逢坂冬馬のレビュー一覧
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ネタバレ
「同志少女よ、敵を撃て」の作者が男性と聞いて、逢坂先生に興味が湧いた。お姉さんとの対談本。2人がどのような環境で育ち、どのような考えを持っているのか。非常に考えさせられる本だった。
※ ネタバレがあるので、先に「同志少女よ、敵を撃て」を読んでからこの本を読んでください。
◎「ゆっくり見守ってくれる」「さかなクンになればいい」10-13ページ「受け取りかたをサポート」58ページ「大絶賛と大酷評の両極しかないわけじゃなくて、いい作品の
中にも変なところはあるし、評価が低い作品にも思わぬ良さがあるよね」62ページ
親はそれぞれ熱中しているものがあり、出世を促さない。自分の子供が社会に馴染めず -
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自身のロシアの大学で文学を勉強した経験を書いた『夕暮れに夜明けの歌を』著者の名倉有里さんと、『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬さんの姉弟対談。
彼らが姉弟だと知らずにそれぞれの著作に触れて感銘を受けた身としては、この2人の対談が読めるのはとても楽しみであったし、実際付箋を貼りながら夢中で読んだ。
2人の幼少期や家族の話、そして文学について、戦争や平和について語られる言葉はどれも深く、考えさせられた。
「本を読むことが、風を吹かせることにつながる」
「(本を読むことは)必ず世界が拡張する」
「どんな言葉を拾っていったら平和につながるんだろう」
言葉と文学と平和について、言語化している2 -
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読み終わるのが惜しいくらい久々の大ヒット。
「夕暮れに夜明けの歌を」のな奈倉有里と「同志少女よ、敵を撃て」の逢坂冬馬の姉弟が、忌憚のない意見をバンバン吐露してる貴重な対談本。互いに敬語を使うのに、(笑)、内容は忖度なしの言いたい放題で溜飲が下がること下がること!楽しい読書だった。
どうやったらこんな姉弟が育つのか、「夕暮れ〜」でも登場した両親がやはりキーパーソンのようだ。丁寧に愛情込めて育てられたのですね。理3の4人の子供を育てた佐藤亮子さんもかなり子どもの教育に関わってたけれど、彼女と違って、子どもに学歴よりも教養を身につけさせることにシフトしている姿勢が潔くて清々しい!価値観が真っ当で柔 -
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SNSをはじめとした現代社会の複雑な闇や絶望感を描きつつも、登場人物たちはみんな底に落ち切ることはなく、最後は善良や愛が強い行動原理となって立ち上がって生きていく様が書かれていると思った。誰かにとっての悪い人が、誰かにとっての愛する人だったり、その価値観もどんどん入れ替わったり、誰かを応援したり支えるためのお金が誰かを騙すことによって稼がれていたり。世の中はいろんなことが波及しあっていて、人それぞれの人生は複雑だしそれぞれにストーリーがある。その複雑さに思いをはせて生きていかなければいけないと思った。最後の方で、こうしたいろんな主体の背景や複雑さを捨象してしまうSNSの短文論戦に嫌気がさす主人
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さまざまな状況の人物が出てきて
最初はなかなか入り込めなかった。
サッカー少年2人の目標が尊い。
その1人の父親のつらい事故あたりから
夢中になって読んだ。
貧困、ブラック企業、特殊詐欺、投資YouTuber
インサイダー取引、LGBT、アセクシャル
現代の様々な問題点がわかりやすく
勉強にもなりました。
最後、全てがつながって
その手腕はお見事!
落ちた車のネジを見過ごすのか、
見過ごさないか、
いずれの登場人物も
最後に綻びを見過ごさず
自分の意思で決めて
自分の人生を、大切なものを掴んでいく。
だから読後感がスッキリ!良い本でした。
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まず、日本人が独ソ戦をテーマにこれ程まで詳細に書き、なおかつ知識の薄い読者も楽しめるエンターテイメントに昇華させていることが素晴らしい。
狙撃兵の仲間たちの、戦う意味、主義•信条•価値観。
女性のため、自由のため、子供達のため。
それらが十人十色で、個性に富んでいる。
だからこそセラフィマだけではなく、イリーナ含む他の仲間、全員への感情移入が可能であり面白い。
またセラフィマの「人を撃つこと」に対する感情の移り変わり、葛藤の描写が興味深かった。
最初は、自分が殺した敵が送るはずだった人生を想像して震え、次に殺した敵の数の『スコア』が増えることに高揚し執着する。かと思えば、すぐに殺しを楽しむ -
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ネタバレ変なビジネス書を読むぐらいならこれを読んだ方が楽しめて、勉強になるぐらい面白いし、為になる。
著者の知識とそれを伝える力が凄い。
ブレイクショットがそれぞれの物語を繋ぎ、色んな人生を描いていく。
章の1つ1つが濃く、ここまで濃厚に書きながら、しかもテーマもそれぞれ違い、大事なことを語っていく。
家族、お金、時間など、生きる上で必要なものはここに書いてる気がした。
伏線も回収も見事。
読んでて最後まで楽しめたし、特に突っ込みどころもないのだが、必要以上に長く感じてしまったのが唯一の欠点だろうか。
読みやすさはあるがミステリーとは違い、膨大な量を読んだ後に得られるビックリ感がやはりミステリ -
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車生産工場の期間工員 本田昴の話から始まる
昴はブレイクショットとゆう車種の製造ラインで
ボルトをひたすらはめていく作業をしている
期間最終日に同僚がブレイクショットの車体内に、
ボルトを一つ落としてしまうのを見た
落とした本人も周りも気づいていない
ミスを報告しなくては・・・
シーンが変わり中央アフリカの戦闘地帯の
少年兵たち
更にシーンが変わり、
サッカーのユースチームで
年齢は3つ違うが親友の霧山修吾と後藤晴斗、
その両親達
と、大きく3つのエピソードが
展開していく
そのどれにもブレイクショットが出てくる
そして、どの話も不穏な出来事が起こる
修吾と晴斗、この2人には幸