鳴庭真人のレビュー一覧

  • 炎と血 II

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    人間はもう死にすぎでいちいち悼む暇もない。
    ドラゴンの知能と生態をもっと詳しく知りたい。
    特にターガリエンの人間を火葬する時。
    故人の乗っていたドラゴンが担当するのか?
    遺体とはいえ慣れた人間に火を吐けるのか?
    そもそも騎乗者以外の命令を聞くのか?

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    2021年05月08日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    ネタバレ

    SCPを題材とした小説。ハヤカワは普段読まないが、友人の勧めで読んでみた。
    最初はSCPらしい、不可解さと気味悪さが上手く表現されている。特に一話は、一章ごとに主人公が代わる短編集のようで読みやすかった。
    しかし、後半になるにつれて黒塗りが増えたり、時系列や視点がごちゃついてきて読みづらくなってきた。特に、夫婦(どちらもクイン姓)の2人を、途中からクインと統一し始めてわけが分からなくなった。
    名前で呼ぶか、せめて一冊内で呼称を統一して欲しいと思った。

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    2026年08月31日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    不肖鴨、長年SFを愛読してきて、この文学ジャンルはある側面において「アイディア勝負」なところも強いので、インパクトのある新規性の高いアイディアをネタにするのはそろそろハードルが高くなってきているのかなー、などと感じておりました。
    しかしながら、いやいやどうして。まだまだ面白いアイディアが出てくるもんですねー。その名も「反ミーム」。

    このアイディアの出所である「SCP財団」なるサイト、鴨は不勉強でお恥ずかしながら知らなかったのですが、とある研究団体の報告書の体を借りた創作ホラー投稿サイトみたいなもので、まぁ要するに「洒落怖」的なネタサイトですね。その中でも評価が高い作品をSF小説として再構築

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    2026年08月28日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    人を脅かす存在がいるのに、一般人は気づいておらず、人知れず人々をそれらから守っている、というのはよくあるが本書の戦う相手は、記憶や認識の部分が独特でそれを飲み込むのに少し時間がかかった。
    しかし、後半からの紙数の終わりが物語の終わりとリンクするよう加速していくストーリーは圧巻で、それまでの説明し過ぎないけれど情報を与えて下地をつくる構成のおかげで、本の中の世界にどっぷりとつかることができた。
    ここまでSF的なことではないかもしれないが、自分いる現実でも、脅威は存在して、誰かが戦っていてくれるのかもしれない。

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    2026年08月20日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    ネタバレ

    内容が理解できない部分が多くあまり楽しめなかった。
    楽しむためにはある程度の基本的な知識が必要なのかもしれない。
    反ミーム的な存在についてもぼんやりとしか理解できなかったし、最後もあっさりしすぎだと感じた。

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    2026年08月14日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    むっず。
    なんとなく話は分かりましたし、面白かったのですが、とにかく難しいですね。
    翻訳もの特有の読みにくさもあるように感じました。

    でも、反ミームっていう発想が面白かったです。『領怪神犯』にも、本作でいう「反ミーム」的なものが出てきましたが、それをめちゃくちゃ大きなスケールで深掘りしまくったお話という印象でした。

    本作はSCP財団を源流とした作品のようです。私はこの存在を知っている程度の見識しかないのですが、たしかSCP財団ってホラーに分類されるコンテンツだったかと思います。
    となると、本作はホラーになるのかもしれませんが、読んだ印象としてはどちらかというとSFに近いのでは無いかと思いま

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    2026年08月13日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    ネタバレ

    存在を知覚できない、覚えていられない反ミームの性質を持つアノマリーと戦うscpSF
    序盤は面白かった。異常な現象の断片を通して何か巨大な悪意を持つアノマリーの存在を感じさせるやり方。
    ここから期待していたのは、断片がだんだん集まってきて次第に敵の存在が明らかになり、対峙する。より具体的な話になるのかと思っていた。
    だが実際は物語が進むにつれて抽象度が増していき、ぼんやりした形で終わった。反ミームという設定上、詳しく書かない/書けない方が良いということなのかもしれないが、それだと小説としての面白さに欠ける。

    あと作中に出てくる機密文書などに黒塗りで隠されている部分がある。このやり方はネットで発

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    2026年08月11日
  • 炎と血 II

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    炎と血Ⅱ、サブタイトルなら「双竜の舞踏」か。

    本編の「氷と炎の歌」でもサブタイトルがとても好きです。

    Ⅰに続いて、歴史の教科書を読んでいる感覚の本書。ただ訳が素晴らしく、スイスイ読めます。
    出てくる登場人物も癖のある奴しか出てこない。とてもおもしろかった。

    早く本編を出してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!

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    2025年04月19日
  • 炎と血 I

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    久しぶりに「七王国」の世界に漬かった。
    トールキンを意識していると書いてあったがまさに、その通り。小説とはちょっと違うので、好みは分かれるとは思うが、これはこれでおもしろかった。

    が、とにかく、本篇早く書いてくれ!!

    〇インサーガのような、未完はやめてくれ!!
    あと2部、10年待っているが、寿命は持つのか?
    完結してくれ!!

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    2025年04月10日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    「折りたたみ北京」に続くケン・リュウ選の中国SFアンソロジー第二弾.
    時間が遡る中での男女の愛を描く表題作「金色昔日」が秀逸.すごく幅があるのだが,始皇帝がゲームをする話なんかは,日本の同人誌でマンガとして書かれてそうだ.
    巻末に中国SFの歴史に関するエッセイが3編掲載されているが,非常に興味深い.少し前に福島正実の「未踏の時代」を読んだが,21世紀初頭の中国のSF界は,あの時代の雰囲気にとても似ている.そういった時代が中国にやって来るのが政治のために30年遅れて,現代になって一気に花開いているようだ.

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    2023年09月29日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    ・ケン・リュウ編「金色昔日 現代中国SFアンソロジー」(ハヤカワ文庫SF)は「折りたたみ北京」に続く中国SFの第2弾である。登場人物等、さすが中国である。カタカナでではなく、漢字の名前が多い。ま づこのことに感心してしまつた。それほど私が中国とは無縁の読書生活を送つてゐるといふことである。さういふ内容の作品もあればさうではない作品もある。実に様々である。「本アンソロジーには、全部で十四名の作家による十六篇の作品が収録されて」(「序文」12頁)をり、「作品渉猟の場を拡大する方向に目を向けて」(同前)編まれたといふ。ただし、「本プロジェクトは、中国現代SFの代表的な作品を集めるという意図は」(同1

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    2023年04月05日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    アンソロジー集なので
    合間あいまに拾い読みしてました。
    いろんな作家さんがいることがわかって
    楽しかったです。

    好みなのは
    『おやすみなさい、メランコリー』
    『鏡』もテイストが近い。
    『月の光』『正月列車』は
    なんか星新一のようにニヤリとする。

    表題作の『金色昔日』も哀しいけど良かった。
    ひとつの家族の一代記なんだけど
    途中である違和感を感じてから先は
    胸が締めつけられつつ読んだわ。

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    2023年02月27日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    近年スマッシュ・ヒットを飛ばし続けている現代中国SFのアンソロジー、2019年に発売された「折りたたみ北京」に続く第二弾が満を侍して発売。SF者の期待感を表すかのような分厚さ。「折りたたみ北京」の1.5倍ぐらいになっている・・・(^_^; 早川書房さん、紙の文庫本は上下巻に分かれても構いませんので一冊あたりの厚みを抑えていただけないものでしょうかね〜。紙の文庫本にとって、「携帯性」ってとても重要なポイントだと思うんですけどね〜〜。

    閑話休題。
    一通り読んでみて、「折りたたみ北京」を読んだ時ほどの衝撃は、正直感じませんでした。読むこちら側の期待値の違いかもしれません。「よーし、面白いSF読むぞ

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    2023年01月29日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    明記はされていないようだが(迂生は見つけられなかった)、訳者の顔ぶれからしておそらく英文からの重訳。そのせいか英米SFの翻訳を読んでいるような手触り。ローカリズムを売りにしているわけではないから当然かも知れない。収録作品のレベルは文句なく高いが、(編者が宣言しているように)アラが目立つ作もあるし、文化の違いか、一読して隔靴掻痒の感を覚える作もある。それも味かも知れない。

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    2022年11月29日