鄭穎馨のレビュー一覧
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ネタバレ魏無羨のifとしての、薛洋、そして金光瑶。
魏無羨はイレギュラーに蘇ったけれども、結局どれも地獄だ。
阿箐があんなに賢くなければ、暁星塵と薛洋と阿箐の三人で穏やかな生活が送れたのかな。
暁星塵にとって薛洋は敵ではあるけれど、薛洋は無造作にたくさんの人を殺したけれど、薛洋の救われなさが悲しい。
陰虎符を不完全ながらも復元できるだけの能力を持っていたのだから、生まれが違えば、修真界で名を馳せていただろう。
魏無羨の正体がバレて金鱗台から逃げ出す時に、藍忘機だけがずっとちゃんと自分のことを見ていてくれたのだと知った時の魏無羨を思うと、心が痛い。
「どこか悲しみにも似たその感情」、それは恋だよ、と声を大にして言いたい。
金光瑶については、本心と嘘の境目が分からなくて、怖い。
ずっと聶明玦のそばにいれば良かったのに。
でも金光瑶は、自分を認めない父親を、自分を蔑んだ金氏たちを許せなくて、復讐したかった。
薛洋が櫟陽常氏に復讐したように。
魏無羨だって温氏に復讐する。
屠戮玄武戦の時、魏無羨の無邪気さと、それに振り回される藍忘機のかみ合わなさが何とも言えない。
魏無羨の愛想の良さは、彼なりの処世術だったと思う。
でも、藍忘機には隣に並ぶような友達がいなかったせいで、魏無羨の振る舞いが気になって仕方なかったのだろうな。
虞夫人は、本当に魏無羨のことが目ざわりだったのだと思うけれど、その一方で、魏無羨の高い能力も認めていて、もしかしたら、普段へらへらしているのも自分の本来の能力を低く見せるためだと知っていたのかもしれない。
魏無羨は、どんなに不真面目な態度を取っていても、自分の立場をわきまえているし。
素直になれない虞夫人は、とても不器用な人だ。
その不器用さは江晩吟にも受け継がれていて、それが魏無羨に対する屈折した感情に繋がっているのだろう。 -
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ネタバレアニメを見ていたので内容は知っているとは言え、それでも面白い。
いたずら好きでおしゃべりな魏嬰と、それに動じない藍湛。
普段へらへらしている魏嬰も、戦いの場面では頭が切れて、腕が立つ一面を見せる。
そのコミカルさとシリアスさの対比が、どんどん夢中にさせる。
1巻目は、左腕の謎解きがメイン。と言っても、まだまだ謎が謎を呼ぶ状況だけれど。
1巻目で描かれる前世での魏嬰は、藍湛をからかいはするものの、好意どころか、いけ好かない奴だと思っているようだ。
アニメではずっと興味を持っていたような感じだったので、原作ではどこから気持ちが変わっていくのかが気になる。 -
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私の中では新年に読む縁起物作品。内容は全然縁起とは遠い憎悪溢れたハードモードでした。
風師が好きだったので、とてもしんどい展開でした。
この作品の唯一の陽キャでこの作品に明るさをもたらしていたのに、それを地の底まで落とすような出来事が。兄弟愛が凄まじいが故に最後の最後まで水師も憎めず。無事でいて欲しいがなんか期待できないんだろうか。
明儀のことも衝撃だったし、なんか色々ジェットコースター。
唯一、ペイミンはイメージが良くなりました。
この人の作品の義兄弟の結びつきって強烈ですよね。その結び付きがいろんな人の見え方を狂わすのですよね。
そして、花憐カプは、一気に3歩くらい進んだ気分。
魔道祖師みたく最後大爆発だと思っていたのですが、小出し良きですね。
全てわかった後に気がつく、全てを知っていて見守り無理強いもせず、助けてくれる三郎の懐と愛の大きさにキュンとさせられます。
2025.1.5
5 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中盤の話がしんどすぎて号泣
誰も悪くない筈なのに結局誰かが悪くなる。風師殿本当にいい子だったからショック本当にショック、あんなに良い子があそこまで追い詰められていいの?本当にありえないまた心の整理つかない、娯楽のために読んだはずなのに何でここまで苦しい気持ちにならないといけないんでしょうっていうレベル。
そんで花怜に関してはもももももうやっとここまで来ました泣今までBL味ほぼ無かったのに!良かったね花城!殿下には是非とも花城による幸せたっぷりな日常を送ってもらわねばならないのに問題がまだまだ山積み。クソデカ感情がお互いに通じ合うのはいつかな
200年後くらい?
情緒がジェットコースター -
Posted by ブクログ
ネタバレ・感想とあらすじ
一冊の内容がてんこ盛りすぎてあらすじをまとめるのが困難すぎる。
メインは風師、水師、白話真仙の秘められた過去と確執の話。
展開のテンションの落差がすごすぎてどういう感情になっていいかわからない。
甘→辛→笑→甘→不信→笑→怪→辛→驚愕→甘→甘々→絶望→甘笑、みたいな感じだった。
3人の確執があまりにも衝撃すぎて読んで3日経過した今も引き摺っている…。なんか単純に辛い…。
作者の作品は「地獄」「しんどすぎる」などが評判になっているのは知ってた。
魔道祖師はアニメを数話見たけど合わなくて離脱したんだけど、天官のこの展開があまりに「業」が深すぎて。
なるほどこういう事かと納得した。
いや水師が全て悪いんだけどさーそれにしても辛すぎた。
風師は人間の頃から付き纏われている白話真仙に再遭遇したためシエリェンに解決のための助力を願い出る。
シエリェン、花城、風師、地師はとある村を訪れる。
寒露前日、その村では不運によって身を滅ぼされ村人を大量虐殺した「賀書生」という傑物を祀る血社火という奇習がおこなわれていた。
その村で白話真仙と対峙するうちに風師は兄(水師)の犯した罪を知る。
その騒ぎの最中、水師は3度目の天刧と対峙する。
荒れ狂う海に取り残された漁師たちを助けるため、シエリェンと花城は水師がいる海域に向かう。
嵐に巻き込まれ気づいた時には4害の1人、黒水沈舟の縄張りに入り込んでいた…。
ラスト辺りの展開があまりに辛すぎるし、後半はもうぶっ続けで読む手を止められずに読み切ってしまった。
たまに「えっ…ちょっと待って…そんなん辛すぎん?」という感情になって一呼吸置いて先を読むということを繰り返してた。
水師の傲慢さと自分勝手さが全ての元凶なんでこいつに限ってはこの悲惨なラストもさもありなん、な心境。こいつに関しては同情も何もない。
だから「つらすぎる」っていうのは、賀玄の境遇と自分の兄が犯した罪、親友だと思ってた賀玄の真実を何も知らずにいた青玄の運命に対しての感情なのかな。
彼が何も知らなかったからこそ賀玄は何度もチャンスをあげてたんだけど、でもそれでもさ…
己のものではない他人から奪い取った幸運を数百年享受したツケがここに一気に収束してしまったんだろうか。
でも、それでも青玄は何も知らなかったんだよ…。
天界人間界の人気者、風師(青玄)を地師(賀書生(賀玄)=黒水沈船=白話真仙)はどういう心境で眺めていたんだろうか。
全て己から奪った命格で、何の苦労もなく幸せに輝かしい人生を送る青玄。
代わりに押し付けられた不運により自らの運命は狂わされ、家族は死に、恋人は奪われた上に凌辱の末殺され、それでも諦めずに奮起していたが結局最後には村人に騙され破滅した賀玄。
復讐と怨念のみで絶にまで上り詰めた賀玄の絶望と恨みの深さはとてもじゃないけど、「原作が辛すぎるから二時創作で幸せな2人を妄想しよう」とかでは消化できないレベルだった…。
一方では花城とシエリェンの距離が縮まってた。
この本がBLだと忘れかけるほどの展開の合間にちょいちょい2人のそういうシーンが挿入されててその落差すごかったw
続きが読みたすぎるーーーーと思ってちょっとネタバレ漁っちゃったよ。
翻訳はけっこう読みにくいし、正直翻訳物を読み慣れてる身からしたらみたら翻訳のレベルがちょっとお粗末に感じる。
直訳が悪いわけではないけど訳者が原作の魅力、意図を取りこぼさず、美しい表現を損なわないように日本語にするなんてとっても難しいだろうとは思う。
かといって意訳がすぎるのも…塩梅って難しい。
昨今、意訳レベルではない訳者の思想を勝手に盛り込んだりという問題もあるし。
だけどそれでもストーリーの質が高いので読む手が止まらない!!
原文で楽しめたら1番なんだろうけど、それでも他国のこんなに素晴らしい作品を日本語で読める事、全てに感謝せねば。
続刊早く!!!そしてアニメの天官をまた見よう(好きすぎて1期なんて20回は観てるかも。今見たらまた違う感想が浮かぶんだろうな) -
ネタバレ 購入済み
悲・喜・愛劇の沼にハマる
神さまの話だけど、愛憎にまみれた人間らしい物語です。
この巻は過去のしんどい話の回想ではじまり、
そして、現在の話になりユーモアそしてどさくさ紛れの花怜のキスシーン、
そして、そして、また風師・水師兄弟の悲劇と・・・・。
色々な感情が掻き立てられるストーリー展開で病みつきになりました。
謝怜の三郎への自分の気持ち鈍感さと三郎の一途な気持ちへの鈍感さは、
なんとも読んでいてキュンキュンしてきます。
続巻、待ち遠し。
しかし、1巻でるのに1年待たねばならない。
台湾版(繁体字版)の6巻(最終巻)がでるにはあと3年以上のかなぁ。
噂では、墨香銅臭先生が復帰して天官賜福の加筆修正をしたともいわれます。
その内容も気になります。
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ネタバレ 購入済み
熾烈な戦いと忘羨の心温まる愛
まずはアニメの魔道祖師をみて、この小説に辿りついた一人です。
1巻から3巻と同様、アニメではナレーションされてこなかった細かな設定や背景の記述があり、アニメで登場してきた人物や屍や物事の意味や流れがよくわかります。
他の色々なレビュアーの方々のコメントにもありますが、「忘羨の二人がこれから幸せになって欲しい」という気持ちになる終劇でした。
そして、1巻から2巻ではあからさまなラブシーンはなかったのですが、4巻では官能小説になっており、しっかりBLの洗礼をうけました。
また、クライマックスのドタバタの中で、魏無羨が藍忘機に愛の告白をして、お互いの気持ちを確認するシーンにもニンマリしました。
特に、私が好きなのは、この4巻の最後に所収されている番外編の最後の編です。
藍忘機はなかなか自分の気持ちを言葉にしないのですが、魏無羨への行動や反応がすべて愛情に溢れていることが描かれている内容でした。
魏無羨がこれまで藍忘機をしつこくからかい煽ってきたのも、子ども時代も青年期も自分が周囲から疎まれてきた経緯があり、自分の存在を認めてくれるのか確認してきたためだと思いました。
しかし、藍忘機はそう簡単に魏無羨への愛情を言葉にしないし、反応もしないので、魏無羨はからかい煽るという形で気持ちとは裏腹の言葉を言っていたのだとも思いました。
究極のツンデレの恋愛小説でした。
作者の墨香銅臭先生に感謝と敬服です。 -
購入済み
地獄みが辛いけど読み応えはある
中国語版を読んだという人のサイトで「一番辛いのは4巻」と言うマエフリを信じて安心しきって読んだけど、私のペラペラのメンタルではダメージ大でした。
2巻もなかなか謝憐の地獄すぎる過去が心臓を鷲掴みにして読み終わった後でも心筋症で○ぬんじゃないかと思うほど本当に心から辛いと感じたけど、3巻も負けず劣らず。謝憐自身では無いけど「えっ?この人が?」と思う人物に降りかかる試練というか仕打ち?が余りにも残酷物語。
途中で「これ神様たちのお話だよね?」と確認したくなるくらい。
メンタル弱っている時は読むのはオススメできないな。
これから読む方はどうぞメンタルを整えてから挑んでください。HPは確実に減りますがそんな重苦しい中で殿下と花城がチョイチョイ軽めのいちゃこらを突っ込んでくるので束の間の癒しでメンタル回復させて最後まで一気に読み上げられるかと。
墨香銅臭の作風なのか翻訳が上手いのか、独特な世界観ながらも相変わらず読みやすいので値は張るけど読み応えはありです。安心してご購入ください。
新刊でたばかりですがもう4巻が待ち遠しいです。
後日談
4巻読みました!
地獄みが強いのはやっぱり3巻だった。なに読んだんでしょうね。3巻を頑張って乗り切るとちょっとほんわかした4巻が待っています。
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ネタバレ 購入済み
魔道祖師沼へGO!
まずはアニメの魔道祖師をみて、この小説に辿りついた一人です。
すっかり魔道祖師の沼にハマりました。
アニメの映像では言語化されてこなかった細かな人物の設定や物語の背景の記述があり、アニメで登場してきた人物や屍の気持ちや思いも分かります。
アニメは映像がとても美しく、細かな表情が表現されているのですが、読む人がかなり想像して考えないと分からないところもあります。
そのため、アニメも小説も同様にそれぞれ別々の意味で楽しめます。
冒頭の場面の一つ一つの描写も続巻の小説を読むと、実は後々に繋がっている(伏線回収)ので、後でなるほど!なります。
魏無羨が大梵山で再会する含光君が「妻を亡くして苦しみと深い憎しみの底にいるかの表情」と形容している理由も最終巻まで読むとすごくよくわかります。