ホリー・ジャクソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
500Pを超える大作だった。
主人公のレッドは春休みに友人3人とお目付け役の大学生カップルとキャンピングカーで旅に出る。
途中道に迷い未舗装の場所へ入ってしまい、そこで狙撃を受ける。
タイヤはパンクされ、燃料タンクも狙撃され空っぽに。外には狙撃犯。要求は6人の中で抱えている秘密を暴け、というもの。
閉じ込められた車の中で極限状態に陥っていく姿と要求されている秘密は誰のどんな秘密なのか、狙撃犯は誰なのか…
終盤になるにつれ想像以上のオリヴァーの変貌ぶりとどんどん秘密と真相に近づくワクワク感が止まらなかった。
たくさんの人が撃たれましたね…
結末は、もう今後6人が集まることはないでしょう。 -
Posted by ブクログ
『自由研究には向かない殺人』のホリー・ジャクソンの新作。
高校生のレッドは友人のマディ、アーサー、サイモンの3人と、
お目付役の大学生でマディの兄オリヴァーとその彼女レイナ
の6人で
キャンピングカーに乗り旅行に出掛けていた。
だが人里離れた場所で何者かに狙撃され、車に閉じ込められてしまう。
午前零時、狙撃者から連絡が。
その人物は6人のうちの誰かが秘密を抱えている、
命が惜しければそれを明かせと要求してきた。
制限時間は夜明けまで。
ハラハラしっぱなしの展開だった。
とにかくオリヴァーのクソ野郎っぷりに終始イライラさせられたが、
二転三転する秘密の内容に、しっかりと最後まで楽しめた。
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Posted by ブクログ
街の、何年も前の殺人事件の真犯人を解決したピップのその後の物語。
よくある推理ものだと、ヒーロー扱いや軽い嫉妬くらいだけど、この作品はその辺の描写が良いなと感じた。
「自由研究」で逮捕された真犯人である、昔から知る親友の父親への葛藤。自分の捜索のせいで失われた愛犬への悲しみと申し訳なさ。単なる「被害者家族」ではなく、歪さを指摘された遺族からの疎ましげな眼差し。小さな街をかき乱されたと恨んげに見つめる人々の視線。マックス・へスティングの裁判。
イギリスの小さなまちの片隅で、ピップの人生は「自由研究」のあとも続いているんだと感じられた。
もう探偵ごっこは二度としないと違うピップだったけど、友人 -
Posted by ブクログ
長らく積読にしていたうちの一冊。
なんとも言い難い翻訳書籍独特の言い回しがあるものの、読みやすかったです。
『自由研究に向かない殺人』だなんて、そもそも殺人事件事態、自由研究には不向きだろうと、読む前に思っていました。しかも自分の住んでいる街での殺人事件、被害者であるアンディの遺体は未発見、犯人とされるサルは自殺しており、サルの家族は街で白い目で見られて、家には投石までされている始末……。街の絶対的タブーを題材にするだなんて、確かに学校の自由研究には向いていない。
でも本当に向いていない理由は、それだけではありませんでした。
独自の捜索を進めるうちに、次々と容疑者として浮上する近しい人々。 -
Posted by ブクログ
関わったであろう人々へのインタビューに、それと調査内容をベースとしたPodcast。さらにはSNSの活用としっかりと現代が舞台になっていて、やっぱり斬新というか新鮮さがある。けど王道パターンを崩しているわけでもなくて、本当によく出来ているなと。
前作からほぼ地続きになった続編で、舞台は当然リトルキルトンだし、登場する人もほぼ同じ。物語冒頭ではマックスの件がまだ続いている。これってちょっと不思議な感覚というか、あんまり経験がない展開かもしれない。人間関係の移り変わりが物語上かなり重要だったりもするし、そこが面白さの一つでもある。逆の作用として、アントみたいな人は出てくるたびにより一層嫌いになっ -
Posted by ブクログ
ピップ・フィッツ=アモービーは、高校を卒業したばかりの少女。かつて二度の事件を解決した“天才女子高校生探偵”として知られるが、その経験は彼女に深い心の傷を残していた。
前作での連続殺人事件の後、彼女は不安障害やPTSDに苦しみ、過去の事件の記憶にたびたび悩まされている。大学進学を控えながらも、心の平穏を取り戻すことはできず、ポッドキャストを通じて事件を語ることだけが日常の支えとなっていた。
そんなある日、ピップのもとに匿名の脅迫メッセージが届く。
「前にやったように、また人を殺すのか?」
送り主は彼女の行動を監視しているかのようで、次第に彼女の家の前に奇妙な足跡が現れ、誰かが後をつけている形