ホリー・ジャクソンのレビュー一覧

  • 受験生は謎解きに向かない

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    「自由研究には向かない殺人」の前日譚。
    友人宅でミステリーゲームをするピップたちの話。

    最初は気乗りしなかったピップが、次第に推理にのめり込んでいく様子が、その後の危うさの前兆のようで、ちょっとそわそわ。
    相変わらず頭が切れて頼もしいピップや、お調子者の友人たちににんまりしつつ。アントは気に障るけど。

    今回は実際の事件ではなくゲームということで、シリアスではないハッピーなピップたちを見られて、三部作のあとでは少しほっとするかな。

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    2025年07月14日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    三部作の前日譚、という事でピップがまだ手腕を発揮する前の姿が描かれている。
    謎解きとしては楽しく、爽やか。これがああなるのかよと思うと情緒がかき乱されておかしくなるのだが、それは置いておいて。
    一作目に繋がる展開が鮮やか。そこまで分量的に多くもなく、楽しい作品だった。

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    2025年07月08日
  • 優等生は探偵に向かない

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    前作「自由研究‥」よりは
    フーダニット色を濃くしたように感じた。
    予想外の展開で犯人は当てられなかったが‥

    前作を読んでから楽しむ作品ではある。
    当然次回作品も読む。

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    2025年06月16日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    自由研究と優等生を読んできて本作も楽しみにしていました。
    このシリーズの好きなところはピップの行動力と賢い頭脳を生かしたユニークでありながら合理的な推理方法です。
    今回はそのピップの賢さが今までとは逆の立場から発揮されます。ピップの計画の爽快さを楽しみながらも、それが正義とは思えないことに対してブレーキがかかってしまうようなもどかしい読書感でした。
    今回は様々な感情がせめぎ合っていて、前回までの爽快さはありません。
    前半はピップの重たい心理描写が続きページがなかなか進みませんでした。
    これは、完璧なビターエンドです。読者によって感想が分かれるラストだと思います。私はまだ消化しきれていません。答

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    2025年06月08日
  • 優等生は探偵に向かない

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    シリーズ2作目。ピップのとにかく突き進む姿を応援。時々向こう見ずで突っ走り過ぎでは?と思わないこともないけど(笑)。イギリスのティーン達や若者の闇が怖くもあり、現代のSNSツールを駆使して解決に向かうのが楽しい。

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    2025年05月11日
  • 優等生は探偵に向かない

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    前作が最高すぎたので、それと比べると少し物足りないかも。
    面白いミステリーではあるけれど、最新テクノロジーとの融合を意識し過ぎかも。ちょっとそこがくどかった。

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    2025年05月06日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    三部作完結
    物語の展開としてはハラハラして良いと思うのですが、んー、しかしこのラストはどうなんでしょうか?

    2部のピップと仲間たちの行動に「アカンよ、ピップ、みんな…」っておじさんは思ってしまいましたよ。

    アリバイ工作中の冗談言い合う感じとかもね、極度の緊張を紛らすためとか、お互いを思ってのことなんだと思うけど、うーんってなりました。

    マックスの裁判が終わったら、ピップは本当に救われるのかな?ラヴィの選択は正しかったのかな?

    いろいろ考えてしまいました。

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    2025年05月05日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ネタバレ

    面白かった。
    コナーの家に呼ばれたピップ達がマーダーミステリーゲームをするという自由研究には向かない殺人の前日譚。
    ページ数が少なくて読みやすい。
    最初はめんどくさそうにしながらもゲームが始まるとのめり込んでいき負けず嫌いなピップが可愛い。最後推理が外れちゃって不貞腐れるところもまだ幼さがあっていい。
    まだローレンやアント達と仲が良かった時の話で3部作を読んだ後だと感慨深いものを感じた。
    ジェイミーのお兄さん感も良かった。
    最後の方はピップが自由研究のテーマを決めるに至るところが描かれていて1作目に繋がる終わり方で良かった。
    面白かった。

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    2025年03月23日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    これでシリーズ完結
    ここ1週間ほどで4冊を続けて読んだから物語への没入感は強かった

    三部作の前日譚
    いわゆる「エピソード0」なんだけども

    ・ページ数が少なすぎる
    ・そのうえページあたりの行数も減らしてる
    ・シリーズを追ってきた読者への「くすぐり」ではなく「押し付け」

    これは第3部の賛否より批判が多そう

    相棒が出てくるラストシーンだけで良かったな

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    2025年03月02日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    シリーズ1作目『自由研究には向かない殺人』の前日譚。

    コナーの家に招かれて、架空の殺人犯を当てるゲームに参加するピップ。舞台は1924年で孤島に立つ大富豪の館という設定。
    まだ友人達の関係性が変化する前の頃だから、なんか懐かしい感じ。

    シリーズ本編では、ピップのSNSを駆使した推理で進行していったが、本作ではゲームの設定が1924年なのでスマホは回収され使えないけど、事象を並べて真実に迫っていくあたりが、さすがの洞察力で感心する。

    だけど、結末はこれから始まる数々の事件へのメッセージ性をはらんでいて、はっと考えさせられる。本編での道のりを思うと、複雑な感情が湧き起こる読後感だった。

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    2025年02月01日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    シリーズの前日譚。あの揺さぶられた3部作の前に、ピップ達がマーダーミステリーで遊ぶ話。全てを知っているから感傷に浸りたくなるし、1に繋がるのを察して始まりに言葉を失う。にしてもピップの推理力の凄さを目の当たりにする、ここから始まるのか

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    2024年12月24日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    - 前日譚ということもあり、本編とは基本的に絡みがない
    - なのでちょっと物足りなさはある
    - 主人公が自由研究のテーマを選んだ理由が明かされる
    - 本編の登場人物もチョコチョコ出てくるのは良い

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    2024年12月03日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ピップ三部作がとても面白かったので読みました。短めですが、あの三部作の前日譚であることが全体的な面白さを底上げしていた気がします。

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    2024年10月11日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ミステリ。推理ゲーム。
    初めて読む作者。
    有名な『自由研究には向かない殺人』の前日譚とのこと。
    想像以上に読みやすい。
    主人公の真剣に推理に取り組む姿勢が印象的。
    明らかに『自由研究には向かない殺人』に繋がる終わり方で、シリーズを読みたくなった。

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    2024年09月29日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    『自由研究には向かない殺人』三部作シリーズの前日譚。
    実は『自由研究には向かない殺人』しか読まず、2作目と3作目を読んでいないまま読んでしまった。
    読む分にはそれでも問題ないけれど、おそらく登場人物が2作目や3作目の登場人物と被っているので、全部読んでからの方が楽しめたのかも……。
    内容自体は短めで、主人公たちがマダミスをしているもの。自分もピップ目線で参加しているような気分になれて楽しい。
    ただ、この時にはまだ自由研究のテーマが決まっていなくて、これをきっかけに『自由研究には向かない殺人』に繋がるんだなぁ、と。
    あと一点挙げるとすれば、マダミスでの役名と実際の人物の名前があって、さらに外国の

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    2024年09月02日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    自由研究には向かない殺人の前日譚。
    もちろんラビィ・シンはほぼ出てこず、あの掛け合いが好きだったりするのでちょっと物足りない気がした。
    ここからあの結末を迎えていくのかと想像すると何とも切ない気持ちになった。

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    2024年08月30日
  • 卒業生には向かない真実

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    ネタバレ

    1作目で主人公の善悪感に違和感を持たせて、2作目でそれが主人公の成長に繋がるのかと思いきや、最後に一転。3作目の最初は重苦しい雰囲気で始まる。そして、こうなったのか…と唸る展開。
    1作目で想起したような爽やか青春ミステリとは程遠かったけど、それでもミステリ以外の要素も含めて好ましかった。ピップの心理描写とか、特にラヴィとの関係性がとても好きだった。
    ラストが倫理的にアウトとは創作物なので私は思わないけど、賛否両論なのは分かる。あと純粋に辛い描写が長いのも少し辛かった。天真爛漫なピップはもういないのね…

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    2025年08月16日