尾道理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伍尭國(ごぎょうこく)という架空の国が舞台の、中華風ファンタジー。
中国のどこかいつかの時代というより、和風の要素なども取り入れられています。
伍尭國の北の地・玄武で、医師に育てられた孤児の少女・董胡(とうこ)は男装してまで医学を学び、優秀な成績を収めていた。
ついに合格して証書を受け取りに領主邸に行ったら、実は行方知れずだった玄武の姫であると言われて、運命が一転。
しかも、皇帝への輿入れを命じられてしまう。
何とかして脱走しようと思いながら、宮中へ入った董胡。
皇帝には、四つの国から一の姫がそれぞれ妃として入内し、寵愛によって扱いが随時変わるというしきたりだった。
しかし、若い皇帝は妃た -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり前に購入してたのに、男装妃ってコトで『またか』感が序盤酷くて放置してた。
読み始めたら面白く、主人公の度胸と機転が気持ちよくて続きが気になる展開に大満足!
度胸というのが無謀とは違って、貴族ではなく平民だったから、という設定でキチンと無理なく読ませてくれるからこそ、こんなにも違和感なく読めたのだと思います。
ココが単なる考え無しの強気なだけの主人公だと、途端に薄っぺらくなるので。
この作者さん初読みですが、その辺上手いなぁと思いました。
舞台と設定は手が込んでいて読み応えがあります。
黒幕の失脚をどう演出していくかで今後作品の深みが変わるかな?
主人公とレイシの関係も簡単安易に進まなけ -
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時代設定が謎
ストーリー以前に、中華風ファンタジーなのか、和風ファンタジーなのかもやもやして続きを読めませんでした。皇帝陛下の服装見てると中華風なのに、主人公が男装している初期のシーンはどう見ても平安風……そして屋敷の背景や御簾などは平安風……かと言って妃のときの服装はまた中華風ぽいし、どっちなのかはっきりして欲しい。国名はどちらかというと中華風を狙っている気もしますが。
中華風でも和風でもどちらでもない、架空の本当のファンタジーの国を描きたいなのなら、中華風と和風のごちゃまぜみたいな服装や背景ではなく、もっとオリジナル感を作り出して欲しいです。編集は何も思わなかったのだろうかと謎に思ってしまう。