どこ目線だ、と怒られるかも知れないが、率直に思った事を書こうと思う
この(5)を読み終わって感じたのは、「頑張ってるなぁ」だった
やっぱり、どこかで言われている気がするなァ。けど、それくらいは良い。罪悪感があるので、反省は出来る
ただ、小説家デビュー出来てないお前は、ミヤジマ以下だ、と言われたら、ガ
...続きを読むチ凹みしちゃうと思うので、勘弁してもらいたい
そもそも、私が、この(5)を読んで、奮闘を感じたのは、船津先生だけでなく、犯人たちだ
先の(4)では、金田一一の永遠のライバルである高遠遥一が、大暴れしていた
一に自分が必死になって考え、苦労して実行したトリックを解かれるのでは、そんなプレッシャーと戦うのも相当なのに、先の(4)と比較されるのは、かなり辛かったはずだ
それでも、自分のトリックを信じて、ターゲットを殺し、臨機応変にトラブルにも対応し、一の推理の妨害も計りながら、彼らは犯人として頑張っていた
不死蝶、首狩り武者、もう一人の怪盗紳士は、奇跡を起こせず、一に惨敗を喫したけど、その頑張りは認めるべきだ、と私は思うんだが、どうだろうか
もちろん、船津先生だって、頑張ってない訳じゃない
原作の良さを殺さず、なおかつ、自分らしさもアピールする、そのギリギリの綱渡りは、船津先生の神経を確実に削っているはずだが、巻を増すごとに、面白さの出し方が鋭くなっているのは、成長しているからである
船津先生の努力、それが認められていなければ、この(5)で実写のくだりを再現する事は出来なかったはずだし、最新のコノハチョウの写真も、プロの写真家から貰えなかったはずである
頑張っている漫画家の、やりたい事がやらせてもらえる、それは漫画読みにとっても嬉しいことだ
次の(6)も、個性豊かな犯人が揃っているので、本当に楽しみだ
この台詞を引用に選んだのは、どの犯人も思っている事だろうな、と頷いてしまったので
普段、誰よりも頑張っている人が、不意に見せる精神的な脆さ、硬派で近寄りがたい雰囲気を纏う不良が子犬を助ける、常に無表情な美少女が、美味しいアイスクリームを食べた時にだけ笑顔になる、そういうギャップは大歓迎
けど、一の持つギャップは、ただただ、犯人を恐怖させるだけだ
(やっと一つ・・やっと一つ、計画こなせたよ・・長かった・・今まで、ほぼハプニングの対処だったから・・あとは、蒲生を殺せばいいだけ・・でも・・一つ、懸念があるとすれば・・IQ180が・・目を光らせていること・・!!金田一君、学校ではただのスケベなのに・・現場で見せる、事件慣れした顔・・煽る・・・・そのギャップが、恐怖感を煽るよ・・正直、彼が来たことが・・一番のハプニングだよ・・・・)(byもう一人の怪盗紳士こと和泉さくら)