安達智のレビュー一覧

  • あおのたつき (17)【電子限定描き下ろし付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『自ら変わろうと心に決めない限りは いくら表面だけ整えても同じことの繰り返し』という楽丸の言葉が響いた。
    自分もずっと先延ばしにしてきたわだかまりやほつれがあるので、自らの心を決めないと、と思った。
    『変わりたいと思えた時点がお祓いの始まり』
    大事にしていきたい。
    しかし無花果が宿木を絞め殺してしまうのは初めて知った。

    ザリガニに困惑する各宮司方が可愛い笑

    巻末のあとがきにて、1巻のあおが尖っていたという話をしていたけど、そうだっけ、と思い、また読み直したくなった。
    安達先生の棘が少しずつでも溶かされてくれると嬉しいです。

    1
    2025年08月08日
  • あおのたつき (16)【電子限定描き下ろし付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作之輔と玉くしのお話の続きが見られて嬉しい……!
    ぜひふたりには遠回りしてでもくっついてほしいところだけど、どうなるだろう。

    遊女たちの中には心に問題を抱えていた者も多いのでは、というお話を聞いて確かにそうだろうなと思った。
    小さな頃から親元を離され、自由にもなれず、身体を売り、身体の病に苦しむ事もあり……。
    誰も心を崩さないなんてありえないだろうなあ……。
    それをまとめる遣手婆も大変だろう。勿論行き過ぎた折檻はいけないけれど……。

    0
    2025年08月08日
  • あおのたつき (15)【電子限定描き下ろし付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    玉くしさん素敵なひとだったなあ。いいひとだからこそ、こんなところにいちゃいけないよって帰しちゃって茶挽き女になっている可能性を考えてしまった。

    恋山さんのまさに「こい」煩いも面白かった。
    大女ブーム……八尺様とかだろうか?
    何にせよ大きな女性は可愛いので(恋山さんはさらに愛嬌もある)好き!とにっこりした。

    お留守番なのに鎮守の声を聞かせている恐丸さんは一体……笑

    0
    2025年08月07日
  • あおのたつき (14)【電子限定描き下ろし付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    八重花の事をおまけで統合失調症のお母様と重ねていらしたので、予想と遠からずの感じだった。
    いつか緩んでまた元に戻ってしまう。現代はそれを緩まぬように薬で縛っているのだろうか。
    統合失調症を患っているほうも、その周りのひとも苦しい。初花の苦しさも想像を絶するだろうなと思った。それでも八重花が初花の眼差しを真実だと言ってくれたのはよかった。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (13)【電子限定描き下ろし付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回もまたしんどい話だ。
    光や音に過敏なひとは現代でもいるし、そういうタイプだったんだろうけど(あるいは統合失調症とか)、家族の理解が得られなかった。勿論、当時あれは嫌これは嫌ではお家の為にやっていけないというのも事実だけど……。

    今回も口直しの如く結ばれる話とじーんとしている淡神でほっとした。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (12)【電子限定描き下ろし付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遊女の生活は大変では済まされないほど大変だろう。けど、どんな仕事でも、どんな人生でも、それぞれに地獄を持っているもの。
    『苦界はひとつではない 人の数だけある そこに落ちている者にしかわからない』という猪吉の言葉に頷いた。
    物語としては好きなので評価は高いままなのだけど、夕顔はどうにも好きになれない。猪吉も悪いところがあった。濃紫が頼った時、たとえ自分が振り向いてもらいたいからなどの邪な理由であったとしても(猪吉がそういうタイプの人間ではなさそうな事は別として)、協力してくれていたら、濃紫はそもそも死ななかったかもしれない。コウさんもあおさんがずっと想っている事を生きているうちに知る事が出来た

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (11)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    百合だー!と指差してくれた読者さんがいたという話に笑ってしまった。
    私も百合だ!百合だ!と内心にこにこしていました。
    お話自体は勿論切ないのだけど、卯月さんと乙女さんの気持ちが通じ合っていてよかったと思った。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (10)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あとがきに恐丸がママと呼ばれる事が増えたと書いてあって確かにと思った。
    出会った頃は頑固で寧ろ楽丸と対立する立場かと思っていたが、最近はすっかり面倒見のよいママだなと。

    あおさんがコウさんの為にと道を踏み外さないか心配。何処かで会えたらいいけど、会えてしまったら、あおさんは今のあおさんではいられなくなるのかな。

    今後も気になります。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (9)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朝(浅)右衛門さんが実在の人物だったとは、恐れながら知りませんでした。今も多く跡地があり、そこで無念にも処刑されたひとたちも沢山いる。通る時、観に行く時は想いを馳せたいと思った。

    鬼助はカラッとしているけど、本当に働き者で、吉睦さまがだいすきなんだな。
    話なんか到底通じない清五郎の手に掛けられたのがとても可哀想で、これからは幸せになってほしい。『これからも吉睦様にお仕えしたいのでございます……!』という言葉の通りになるといいなと、吉睦さまと一緒にいられたらいいなと思う。

    そしてラストには散々可愛いと愛でてきた鎮主がピンチ……?!
    早く続きを読まなくては……!

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (8)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    素敵なお母様でよかった。
    本当に壊れてしまう前に出られてよかった。
    親の愛を受けられない(と感じる)事はやはり子どもにとってかなりつらい。

    濃紫の噂についても気になるな〜。
    本当は何かあるんじゃなかろうか。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (7)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    番外編にて、もう出会っていたんだ?!
    権八さん、なにかあったろう事は分かるけれど、本当に悪いひとだったんだろうかと考えてしまった。
    濃紫が少しは情を持っていたように、権八さんも少しは心があったんじゃなかろうか。
    どうしても欲しい、でもやり方が分からない、ように受け取ってしまった。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (6)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あお(濃紫)の過去を知る編。
    遊女は皆望んでなんかやっていないと知ってはいたが、やはり胸が痛い。
    ただ妹に健やかに生きてほしいだけなのに。

    ラストの『単行本限定訓練日和』で満面の笑みなうすいの神に癒されました。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (5)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間は孤独には耐えられない。
    話すだけでも、解決しなくても、楽になる事はある。
    反対に、何処にも吐き出せなければ蟠りは溜まり続ける。
    4巻に続き、あおさんの花魁としての所作を垣間見られて、美しいと思った。

    うすいの神がずっとおうち(社)で待っているのを想像してかわいそかわいいを感じている。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (4)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『特別編しだれ桜』で今もまだきよ花が富岡を想ってくれている事に胸がギュッとなった。
    富岡の苦労や劣等感をきよ花が本当の意味で理解する事は出来なかったかもしれないけど、誰よりも富岡を想ってくれているなと思う。
    切ない。いつかふたりでお花見が出来ればいいな

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (3)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三つ子が元気でよかった。
    遠慮しちゃうところも健気で、いっぱい食べさせてあげたくなる。

    こまりの話は、自分も飼っていた犬が先に亡くなったので、当然の事と分かっていてもやはりつらくなった。
    芥子坊主の中に入ったこまりが、かかさまとずっと一緒にいられたらいいなと思う。
    かかさまたちが気付くかは分からないし、私も死んだ犬がどうしているのか分からないけど、こんなふうに生者は気付かなくても、見ていてくれるといい。

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (2)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『忘八』かあ、と思った。あんなに信じたととさんに、息があるのに見捨てられ、樽ごと生き埋め。呪い殺したくなってもおかしくないと思う。
    一方で生きている私たち同士も、理不尽な目に遭って恨む事はあるけれど、結局恨むほうばかり苦しくて、恨まれている側は平気でいる。自分ばかりで酷い目に遭ったほうの事なんかこれっぽっちも気がついていない。恨む相手は『魂の死んだ』ひとと思って、忘れちゃうのがいちばん楽になるんだろうな。そうも出来ずに苦しんでしまうのが人間なのかもしれないけど……。

    『定めというものは巡り合わせ あなた自身が引き合わせるものだ!!』という言葉が心に残った。
    どんなによい事が起きそうな時でも、

    0
    2025年08月06日
  • あおのたつき (1)

    Posted by ブクログ

    ずっと前に試し読みした時から好きな作品。
    絵も好きだし、話の感じや雰囲気も(いい事ばかりのお話ではないけど)それぞれの人生や感情を垣間見られて好き。
    そして何より、うすいの神が可愛い。
    話と話の合間にある『うすいの神と一緒』がほっこりで、毎回楽しみです。

    1巻は『面の女』が好きな話だった。
    自分ではコンプレックスでも、他のひとは悪いと思っていない事ってあるよな……と思う。

    ちなみに、『丁寧な暮らしをする餓鬼』の塵芥居士先生と『あおのたつき』の安達智先生が同一人物と知って驚いた。

    0
    2025年08月05日
  • あおのたつき (13)【電子限定描き下ろし付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    待ちに待った『あおのたつき』(安達智)の13巻。

    そして今回読んで、「『間違ってる事は言いにくかろうと言うべき、又は行動して変えるべき』と貫くあお、かっこよすぎ」って思いました。

    ただ、ひねくれの私は1つ思う事がある。

    「今のあおは、自身の母と向かいあった時に同じように言えるんかな」と。

    【妹との再会もしくは仕送りが叶うかもしれないシーン】だけではなく、そういったものもあるのなら見てみたいなとちょっとばかし思った読後でした。

    そして【妄想癖】の話となると『LIFE!』(ベン・スティラー)を思い出すなぁ。

    主人公はヒーローになった自分を空想する趣味を持ってたけど、自分の本当の望みを叶

    0
    2024年03月22日
  • あおのたつき (1)

    匿名

    購入済み

    絵が好みすぎる.....!

    Twitterで見かけて凄く気になり衝動買いしました。
    とにかく絵柄が好みすぎるのと、和風なお話が好きなのでめちゃくちゃハマりました。
    作者の安達智さんが日本画専攻と知って、めちゃくちゃ納得です....!

    #エモい #感動する #泣ける

    0
    2023年12月26日
  • あおのたつき (12)【電子限定描き下ろし付き】

    購入済み

    どんな姿もかわいい薄神

    ととちゃん(作者さんのお犬さん)のサービスカットのある巻でございます。さらに、人気投票結果、それを踏まえた特別な漫画まで収録されています。
    これまでもたびたび登場した夕顔さんが最近不調のようです。はたしてその原因とは、、、
    そして、盆のお祭りがついに開催!普段とは少し違った仲間たちを見ることができます。
    ぜひお確かめください。

    #切ない #ドキドキハラハラ #感動する

    0
    2023年12月17日