ラーシュ・ケプレルのレビュー一覧

  • 砂男(下)

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    最凶のシリアルキラー・ユレックが収容されている閉鎖病棟に潜入したサーガは、小型マイクを仕掛け、ユレックの発言を音声分析チームに送る。彼の興味をひくことに成功したサーガは、「レミンスク」という言葉を引き出す。ヨーナは彼のルーツがそこにあると直感し、モスクワに飛び、その父親がスウェーデンに亡命したロシアの技術者だったことを突き止める。移民労働者用の砂利採掘場でフェリシアを救出したヨーナたちは血と復讐の環を知る。

    確か第二作にもあったと思うが、後半はアクションに次ぐアクション。新年早々、読ませます。

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    2020年01月03日
  • 砂男(上)

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    ある激しい雪の夜、一人の男がストックホルム郊外の鉄道線路沿いで保護された。それは、ベストセラー作家レイダルの13年前に行方不明になった息子ミカエルだった。彼は、自分と妹フェリシアを誘拐した人物を「砂男」と呼んだ――。当時、国家警察のヨーナ警部は捜査にあたったが、それがきっかけで彼の人生は一変していた。相棒サムエルとユレックという男を逮捕。判決後、ユレックは不吉な言葉を吐き、閉鎖病棟に収容される。そこへ妹の監禁場所を知るため、公安警察のサーガが潜入捜査を開始する。

    やはり「交霊」から直結していたシリーズ第四作。まさかまさかの潜入捜査が始まった。

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    2020年01月03日
  • 蜘蛛の巣の罠(上)

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    ヨーナ・リンナシリーズ。前回宿敵のユレックを倒したとばかり思っていたが、今回は、彼を上回る残虐な方法で警察上級職の者が殺され、犯行の前にそれを示唆する小包がサーガの元に届く。犯人はユレックの信奉者なのか、兎に角犯行が残虐なので少し気持ちは萎えた。

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    2025年04月05日
  • 蜘蛛の巣の罠(下)

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    ネタバレ

    主要人物的な人たちがあっという間に死んでいったな。まさかユレックからの新たな殺人犯が現れるとは。けどマーラも捕まったし…次はどうなるんだろ??

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    2024年08月31日
  • ウサギ狩り人(下)

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    2024.04.21
    ヨーナ・リンナのシリーズを初めて読んだ。
    訳者後書きにあるように、これはシリーズ通して読んだほうが味がでるタイプの作品と思った。

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    2024年04月21日
  • 墓から蘇った男(下)

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    ネタバレ

    ユレックは今度こそ死んだ。サーガも?助かるのかな?
    手首切ったの病院だしな…
    今度はビーバーがヨーナを狙うの??
    どーなるのー??

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    2023年10月27日
  • ウサギ狩り人(下)

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    ネタバレ

    最後どーゆう終わり?
    DJなんか悲しいね。最後誤解が解けてたらいいけど。
    若かったとか、自分も脅されていたとかいいわけでしかないけどウサギの穴の会員?がしたことは最悪だ。

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    2023年10月11日
  • 鏡の男 (下)

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    さすがに今回は、先が読めてしまった。それでも結末まで目が離せません。
    さらっとした描写だが、もしも映像化したら、R18+は確実でしょう。

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    2023年06月14日
  • 鏡の男 (上)

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    いつもこの作家さんの残酷なシーンには吐き気がする。監禁シーンも殺害シーンも毎回気分悪くなるけど、読み進まずにはいられない中毒性を持っている。今回は娘を亡くしたパメラに感情移入して彼女の目線で事件を追っている。そのリアリティがページを捲る背を押している。

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    2023年03月25日
  • ウサギ狩り人(上)

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    嫌いではないけれど、次々と連続して読む気にはなれないヨーナ・リンナシリーズ。
    前回作品で収監されて実刑を受けていた彼、国を揺るがす事件、猟奇的、被害者の重要性・・色めく。
    しかも直々に捜査を担当する様に指名が。
    サーガと共同であるような内容な、変わった操作方法。急速すると刑務所へ戻って行き、独房行だと迄言われる???

    スピーディーな展開の中身は迷路の様。
    殺害現場の目撃者が視た片頬に垂れ下がる毛❓飾り物❓何だろう・・
    イスラム原理主義の関与が・・

    何時も寂しそうなヨーナ、高校時代のかつての恋人との行方が下巻でどうなるかも気になる。
    あと一歩という所で身を引くヴァレリアとハッピ―に進めばいい

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    2022年07月18日
  • 墓から蘇った男(下)

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    上巻のあの展開だから、下巻は当然にこの展開。何処レヴューを見ても、絶賛に継ぐ絶賛?・ワーワーキャーキャー

    頭の悪い私には解せない。何故、この悪魔は世界中にいる数多の人々の中で自国の彼彼女をねめつけ回すのか・・これ保dまでに酸鼻極める手法で。
    理屈に合わないから面白いのか、悪魔の仕業だから既に人間性を凌駕して理解を超えるのか。
    ハンニバル博士の場合は何となく「悍ましきこじつけ」が感じられたが、人間の皮を被った彼は手足のある幽鬼としか思えない。

    情は既に1頁目から無い。
    極めるしかない・・あと2作読んでみよう。

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    2022年06月03日
  • 墓から蘇った男(上)

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    「催眠」「契約」「砂男」と読み、サイコシリアルキラーの真髄を突き詰めていく王道北欧サスペンス~ちゃちい言い方かな。この3作で十分に、とてつもない作家夫婦の技巧と頭の中を感じ、疲れてしまった。
    でひさしぶりの当作品~~えー、あの男が帰って来たんだ・・いやな予感はばっちり。
    次々と襲い掛かる凄惨な場面とスプラッター・腐臭・・頁からにおいが立ち込めてきそう。フォントがやや大きいせいかサクサク読める(中身はきついけど)
    題名そのものの状況に立ったヨーナ・・ただでさえ、妻を亡くした哀しみの底に在るというのに。
    かの天才的警部サーガのみにはさらにえぐい仕打ちが・・生きているんだろうか・・・

    Ⅾク社となれ

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    2022年06月02日
  • 墓から蘇った男(下)

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    ヨーナのシリーズもの。沢山の人が殺されて事件は解決されるが、ここまで色んなキャラを構築してきたのに、あっさり殺すかなぁ?と逆に心配。閉所恐怖症にはおすすめしない。

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    2022年05月31日
  • 墓から蘇った男(下)

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     このシリーズを最後まで読みたい気持ちと、犯罪の残忍さが安易に増幅する物語への嫌悪感とが擦れ合うような読書体験を本書はぼくにもたらし、素直に人に勧められるかどうか自信を失いつつある複雑な心境の作品であります。

     以上の段落は、ラーシュ・ケプレルの前作ヨーナ・リンナ・シリーズ第6作『ウサギ狩り人』に関するぼくのレビューのエンディング。上の段落が、今回の新作に対するものにそのまま当て嵌まってしまい、それ以上でもそれ以下でもないところが、何とも残念。

     例によって例により、過去作品のあの日あの時、死んだのか生き延びたのかわからないエリック・マリア・バルクの影が作品全体に投じられる。そうあのハンニ

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    2022年03月27日
  • 墓から蘇った男(上)

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     このシリーズを最後まで読みたい気持ちと、犯罪の残忍さが安易に増幅する物語への嫌悪感とが擦れ合うような読書体験を本書はぼくにもたらし、素直に人に勧められるかどうか自信を失いつつある複雑な心境の作品であります。

     以上の段落は、ラーシュ・ケプレルの前作ヨーナ・リンナ・シリーズ第6作『ウサギ狩り人』に関するぼくのレビューのエンディング。上の段落が、今回の新作に対するものにそのまま当て嵌まってしまい、それ以上でもそれ以下でもないところが、何とも残念。

     例によって例により、過去作品のあの日あの時、死んだのか生き延びたのかわからないエリック・マリア・バルクの影が作品全体に投じられる。そうあのハンニ

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    2022年03月27日
  • ウサギ狩り人(下)

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     ラーシュ・ケプレルは、迷路のような小説を書く。一匹狼の警部ヨーナ・リンナは、前作で獄舎に囚われてしまったが、それは本書への周到な伏線だったのだ。そう本作はシリーズ第6作。全部で8作を予定していたシリーズは10作まで計画そのものも膨張したらしく、世界での人気が伺われる。
     覆面作家として登場したラーシュ・ケプレルは、翻訳時点で既に、普通小説の夫婦作家の共作ペンネームであることが明かされているが、よほどケプレル作品の性格や方向性までお二人の息が合うらしく、相当の生きの合わせ方が伺われる。事件のサイコ性、不気味なまでの残虐性、スピーディな展開、ヨーナのスーパーな捜査能力と対になった一匹狼的野性&知

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    2021年12月31日
  • ウサギ狩り人(上)

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     ラーシュ・ケプレルは、迷路のような小説を書く。一匹狼の警部ヨーナ・リンナは、前作で獄舎に囚われてしまったが、それは本書への周到な伏線だったのだ。そう本作はシリーズ第6作。全部で8作を予定していたシリーズは10作まで計画そのものも膨張したらしく、世界での人気が伺われる。
     覆面作家として登場したラーシュ・ケプレルは、翻訳時点で既に、普通小説の夫婦作家の共作ペンネームであることが明かされているが、よほどケプレル作品の性格や方向性までお二人の息が合うらしく、相当の生きの合わせ方が伺われる。事件のサイコ性、不気味なまでの残虐性、スピーディな展開、ヨーナのスーパーな捜査能力と対になった一匹狼的野性&知

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    2021年12月31日
  • つけ狙う者(下)

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    ネタバレ

    上巻は暗く苦しいという点で北欧ミステリーらしかったが、下巻はラスト残り100ページちょっとというところから怒涛の展開。とても北欧ミステリーっぽい状況になるのだが、想像を超える派手さとグロさに驚いた。

    シリーズものをいきなりこの作品から読んでしまったのだが、遡るのはちょっとつらいかな。
    犯人は意外でしたが、スッキリ!って感じはしなかった。

    根本的に催眠術を捜査に使うのは好きでない。(今さら)

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    2021年02月21日
  • つけ狙う者(上)

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    ネタバレ

    しまった!連作の途中から読み始めてしまった。登場人物のクセが強いと思った。
    とりあえず下巻も読んでしまいましょう。

    とても北欧ミステリーらしい作品。長くて残酷で傷ついている。

    どうでもよいことだが、最近引退した好きだった競走馬の名前が、乱交を表すものとしてでてきたのがショックだった。思わず語源を調べてしまったわ。まあ作品の方が馬が産まれるより先に書かれていたのですが…。

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    2021年02月20日