ホリー・ジャクソンのレビュー一覧

  • 卒業生には向かない真実

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    三部作完結編!
    前作を読んでから本作を読む方が良い。

    前半は前作の相関図を説明することに
    割いていて、知る人にとって
    読み進めるのに苦労した。

    後半は人物相関やトリックも興味深く
    良い意味での二転三転の展開に
    次々と読み進めることができた。

    少しトリックに不安があると思ったが
    そこは首尾よくいっている。

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    2025年10月23日
  • 夜明けまでに誰かが

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    ネタバレ

    夜中の数時間の出来事なのに、ほんと怖かった。
    ティーンエイジャー版のゴッドファーザーか(笑)

    6人が余裕で乗れるキャンピングカーで起こる事件って、壮大なアメリカならではのストリー展開だ。

    疑心暗鬼になっていくメンバーたち、抱える秘密がどんどん変化するところが見どころ。

    しかし、結末が救いがあるというものの、生死の分かれ目がなんだか納得できるような出来ないような微妙な余韻。

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    2025年10月15日
  • 夜明けまでに誰かが

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    YA作品。サスペンスとしては物足りず、デビュー三部作ほど夢中になれなかった。
    小説よりも漫画で読みたい。それぞれのキャラが際立ってより面白そう。

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    2025年10月12日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    この自由研究シリーズの中で1番読むのが大変だった。
    冒頭からピップの精神状態が不安定で、読んでいて辛い。
    まさかのピップが犯罪を犯してしまう側になるとは。
    シリーズはこれで終わってしまったが、次回新作も読んでみようと思う。

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    2025年10月06日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ピップのこんな日常が戻ってきますように。面白かったけど、3部作完結後にこの前日譚を読んでしまうと、そんなことを考えて切なくってしまう。

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    2025年10月02日
  • 夜明けまでに誰かが

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    キャンピングカーという
    狭い空間に閉じ込められた
    6人の若者たちが
    「秘密を明かせ」と見えない敵に脅され
    お互いに疑心暗鬼になっていく心理状態は
    緊迫感があって面白かった。
    少し残念だったのは
    主人公の思慮深さにより
    余計なことまで多く語りすぎていて
    それは
    幼さや不安の意味なのかもしれないけれど
    せっかくのスピード感を滞らせていた。
    そして、その割に
    事件の結末はあっさりと唐突すぎた…

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    2025年10月01日
  • 夜明けまでに誰かが

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    春休み、キャンピングカーで出かけた高校生4人とお目付け役として同乗させられた大学生のカップルが主人公のミステリー。人里離れたスマホの圏外の山中で何者かに狙撃されてしまい、運行不能の車中で6人は犯人から誰かが抱えている秘密を暴く様に告げられる。
    密室と限られた時間が皆にプレッシャーを与え続ける。紙面の多さに比べて内容は少し物足りない様な気がした。「自由研究には向かない殺人」は超えられなかった。

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    2025年10月01日
  • 夜明けまでに誰かが

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    ネタバレ

     ホリー・ジャクソンの他作品、「自由研究には向かない殺人」をNetflixで拝見して興味を持ち、購読。読んだ感想として初めに出てきたのは、帯の広告が過剰というものだった。帯にある極上のサスペンスという文言やあらすじを読み、私は、長編にわたり、車内という狭い閉鎖空間による疑心暗鬼に陥った六人の腹の探り合いが行われるのだとそう考えていた。
     実際に、その通り中盤からは各々が抱える秘密が暴かれ始める。楽しみが待っているはずの旅行が一転しまるで戦場のように気の抜けない場になるギスギス感、中盤の老夫妻の登場シーンや、ラストシーンの主人公を思わず応援したくなるような展開は、語りが非常に上手いからこそなせる

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    2025年09月26日
  • 自由研究には向かない殺人

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    ずっと気になっていて読みたかった小説。たしかに自由研究には向かない研究というか調査というかでした。ピップ自身もこんな結末を迎えるとは思ってなかったのではと思います。色々な人にインタビューをするなかで、疑惑や真実をしり、行き詰まることがあっても、突き進んだ信念と、若さゆえの無鉄砲さも感じました。脅されてもやりとげようとした強さ、大切なものを失う恐怖、ピップの思いがとても伝わってきました。身近な人を疑わなければならない状況も心が痛かったです。全てを世間に明らかにしないところに若干のモヤモヤは残るものの、事件の真実が見えた爽快感のなかに残る不快感がこの小説の魅力になっているような気がしました。

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    2025年09月23日
  • 卒業生には向かない真実

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    ピップの心が壊れ始めてしまって、新たに降りかかる出来事もピップにとって辛い事ばかりで、読み進めるのがとても苦しくなった。

    ただ、あらゆる真実が明らかになって、これまで信じていたものがひっくり返され、ラストに向けてのスリルはとても引き込まれるしさすがだなって思った。

    ピップのこれからの人生が幸せなものであって欲しいな、と本当に心から願ってしまう。

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    2025年09月19日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    すごく薄くてサクッと読めた。ただ、登場人物たちが役を演じていて、私は登場人物の名前を覚えるのが苦手(しかも外国人名)なのでちょっと苦労した。3部作を読んでいたのでがんばれた。

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    2025年09月14日
  • 卒業生には向かない真実

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    3部作完結編。1作目の正義感の強いピップやラビィの人柄、周囲の人々の温かさが好きだったが、2作目、3作目はあまり好みではなかった。1作目が好評でシリーズ化されたと解説で書かれており、付け足された部分が自分にはハマらなかったのかなと感じた。ピップだからこそ成り立つ展開だったとも言えるが、そこまでする必要性を感じられなかった。

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    2025年09月06日
  • 優等生は探偵に向かない

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    ネタバレ

    前作『自由研究には向かない殺人』で問題解決した直後の話。主人公は同じで、舞台もリトルキルトンで繰り広げられる。前作のあらすじがわかるように配慮されているが、時系列が地続きのため、ぜひ前作から読んで欲しい。苦労をしてピップは同じようなことはしないと心に決めたものの、友人コナーの兄弟ジェイミーが行方不明になり、警察も頼りにならない状況になり、再びピップが危険な綱渡りを始める。前回からリトルキルトンは物騒な町だと思っていたけど、SNSなどの現代的な手段で真相に近付く姿は身近なものにも感じられた。

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    2025年09月05日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ネタバレ

    ブックレットの矛盾に気づくなんてめっちゃピップって感じだし、ジェイミーはやっぱりいいやつだし、アントはずっと前から嫌な性格だったし、この時からカーラパパは怪しかったんだなぁ。シリーズを終えたからこその前日譚。

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    2025年09月02日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ピップシリーズ第一作(全三部)の前日譚。ピップが友人宅で開かれた犯人宛ゲームに参加する。1920年代、孤島の館の主人が殺され、その息子や使用人たちが容疑者となる。ピップは往年の名探偵のように複雑な人間関係を紐解き、犯人を突き止めるのだが、、、。
    軽く読めて面白いが、第一作目は必読。

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    2025年08月29日
  • 夜明けまでに誰かが

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    作者の本は前シリーズから全て持っているが、今作はどうも冴えない。
    仕舞い方が上手いとは思えず、何とも言えぬ。

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    2025年08月28日
  • 自由研究には向かない殺人

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    殺人事件だけに注目するとかなり複雑で重い内容なのだが、主人公ピップの明朗快活な性格に助けられ、最後まで暗さに沈まず読み進めることができた。

    500頁を超える長編で、しかも海外小説ゆえに登場人物の名前を覚えるのにも苦労し、読み切るまでに時間がかかった。
    だからこそ、内容そのものへの評価よりも、まずは「読み切った!」という達成感の方が大きい、というのが正直な感想。

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    2025年08月16日
  • 卒業生には向かない真実

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    自由研究には向かない殺人、優等生は探偵に向かない、卒業生には向かない真実
    この3作は続けて読む必要がある。全部読んで初めて完結するのだと。
    ただし、2作目も3作目もその終わり方好きじゃない。

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    2025年08月12日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    シリーズ番外編。
    不穏な雰囲気や思わせぶりな描写はあれど、基本的には爽やか青春ミステリの範疇にあり、気軽に楽しめる佳作。

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    2025年07月28日
  • 卒業生には向かない真実

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    シリーズ3作目。
    かなり衝撃的な展開が待っているが、そんな展開は期待してないから!と言いたくなる。
    爽やかな青春成長ミステリのままで良かったのでは?

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    2025年07月28日