逢坂冬馬のレビュー一覧

  • 同志少女よ、敵を撃て

    本屋大賞受賞してて話題になっていたので購入しました。
    リアリティがありドキュメンタリーのようでした。序盤から手が止まらなくてあっという間に読み終わりました。読後感も悪くなくとても面白かったです。

    #切ない #深い #ドキドキハラハラ

    0
    2025年07月27日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    よかった!この2人が姉弟という事への興味で読み始めたが、成人してだいぶ経ってからこんなに深い話をする機会はふつうの家ではあまりないのではないか。長い時間をかけて何回も対談をしたものを編集の人がまとめたとの事。
    3つのパートに分かれていて、特にパート3ではまさに今、ロシアやウクライナの人々がどんな状況に置かれているのか、他人事ではない、関心を持ち続けて、考えることを手放してはいけないと、2人ともが話している。国民が賢くなるのを嫌がるのはどこの国でも同じなんだと。翻訳家としてロシアの学者の言葉を伝えたいとか、作家が政治的な発言をしてもいいんだ。自分の作品を誤読されたくない、など切実な話も出てきて、

    0
    2025年04月25日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

     たいへん面白かったです。注目のロシア文学者の姉と「同志少女よ、敵を撃て」の作家の弟。まさかの姉弟ですが、この本の対談で必然的な関係性も分かります。普段からこんな知的な会話をしているのでしょうか。
     翻訳するときに「これを読むことが平和につながるかどうか」と考える姉。読書するときに「自分はこれを好きでもいいんだって思えるのはすごく大事」と考える弟。その2人を育てた放任主義のジブリ映画「耳をすませば」のような家庭。
     今、話題の三宅香帆さんの新書「なぜ働いていると〜」の元ネタもありました。映画「花束みたいな恋をした」のくだり。三宅さんも奈倉有里さん大好きと言っていたので、ここから大ヒットのヒント

    0
    2025年04月24日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    逢坂冬馬は「同志少女よ…」と「歌われなかった…」
    の2つの小説を、姉さんの奈倉有里のはエッセー「夕暮れに…」と「世界」臨時増刊のシュリマンの講演を翻訳したものの2つしか読んでない。が、注目しているキョーダイである。
    二人が縦横に語る本作は読めば読むほど素晴らしいと思えた。期待の1000倍以上の内容だった。なるほど育てたこの親にして育ったこの子。そうそうありそうな家族ではない。それにしても二人それぞれに見事な自立ぶりである。
    高校生や大学生にぜひ読んでほしい。自分が何者かになろうとすることをきっと支えてくれるぞと思った。
    子どもを育てる親にも必読だ。
    窮屈な世の中に倦んでいる大人にも今一度元気を

    0
    2025年01月05日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    本を読むことを全力で全肯定してくれて、胸がいっぱいになった。

    饒舌な逢坂さんと、穏やかな語り口で本質を突く奈倉さん。姉弟だけに、共通の価値観(素晴らしいご両親と祖父!)が根底にあり、難しい話もかなーりわかりやすく話してくれてる。
    知識量や解像度がすごいし、難しい本ばかり読んでるんだろうな、と思いきや、角田光代を絶賛したり(サイン会に並んだそうだ)、りぼんやジブリやショッカー(⁉︎)などなど、わかりやすい比喩をあげて説明してくれて親近感をもった。
    私は同志少女の戦争のゲーム性みたいな書き方が少し嫌だったのだが、そのあたりの作者の意図もわかってよかった。

    2人ともニュートラルで、自分の軸がしっ

    0
    2024年09月21日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    逢坂冬馬と奈倉有里の姉弟対談本。いや、これ対談ってレベルの内容じゃないから。知的探究心超強めでベクトルもロシアに向いているっていうのが揃っているからなのか、ロシア・文学(本)・戦争に関する知識の濁流に揉まれました。面白かったです。
    本が好きで人に本を勧めることのある職業の人は読むべき一冊。同士少女~が面白かった人にはオススメ。あと、トルストイとかゲーテ好きな人にも。
    逢坂さんの、大塩平八郎本、楽しみにしてます。
    あと、さとうまきこさんは私も大好き。色々読みたい本が溜まる本でした。

    0
    2024年07月15日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    奈倉有里と逢坂冬馬による対談集、『文学キョーダイ』。
    逢坂冬馬は『同士少女よ敵を撃て』で鮮烈なデビューを果たし、アガサクリスティー賞、本屋大賞を受賞。迫力ある、フェミニズム小説とも言えるとても力のある作品。今年3月には、2作となる『歌われなかった海賊へ』を出版している。
    一方、奈倉有里はラジオに出演しているのを聞いて初めて知り、その際紹介されていた著書『夕暮れに夜明けの歌を』を読んでみると、文学への愛と情熱があふれており、感動したのと同時に同い年ということもあり刺激を受けた。
    その二人が姉弟であることは、それぞれが文壇に登場後に発覚したことらしく、ずいぶん驚かれたとか。もちろん私もびっくりした

    0
    2024年07月13日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    きょうだいがいるっていいな、と思いました。
    幼い頃、共通のあたたかな経験と記憶があって。成長とともに違う道を歩み、今、重なり合うところにきている。けれど、少し違っている。

    文学、生き方、政治との付き合い方など、深く、骨太で、興味深い対談でした。

    本とともにある生き方。本によるつながり。
    時代や地域を越えて感じる、普遍的なものの存在。

    本好きの私にとってはたまらない内容でした。

    0
    2024年03月19日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    『ことばの白地図を歩く』。若者向けにゲーム仕立てでおもしろく読みやすいけれど、内容は驚くほど専門的。書いたのはどんな人なんだろう?と気になって経歴をみると紫式部文学賞を受賞した『夕暮れに夜明けの歌を』の著者であり、あの『同志少女』『歌われなかった海賊へ』の逢坂冬馬さんと姉弟だと知り驚いたり納得したり。
    「有里先生」と「逢坂さん」。3歳ちがいのおふたりは対談の中でお互いをこのように呼び合い、「文学」「作家という職業」、「戦争や武器」について、専門家同士としてリスペクトしつつ、存分に語り合う。ご両親のエピソードも紹介されるがこれがまた
    言葉かけと言い距離感といい、「親の背を見て子は育つ」の諺どおり

    0
    2024年03月06日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    姉の奈倉有里さんと弟の逢坂冬馬さんの対談で構成されていて、お2人の育った家庭や仕事、戦争についてなど読み応えたっぷり。

    特に「小説」について話されている箇所が、よかった。私が映画について深い感想をもてないのは、ビジュアルからすぐにその状況や意味を察知するのが得意じゃなく、察知しよう考えようとするともう次のシーンにいってたりして、自分のペースではみれず、想像の余地もあまりなくて、っていうのが原因なのかも!
    それに対して小説は読み手がどう受け止めても、想像してもいい、読者にゆだねられてるみたいな、だから好きなのかもしれない。

    0
    2023年10月29日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    読み終わるのが惜しいくらい久々の大ヒット。
    「夕暮れに夜明けの歌を」のな奈倉有里と「同志少女よ、敵を撃て」の逢坂冬馬の姉弟が、忌憚のない意見をバンバン吐露してる貴重な対談本。互いに敬語を使うのに、(笑)、内容は忖度なしの言いたい放題で溜飲が下がること下がること!楽しい読書だった。

    どうやったらこんな姉弟が育つのか、「夕暮れ〜」でも登場した両親がやはりキーパーソンのようだ。丁寧に愛情込めて育てられたのですね。理3の4人の子供を育てた佐藤亮子さんもかなり子どもの教育に関わってたけれど、彼女と違って、子どもに学歴よりも教養を身につけさせることにシフトしている姿勢が潔くて清々しい!価値観が真っ当で柔

    0
    2023年10月05日
  • ブレイクショットの軌跡

    Posted by ブクログ

    どっぷり浸かった2日間。堪能しました。
    現代社会の事象や雰囲気をたくみに切り取り、一台のSUVの軌跡を追う構成、ページをめくる手が止まりませんでした。
    面白かったー!

    直木賞受賞なしの回の候補作で、改めて選評を読み返してみたところ、作辻村深月さんの意見に一番近かったのですが、「ブレイクショットの軌跡」のタイトルについては、京極先生のコメントに集約されてて、言語化力の違いを思い知りました。

    0
    2026年06月24日
  • ブレイクショットの軌跡

    Posted by ブクログ

    ブレイクショットという車を起点に様々な話が展開していきます。評価は二分されているようだが、とても楽しく読めた。全ての話をビリヤード台のポケットに収めるように伏線回収していくのも、ありがちな結末だけどよかった。
    個人的には、同志少女よ敵を撃て より好き

    0
    2026年06月23日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    Posted by ブクログ


    早く続きを読みたくなる。

    狙撃手が主人公の作品は小説でも映画でも
    おもしろい。

    2026.06.14-74冊目

    0
    2026年06月22日
  • 文学キョーダイ!!

    Posted by ブクログ

    おもしろかったー!!!

    お二人の作品のテイストが違うようでいて、
    同じ世界を見ながら、違う世界を見せて
    くれているような気がしたので、楽しみに拝読。

    家庭での文学との接し方、
    物事の捉え方、
    作者としての考え方、
    そして、今、この時代に生きる私が
    戦争のない平和な世界にするために
    大切なこと。

    どれも本当に心に響く言葉。
    ずっと記憶の中においておきたい、
    その想い。

    そして、最後の奈倉さんの
    「本を読むことによって、
    思考の可能性が開けていく。
    あらかじめ用意された回答で満足なんかしていられないぞ、
    という思考回路ができてくる。
    それが読書の大きな楽しみのひとつなんです」
    という言葉。

    0
    2026年06月18日
  • ブレイクショットの軌跡

    Posted by ブクログ

    1台の車のオーナーとその周りで起こる物語。色々絡み合い、繋がるストーリーに作者の創作力の高さを感じた。
    現代のLBGTQ等の同性愛、資産運用詐欺、情弱ビジネス、アフリカの内戦などが1台の車の周りで巻き起こり、どう繋がるのか予想できなかったがピタッとパズルがはまって面白いストーリーだった。

    0
    2026年06月15日
  • ブレイクショットの軌跡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自動車期間工・本田昴はボルトが車体に落ちるのを目撃する。投資ファンドの役員、板金工、金融系youtuber、少年兵と視点を変えて描かれていく物語。
    第173回直木賞候補作。

    分厚いけど続きが気になってどんどん読み進めてしまう。
    P240あたりは「おのれ本田昴…」と思いながら、後半はただひたすら人のためだけに生きてるような春斗が幸せになってほしいと思いながら読んでました。
    まさにバタフライエフェクト。
    無関係に思われた人達の話が少しずつリンクしてー。
    そして読み終えた時の爽やかさ。
    読んで良かった。

    0
    2026年06月14日
  • 歌われなかった海賊へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     大戦中、ナチ政権下において、自由のために戦う子供たちの物語。戦争の悲惨さや、巻き起こる事件が目を引きますが、自分が読後感じたのは人のことを全て理解することは不可能だということでした。
     人の特性として、他人の一面を捉えて理解した気になるところがあると思います。
     相手の生い立ち、行動を全て知ったとして、時代や環境によってその行為の善悪や持つ意味は変わるし、相手を理解したことにはならない。
     相手のことを知り、考え続ける。それが物語の中で示された相手を理解しようとすることなのだと解釈しました。
     

    0
    2026年06月14日
  • 歌われなかった海賊へ

    Posted by ブクログ

    ナチス政権に反抗する「エーデルヴァイス海賊団」を名乗る少年少女たちの物語です。
    前作の「同志少女よ、敵を撃て」が強烈だったため、それ以上を期待してしまいましたが、あのインパクトは越えきれなかったかなという印象でした。
    それでも、戦争渦中の彼らの正義は何だったのか、悲惨さと人の弱さを見事に描き切っています。
    ナチスの被害者側目線で描いている内容は新鮮で、一気に読み終えました。

    0
    2026年06月11日
  • ブレイクショットの軌跡

    Posted by ブクログ

    自動車組み立て工場の期間工、中央アフリカ共和国の少年兵、新興ヘッジファンドの副社長、投資用マンション専門の不動産営業等など、まったく縁もゆかりもなさそうな人々の話が、同時並行でいくつも語られる。
    かろうじて「ブレイクショット」という日本車が人々を繋いでいる。「ブレイクショット」は、新車として、そして中古車として人々の間を渡り歩いていく。
    それぞれの話はやたらと解像度が高く、どれもが独立した小説になりそうなほど面白い。それらが飛び飛びで提示されるので、ついつい先へ先へと読み進めてしまう。

    凝った構成と作者の筆力に圧倒され続けた570ぺージでした。
    逢坂冬馬さんの小説を読むのは「同志少女、、、」

    0
    2026年06月09日