ホリー・ジャクソンのレビュー一覧

  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    これはやられた。推理小説として、ある種のハードボイルド小説として、とても優れている。何もわかりにくくて「こんな謎わかるかよ」と壁に投げつけたくなるような小説がいいわけではない。
    好奇心を抑えきれない主人公・ピップの行動が細かく書かれた描写がいい。彼女を囲む人間たちも。何よりネットネイティブの視線がよく描かれている。535頁となかなかのボリュームなのにあれよあれよと進んでしまうリーダービリティの良さ。そして結末、これはぜひ読んでぶん殴られてほしい。

    0
    2025年06月28日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    前2作以上に読む手が止まらなかった。夢中になりすぎて久しぶりに電車乗り過ごした...笑
    これまでで1番ピッパにハラハラドキドキさせられて、決して肯定はできないんだけど、だからと言って否定もできなくて、自らの危険を犯してでも救おうとするところはやっぱりピッパのいいところで、もう感情ぐっちゃぐちゃ。ずっと感情移入して心臓バクバクだった。
    心の中のラヴィと会話して、ラヴィだったらどうするかを指針にするのって、一方間違えれば共依存だけど、すごく素敵な関係だと思う。
    周りの友人たちもすごくいい。
    ラストはほっとしたけど、でもじゃあこれで安心かと言われればもちろんそうではないわけで、モヤモヤしないと言った

    0
    2025年06月19日
  • 受験生は謎解きに向かない

    Posted by ブクログ

    まだ仲良かったころのピップたちがマダミスに挑戦する、シリーズ前日弾。電子機器の封印と役になりきっての謎解きなので、純粋にピップの推理力を楽しめるフーダニットになってて面白い。

    0
    2025年05月04日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰かにとっての正義が、誰かにとっての悪になるかもしれない。それを定義付けるのは社会的には刑事司法制度なのかもしれない。でもそれだって人が定めたものだから常に誰にとっても平等でいることは不可能。そんな中でピップはピップの正義を貫いただけなのかもしれない。
    私が「人を殺すのはだめ」と思っているのは自分や周りが誰かに人生を狂わされたことがないからなだけで、自分や大切な誰かの人生が1人の人間に狂わされたら、ピップと同じような考えになるのかもしれない。物語の主人公が常に社会に対して公平であるとは限らないし、実際悪事を働いた人物は最終的には悪だと見なされて、無実の人間は釈放された。これからピップの周りは平

    0
    2025年08月30日
  • 卒業生には向かない真実

    匿名

    謝辞まで読んで

    3「卒業生」は、1「自由研究」2「優等生」に続く3部作のため、
    興味を持った方は必ず、必ずですよ、
    1作目の自由研究から順に読み始めることをオススメします。

    1作目の時点では物語として成立していたのに、見事に続編へと、
    切っても切り離せないほど強く結びついた物語を書けたものだなあと感心しきりです。

    1作目は割と普通の青春ミステリ。
    2作目もその域を出なかったけれど、
    3作目は衝撃。

    予想出来ない展開、手に汗握る心理戦、もし失敗したら…
    とんでもない緊迫感でした。
    ピップがここまでする動機が1巻2巻、3巻まで及んで丁寧に描かれているため、
    どっぷりハマり込みました。

    賛“否“両論あった?

    #切ない #スカッとする #ドキドキハラハラ

    1
    2024年10月01日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやー面白かったなー! 今年一番の興奮本だ! ある書評でピッパの倫理観や作者の刑事司法制度への怒りに疑義を呈していたものがあったが、じゃああなたが主人公の立場にたたされたら倫理的な行動が取れるのですか? とお聞きしたい。警察は何もしないんですよ? それがわかってても? また犠牲者が出るかもしれないのに、何もしないと? それは倫理的に頷けるのですか?
    作者には感謝します。色々と考えさせられました。

    0
    2025年07月20日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    全く自由研究には向かない物語でした イギリスの大学入試のシステムがわからないとピンとこない部分もある。

    アメリカ小説とは違った雰囲気のミステリーで面白かった。
    それと同時に人種差別や女性差別が描かれており、イギリス特有のレイシズムを垣間見ることができた。

    主人公のピップは頭脳明晰、友人思いで素敵な女の子。ケンブリッジ大学の入試と並行して、5年前に起こった行方不明事件を探る。真犯人からの脅迫もあるなかで、ピップは頑張る。

    陰惨な部分もあるが、人間の温かい部分、愛ある部分も描いた作品。

    シリーズではあと2作品があるらしい。
    ゲットせねば。

    0
    2026年01月18日
  • 卒業生には向かない真実

    購入済み

    自由研究には向かない殺人シリーズの三作目で完結編です。今までの作品よりも不安に満ちていてダークな作品でした。
    ピップ視点で臨場感を持って語られ、彼女の焦燥感や苦しみに共感させられるため、途中読むのが辛くなりしばらく寝かせてから読了しました。
    一作品目から突出していた彼女の正義感が強くなりすぎた結果がこの結末を導きました。最後に読後爽やかな気持ちになれる要素が描かれましたが、行き過ぎた正義感は彼女自身や周囲の人を強く苦しめたことを思うと、決してハッピーエンドではありませんでした。
    ティーン向けのミステリから社会問題を提起する作者の意図を感じ素晴らしい作品でした。

    0
    2023年12月01日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    この本は2つの点において特筆すべきだと思う。
    1つが現代をよく表していること。現代を舞台にした小説は多々あるが、ここまで意図的に現代らしさを取り込んでいるのも珍しい。パワポでスライドの切り替えアニメーションをつけていたら頑張ってるという表現、そして今私も現実で見ているようなNetflixドラマの名前など、やりすぎなくらい現代らしさが盛り込まれている。イギリスと日本でその辺は変わらないんだなって言うのも面白い。
    2つ目はミステリと青年期の成長を扱った青春小説を掛け合わせているところ。個人的にこの点は一作目より強く感じて、ピップが一作目を受けてどのように自分を感じているか、自分に向き合うことが掘り

    0
    2025年08月16日
  • 優等生は探偵に向かない

    購入済み

    自由研究には向かない殺人の続編です。
    前作から時をおかず、ピップは新たな謎に挑むことになります。様々な悲劇や恐怖を経験したピップは、躊躇いながらも自分の中の強い感情に導かれるようにして依頼を引き受けます。
    Tinderやpodcastなど現代らしいアイテムを使って描かれる現代的なミステリーで共感できます。
    本国では三作目が刊行されているようなので、翻訳されるのが楽しみです。

    0
    2023年06月30日
  • 自由研究には向かない殺人

    購入済み

    とても、面白かった!

    イギリスの小さな町の秘密を明かす物語。
    寝る間を惜しんで読みたくなるようなミステリでした。
    5年前の事件をSNSやデジタルデバイスを駆使して調べるのが、現代のミステリという感じで面白かったです。

    0
    2021年10月11日
  • 受験生は謎解きに向かない

    Posted by ブクログ

    1作目の前日譚ということで1作目のあとに読んだけど、それでよかった。 本編3作読み終わったあとだったら、温度差で風引くとこだった。

    0
    2026年02月28日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    ああああああ... なんでぇぇ... どうしてぇぇ...って思いながら読んだ。
    今までの経験から警察も司法も信じられなくなってしまう主人公に、最大の試練が訪れる。決して正解ではないと分かりながらも、それ以外の選択肢がないほど追い詰められる主人公。心えぐられます。恋人や親友、今まで救ってきた人たちとの絆が痛々しくも何よりの救い。

    0
    2026年02月28日
  • 優等生は探偵に向かない

    Posted by ブクログ

    もう事件に首を突っ込まないと決めていた が、友人からの懇願と自分の直感を信じ、再び事件を解決するために調査に乗り出す。前作より身近に忍び寄る危機に、友人との不和など少し不穏な雰囲気で進みなが らも、読む手は止まらない。あまりにも深 い傷を負う主人公に思わず心臓がきゅっとなった。

    0
    2026年02月28日
  • 卒業生には向かない真実

    Posted by ブクログ

    なんなのこれは。
    というのが読後の感想。
    前の2つでは直向きに事件を追ってたピップが、今作では前作のトラウマで苦しんでるし、中盤では自分もそれまで追ってた側に行ってしまうし。
    法治国家にいる私にはこの展開に全然光を見出せないんだけど、それを考えてもピップが本当の意味で救われてないと思う。

    0
    2026年02月24日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    久々に読んだ翻訳ミステリ。探偵役はSNSを駆使する今時の女子高生・ピップ。ピップの危なっかしくも勇気ある行動力にハラハラしながら読み進めました。二転三転する真相に、中盤からグッと面白くなった印象。映像作品や続編も気になります。

    0
    2026年02月23日
  • 夜明けまでに誰かが

    Posted by ブクログ

    前作までの“向かないシリーズ“を読んでいたから、どうせ今作もえげつない展開が待っているんだろうな…と思いつつ読み進める。
    中盤まではそこまで大きな展開はなく、「今作はそうでもないのか」と思ったのも束の間、案の定、終盤で怒涛の展開が繰り広げられる。
    途中までのモヤモヤした気持ちを最後払拭してくれてスッキリはするものの、「もうやめてくれー!」と思うほどにこてんぱんになる。
    やはりこの作者さんにかかるとただでは済まないんだなぁ…。

    0
    2026年02月23日
  • 夜明けまでに誰かが

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自由研究シリーズでもそうだったけどホリー・ジャクソンさんは極限状況研究シリーズでもそうだったけどホリー・ジャクソンさんは極限状況での緊迫感とウザいキャラを描くのが本当に上手い。前作のマックス・ヘイスティングスも今作のオリヴァーも殺したくなるくらい憎たらしい。終盤はページをめくる手が止まらない。

    0
    2026年02月18日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校の自由研究のなかで過去の殺人事件に迫るという新鮮な設定に、高校生ならではの向こう見ずな行動や友人関係なども相まって、主人公のキャラクターも立ったストーリーだった。肝心の謎解きに関しても、一筋縄ではいかない展開に、後半は先に先にと手が進んだ。訳も自然で、描写に面白いと思うシーンもあり、翻訳小説という感じがあまりしなかった。続編もあるということで、追っていきたい。

    0
    2026年02月15日
  • 受験生は謎解きに向かない

    Posted by ブクログ

    三部作を読んだ後に読む「自由研究には向かない殺人」前日譚。
    短いけれど十分面白かったです。
    朝ドラヒロインのようだったピップがここにいる!

    0
    2026年02月15日