ホリー・ジャクソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死を前にした人間がワガママになるのは、いけないことなのか。
すごく"死"とは正反対のバイタリティを感じた。
謝辞にあるように、きっと事あるごとに私はジェットの強さを思い出すだろう。
自らの死をカウントダウンするなんて、どんな気持ちなんだろうか
最悪が更新されていくなんて、どんな気分なんだろうか
『死にたくない』どんな想いで発したんだろうか
節々で、涙がとまらなかった。
人間関係が複雑に絡み合っていて、何を信じたらいいか分からなくなってしまう本作だった。
ホリー・ジャクソン著の翻訳済み作品は全て読んできたけれど
そういった表面上に現れないような澱みを書くのがうまいなあ、と -
Posted by ブクログ
あまりにも凄すぎる。
タイトルからしてすごい。
探偵こと主人公ジェットは、タイトルどおり物語の序盤で「殺される」。
頭を3回も殴打されたことで、1週間後に死ぬかすぐに手術台の上で死ぬかの二択を選ばなくいけなくなるジェット。1週間の余命と闘いながら幼なじみのビリーとともに「自分の殺人事件」の犯人を探す…というストーリー。
ビリーがね…もうね…ほんと…
この作者の描くワトソン役の男の子、ほんといい。
『自由研究には向かない殺人』シリーズのピップとラヴィみたいな素敵かわいいコンビで、ジェットが余命1週間なのがほんとつらい。
ストーリーの面白さもいいし、ラストもよかった。
主人公はピッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ閉じ込められ系サスペンスミステリーの傑作。
アメリカサイズのでっかい(31フィート、ほぼ9.5メートルの全長て)キャンピングカーに閉じ込められた、大学生2名高校生4名、何者かにタイヤ4本とガソリンタンクをライフルで狙撃されて立往生してしまう。犯人の要求は「6人のうち誰かが持っている秘密を明かせ」
閉じ込められて、いきなり全員の疑心暗鬼に持っていかず、まずは逃げ口を徹底的に排除していくんやけど、その中でリーダー格の大学生オリヴァーの無能さと危うさを徹底的に書き上げていく。
俺も大概組織のリーダーに向いてない(会社でも趣味でもやってみたことはあるが、都度迷惑をかけてきた思い出しかないトホホ) -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ3作目(番外編を入れると、4作目)。前2作はネタバレあり。
マックス、ピップに対して名誉毀損で訴える。
レイプ魔だと言った。
マックスはベッカにクスリを盛り、レイプ。その行為がアンディ・ベルを死においやった。
死んだ鳩が私道に置かれる。
ピップのランニングの歩道に描かれた
死にゆく女の子
DTキラー、新たな被害者。ダクトテープで手首や足首だけでなく回まで巻く。目や口もふさがれ。
被害者はロープで首を絞められ殺害。
もう犯人は捕まっている。
母親は冤罪を訴えている。
ピップはその母親に情報を聞いてみることに。
犯人と思われているビリー。ジェイソン・ベルの会社で働いていた -
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ネタバレ前作のラストで、それまでの「風通りの良い読み心地」に翳りが出て来たのを感じたが、全2作の悲惨な事件を受けてピッパはメンタルを病み、一転して陰鬱な世界観となる。そんなピッパにストーカーが現れる。それが数年前に捕まった筈のDT(ダクトテープ)キラーであり、その正体が1作目の殺人被害者であったアンディの父親ジェイソンであると看破する。しかし、ジェイソンに捕まるが、6人目の犠牲者になる寸前で脱出に成功。
この時点で全ページの半分。
どうなるかと思いきや、前2作で全く頼りならなかった地元の警察、同級生を薬を使ってレイプしたマックスを無罪にする司法に失望し、頼れないと判断したピッパは自分の正義を行使するた -
Posted by ブクログ
ネタバレ三部作の完結編として、これ以上ないほど挑戦的な作品だった。前二作で「真実を暴く探偵」だったピップが、本作ではその立場を失い、自らの正義と法の狭間で追い詰められていく。シリーズを通して描かれてきたテーマが、最後に最も重い形で突きつけられる。
特に印象的なのは、「真実」と「有罪」は別物だという残酷な現実だ。サル・シンやビリー・カラスの冤罪、あるいは野放しにされた真犯人を見てきたピップだからこそ、「真実そのものは変えられなくとも、手前の司法ならば操作できる」という決断に至る流れには強く納得させられた。勝負のラインを「バレるか」ではなく「有罪に持ち込めるか」に絞り、司法の穴を突く姿は、探偵が自ら人 -
Posted by ブクログ
高校生の女の子が5年前に自分の街で起きた殺人事件の真相についてを自由研究のテーマにするといういまだかつて聞いたことがない内容にグイグイと引き込まれていった。
主人公が取材や調べたことがテキストやボードなどでまとめていくうちに読者も主人公と一緒に事件を追っている錯覚におちいるぐらいよく出来ている。
犬好きには後半きついところがありますが、580ページの長編でもハラハラドキドキの連続で長さを感じさせません!
ちょいちょい入れてくるアメリカンジョークもクセになります 笑
欲を言えば、やっぱり轢き逃げの事件は私情を入れずにちゃんと公にするべきだったと思うけど、そこは刑事じゃなく女子高生って立場