一色まことのレビュー一覧

  • ピアノの森(21)

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    痺れる展開…カイほど感情豊かに育った男の子はいないだろう。阿字野に出会い、学ぶことに忙しく、全てにおいて意欲的で、哀しいや寂しいと言う気持ちに蓋をして来たんじゃないだろうか。忙しくしてれば嫌な事は忘れる、と言うあの原理で。

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    2016年06月09日
  • ピアノの森(19)

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    雨宮くんは…自分を解ろうよ。自分と言う人間を。自分のない人間は他者に共感するのが難しくなってしまうんだよ。自分さえちゃんとしていれば何事からもチョッカイ出される事はないと言うのは傲慢に近い。あなたがそこに存在しているだけで、誰かに影響を与えているかもしれないんだから。人は、逆にどう頑張ろうと透明人間にはなれない。自分が居る事の意味を生まれ落ちた瞬間から感じなければならなかったカイの苦悩を本気で考えた事があるんだろうか。その環境がカイに特別なものを与えていると思っていないか?
    雨宮はカイと関わり合えるのなら、とピアノを弾いていたのではなかったか?それがいつから「カイを負かす事がピアノを弾く事」に

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    2016年06月09日
  • ピアノの森(4)

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    作者の絵柄には「華」がないんだが、カイの表情が豊かで、「カイ」と言う少年がそこにいるような感覚になる。

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    2016年06月06日
  • ピアノの森(3)

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    生まれ持ったではなく、偶然が重なった結果特殊な才能を秘めた子供がいる。それはもう、多分、どこの世界にもいて、その才能を子供より年数を生きている年上の人間が「それは才能なのだ」と見つけてあげる事、それも偶然に。
    スポーツ漫画もそうだが、自分がやりたくても出来なかったこと、大人になってやりたかったのかもと気付いた事などを漫画やアニメなどに描かれる主人公たちで疑似体験させて貰える「漫画の国」日本に生まれて良かったよなぁ。

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    2016年06月06日
  • ピアノの森(1)

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    給食の肉が食べられずに、掃除の時間もずっと給食食べさせられてた子…いたなぁ…当時はアレルギーがあるとか、そう言う事に全く頓着して貰えなかったんだよなぁ。そしてどちらかと言うと、女の子っぽい男の子より、男の子みたいにボーイッシュな女の子が主流だったよ(笑)

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    2016年06月06日
  • ピアノの森(26)

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    幸せな作品。読んだ人も作中の登場人物も、皆。そして、これだけたっぷりとフィナーレを描ききれるのは、今の日本の出版状況では、これもまた稀有に幸せな出来事だろう。

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    2015年12月24日
  • ピアノの森(12)

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    今はまだ、カイは、雨宮のピアノを意識していないみたいです。
    その分、優位に立っている。

    でも、雨宮のピアノを意識せざるおえなくなったとき、また、成長するような気もします。

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    2015年07月23日
  • ピアノの森(11)

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    ネタバレ

    ショパン国際ピアノコンクールの二次予選に出場する丸山誉子。
    コンクールの前に、佐賀は司馬に誉子が左手に腱鞘炎を抱えているから辞退させるように忠告する。
    司馬も誉子の演奏で左手の故障に気付き、辞退を勧めるが、誉子はそれを拒否する。
    せっかくここまで海に会うためにピアノを頑張ってきたのだ。もう少しで日本ショパン協会からの推薦を得られるというところまで来たのだから、最後までやりたいというのだが……。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(9)

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    ネタバレ

    海の生徒大貴と話し、大貴の作曲した曲を弾くことで修平の心が解け始める。
    5年間の空白を埋め、修平は海のピアノと勝負するのが怖くて逃げたことを告白する。
    修平はスランプを克服し、自らのピアノを求めて修行する決心を固める。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(8)

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    ネタバレ

    ザルツブルクの国立音楽院でピアノを学ぶ修平は、あるビデオを観たことでスランプになっていた。
    阿字野と海に対するトラウマが、修平を惑わせていた。ピアノが弾けなくなった修平は、海を探すために日本に戻ってくる。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(7)

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    ネタバレ

    雨宮のピアノコンクール全国大会の日、海は東京の路上ライブで初見の楽譜でピアノを弾く。
    そこで人々の心を掴んだ海は、ついに決心する。
    雨宮もコンクールで優勝し、世界で修業する決心をする。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(6)

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    ネタバレ

    楽譜通りに完璧に演奏する修平と、それを正統として評価するコンクール。
    一方破天荒だが人の心を揺さぶる海の演奏はコンクールでは評価されなかった。
    本選では、海の代わりとして丸山誉子が自分のピアノを貫き通すが……。
    序章のクライマックスが近づいている予感がする。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(4)

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    ネタバレ

    阿字野にショパンを弾けるように指導してもらったお礼として、コンクールに出ることになった海。
    しかし修平にはなかなかそれを告げられないでいた。
    修平は、阿字野がコンクールの審査員を引き受けないことで、海もコンクールに出ることを知るのだが……。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(3)

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    ネタバレ

    阿字野にショパンを弾いてもらった海だったが、阿字野からピアノを教えてもらうのは拒否する。
    しかし森のピアノでショパンが弾けないことに気付き、改めて阿字野に教えを乞う。
    阿字野は海に単調な反復練習をさせるのだが……。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(2)

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    ネタバレ

    森のピアノは、かつて阿字野が手放したピアノだったという。
    元々特注で鍵盤が重くなっていたのだが、野ざらしにされて普通の力では音が出なくなってしまったのだ。
    阿字野は海が森のピアノによってその才能が育てられたようなものだという。
    阿字野は修平の弟子入りは断ったが、海の才能を認め、一緒にピアノをやろうと誘うのだが。

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    2014年12月07日
  • ピアノの森(25)

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    最終審査結果発表。
    ピアノの旋律が紡ぐ世界へ観客を誘うカイの演奏。コンクール向きではない、でもどうしようもなく聴者を捉えて惹きつけてしまうピアノ。
    厳正ではなく、正直な感想で審査が行われることになりました。その結果は⁇
    次巻が最終巻です。ここまで来るのに16年…。
    物語を描き、きちんと完結させるのは本当に大変ですね。

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    2014年12月03日
  • ピアノの森(13)

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    7〜13巻。少年達が大人びていく。ピアノに向き合っていくカイ。ショパンコンクールが始まる!
    冴やたか子達との出会い。新たな友人。などなど展開が早く進んでいく。

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    2014年12月02日
  • ピアノの森(25)

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    発表のシーンは、1ページめくるごとに、1コマすすむたびに、カイと阿字野先生が歓喜の表情で見合わせるたび、鳥肌がたつほど感動! 感涙で、ほんとうに涙があふれた
    おめでとう そして、ありがとう!

    そして、カイくんの親友であり同志であり、カイくんリスペクトな雨宮くんと誉子ちゃんに幸あれ!

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    2014年10月24日
  • ピアノの森(24)

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    オーバーすぎて笑ってしまうほどに音楽の豊かさが描写される。ピアノの音が聞きたくてたまらなくなってくる。

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    2014年08月28日
  • ~ガキの頃から~ 一色まこと短編集

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    人間ってばかなんだなぁ。でもそれが一番の魅力なのかな。バカな物語を読んで笑うけど、気づかないだけでみんなその主人公なんだろう。

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    2014年07月28日