さばみぞれのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不倫現場の目撃、佐藤家父母の帰宅に、高尾の害意と最悪の事態をこれでもかと並べた状況。何が起きてもおかしくない事態で起こったのは想像の斜め上な現象……。3巻冒頭に続きまたしても本当の破滅から難を逃れた形
不純愛していた博道と時雨にとっては別問題の出現によって破滅の瞬間まで猶予が与えられた形。
でも高尾の問題は下手を打てば晴香を大きく傷つけかねない代物。そもそも博道の不倫という唯でさえ晴香を傷つける爆弾を抱えているわけだから、爆弾の導火線である晴香を下手に刺激しない方が良いというのは充分に納得できるロジック
けど、その場合、いつになったら晴香に伝えられるの?という別の大きな問題が生じてしまうわけ -
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ネタバレ 購入済み
夏まで待てない
ようやく自分の気持ちに気づいた愛華ちゃん。でもその気持ちをどうしたいのか、どうできるのか、まで心の整理はついていないような感じです。渉くんは、現実的に対応しているとはいえ、愛華ちゃんに対する気持ちがチョット宙ぶらりんな状態なのかもしれません。2人の心情的な関係性が大きく変わった割には、時間はほとんど進んでおらず、淡々と学園祭の準備が進んでいっただけでした。すぐに次巻が出ないと読者が待ちくたびれてしまいます。
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購入済み
中々よいです
絵が好みだったので、購入しました。
ヒロイン→主人公なお話が好きな方にはよいと思います。
ただ、個人的にはもうちょっとヒロインを嫉妬させる要素が多い方が好き。 -
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Posted by ブクログ
あ、前巻のあれはハッタリで終わったんだ、良かった……
けれど、時雨が姉との関係を破綻させかねない行動を起こそうとした一点はどうしようもなく変わらない。
この瞬間から時雨は博道と本気の恋を成就させようと決心したのだろうね
そういった意味ではこの巻では時雨の誘惑の背景にある感情が変化した為か、行動の傾向も幾らか変わって見えるね
2巻では博道を誘惑しつつも彼の誠実さを尊重していた。この3巻では彼の誠実さを尊重すると共に晴香の言動に傷つき続ける博道を癒そうと積極的なアクションを起こしているね
冒頭から時雨は現状を晴香にバラすと、バラされたくなければこのズブズブの関係を続けろと脅してくる。でもこれって -
購入済み
丁寧な序章
まさか丸ごと1巻がプロローグとは思いませんでした。
前半はすこし退屈な展開が続きますが、
後半から一気にギアを上げ、
ラストで遂に「物語が始まり」ます。
そしてラストを読んだ後でなら、前半の展開が
キャラクターの個性や取り巻く環境についての
理解を深めるために重要なパートであったことにも気付きます。
恋愛模様がどうなっていくのか、
今後の展開が非常に楽しみです。 -
購入済み
特段記載は無かったが···
最低でも5巻くらいまでは続く前提での作品かと。
かつての「ちはやふる」とは違った視点と云うか、
競技用かるたよりは、主人公二人の物語の様相を呈している。
二番煎じに思われそうだけど、ちょっとベクトルが異なる作品かと。
ラノベらしい構成で、良いんじゃないかと思う。
次巻に期待。 -
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Posted by ブクログ
どれだけ酷い対応をされても「晴香が大好きだ」と本気で考えている博道をまるで底の知れない沼に引きずり落とすかのように癒やし続ける時雨がとっても危険な色香を振りまき続けているね
本作は恋人が居るのに恋人と瓜二つの妹とただならぬ関係になってしまうガチの不倫モノ。これを恋愛作品として成立させようものなら、どうやってその不倫に正当性もしくは納得感を出すかが問題となってくるのだけど、本作では博道を臆病ながらも誠実な人間として描き、同時に晴香を純情ながらも彼氏の事情を考えない人間として描く事でこの泥沼のような状況に説得力を出しているね
特に博道という主人公は好感が持てるキャラクターに仕上がっているね
精