逢坂冬馬のレビュー一覧
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逢坂冬馬は「同志少女よ…」と「歌われなかった…」
の2つの小説を、姉さんの奈倉有里のはエッセー「夕暮れに…」と「世界」臨時増刊のシュリマンの講演を翻訳したものの2つしか読んでない。が、注目しているキョーダイである。
二人が縦横に語る本作は読めば読むほど素晴らしいと思えた。期待の1000倍以上の内容だった。なるほど育てたこの親にして育ったこの子。そうそうありそうな家族ではない。それにしても二人それぞれに見事な自立ぶりである。
高校生や大学生にぜひ読んでほしい。自分が何者かになろうとすることをきっと支えてくれるぞと思った。
子どもを育てる親にも必読だ。
窮屈な世の中に倦んでいる大人にも今一度元気を -
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本を読むことを全力で全肯定してくれて、胸がいっぱいになった。
饒舌な逢坂さんと、穏やかな語り口で本質を突く奈倉さん。姉弟だけに、共通の価値観(素晴らしいご両親と祖父!)が根底にあり、難しい話もかなーりわかりやすく話してくれてる。
知識量や解像度がすごいし、難しい本ばかり読んでるんだろうな、と思いきや、角田光代を絶賛したり(サイン会に並んだそうだ)、りぼんやジブリやショッカー(⁉︎)などなど、わかりやすい比喩をあげて説明してくれて親近感をもった。
私は同志少女の戦争のゲーム性みたいな書き方が少し嫌だったのだが、そのあたりの作者の意図もわかってよかった。
2人ともニュートラルで、自分の軸がしっ -
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奈倉有里と逢坂冬馬による対談集、『文学キョーダイ』。
逢坂冬馬は『同士少女よ敵を撃て』で鮮烈なデビューを果たし、アガサクリスティー賞、本屋大賞を受賞。迫力ある、フェミニズム小説とも言えるとても力のある作品。今年3月には、2作となる『歌われなかった海賊へ』を出版している。
一方、奈倉有里はラジオに出演しているのを聞いて初めて知り、その際紹介されていた著書『夕暮れに夜明けの歌を』を読んでみると、文学への愛と情熱があふれており、感動したのと同時に同い年ということもあり刺激を受けた。
その二人が姉弟であることは、それぞれが文壇に登場後に発覚したことらしく、ずいぶん驚かれたとか。もちろん私もびっくりした -
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『ことばの白地図を歩く』。若者向けにゲーム仕立てでおもしろく読みやすいけれど、内容は驚くほど専門的。書いたのはどんな人なんだろう?と気になって経歴をみると紫式部文学賞を受賞した『夕暮れに夜明けの歌を』の著者であり、あの『同志少女』『歌われなかった海賊へ』の逢坂冬馬さんと姉弟だと知り驚いたり納得したり。
「有里先生」と「逢坂さん」。3歳ちがいのおふたりは対談の中でお互いをこのように呼び合い、「文学」「作家という職業」、「戦争や武器」について、専門家同士としてリスペクトしつつ、存分に語り合う。ご両親のエピソードも紹介されるがこれがまた
言葉かけと言い距離感といい、「親の背を見て子は育つ」の諺どおり -
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読み終わるのが惜しいくらい久々の大ヒット。
「夕暮れに夜明けの歌を」のな奈倉有里と「同志少女よ、敵を撃て」の逢坂冬馬の姉弟が、忌憚のない意見をバンバン吐露してる貴重な対談本。互いに敬語を使うのに、(笑)、内容は忖度なしの言いたい放題で溜飲が下がること下がること!楽しい読書だった。
どうやったらこんな姉弟が育つのか、「夕暮れ〜」でも登場した両親がやはりキーパーソンのようだ。丁寧に愛情込めて育てられたのですね。理3の4人の子供を育てた佐藤亮子さんもかなり子どもの教育に関わってたけれど、彼女と違って、子どもに学歴よりも教養を身につけさせることにシフトしている姿勢が潔くて清々しい!価値観が真っ当で柔 -
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ばらばらに見える話が、1箇所に収斂されていくのが面白い…1個1個の話にも来るものがある
SNSが普及して、他人の生活が見れるようになって、自分はなんでも知った気になっているけど、実際にはそれは数秒数分の情報でしかないわけで、当事者の複雑な事情は知る由もないから、まずそのことを、自分はあらゆる面のたった1面しか知らないことを理解することが必要になってくる。そこを踏まえて自分はどう発言するのか。おこがましいんですわ、自分はおこがましいって思おう。
逆に自分があれこれ言われる立場だとしても、自分の善良さを貫いて、他人への理解を忘れず、自信を持って発言していくべき!
人は変われます!
変われるって思い -
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面白かった。
一方で、慣れないロシアの地域やカタカナが多く、戦闘シーンは誰がどこにいて何が起きているのか掴みにくいところもあり、中盤は少し読み進めるのに苦労した。
それでも、少女たちが狙撃兵として成長していく姿と、その先で彼女たちが何を得るのかが気になり、最後まで一気に読めた。
特に印象に残ったのは、「何人殺したか」という数字そのものには、実は大した意味がないのではないかということ。
300人を殺した、頂点に立つような狙撃兵であっても、結局のところ「人を殺すことがうまかった」「その才能があった」というだけなのかもしれない。大切なのは、戦争が終わったあとに何を持ち帰ることができるのか。家族 -
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歌われなかった海賊へ
それが、この本のタイトルであるようだった。
クリスティアンは、慎重にページをめくった──。
ナチス統治下時代のドイツで、自分たちが求めた『自由』を手に入れることを目的とした『エーデルヴァイス海賊団』の少年少女たちを描いた作品。
下記に著者のことばを添付しましたが、『自分がこの時代を生きていたら』を考えると、より深い。
自分ならグラデーションの中のどこにいるのだろう。命を賭してでも守りたい『自由』をどこまで追い求めるのだろう。
史実を元に描かれた物語だからこそ、深く、深く考えさせられる物語でした。
これで逢坂氏の作品は2作目まで楽しませてもらいました。
3作 -
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主人公はロシアの少女兵。スナイパーとして訓練を受け、戦地へ出る。前線へ、市街戦へ。
人間関係に揉まれ、様々な感情を味わい、過酷な戦況の渦の中で生き延びようとする少女たちの姿がとても鮮やか。
ストーリーにもキャラクターにもどんどんページを繰らせる勢いがある。表紙も魅力的。ものすごく質が高く、よくできている本。
あまりによくできているがゆえに、そして現実の戦争がどんどん醜悪に泥沼化しているがゆえに、読み終わった瞬間、「戦時を青春小説のネタとして消費している自分」に気づいてスン⋯となってしまった。
けっこう前に読み終わったけれど、それ以来、このジャンルに手が出せずにいます。 -
Posted by ブクログ
ドイツ 第二次世界大戦時下 強制収容所の存在を知ってしまう少年少女らが トンネル 線路を破壊し
収容所に連れていかれる人々を助けようとする。
破壊は成功するが、仲間の内の2人が処刑に〜
レオンハルトはヴェルナーに生きて欲しいと想い自ら警察に残る方を選んだ。
ヴェルナーは彼が処刑された後にその気持ちに手紙で気付かされる。こんな少年達の存在を平和学習をする世界中の少年少女に知って欲しいと思う。
昨日 スパイダーマンを観に行った。
怪物から人々を助けるヒーロー
戦時下で敵対する大人から人々を助けるヒーロー
命をかけるのは同じ、でも先が見えない恐怖 殺される恐怖を持ち続ける後者は捨て身の人間にしか