで綺麗にまとめあげられちゃうから不思議。その鮮やかな力量に、気づけば「終わりよければすべてよし」で評価が上がっちゃってました。

    ​ただ、読み終えて唯一残る本音は「なげーよ!」(笑)。577ページという圧倒的なボリュームのわりに

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    2026年02月19日
  • ブレイクショットの軌跡

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    最後まで面白く読めました。ページ数はありますが、それを感じさせないくらい、文章にのって進むことができます。読者への優しい配慮を感じました。人物描写はとても丁寧で惹き込まれます。ときどき著者の存在に注意が逸れてしまうことがあり、明確なメッセージ性を感じますが苦しくはなくて、このご時世にこの物語をまとめきる著者を尊敬しますし、たくさん考えることができました。その読後感は、私としては小説というより人文学の本に近かったです。

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    2026年02月15日
  • ブレイクショットの軌跡

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    一台のSUV「ブレイクショット」が持ち主を変えながら渡り歩き、その先々で出会う様々な人々の物語。

    ドライな社会派の筆致に、一気に引き込まれた。
    登場人物たちの造形が深く、一人ひとりが抱える生活の重みが伝わってくる。
    特に心に深く刺さったのは、後藤友彦・晴斗親子のエピソード。不器用ながらも互いを想い、必死に生きる親子の姿には、心が熱くなり「誠実に生きる」ことの難しさと尊さを思い知らされた。社会の闇や、欲にまみれた物語の中で、この親子の描写だけはどこか切実で、人間らしい体温に満ちていた。

    そして迎えるエピローグ。
    「これが伏線回収か!」と膝を打つほど、バラバラだったピースが一点に集約されていく

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    2026年02月15日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    独ソ戦(主にソ連)を少女たちの視点からここまで繊細に振り回されながら、かつ史実に沿った時代背景もあり様々な感情が出てくる小説でした。

    2回、3回と読めばまた登場人物たちの心情や関係性が理解でき読み応えがある作品なのかなと感じました。

    ロシアによるウクライナ侵攻といった時事がありながらも、歴史文献だけでなくこのような物語から紐解くのもひとつ有益な資産になると感じます。

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    2026年02月14日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    過去にタイムスリップして、その目で見てきたのでは無いかと思えるほどの臨場感が味わえるとても良い作品。
    歴史について理解が浅い自分でも地理関係を地図で補填し想像しながら読むことが出来た。
    改めて戦争はしない方がいい。話し合いで解決できることに越したことはない

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    2026年02月14日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    8つの物語から、現代社会の問題や不条理を描く連作短編集。
    自動車期間工・本田昴、サッカーで頭角を表す・霧山修悟、修吾と世界を目指す優秀な少年・後藤晴斗、詐欺同然の不動産営業マン・十村稔…他にも様々な登場人物がそれぞれの視点で物語を紡いでいく。一見、関係なさそうな人物たちが時にぶつかり、すれ違い、予測できない結末へ向けて弾かれる。

    どの章も面白かった。
    それなりにボリュームがあるので、一人ひとりを細かいところまでしっかりと一章で描ききれている。もちろん登場人物によって好き嫌いはあるのだが、彼らの行く末が気になるくらいに愛着は抱かせてくれる。特に好きだったのは、後藤友彦の章だろうか。本人も言うよ

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    2026年02月12日
  • 歌われなかった海賊へ

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    戦争を少年少女のミクロな視点からの描写、全体におけるストーリー構成と情報の展開の仕方もよかったように感じました。

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    2026年02月12日
  • ブレイクショットの軌跡

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    それぞれの登場人物が繋がっていて読み進めるのが楽しかった。後藤家の話は読むのが辛かったがエピローグで回収されていて安心した。金融関係の話が難しくてちょっととっつきにくい面もあったけど、全体を通して良い作品だった。

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    2026年02月11日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    アニメ化キボンヌ。

    目に見えて加速するポイントが複数あるため、アニメ化した際に高く評価されるだろうと感じた。
    一人の少女とその取り巻く環境にこのような壮大なストーリーがあったと同様に相手側にも同じようなストーリー(人生)があったことを考えさせられる。

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    2026年02月08日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    独ソ戦争のソ連少女狙撃兵視点の物語
    話題作だったので読破

    戦争の兵士はいつだって男性だが、女性主人公で斬新
    著者デビュー作とは思えないくらい、とても面白かった

    女性が兵士として戦うこと、そして戦争が終わった後どう過ごすべきなのか、というテーマが素晴らしい

    自分を追い込み厳しい訓練を重ね勝ち取った勝利のほんのご褒美として敵国女性を凌辱する兵士、味方だがこれを撃ち抜き「女性を守るため」に戦う主人公
    クライマックスとして熱くなる展開、タイトルの「敵を撃て」の敵とは
    結局戦争は子供の喧嘩の延長に過ぎない、「侵略」は許されない

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    2026年02月08日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争は女の顔をしていない。

    それどころか人の顔をしていない。復讐のためだから、あいつらは仲間を殺したから、だから私も殺していい。殺すべき。目の前の敵は私の同志を直接撃ってないかもしれないけど、ここで生かしておいたらまた次の同志が殺されるかもしれないから、殺す。

    少女が生きた戦争をどこまでも残虐にリアルに描写しページをめくる手が止まらない。

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    2026年02月08日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ブレイクショット
    「台の上のすべてを把握しようというのは傲慢だし、自分の打つボールが波及するという意識をもたない人間には、ゲームに参加する資格はない。だが、だれかかそれを打たなければならない」

    縁起。

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    2026年02月08日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    エピローグの手前まで読んで「戦争は女の顔をしていない」と思った。
    帯に書いてあった三浦しをんの文章が、正しく的を射ている。

    ”戦争は女の顔はもちろんのこと、男を含めたあらゆる性別の顔もしておらず、つまり人間の顔をしていないのだという事実を物語ろうとする、その志の高さに感服した”

    目の前でドイツ軍に村を侵略され、母をはじめとした村人たちを殺され、たった一人生き残ったセラフィマ。
    彼女は母の、村人たちの敵を討つためにソ連赤軍の狙撃兵となる。

    前線に女性兵士を送り出したのは、世界広しといえこの赤軍だけらしい。
    ドイツでは、女性は銃後を守るもの、男女平等を謳ったアメリカでは、女性兵士はの役割はチ

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    2026年02月07日
  • ブレイクショットの軌跡

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    各章の登場人物に繋がりがあるため、読んでる途中は「各章ごとが数珠繋ぎになってるのか〜」くらいにしか思わなかったけど、作品を読み終わった頃には、すでに大きな多面体が出来上がってたことにエピローグを読んで気づきました。

    マネーゲームの部分の会話は正直全くついていけなかったけど、複雑な人間模様が緻密に描かれてて、ヒューマンドラマ作品としてとても面白かった!読んでよかった!
    2章と3章があまりにも辛すぎる話だけど、その後に続く話でちょっとずつ希望が見え始めるから、挫折しないで読んでほしい。

    「自分の人生を諦めない」って大事なことだなと思ったし、できるだけ善良に生きていきたいと思いました。

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    2026年02月08日