マーサ・ウェルズのレビュー一覧
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<弊機>が帰ってきた。<マーダー・ボット・ダイアリー>シリーズの第4弾となる。本書は2番目に邦訳された『ネットワーク・エフェクト』の直接の続編となっている。
前作の内容を忘れた読者のために、『ネットワーク・エフェクト』のあらすじが、冒頭に掲載されている。これはありがたいが、登場人物がどういう人物だったかをなかなか思い出せなかった(歳のせいか)。
異星由来の遺物より発生した汚染(感染すると意識を支配されゾンビのようになる)を被った植民惑星が舞台となっている。この植民惑星を開発しようとするBE社(悪徳企業です)は、取り引きが禁止されている異星遺物の採掘を進めようとしている。住民たちは事情 -
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ネタバレ・あらすじ
人型警備ユニットの「弊機」はART(ペリヘリオン号)とARTの船員、ブリザベーション調査隊の隊員とともに植民惑星での異性遺物汚染事件を解決した。
そして植民惑星とその入植者と奴隷契約を結ぼうと暗躍するバリッシュ・エストランザ社の活動を阻止しようとする。
・感想
今回も面白かった!
自虐な弊機節は健在。だけどなんだかいつもと様子が違う弊機。
前回のあらすじを訳者さんが巻頭にまとめてくれてたけど正直「そんな話だったっけ?」ってなってた。
読んだの2年以上前だし完全に忘れていたみたい。
久しぶりにマーダーボットの世界観に入ったからか、序盤は世界観に慣れる必要があったんだけど中盤から -
Posted by ブクログ
2024/04/23 読み終わった
岡田斗司夫さんが「SFはプロジェクトへイルメアリーとこの作品は読んどけ」と言っていたので。
近未来、星間航行やサイボーグ化、コネクテッドが生活に必須になっている頃。ロボット?である保険会社の警備ユニットが顧客である人間との交わりを通して成長?していく話、かな。
人間観察ものという意味で、「吾輩は猫である」にめちゃくちゃ近い気がした。人間て、非効率で意味不明で首尾一貫していなくて、変な奴らだけど、なんか目が離せない…。彼ら人間にうんざりしながらも、興味の尽きない対象として、警備ユニットはどこか愛情?羨ましさ?の眼差しを向けている。
読者はそれをさらに外から、 -
Posted by ブクログ
上巻では愚痴っぽいサラリーマンのようだった「弊機」は、下巻ではハッキング能力の高いスパイのようになった。
人間が出てくる連続ドラマ好きは相変わらずで、ドラマを見ている場合じゃない=ヤバい状況という分かりやすい図式が出来上がっている。
弊機にハッキングされまくっているそこらのシステムはどうなっているのか?(そもそもどうやってハッキングしているのか)、「サンクチュアリームーンの盛衰」はどんだけ面白いのか(しょうもないらしい)等、よく分からない点もあるが、愚痴っぽいスパイっぽいハッカーっぽい警備ユニットという弊機の妙なキャラクターのにグイグイ引っ張られた。
ペットボットのミキのキャラクターも印象 -
Posted by ブクログ
人型警備ユニットの“弊機”は紆余曲折の上にたどり着いたプリザベーション連合のステーション内で他殺体に遭遇する。
いろんなぼやきを脳内で垂れ流しつつ犯人探しを始める“弊機”だがそこには複雑な事情が絡んでいて……。
表題作含む3篇収録
表題作は中編。一作目と二作目の間の話。“弊機”の独り言がすごい楽しい。割と喧嘩腰だよね(笑)
他に、メンサー達に会う前の“弊機”を描く「義務」と、プリザベーション連合に戻ったメンサー視点の「ホームーそれは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地」が短めの短編として収録。→
「義務」が好きだなぁ。メンサーたちに会う前から“弊機”は“弊機”なんだよなぁ(笑)これ