ホリー・ジャクソンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ夜明けまでに誰かがを読み終えてまず強く感じたのは、この作品が単なるサスペンスの枠に収まらない、人間の内面に鋭く切り込む物語であるということだ。極限状況に置かれた若者たちの心理が丁寧かつ容赦なく描かれ、読者はその息苦しさと緊張感を追体験することになる。
とりわけ印象的なのは、オリヴァーという存在だ。物語の中では重要な役割を担いながらも、「もし現実にこんな人物が身近にいたら」と想像すると、思わず身構えてしまうような不穏さと危うさを内包している。その言動や価値観は、決して理解不能ではないからこそ余計に恐ろしい。誰の中にも潜みうる歪みや弱さを象徴しているようであり、読後にも強い余韻を残す。
しかし -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直、中盤頃から「自分はいったい何を読まされているのだろうか?」と思い始めた。
相変わらず、警察が無能すぎたから起こった事件で、別にトリックがどうとかそういう作品ではなく小さい町で起こる人間関係
睡眠剤を飲まなくては過ごせないピッパ。目の前でスタンリーが撃たれたことが身体から離れないピッパ。ストーキングされるピッパ。
いきなりスラウの殺人鬼の話題が復活。またの名はDT(ダクトテープ)キラーこの殺人鬼はピッパの言うとおり、1巻にもスタンリーとのやりとりでちらっとだけで出てくる。この殺人鬼がピッパをストーキングしていた。
この殺人鬼はアンディの実の父親ジェイソン。ジェイソンに捕まるピッパ。拘 -
Posted by ブクログ
「卒業生には向かない真実」が、私は面白さよりショックの方が上回ってしまっていたので、本書は読むかどうか迷っていたのですが…書店で平積みを見掛けたらやっぱり気になり、手に取った。
キャンピングカーに閉じ込められた6人の学生。その中の「誰かが抱える秘密」を暴かなければ、狙撃者に皆殺しにされてしまう。タイムリミットは、夜明けまでの数時間!6人の運命はー…?
主人公レッドの語りで進む物語。
彼女の語りに序盤から不穏さを感じ、キャンピングカー内で次々起こる不可解な出来事に、ドキドキハラハラしながら読み進めた。
中盤から、読む手が止まらなくなり…
徐々に明かされる「誰かが抱える秘密」、その先にある真 -
Posted by ブクログ
【2025年94冊目】
試験がひと段落した高校生のピップは友人に誘われ、マーダーミステリーに参加することに。頭の中は次に取りかからなくてはならない自由研究のことでいっぱいなピップは、最初は気乗りしないものの徐々に謎解きゲームにのめり込んでいく。自由研究には向かない殺人シリーズ前日譚。
3作目がものすっごく分厚かったこともあって、手に取った時思わず「薄っっす」と呟いていましたが、薄くても中味は充分濃くて楽しく読めました。登場人物名と、それぞれがマーダーミステリーでなりきる人物名が混ざった状態で書かれているのでたまに混乱しましたが、本編よりも限られた数しかキャラクターが登場しなかったので何とかな -
Posted by ブクログ
ネタバレ「受験生は謎解きに向かない」を読んだ。これでシリーズの本を全て読んだ事になる。
非常に好きなシリーズなので、読み終わってしまったことに対する喪失感がある。
このシリーズの良かった点の一つ目は謎解きの楽しさがあるということだ。
主人公が様々な情報を使って、真実へ近づいてくという過程は読んでいて自分自身も楽しむことが出来る。
主人公自身も頭の良さに自信があり、謎解きに対して楽しみを覚えているという点も共感できる。
伏線をきちんと張り、三部作を通じて、登場人物が重要な役割を巻をまたいで持っているということも良かった。
次に良かったと思う点は、謎を解くだけでは上手くいかないという点が現実的であ