尾道理子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
伏線を残しつつも最高の読後感
一気読みしたらちょうど一部完結。
董胡と尊武のやり取りが好きでしたが、この巻で董胡と黎司が隠し事なく話してるのを見てこちらまで安心感を覚えました。
読み終わるまで一部完結とは知らず、この巻か次巻あたりで完結すると思っていたこともあり、尊武はここで退場してしまう可能性が高いと考えていたため嬉しい誤算。
楊庵はなんとも言えない終わり方になってしまった。それがすべてではないだろうが麒麟の力の被害者という側面を考えると、このハッピーエンド感にほんの少しモヤッと感じてしまうところもあるので続編で幸せになってくれると信じたい。
二部はマゴイ関連の話がメインになりそうな気がするけど弟宮や華蘭の話も読みたいしまだまだ楽しみの多い作品に出会えて嬉しい。 -
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ネタバレ良かった。
黎司帝、薫胡の主役カップルだけでなく、マゴイであり、帝の異父兄だと判明した尊武まで主要キャラがとりあえず、それぞれ落ち着くべき場所に落ち着き、第一部のラストとしては大変良い落としどころで終わったのではないかと思う。
もっとも、すべてを捨てざるを得なかった尊武の今後はかなり厳しいものにはなるだろう。それでも、空丞将軍に
ー私を帝の敵にしたくなかったら、薫胡をこの国の皇后にすることだな。
と、最後に言い渡したところは、何とも清々しい。
惚れた女への恋着も含め、世俗の欲を超越することができた彼は、恐らく今後ももう二度とマゴイの忌まわしい宿命に負けることはないのではないだろうか。
長らく「麒麟の呪い」と信じられてきた薫胡の能力は、結局、呪いではなく祝福であった。
第一部完結と謳うからには、必然的に第二部があるであろうことが予測される。
やっと晴れて帝の側に后としていられることができるようになり、今後の主役二人の関係の進展、更には国を追われた尊武のその後などに期待したい。
生まれながらに与えられた過酷な運命であったとしても、当人の不屈の意思と努力で幸いに変えられるー。帝と薫胡が最後にそれを証明して見せてくれた。
物語を楽しむだけでなく、自分のこれからの人生をどう生きるべきかについても大切な示唆を与えられたように思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きが気になって仕方ない。
それにしても、予想を覆す連続の展開だ。尊武がマゴイであったというだけでも愕きなのに、その上、前帝のご落胤で黎司帝の異母兄であるとは、もう正直、ぶっ飛んだ。
しかも、筋運びがまったく不自然でなく、幾つもの伏線を辿れば、自然にそこに行き着くようになっているのは流石だ。
かねてから、尊武は薫胡に恋慕しているような節があったが、今までは尊武が玄武公の嫡子で、薫胡とは兄妹だと信じていたため、「道ならぬ恋」だと思っていたのだがー。
これで、尊武の薫胡への恋を阻むものは何も無くなったわけである。ただし、時ここに至り、ついに帝が薫胡が生きていることを知り、ついでに尊武の企みをも見抜くことになった。
展開としては、そろそろ物語も終盤に入ったように思えるたのだがー。
マゴイと麒麟という二つの種族の驚異的異能を持つ尊武。そんな彼が帝と薫胡の前に立ち塞がる。
次巻が待ち遠しい。 -
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10作目、遂に秘密が暴かれて大きな進展があるか!?とワクワク半分だったので、
相変わらず一進一退な歩幅感と最後の予想を裏切る展開に混乱。笑
初期の董胡はもっと芯が強くて、一度決めたら誰が何と言おうと猪突猛進するような印象
(たとえ敵陣の后だったとしても病に臥せているものがいると分かれば手を差し伸べ薬膳料理を振る舞う姿とか)だったけど、
前作然りずっと迷っては落ち込み、あれこれ悩んで先へ進まない姿が目に留まるようになってきた。
怖いもの知らずで純真だった董胡が、
尊武を始め様々な思惑を持つキャラクターと
自身の過去に翻弄されて
ある種の生への責任も感じるようになって
迷うことが増えたのかな。
ただ単に、薬剤師董胡として生きてきた楊庵との暮らしとは真逆の、複雑怪奇な王宮の世界と一人二役で生きる難しさに悩まざるを得ないだけかもしれないけど...
ラノベだけど妙に人間らしい葛藤に情が沸いちゃうんだろうな。
なんせ最後の展開で次巻が気になってしょうがないし、「え?!尊武はどこからそうだったの?!」
と過去の作品を振り返りたい衝動にもなっている。
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ネタバレ面白くなってきた。
今回は、まさに急展開のストーリーといえる。薫胡の正体が偽姫ではなく、本物の玄武公の娘であること、麒麟の血を引く彼女の「呪い」というのも前巻までで判明し、衝撃を受けていた。
また、作中では明確にされてはいないと思うが、何かと彼女の行く手に立ちはだかる尊武が薫胡を好きなのだろうという推測は容易にできていた。
今回、ついにその尊武が薫胡の正体を知るわけだが、作者は更に衝撃的な結末を用意していた。
何と尊武の正体があの「マゴイ」!?
麒麟の血を引く姫君を欲し、薫胡を何度となくさらおうとしたマゴイの一味なのか?
これはまったく想定外の展開であり、私も読みながら思わず叫び声を上げてしまったほどだ。
ここでの私の素朴な疑問としては、
①尊武その人が隠していただけで元々、マゴイの血を引いていたのか?
②物語の序盤に登場していた尊武は間違いなく玄武の貴公子であったが、何らかの手によってマゴイに暗殺され、マゴイがまんまと尊武になりすましていたのか?
この場合、もう既に本物の尊武その人は抹殺されているというとになる。
そのどちらなのかという疑問を感じる。今回のラストシーンでは、そのどちらとも取れる終わり方のような気がするので、読者は続編が出るまではモヤモヤしたものを抱えていなければならない。
尊武自身の心理描写からすると、①の方寄りなのかなとも推察するのだが、、、
今回はよい意味で、まさに読者は翻弄されった放しだった。
尊武が冷酷で策略家である一方、空丞将軍の誠実さ、真っすぐさが余計に際立つ。このまったく相反する二人の男たちが描かれることで、尊武という人物像がより鮮明に浮かび上がっているような気がした。
皇帝黎司、尊武、更には薫胡の幼なじみ楊庵まで巻き込んで、事態はますます混迷してゆく。
次巻が待ち遠しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白くなってきた。
本巻では、ついに薫胡の出生の秘密が明かされ、皇帝黎司は、薬膳師の薫胡と玄武の后が同一人物だと知ることになる。皇帝にとっては、薫胡が男ではなく女であると知ったときの愕きより今回の方が更に衝撃であったに違いない。
それにしても、真実、薫胡が玄武公の一の姫とすれば、尊武は彼女の兄ということになる。見たところ、彼は薫胡に強く惹かれているようなのだがー。
皇帝も実の兄すら魅了されるのは、白龍が語った「麒麟の血の呪い」によるもなのか?
そんな混乱の中、朱璃とともに百滝の社まで子宝詣でに出かけていた薫胡がマゴイに狙われてしまう。
まだ尊武本人さえ気付いていない尊武の「妹」への恋情、若き皇帝の想い。様々な人物の思惑が錯綜する中、マゴイに操られた薫胡が尊武に追い詰められ、滝に堕ちてしまった。
風雲急を告げるラストシーンから、眼が離せない。
次巻が待ち遠しい。 -
ネタバレ 購入済み
帝の予言
自分のために、先読みをしなくてはならなかった帝が、自分の敵であるはずの玄武の姫の言葉により、民のため予言を受けたいと思ったから、だよ!!!