尾道理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
皇帝の薬膳妃シリーズ、4作目。
医師を目指していた少女が、皇帝の妃として後宮に送り込まれてしまい‥?
一人二役をごまかしながら、知識と腕を生かして活躍します。
主人公・董胡(とうこ)は、田舎で養父に医術を学んでいました。
食べ物を受け付けない美青年の「レイシ」に出会ったことから、いつか専属薬膳師になることを目指し、医官の資格を取ろうと男装して麒麟寮で学び、合格します。
ところが突然、玄武公の行方知れずだった娘の鼓濤(ことう)だと言われ、皇帝に入内することになってしまったのです。
国は伍尭國(ごぎょうこく)。
青龍、白虎、朱雀、玄武の四つの都から、それぞれ領主の一の姫が妃となり、その中からいずれは皇后が選ばれる。
即位したばかりの若き皇帝・黎司は悪い評判を立てられていて、長くは続かないと目されていた。
それは、玄武公の企みだったのですが。
姫として育っていない董胡は、妃としては顔を見せるのを避け通しながら、薬膳師として料理をふるまい、皇帝の信頼を得ていきます。
董胡は、皇帝があのレイシであると途中で気づきましたが、妃の鼓濤でもあると告げられず‥
黎司は、董胡をあの時の少年と思ったまま。
薬膳師の腕を買われ、朱雀の都に密偵として派遣されたり。
玄武公と皇太后に呼び出され、怪しいお茶を飲まされそうになったり。
麒麟寮で一緒だった玄武公の次男・雄武に、こっそり救われたり。
というのは、これまでのお話。
玄武公の長男・尊武が遊学から帰国。
父親とは意見が違うと言い、黎司に忠誠を誓う。
そのまま信じはしない黎司だったが。
朱雀の妃・朱璃には、董胡と鼓濤と董麗(仮に侍女頭として扮装した)が同一人物だとバレてしまう。
黎司の生母は朱雀の出身ということもあり、さっぱりした性格の朱璃は、黎司とはかなりフランクな関係なのだが。さすがに、これはおいそれとは言えない。
表沙汰になれば死罪というような問題と、乙女心が関連しているからね~。
青龍の妃の侍女に、妃の病気を診てほしいと懇請される董胡。
この国では、医術をつかさどる玄武が医療をほぼ独占しているため、他の国の医療は遅れている。
董胡は、兄弟子だった楊庵に協力を求めます。
発作を起こして苦しむ15歳の妃・翠蓮を目の前にして、助けようと奮闘。
ところが‥?
朱雀、青龍の妃に縁が出来たわけですね。さて?
かなり紹介したけど、ややこしい話だから、クライマックス含めネタバレになってない部分はたくさんありますよ。
白虎の前に、難題続出~
黎司とまた、離れてしまうの?
深刻になりかねない背景ありつつ、ユーモアと、美味しい食べ物(詳しく描かれます!)と、気のいい人たちの仲の良さ。
楽しみなシリーズです☆ -
Posted by ブクログ
皇帝の薬膳妃、シリーズ3作目。
一人二役(以上?)のヒロインが活躍します。
国は伍尭國(ごぎょうこく)。
ヒロイン・董胡(とうこ)は孤児で医師の養子として育ち、男装で医学を学んでいた。
ところが突然、玄武公の行方不明の娘・鼓濤(ことう)だと言われ、妃として宮中へ送り込まれてしまう。
いつかは逃げ出すつもりで、若き皇帝とは距離を置こうとしていたが‥
妃の薬膳師・董胡として料理を作って皇帝に出したところ、気に入られ、皇帝というのが実は、かねて憧れていた謎の青年・黎司(レイシ)だと気づく。
妃の鼓濤としては、顔を隠したまま御簾ごしに会話する状態という綱渡り。
普段は、自分で手直しした料理を侍女たちと仲良く食べる楽しい生活になっています。
玄武公亀氏は、黎司の政敵。
いずれ次の皇帝に愛娘の華蘭(董胡の異母妹)を嫁がせるつもりで、董胡のことは気にかけていなかったが、意外に寵愛されていると噂を聞き、一族出身の皇太后が董胡を招く。
危ないところだったが、董胡は機転を利かせて乗り切る。
その後、侍女頭として王琳(おうりん)という女性が送り込まれてくる。
玄武公の間者と思われる王琳に、董胡たちは緊張するが。
王琳は、宮中の妃としては当然の習わしを重んじて取り仕切り、董胡たちの気ままな生活が出来なくなってしまう。
王琳が何者かを調べた董胡は、未亡人だという思わぬ過去の事情を知り‥
玄武公の次男・雄武は、医学を学ぶ麒麟寮では、董胡と成績を争うライバルで、取り巻きを率いていじめにかかったこともある。
行方不明になった董胡が実は女で、しかも異母妹、さらには帝の妃となったと後から知らされた。
その過程で、父や華蘭の恐ろしさを目の当たりにすることともなる。悪い人間じゃなかったのね~。
黎司の異母弟・翔司(皇太后の子)も、ある意味似た立場なので、ちょっとややこしい(笑)
皇帝ではある黎司の立場は、盤石には程遠い。
悪い噂を広められ、生母はすでに亡く、後ろ盾もないのです。
玄武公とその一族との葛藤で、休む間もない。
まだちょっと頼りないけど~ここへ来て、ある英断を…!
秘密が多いのを隠すだけでも大変な董胡は、家族のこともよく知らず、これまでの政治にも疎く、難しい状況をどう泳ぎ切るか?
設定と癖強い脇役には危険がいっぱいですが~
医療にも薬膳にも真剣で、黎司にも一途。
トラブルにはまりがちだが、まっすぐで気立てがいいヒロインに、少しずつ味方が増えていく。
希望の見える物語、楽しみです☆ -
匿名
ネタバレ 購入済みいいなあ
一般庶民から一気に玉の輿にのれるちゃうの、フィクションだけどやっぱり女の子の夢というか、羨ましいなって思っちゃいます
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Posted by ブクログ
皇帝の薬膳妃シリーズ、2作目。
主人公・董胡(とうこ)は、田舎の治療院で養父の卜殷に医術を学んでいた孤児の少女。
食べ物を受け付けない美青年の「レイシ」にふと出会ったことから、いつか専属薬膳師になることを目指し、男装して麒麟寮に入り3年、医官の資格を取ろうと頑張りました。
ところが合格した直後に突然、玄武公の行方知れずだった娘の鼓濤(ことう)だと言われ、一の姫として、皇帝に入内することになってしまったのです。
国は伍尭國(ごぎょうこく)。
青龍、白虎、朱雀、玄武の四つの都から、それぞれ領主の一の姫が妃となり、その中から皇后が選ばれる(すぐではないが)というしきたり。
若い皇帝は妃にそれほど関心がなく、御簾ごしの会話をするだけのうちは、ごまかせる?
妃の薬膳師として皇帝に料理をふるまって気に入られ、暗がりで見た皇帝の顔が「レイシ」にそっくりだと気づいて、ときめくが。
レイシは、董胡をあの時の少年だと思ったまま。
妃の鼓濤が頑なに顔を見せない理由を案じたりしているが…
皇帝と四公の関係も複雑で、玄武公は今の皇帝・黎司とは敵対勢力なのだ。
董胡は男と偽って資格を取った罪があり、本当に玄武公の娘なら、黎司の仇ともなる立場‥実は娘でないとしたら、それもまた主君を欺く大罪。いよいよ打ち明けられない?!
一方、麒麟寮では。董胡が突然行方不明になり、養父まで消えた。
董胡が女と知る兄弟子の楊庵は心配でたまらず、いくらか事情通の麒麟寮の先輩・偵徳と共に、宮廷の内医司へ。
他の妃にも、事情がありまして。
この巻では、朱雀の朱璃姫に会うことに。
今度は、一人二役ならぬ既に三役目の侍女頭の董麗(とうれい)としてなのだから(オイオイ‥でも1巻目からだから既に)また、ややこしい(笑)
朱璃がまた実は朱雀公の遠縁で、妓楼で育ち、男装の紅拍子(白拍子ならぬ)として新進スターだったという経歴のカッコいい女性。
しかも朱璃は、董麗の顔に驚き、子供のころに憧れた女性に瓜二つだと言う‥
皇帝には「先読み」の力があり、朱雀に病が流行るという託宣で、董胡は薬膳師として、朱雀に駆り出されることに。
そこで楊庵と偵徳にも再会するが。
変装した3人で妓楼に潜入したものの、そこで証拠をつかもうとして窮地に陥る。
さて?
国の設定や人物名は中華ファンタジー風だが、衣装は平安時代に近く、食べ物も和風の要素の方が多め。
ヒロインが素直で熱っぽく行動的なので、気分良く読めます。
登場人物が多いので、前提をやや詳しく書いてみました。
これでもまだ、侍女のことが書けてない(笑)